「MAを運用するのであればセールスフォースが良いと聞いた」
「しかしMA自体よく知らないため、セールスフォースについてもよくわからない…」
このようにMAの運用をする際はセールスフォースがおすすめと言われたはいいものの、正直評判などを見てみないと判断しがたいと思っていませんか?
実はセールスフォースは世界各地の企業で使われるほど信頼が高く、おすすめしたい理由がいくつも存在するのです!
今回はセールスフォースについての評判をメリットとデメリットに分けて紹介します。
この記事を読んで、セールスフォースについて知り自社に最適なMAツールを判断してみてください!
1.セールスフォースとは
セールスフォースとは、カリフォルニアに本社を置く株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するCRMです。
CRMとは顧客の情報を一元管理することができるツールのことで、CRMの活用は顧客へのより満足度の高いサービス提供の実現をサポートします。
セールスフォースはこれまでのマーケティング活動をより効率的に行い、顧客とのよりよい関係性を築き上げます。
会社の利用形態や業種によってカスタマイズすることができるので、柔軟な対応が可能です。
世界でもトップクラスのシェア率を誇るセールスフォースは数多くの企業が導入しており、顧客へのマーケティング活動に大きく役立っています。
セールスフォースについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2.セールスフォースの評判
続いてはセールスフォースに関する評判について紹介します。
世界を見渡しても使用率が高いとされているセールスフォースですが、果たして本当に評判は良いのでしょうか。
こちらではメリットとデメリットをそれぞれ紹介するので、セールスフォースの導入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
(1)セールスフォースの良い評判
セールスフォースの良い評判、メリットについて紹介します。
セールスフォースを導入することで得られるメリットは多く、顧客との密なOne to Oneコミュニケーションを取ることに役立ちます。
優秀な機能を上手く使い、顧客満足度の向上、そして売上の向上に期待しましょう。
また良い評判ばかりに耳を傾け、デメリットなどを考慮しないままセールスフォースを導入しないように注意してください。
以下の6つがセールスフォースの良い評判です。
- セキュリティが高く情報漏洩の心配が少ない
- 顧客管理を徹底できる
- 企業体系に合わせてカスタマイズできる
- 社外からでも使用できる
- Chatterという機能で素早く連携可能
- 学習サポートが優れている
それでは1つずつ紹介していきます。
#1:セキュリティが高く情報漏洩の心配が少ない
セールスフォースの1つ目の良い評判は、セキュリティが高く情報漏洩の心配が少ないことです。
顧客情報を管理するソフトなのにセキュリティ面に問題のあるものは使用できませんよね。
万が一情報漏洩などが発生した場合、企業の評判は底に落ち業績も大幅に落ちてしまいます。
しかし、セールスフォースは世界でもトップクラスのセキュリティ性を持つCRMとなっていて、導入も安心して行うことができるのです。
データを管理するデータセンターは世界10カ所に分散され、場所も明かされていないほどの機密性を保持しています。
また、バックアップがクラウドだけではなく、ディスクやテープにも行われている二重保護なので、データ消失のリスクも限りなく低くなっています。
このセキュリティ性を信頼している会社は多く、湘南美容クリニックや、業務用の洗浄剤を販売しているP&Gプロフェッショナルといった大手企業も導入済みです。
顧客の情報を正確に、そして安全に管理できるからこそ、セールスフォースは世界中の企業で使用されているのでしょう。
#2:顧客管理を徹底できる
セールスフォースの2つ目の良い評判は、顧客管理を徹底できることです。
本来、顧客管理はスプレッドシートやエクセルなどを利用して行うことが多いでしょう。
しかしセールスフォースは既存の顧客管理を大きく変えるほどの機能を持っているのです。
例えば、会計年度内の売上を月次で予測したり、顧客ごとの担当者は誰か、どういったやりとりが行われたかなどの記録を管理できます。
他にも一定の期間取引がない顧客が離れることを阻止するため、営業アクションを起こすよう促すことも可能です。
