「ビデオ会議で名刺交換はどうやるの?」
「名刺背景って作るの面倒そうだけど簡単に作れるツールは?」
「名刺背景の導入コストは?有料プランのメリットは?」
テレワークを導入する企業が増え、Zoomを使ったビデオ会議やオンライン商談での名刺交換も「新しい生活様式」として定着しました。
実は、急激に浸透してきたオンライン名刺のメリットは、単なる所属情報の交換だけではありません。
簡単にZoomなどを名刺背景にすることによって、簡単かつ有効なアイスブレーカー・好印象・正確な情報交換・ブランディングの向上を一気に実現できるのです。
この記事で紹介するツールを使用すると、Zoomの背景画像を簡単に名刺背景にでき、QRコードの読み取りだけで、名刺交換や名刺の共有管理まで簡単に行えます。
デジマチェーンが厳選した、オンライン名刺を簡単にZoom背景にできるおすすめ5大ツールを紹介します。
Zoomって何?どうやって無料で導入するの?という方はご覧ください。
1.テレワークに必須のオンライン名刺とは?
オンライン名刺とはデジタル化された名刺で、紙の名刺と同じように社名や氏名、肩書などの情報が掲載されている他に、QRコードやURLを共有することで名刺情報を簡単に交換できます。
政府は「新しい生活様式」としてテレワークの推進に取り組んでおり、「新しい働き方のスタイル」では「名刺交換はオンライン」が一例として提示されています。
これまで名刺といえば紙の名刺が主流でしたが、オンラインでは紙の名刺を手渡すことは当然できません。
かと言って口頭ですべて自己紹介するのは時間と手間がかかりますし、管理が大変です。
名刺のスキャンデータを送ったり、カメラ越しに紙の名刺を見せて写真を撮ってもらうのもスマートとは言えませんし、これもまた後々の管理が大変でしょう。
それで、テレワークでは、オンライン名刺の需要が急激に高まったのです。
当面の間は紙の名刺もまだまだ残るでしょうが、今後はオンライン名刺がますます主流になっていくでしょう。
実はビジネスの場はもちろん、ママ友どうしでのZoom食事会でも、センスよく自己紹介できるとオンライン名刺が広まっています。
Zoomだけではない使えるWeb会議システム最新比較を解説しています。
Zoomは名刺背景でスマートに名刺交換
最も利用されているビデオ会議ツールZoomで、オンライン名刺の交換をするには以下の2つの方法があります。
- Zoomのバーチャル背景に名刺情報とQRコードを表示させる
Zoomのバーチャル背景に名刺を表示する方法であれば、Zoomでオンライン名刺の交換をスムーズに行えます。
しかもバーチャル背景を使うことで、自宅からの参加でも背景の生活感をなくせる効果も魅力的です。
- オンライン名刺のQRコードを表示したスマートフォンの画面を、画面越しに相手に見せて読み取ってもらう
紙の名刺にQRコードが印刷されている場合も使える手軽な方法です。
しかし、この方法の注意点として、QRコードの解像度が低いと読み取れないことが多いです。
また、バーチャル背景を使用していると、QRコードが背景に溶け込んで消えてしまいがちという問題もあります。
また、QRコードは意外に読み取りエラーが発生しますので、そのときにもう一度QRコードを見せてくださいと言いにくいという問題も起こりがちです。
オンライン名刺をZoomバーチャル背景名刺にするメリット
メリット | デメリット |
---|---|
会話の糸口になる | Zoom側の初期設定(内部リンク)が必要 |
社内でデザインを統一することでブランディング向上 | 費用がかかる場合がある(ただし紙の名刺でも費用はかかる) |
データ読み取りがスムーズ | |
名刺データを社内共有しやすい | |
背景のビジュアルノイズを隠せる(生活感を消せる) |
Zoomの背景に名刺情報を表示する方法
Zoomの「バーチャル背景」は、人物を表示させたままで背景だけを好みの画像に変更できる機能です。
