「サブスクリプションという単語はよく聞くけど、よく分からない」
「どのようなサービスがあるのか分からない」
スマホの普及によって増加してきたサブスクリプションサービス。
しかしサブスクリプションそのものをよく分からないまま過ごしている人も多いかと思います。
実はサブスクリプションを活用することで、サービス自体の購入障壁を下げてくれ、より手軽にサービスを利用することが可能なのです!
今回は、サブスクリプションの仕組みやおすすすめのサービス、メリット・デメリットを紹介します。
この記事を読んでサブスクリプションを理解し、より日常生活を豊かにしましょう!
1.サブスクリプションとは
サブスクリプションとは「定額制」のことを指し、定額課金をすることでサービスなどの利用権を一定期間の得られることを意味する言葉でビジネスモデルの1つです。
元々サブスクリプションとは雑誌などを「予約購読」「年間購読」すると言った意味で使われていました。
しかし、現在では雑誌などに限らず幅広いジャンルを定額課金することで受けられるサービスなどのことを指すようになりました。
サブスクリプションが近年注目され、多くの方が利用するなった背景には様々な理由があると言われていますが、1つには「所有から利用」へと人の価値観が大きく変化したがあると言われています。
以前までは、車や音楽、書籍などは費用を支払い個人で所有すると言った考え方をするのが一般的でした。
また、物によっては所有することがステータスだと考える方が多かったです。
しかし、近年はそういった所有することに価値を感じる事が少なくなり、より効率的に商品やサービスを利用できるサブスクリプションサービスが利用されるようになったと言われています。
(1)レンタルやリースとの違い
サブスクリプションでは定額制で「購入」することに重きを置いていることに対し、リースやレンタルでは借りるという事に重きを置いていることが違いとして上げられます。
リースの場合は、借りる側が借りたい商品を選ぶサービスです。
借りたいと思っている商品を指定し、それをリース会社が代わりに購入または貸し出しをします。
借りる側は、毎月定額をリース会社に支払うことで、その商品を借り受けることができます。
リースの場合、レンタル期間が長期に渡ることが多く、長い契約になりますが、途中で契約を破棄することは出来ません。
借りている物品の所有権は、あくまで購入をしたリース会社にありますが、借りている側は、商品代金の全額を支払いきる必要があります。
レンタルの場合は、レンタル会社が用意した品物を不特定多数の人が借りるサービスです。
新品を借りたい場合には、レンタルではない方が良いでしょう。
貸し出し期間は短期間であり、短いものであれば30分や1時間のレンタルなどもあります。
返却期間を遅延してしまった場合などに追加で料金を支払うことはありますが、あくまで不特定多数の人の間で貸し借りしあう物なので、個人の違約金ということにはなりません。
2.サブスクリプションの代表的な3つの種類
今回は3つのジャンルに絞って紹介します。
- 音楽
- 飲食
- ファッション
順に説明していきます。
(1)音楽サブスクリプションサービス
定額制音楽ストリーミング配信サービスとは、その名の通り、月々一定の料金を支払い、様々なジャンルの音楽を聴けるサービスというものです。
従来の購入するスタイルとは違い、低額で様々なアーティストを聞くことが出来るのが特徴となっています。
料金や提供している音楽ジャンルはそのサービスごとに異なりますので定額制音楽ストリーミング配信サービスを利用しようとしている方は自身の聴きたい音楽のジャンルがあるかどうかや料金の割引サービスがあるかを確認しましょう。
サービスによっては学割プラン、家族で利用することのできるファミリープランなどお得に利用できる料金プランもあるのでおすすめです!