セールスフォースは、高いセキュリティで顧客情報を管理しながら、売上が落ちないよう常にスケジュールなども管理し、収益の取りこぼしを防ぐことができます。
セールスフォース、メルマガもサクッと送れるし支払実績、メール管理からポイント含めた顧客管理とタスクも管理しやすいし最高…あとは今まで使っているToodledo とベストな使い分け方を判断したいところ🤔
— Shinya Tsushima|対馬 伸也 (@s24ma) March 1, 2019
#3:企業体系に合わせてカスタマイズできる
セールスフォースの3つ目の良い評判は、企業体系に合わせてカスタマイズできることです。
セールスフォースはデフォルトの機能も豊富ですが、カスタマイズ機能も豊富に揃っています。
伝票の作成や受注書、カレンダーなどを自由に作成することができ、多くのものを企業のオリジナルで作り出すことができるのです。
企業ごとに最適化したセールスフォースを作成していくことで、より効率的なマーケティングを行っていきましょう。
自社のビジネス、KPI、業務内容によって、柔軟にカスタマイズできるところが、Salesforceの強みであり、設計担当としての面白みでもあるよなぁ。#salesforce
— tapi (@tapi1983g) August 14, 2019
#4:社外からでも使用できる
セールスフォースの4つ目の良い評判は、社外からでも使用できることです。
実は、セールスフォースをスマートフォンで使用できるアプリケーションが配信されており、営業先といった社外からでも情報を管理することが可能となっています。
例えば、営業先の顧客に対し情報を提示したい時、スマートフォンにセールスフォースのアプリが導入されていればその場で画面を提示して業務を行うことができるのです。
また何か変更があった際、会社に戻らなくてもアプリ上で情報の変更が行えるので空き時間を無駄にせず有効活用することができます。
セールスフォースのアプリを使用することでシームレスな連携をとることが可能となり、効率的に仕事を進めることが可能となりました。
ちなみにタブレットなどからも使用可能です。
#5:Chatterという機能で素早く連携可能
セールスフォースの5つ目の良い評判は、Chatterという機能で素早く連携可能なことです。
Chatterとは、セールスフォースに予め含まれている機能の一種で、Twitterのような交流が行えます。
これは自社内の人間のみ使用することが可能となっていて、情報の共有や交換などに役立ち、あらゆる部署間の連携スピードをより素早くできるのです。
写真のアップロードなども可能なので、疑問に思ったことをChatterで発信することで社内の誰かが回答してくれることによりトラブルの素早い解決などにも役立ちます。
効率良く、そして疑問を残すことなく業務を遂行するにはChatterの存在は大きなものになるでしょう。
chatterでお客様ごとのコミニュケーションが活発に‼️
涙。#salesforce #chatter— 石塚 大輔 (Daisuke Ishizuka) (@iszkdisk) August 11, 2019
#6:学習サポートが優れている
セールスフォースの6つ目の良い評判は、学習サポートが優れていることです。
優秀な機能をいくつも搭載しているセールスフォースですが、それ故に使用することは容易ではありません。
付きっきりで新入社員などに使い方をレクチャーするのにも時間はかかってしまいますよね。
しかし、セールスフォースは学習サポートが優れているため、このような問題を回避することができます。
Trailheadという無料の学習サポートで誰でも効率良く能動的にセールスフォースについて学習ができるので、後進育成もしっかりと行うことができるのです。
このようなサポートを上手く利用し、セールスフォースを利用できる人材を社内に増やすことでさらにマーケティング活動の質を高めていきましょう。
(2)セールスフォースの悪い評判
セールスフォースの悪い評判について紹介します。
いくつもの良い評判があっても、どこからか悪い評判が聞こえてくるのは仕方のないことです。
完璧な製品は存在しないので、デメリットとどう付き合い、どう対処していくかがツールを上手く活用していくかの鍵となります。
良い評判と悪い評判のバランスを考慮し、デメリットと向き合いながらもどういったメリットを得られるのか考えながら導入について慎重に検討していきましょう。
以下がセールスフォースの悪い評判です。
- ランニングコストが高い
- システムを構築するまでにも費用がかかる