バーチャル背景は好みの画像を選択できますが、オンライン名刺をバーチャル背景にできるサービスを利用することで、Zoomの背景を名刺に替えられます。
以下の5ステップで、オンライン名刺をバーチャル背景に設定可能です。
- Zoomアプリケーションを開く
- 画面右上の「設定」(歯車のマーク)をクリックする
- 設定画面で「バーチャル背景」タブを選択し、「+」(画像を追加)をクリックする
- PC(やスマホ)に保存しているオンライン名刺背景データを追加する
- 追加したデータを選択して、プレビュー画面を確認したうえで設定画面を閉じる
2.Zoom背景名刺を生成できるオンライン名刺5サービス
デジマチェーンがおすすめする、オンライン名刺のZoom背景を生成できる5大サービスは以下です。
会社名 | 一言紹介 | 費用感 |
---|---|---|
Eight(エイト) | 名刺管理アプリの国内シェア第1位 | Eignt(個人向け) 基本的に無料で有料プランもあり |
#バーチャル背景名刺 | ブランドイメージを反映したZoom背景を作成 | フォーマット作成 50,000円 従業員1名につき5,000円 |
バーチャル名刺背景ジェネレーター | 無料でバーチャル背景名刺を作成しZoomの活用方法のアドバイスも | 無料 |
zooome(ズーミー) | 無料で作成でき利用方法に制限はなくあらゆるシーンで利用可能 | 無料 |
地域応援オンライン名刺付 バーチャル背景メイカー | 地元の写真をバーチャル背景名刺にリピーター獲得ツールである「すまっぽん!」と接続 | 無料 |
【Eight(エイト)】は名刺管理アプリの国内シェア第1位
Eight(エイト)はシンプルで使いやすいと評判のオンライン名刺サービスで、名刺管理アプリの国内シェア第1位(2020年6月現在)です。
クラウド名刺管理システムのSansan株式会社が運用するEightは、主に個人を対象にした名刺アプリで、250万人以上のユーザーが使用しています。
Eightには、QRコードを組み込んだバーチャル背景をダウンロードできる「QRコード付きZoom壁紙」機能があります。
相手がスマホでQRコードを読み取ると、Eightに登録されているオンライン名刺が表示され、スマホに情報を取り込んだり、名刺の画像を保存したりできます。
Eightが多くのユーザーに支持されているのは、自分の紙の名刺をスマホで撮影するだけで無料で簡単に始められるからです。
月額480円の有料プラン「Eightプレミアム」もあり、名刺データをダウンロードして名刺の管理が可能になります。
また、法人向けのサービス「Eight 企業向けプレミアム」もあり、名刺情報を会社で管理・共有して、登録された名刺情報を元にターゲティング広告配信もできるので好評です。
#1.費用感
- Eight 無料
- Eightプレミアム 月額480円または年額4,800円
- Eight 企業向けプレミアム 基本使用料10,000円+アカウント料として1名につき400円
【#バーチャル背景名刺】はブランドイメージを反映したZoom背景
#バーチャル背景名刺は、名刺風のZoomバーチャル背景を作成してくれるサービスで、企業のブランドイメージを反映したバーチャル背景で、テレビ会議などを行なえます。
運営会社の株式会社バケットは、長年に渡ってSNSをはじめとしたデジタルコミュニケーションの企業向け支援を行ってきました。
最近はZoom活用のコンサルティングも行っており、オンラインでのビジネスコミュニケーション活性化につながるアドバイスを受けられるでしょう。
提供料金は、画像フォーマットの作成が50,000円で、打ち合わせ後に2種類のバーチャル背景名刺の案を提案してもらえます。
フォーマット作成料50,000円に加えて、従業員1人につき5,000円の名刺情報の掲載費用が必要です。
#1.費用感
- 共通の画像フォーマット作成(50,000円/枚)
- 共通の画像フォーマット追加案提出(20,000円/枚)
