「TikTok広告に興味があるけどよくわからない」
「TikTok広告って費用対効果は高いの?」
広告担当者の方、一度はこのような疑問を感じたことはありませんか?
実はTikTok広告は他にはない特徴をもったインターネット広告媒体で、ポイントをしっかりおさえれば理解することは難しくありません。
TikTokはユーザー数がぐんぐん伸びている最も勢いのあるメディアのひとつであることから、運用次第であなたのビジネスの売上を飛躍的に伸ばす可能性を秘めています。
そこで今回は、TikTok広告の概要と注目される6つの理由について解説します。
この記事を読むことで、TikTokの全容と広告運用の基礎をマスターできるようになりますよ!
1.TikTok広告とは
TikTok広告は、急成長中の広告媒体のひとつです。
現在Tiktokを使う人は若者を中心に急増しており、日本国内では、2018年第四半期時点で月間アクティブユーザーが950万に達するなど、順調にユーザー数が拡大しています。
現在では世界150カ国で利用されており、日本でも株式会社AMFが発表した「JC・JK流行語大賞2018」のアプリ部門で1位を獲得するなど中高生を中心に人気を集めています。
5大SNSと呼ばれるTwitter・Instagram・LINE・Facebook・YouTubeに追随して、今後もユーザーが増えていくことが見込めるため、自社製品やサービスをアピールする場として今後はTikTokの優位性が高まることでしょう。
とはいえ、TikTokに馴染みのない世代は、「TikTokは10代が主流だから…」と敬遠しがちです。
TikTok広告を軽視していると、大きなビジネスチャンスを逃すことになるかもしれません。
新しい情報が素早く拡散しやすいという性質を持った媒体であることから、TikTokのユーザー層は10代に偏っていると思われがちですが、実は世界では約60%が20歳以上というデータがあります。
実際に動画投稿を楽しむのは若年ユーザーがメインですが、視聴のみユーザーには20代、30代以上も意外と多いのが現実です。
このように、TikTokは、広告媒体としての注目度も日に日に増しており、幅広い世代に向けた広告戦略が期待できるため、TikTok広告を上手くビジネスに活用していきましょう!
2.TikTok広告の3つの種類
TikTok広告とはTikTokに掲載される広告のことで、現在、広告には3つの種類があります。
- アプリの起動時に表示される「起動画面広告」
- フィードの中に全画面で差し込まれる「インフィード広告」
- ハッシュタグによる「#チャレンジ広告」
多くの人に閲覧してもらえるTikTokで広告を出せば、自社商品やイベントなどの集客を一気にアップさせることができるでしょう。
3種類の広告について順に詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
起動画面広告はTikTok起動時に全画面で表示
起動画面広告とは、TikTokアプリ起動時に全画面で表示される広告です。
TikTokの起動時に画面に表示されるため、多くのユーザーから目を留めてもらうことができるでしょう。
表示には静止画、GIF画像、アニメーションの使用が可能で、3~5秒間表示できます。
また、広告内にリンクを設置することで、希望のランディングページに誘導することが可能です。
1日1社限定での配信となるため、費用面ではかなり高額になりますが、高い訴求力と拡散力がある広告と言えるでしょう。
インフィード広告はおすすめページに表示されて訴求力高い
インフィード広告は、おすすめページに表示される動画型の広告です。
インフィード広告は、Tiktok上のおすすめページに表示される15秒以内の動画型の広告です。
通常の投稿動画と同様に「いいね」「コメント」「シェア」も付くので、訴求力はとても高いと言えます。
他のTikTok広告と同様にフルスクリーンで広告を表示することができ、広告は自動で配信されます。
インフィード広告は他投稿と同じようなレイアウトで表示されるため、広告を投稿コンテンツのように見せかけ、自然な形でユーザ―に届けることが出来るでしょう。
加えて、広告がフルスクリーン表示されるため、視聴者の目に留まりやすく、認知度が高まる可能性が高いメリットもあります。
また、動画のみではなく、テキストやアクションボタンを設定することが出来るので、目標に合わせた施策を打つことが可能です。
インフィード広告では広告上にリンクを設置することができるので、希望のランディングページへの誘導もできます。