1つずつ紹介していきます。
#1:ランニングコストが高い
セールスフォースの1つ目のデメリットは、ランニングコストが高いところです。
最も利用されているサービスと言われているLightning Enterpriseはユーザー1人につき一ヶ月18,000円のコストがかかります。
従業員全員が使用する必要がないのであればコストを多少抑えることができますが、セールスフォースは包括的な作業を行うため、使用する人数も必然的に増えるでしょう。
そのため、企業によってはセールスフォースを使用するだけでもリスクが発生する可能性があります。
搭載されている機能からすればコストが高いことは仕方ありませんが、導入する際は慎重に考えてからにしましょう。
セールスフォース、見た感じ便利だなぁ・・でも便利すぎて使いこなせないだろうな。社内的な見えない導入コストが半端ないぞ。上層部は入れろと言ってるけど無理だろこれ。
— SCHPELTOR@信濃の黄人 (@schpeltor_wd) May 13, 2011
#2:システムを構築するまでにも費用がかかる
セールスフォースの2つ目のデメリットは、システムを構築するまでにも費用がかかることです。
セールスフォースは、企業ごとに最適化させるためカスタマイズ機能が豊富に用意されています。
しかし、そう簡単にカスタマイズできるわけでもなく、最適化して実用段階に持っていくまでの期間も費用が発生するのがデメリットの1つとなってしまうでしょう。
先ほど記載したように、1ヶ月あたりのユーザー料金も安くありません。
また、使用する従業員が多ければ多いほど費用も高くなります。
どのくらいの人数がどう使用していくのか計画を立ててからセールスフォースを導入し、後々費用などの問題で使用を中止し、お金を無駄にすることのないように注意しましょう。
3.MAツールで自社運用を成功させる2つのポイント
顧客の情報を管理し、さらに今後の動きまで予測できるMAツールは企業にとっても顧客にとっても大きな存在です。
現代的で便利なツールですが、運用の仕方に問題があるといくらMAツールといえど問題は解決できません。
いくつかのポイントを守り、常に意識を高く保ちながらMAツールを使用することでマーケティング活動の改善が見込めます。
これからそのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 新たなマーケティング活動を今後継続していけるか
- 準備期間を設け、使用用途を明確にする
1つずつ紹介します。
(1)新たなマーケティング活動を今後継続していけるか
MAツールで自社運用を成功させる1つ目のポイントは、新たなマーケティング活動を今後継続していけるかです。
MAツールの導入により、従来のマーケティング活動は大きく変わるでしょう。
今までとは違うマーケティング活動になった際、今後も長期的に継続していけるかがMAツール導入の成功に関わります。
結果がでない期間があっても、根気強く顧客管理を行い、商品へのタッチポイントを増やしていくことがマーケティングの成功に繋がるでしょう。
費用や期間を無駄にしないためにも、MAツールの導入にはそれ相応の覚悟が必要です。
(2)準備期間を設け、使用用途を明確にする
MAツールで自社運用を成功させる2つ目のポイントは、準備期間を設け、使用用途を明確にすることです。
MAツールの導入前には準備期間を設け、ツールをどのように使用し、そのような結果に向かってマーケティングを行っていくが熟考することが大切でしょう。
どのような結果を求めているか具体的に想定するからこそ、どのような使い方をするか考えることができます。
MAツールの導入が失敗に終わらないよう、良い結果を残せるように目的を明確にし、無闇にツールを導入しないよう注意しましょう。
MA(マーケティングオートメーション)について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、セールスフォースの評判について紹介しました。
世界でも15万以上もの企業が導入しているのも頷けるほどのメリットが存在します。
デメリットも存在しますが、これは導入前に社内で慎重に協議することで大きく回避することも可能です。
MAツールの導入は慎重に行い、どんな形であれ常に顧客との良い関係性を築いていけるよう経営努力を重ねていきましょう。
セールスフォースの使い方について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。