- フォーマットをもとに従業員向けに名刺情報の掲載(5,000円/人)
【バーチャル名刺背景ジェネレーター】は無料でバーチャル背景名刺を作成
バーチャル名刺背景ジェネレーターは株式会社キッズプレートが提供しており、Zoomのバーチャル背景名刺を無料で作成できます。
まずは、バーチャル名刺背景ジェネレーターの公式サイトにアクセスしましょう。
そして、フォームに必要項目を入力して、事前に準備しておいた好みの画像データやロゴデータをアップロードするだけです。
バーチャル背景には会社名や氏名、役職、メールアドレスなどを表示できます。
QRコードを埋め込んだオンライン名刺も作成して、Zoom背景にすることも可能です。
QRコードは最大5個まで入れることができ、Facebook、Twitter、YouTubeなどのアカウントにスムーズに誘導できます。
バーチャル名刺背景ジェネレーターは無料で利用できますが、有料でのカスタマイズにも対応可能です。
カスタマイズすると、オリジナルデザインのバーチャル背景名刺を作成できます。
#1.費用感
- 無料
- 有料でカスタマイズにも対応
【zooome(ズーミー)】はテレビ会議用のバーチャル背景名刺を無料で作成
zooome(ズーミー)はテレビ会議用のバーチャル背景名刺を無料で作成できるツールで、ZoomやSkype、Whereby、Google Meetなどで活用できます。
利用方法に制限はなく、ビジネスシーンや友人とのコミュニケーション、ママ友とのZoom飲み会など、あらゆるシーンで利用可能です。
利用方法はとても簡単で、まずは公式サイトの編集ページにアクセスしましょう。
そして、必要項目を入力したうえで好みの文字や背景の色を設定するだけで、バーチャル背景名刺が完成します。
完成したバーチャル背景名刺をダウンロードして、ZoomやSkypeなどでバーチャル背景の設定をすると、背景画面にバーチャル背景名刺が表示されます。
背景画像や背景動画などを有料でフルオーダーすることも可能です。
運営会社の株式会社クリップに問い合わせると、要望通りのオリジナルバーチャル背景を作成してもらえます。
#1.費用感
- 無料
- 有料でカスタマイズにも対応
【地域応援オンライン名刺付 バーチャル背景メイカー】で地域色豊かなバーチャル背景
地域応援オンライン名刺付 バーチャル背景メイカーは無料で利用でき、国内の地方自治体が提供した写真をバーチャル背景名刺にして地元を応援できます。
人気のオンラインリピーター獲得ツールである「すまっぽん!」を運営する株式会社イーハイブが運営しています。
地元やふるさとの画像をバーチャル背景にすることで、全国の人に地方をアピールでき、地元のPRにもつながるでしょう。
ふるさとの画像だけでなく、好みの画像をバーチャル背景にすることも可能で、社名や氏名、役職名などを掲載したオリジナルのバーチャル背景名刺を簡単に作成できます。
QRコードも記載でき、イーハイブが提供している「すまっぽん!」と接続すると、FacebookやLINEなど、複数のSNSに誘導することも可能です。
「すまっぽん!」を使えば、1つのQRコードで12個までリンク先を登録してEightと連携させられます。
「すまっぽん!」の利用料は月額300円で、最初の1カ月は無料で利用可能です。
#1.費用感
- 無料
- 「すまっぽん!」を利用する場合は月額300円
3.Zoomバーチャル背景生成サービスの選び方は?
ビジネスの場で、名刺データを管理して社内で活用したい、または社内で統一デザインを使用したい、などカスタマイズが必要な場合は有料のサービスがおすすめです。
特に、大量の名刺情報を展開して活用する場合は、クラウド名刺情報管理サービスを利用できるEight(エイト)をおすすめします。
手軽に自分用のバーチャル背景名刺があればよいという場合は、無料で利用できるZoom背景生成サービスも十分活用可能です。
この記事で紹介したZoom背景生成サービスをぜひ活用して、ビデオ会議での名刺交換にお役立てください。