以下に代表的なサービスをあげます。
サービス名 | 曲数 | 料金 | 無料プラン | 特徴 |
Apple Music | 6,000万曲 | 980円~ | あり(3ヶ月) | iphoneをはじめとしたApple製品との相性が良い |
Spotify | 5,000万曲 | 980円~ | あり | 無料で全曲再生が可能 |
Amazon Music | 200万曲 (有料版は6,500万曲) |
980円~ | あり(1ヶ月) | プライム会員は年額プランでお得になる |
LINE MUSIC | 6,000万曲 | 980円~ | あり(3ヶ月) | 着うたやBGMなどが豊富なLINEとの提携機能 |
Google Play Music | 4,000万曲 | 980円~ | あり(1ヶ月) | クラウド機能が有用、YouTube Musicも利用可能 |
(2)飲食サブスクリプションサービス
月額制で音楽や動画が使い放題になるサブスクリプションは数多くありますが、最近は飲食業界でもサブスクリプションの方式を採用した定額制のメニューを提供するお店やサービスが増えてきました。
ランチやドリンクなどのメニューが食べ放題になったり、割引が使えたりするサブスクリプションも多くあります。
加盟店舗を利用すればするほどお得なサービスとなっている為、店舗の利用頻度が高い方におすすめです。
以下に代表的なサービスをあげます。
サービス名 | 内容 |
ウェルノミ | 月額500円の定額制で1来店ごとに1杯のお酒が楽しめるスマートフォン向けサービスです。 加盟飲食店舗に来店した際、1店舗当たり1日1回まで無料で1杯のお酒やドリンクを飲めるサブスクリプションサービスとなっています。 毎日1杯以上飲むことが出来るので、使えば使うほどお得です。 |
always cafe | 定額料金でドリンクが楽しめるサブスクリプション(定額制)サービスです。 毎月一定の金額を支払うことで、提携店舗が用意した各ドリンクが無料になります。 また、「always LUNCH」、「always BAR」などカフェ以外へのサービスも提供しています。 |
土間土間飲み放題パス | 全国チェーン居酒屋が提供するサブスクリプションサービスです。 30日間3,000円(税抜)となっており、飲み放題は2時間制、生ビールを含む50種以上のドリンクが対象です。2~3回飲みに行くと元が取れてしまう、リーズナブルな定額料金となっています。 さらに45日間、60日間という長期間パスもあり、よりお得なプランとなっています。 |
(3)ファッションサブスクリプションサービス
ファッションサブスクリプションサービスは低額でスーツや時計などを利用することが出来るサービスとなっています。
購入障壁が高いものが低くなる、スタイリストがコーディネートを考えてくれることが特徴となっています。
以下に代表的なサービスをあげます。
サービス名 | 内容 |
着ルダケ | ビジネスウェアを新品で提供し、クリーニング、保管、衣替え、引き取りまでを一括して行う月額制サービスです。企画、開発、生産を行った商品を新品として2年間レンタルできるサービスを提供しているのが特徴となっています。 また、コンシェルジェが付いてくれるので、コーデに関する悩みを無料で相談することができます。 |
KARITOKE(カリトケ) | 気になるブランド腕時計を月額制で利用できるサービスです。 カリトケでは、日常の生活でついてしまう細かい傷や汚れが利用者で負担する必要がないということが特徴です。 また、現在使っていない腕時計をレンタル商品として貸出しが出来ます。 |
スマタイ | 月額980円~始められるネクタイのサブスクリプションサービスです。 ネクタイをスタイリストが合わせて選び、自宅のポストに届くのが特徴となっています。 また、気に入ったアイテムは自分のモノとして買い取ることもできます。 |
3.サブスクリプションの4つのメリット
ここではサブスクリプションを始めることによって得られる4つのメリットをご紹介します。
- 月額制なので金銭的負担が少ない
- いつでも登録・解約が可能
- 「モノ」を持つ必要がない
- 自身の興味や業務の幅を広げられる
以下順に説明していきます。
(1)月額制なので金銭的負担が少ない
サブスクリプションサービスの最大の特徴は、「定額制」であることです。