このように、9~15秒の動画で制作されるインフィード広告は、通常の投稿に溶け込み、広告だと気づかれにくく、ゲームや人材紹介、漫画、美容など多くのジャンルで利用されています。
また、インフィード広告には企業向けと個人事業主など一般向け広告が存在します。
#1一般向けインフィード広告
一般向け広告とは運用型広告のことで、2018年12月からサービス提供が開始された比較的新しい広告形態です。
一般向けインフィード広告は「TikTok Ads」と呼ばれる広告配信プラットフォームを用いて出稿することが可能です。
TikTok Adsを用いることで、一般向けインフィード広告は各種ターゲティング設定ができるため、ピンポイントに広告配信を行うことが出来ます。
このように、一般向けインフィード広告は「TikTok Ads」という広告プラットフォームを用い、ターゲット層に向けて自然な形でピンポイントに広告配信を行えるメリットがあります。
運用型TikTok広告向けプラットフォーム「TikTok Ads」を用いた広告出稿についてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
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#2企業向けインフィード広告
一般向け広告とは運用型広告のことで、2018年12月からサービス提供が開始された比較的新しい広告形態です。
まず、企業向けインフィード広告は2タイプ・2種類の契約形態があるのが特徴です。
【インフィード広告の2タイプ】
- アクセス促進型
- ブランディング促進型
「アクセス促進型」の特徴はユーザーがプロフィール画像、ユーザーネームなどをタップした際に、指定したランディングページまたはアプリダウンロードページへ遷移します。
一方、「ブランディング促進型」はプロフィール画像は広告主アカウントのページに、楽曲ページは楽曲ページにというようにタップした際の遷移先ページが異なります。
【インフィード広告の2種類の契約形態】
- One Day Max
- Brand Premium
インフィード広告はTikTok内のおすすめ欄に他の一般投稿と同形式で表示される広告です。
その中でも毎日1企業独占で、ユーザーがおすすめ欄を見ていた際に、最初に表示される広告が「One Day Max」です。
価格は770万円でアクセス促進型とブランディング促進型の2タイプがあり、日本国内のみの配信となります。
1日につき4企業限定でインフィード広告の最初から80ビデオ内で広告を表示できるのが「Brand Premium」です。
価格は50万円から350万円で、広告タイプは上記のアクセス促進型しか存在しません。
費用はどちらも高めですが、企業数が限定されているため、独占状態で配信することが出来ます。
このように、企業向けインフィード広告は広告掲載金額は高めですが1日に掲載できる企業数が少ないため、ユーザーの目に触れる機会が多く、効果的と言えるでしょう。
#チャレンジ広告はユーザーにタイアップ動画を作成してもらう
#チェレンジ広告とは、お題となるハッシュタグを用意して、手順に沿ってユーザーに動画を作成してもらう(タイアップしてもらう)広告です。
ユーザーの目に留まりやすい上、多くの人に動画投稿に参加してもらうことで注目度を高めることができます。
さらに、#チェレンジ広告の動画投稿をしたユーザーにプレゼント特典などを用意すれば、より多くのユーザーからの投稿が見込めるでしょう。
また、TV番組やCM、流行語と掛け合わせたようなチャレンジも、企業とユーザーの間で一体感が生じて盛り上がります。
最近では、インフルエンサーであるTikTokerをキャスティングするプロモーション手法を取り入れる企業もあります。
#チェレンジ広告は、動画の閲覧だけでなく投稿自体を促していくシステムになるので、バズればブランド認知に大きく貢献することは間違いないでしょう。
まとめ
この記事では、TikTok広告の全体像と特徴について紹介しました。
TikTokは若年層を中心にトレンドになっており、マーケティングにおいても無視できない存在になってきています。
2018年10月に運用型広告の配信が開始され、利用している広告主もまだまだ多くはありませんが、TikTok広告はこれから伸びていく広告媒体であることは間違いないでしょう。
アイデア次第で様々な活用ができるため、この記事を参考にしながらぜひTikTok広告にチャレンジしてみてください!