いくら使っても定額なので、使えば使うほどお得になります。
例えば音楽配信サービスの場合だと、月額980円で6,000万曲聞くことが可能で、購入に比べてコストパフォーマンスが極めて高いです。
そのためできるだけ低予算で趣味を楽しみたい、という人に向いた内容です。
また、初期費用も多くかからないので手軽に手が出せるサービスが多いのも特徴といえます。
(2)いつでも登録・解約が可能
サブスクリプションサービスは、スマートフォン1台ですぐにサービスを利用できるのも大きな魅力です。
事前に準備するものといえばクレジットカードくらいなので、「パッとはじめてパッと終われる」という特徴があります。
またサービス内容自体も、音楽や映画の「聞き放題」「見放題」といった、スマホで楽しめるものが多く始めやすくなっています。
そして、自分に合っていなかったらすぐに解約することが出来るため、簡単に始めることが可能になっています。
(3)「モノ」を持つ必要がない
以前は購入が基本であったため、「モノ」がどうしても重なっていきます。
しかし、サブスクリプションサービスはサービスやコンテンツの提供を受けるのが主となるため「モノ」を持つ必要が無くなります。
例えば動画のサブスクリプションサービスの場合、DVDなどの購入がないため、置き場所や管理を考える必要がありません。
そのため、購入やレンタルのように現物の受け取りや返却といった手間がなくなります。
ですので、購入した「モノ」を持つ必要がありません。
(4)自分の興味や業務の幅を広げられるチャンスがある
サブスクリプションサービスでは、普段自分が興味を持たないジャンルにも試しに手を出してみることで興味の幅を広げられるチャンスがあります。
例えば書籍や映画のサブスクリプションサービスの場合、様々なジャンルがそろっている為、普段自分が見ないものも多数あります。
そこに触れることでより自分の興味の幅がより広がる可能性があるでしょう。
そして自分の好みが広がっていくのもサブスクリプションの醍醐味と言えるでしょう。
4.サブスクリプションの3つのデメリット
ここではサブスクリプションを始めることによって起こりうる3つのデメリットをご紹介します。
- 使用しない機能・興味のない商品も含まれいる
- 利用しなくても料金は発生する
- 費用がかさんでしまう可能性がある
以下順に説明していきます。
(1)使用しない機能・興味の無い商品も含まれている
サブスクリプションサービスは様々な機能を持っているものが多いため、利用しない機能が含まれているケースがあります。
そのため、興味の薄い作品なども提供されるコンテンツに含まれがちです。
例えば、特定のジャンルや作品にしか興味が無い場合はこういったサービスの利用はあまり向かず、非常に損をしてしまいます。
なので無料期間などでしっかり吟味して、自分の興味のあるまたは使えるサービスがあるかどうかを確認しましょう。
(2)利用しなくても料金は発生する
当然ですが、月額制などで費用が発生するサービスも多く、全くサービスを利用しなかったとしても継続的に費用が発生します。
サブスクリプションサービスは基本的に定額引き落としのため、更新を止めない限りは引き落としが行われます。
例えば、初月無料で登録し、そのまま放置してしまい料金が発生するなどです。
ですので、楽しめなくなったサービスならすぐに解約をして余計な出費が出ないように管理する必要があります。
(3)費用がかさんでしまう可能性がある
サブスクリプションサービスは低額で利用できるため、いろいろなサービスを契約し費用がかさむ可能性があります。
またモノを持たない事と、現金が発生しないことから、あまり実感が湧きません。
そのため機能が重複していたり、あまり利用しないにも関わらず、サービスを継続するなどが起こります。
ですので、自分に必要なサービスだけを厳選して利用することで、費用がかさむことを避けましょう。
まとめ
今回は3つのジャンルに絞り紹介しましたが、今後さらに様々なサービスがサブスクリプション化していくと考えられます。
定額制度を活用することで、お店側は来客促進ができますし、ユーザーにとっては使った分だけお得が得られます。
さらに完全サブスクリプションのサービスなら、レジでの現金のやり取りなどの手間も省け、時短にもなります。
なのでサブスクリプションに対応し、今後の生活をより豊かにしていきましょう!