「Twitter広告のターゲティングの種類が多すぎてよくわからない」
「ターゲティングをもっとうまく活用したい」
Twitter広告を運用するにあたって、このような悩みを感じたことはありませんか?
確かにTwitter広告は、ターゲティング機能も豊富で一見するとわかりづらく感じるかもしれません。
しかし、Twitter広告はさまざまな機能が備わっており、中でもターゲティング機能を使いこなせるようになると広告効果も格段にアップしますよ!
マーケティングDXを支援するデジマチェーンが、Twitter広告のターゲティング機能について紹介します。
この記事を読んであなたに合った適切なターゲティング機能を使い、Twitter広告で売上アップを目指しましょう!
広告費を使わないアカウント運用によるTwitter集客については、以下の記事をご覧ください。
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1.なぜターゲティングが必要なのか
ターゲティングが必要な理由は、ひとりひとりのニーズにあった広告をユーザーに届けたほうが、得られる効果が高くなるからです。
例えば、化粧品の広告を配信するとなった場合、男性よりも女性に絞ってアプローチしたほうが購入される確率は高いことは誰もが予測できるでしょう。
このように、ターゲティング機能を利用することによって、広告のターゲットとなるユーザーに絞って配信することができます。
コンバージョン率の高いターゲットに絞って配信することができれば、無駄な配信を抑えることができ、費用対効果がより改善することが期待できるのです。
その中でも特にTwitter広告は、ユーザー属性や興味関心など、幅広いターゲティングが利用可能になっています。
つまり、Twitter広告の効果を良くしようとするなら、ターゲティング機能を積極的に活用することが一番の近道ともいえるのです!
Twitter広告の種類とクリエイティブの作り方について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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2.Twitter広告ターゲティング9種類
Twitter広告には、大きく分けて9種類のターゲティング機能を利用することができます。
これらのターゲティングを単体または掛け合わせて配信することで、ターゲットを絞って広告が配信できるようになります。
- 言語ターゲティング
- 性別ターゲティング
- インタレストターゲティング
- フォロワーターゲティング
- 端末ターゲティング
- 行動ターゲティング
- テイラードオーディエンスターゲティング
- キーワードターゲティング
- 地域ターゲティング
それぞれ詳しく解説します。
言語ターゲティングで使用言語別にアプローチ
言語ターゲティングとは、特定の言語を利用しているユーザーに絞って配信するターゲティングです。
このユーザーが利用している言語は、プロフィール設定やTwitter上にてやりとりしている言語など、様々な情報から総合的に判断されています。
なお、設定できる言語は次の通りです。
[box class=”blue_box” title=”言語ターゲティング一覧”]
- 日本語
- 英語
- スペイン語
- フランス語
- イタリア語
- オランダ語
- ドイツ語
- ヘブライ語
- フィンランド語
- ノルウェー語
- ポルトガル語
- スウェーデン語
- デンマーク語
- アフリカーンス語
- バハサ語
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ユーザーによっては複数の言語を使用していると判断されることもありますが、この場合では使用しているすべての言語がターゲティング対象になります。
したがって言語ターゲティングを設定することで、指定した言語を利用しているユーザーにもれなくリーチすることができるのです。
性別ターゲティングで男女別訴求にアプローチ
性別ターゲティングとは、ユーザーの性別を指定して配信するターゲティングです。
すべての性別、または男性・女性いずれかを指定することで、該当するユーザーのみに配信を絞ることができます。
ただし、Twitter上で性別情報を入力していないユーザーについては、類似性などに基づいてTwitter側が性別を想定し、広告を配信します。
一部推定データが含まれるため、必ずしも指定した性別のみに配信されるとは限らないことに留意しましょう。
インタレストターゲティングでユーザーの興味関心にスポット
インタレストターゲティングとは、ユーザーの興味関心カテゴリを指定して配信するターゲティングです。
インタレストターゲティングを利用する際には、25種類のカテゴリと350種類ものサブトピックから配信したい広告に関連のあるトピックを選択します。
これによって、該当するトピックに興味関心をもつユーザーを広くターゲティングできるようになるのです。
ただし、カテゴリを選択しすぎてターゲットを絞り込んでしまうと、リーチできる幅が狭くなってしまい十分な配信がされなくなってしまいます。
そのため、1つのキャンペーンにて設定するインタレストカテゴリは、1〜2個程度にしましょう。
フォロワーターゲティングで似た属性のユーザーを探そう
フォロワーターゲティングは、特定のユーザーのフォロワーに類似したユーザーに対して配信するターゲティングです。
指定するユーザーは複数登録が可能なので、1つのキャンペーンで30件ほど登録し、そのフォロワーの合計が5万人以上になるようにしましょう。
この際、必ずしもフォロワー数が多い人をターゲットしたほうが良いとは限りません。
なぜなら、フォロワー数が多い分ユーザー属性が多岐にわたり、かえってターゲティングの精度が落ちてしまうリスクもあるからです。
フォロワー数自体は少ないユーザーでも、広告との関連性が強いユーザーを選ぶ方がより効果的といえるでしょう。
端末ターゲティングで端末ごとに分類
端末ターゲティングは、Twitterにログインしている端末情報を指定して配信できます。
具体的に指定できる項目は以下のとおりです。
[box class=”blue_box” title=”端末ターゲティング一覧”]
- OSのバージョン
- 端末の種類
- WiFi接続状況
- 携帯電話会社
- 新しい端末
[/box]
端末ターゲティングの中でも特徴的なのが、新しい端末というターゲットです。
これは新たに端末を購入したユーザーセグメントであり、このようなユーザーは新しいアプリやサービスに関心を持ちやすいという特徴があります。
該当するプロモーションを実施する際には、是非活用してみてください。
なお、端末ターゲティングでポイントとなるのは、端末ごとにセグメントを分けることです。
例えばiOSユーザーとAndroidユーザーでは異なる反応を示す可能性が高いため、端末ターゲティングによって分けて配信したほうがより高い効果が見込めます。
Twitter広告キャンペーン画面のセグメントレポートでユーザーの端末情報が確認できるため、レポートの内容を踏まえて端末ターゲティングをうまく活用しましょう。
行動ターゲティングでTwitter以外での行動をリサーチ
行動ターゲティングは、検索キーワードやネットショッピング履歴など、Twitter外での行動を元にターゲティングして配信します。
Twitterパートナーからの情報を元に、特定ブランドの購入やライフスタイル、世帯の特色など、様々な行動カテゴリーが用意されています。
自社商品と関連性の高いブランドの商品を購入したユーザーを指定するなどといったプロモーションも可能になるでしょう。
テイラードオーディエンスターゲティングで自社独自リストでアプローチ
テイラードオーディエンスターゲティングとは、いわゆるリマーケティング広告のことで、独自に保有しているユーザーリストを指定して配信できます。
テイラードオーディエンスターゲティングを活用すると、自社商品に興味を持ってもらえたユーザーに対して広告を配信できるため、高い広告効果が期待できるでしょう。
そのため、自社で利用できるターゲティング設定があれば、積極的に利用することをおすすめします。
注意点としては、万が一タグの設置に不備があると、意図しないユーザーが含まれることでリストとしての精度が下がってしまい、広告効果が悪化してしまいます。
そのため、テイラードオーディエンスターゲティングの利用を希望する場合は、正しくタグが設置されているか配信前に確認しましょう。
キーワードターゲティングでユーザーの本音を探る
キーワードターゲティングは、タイムラインや検索に使用されたキーワードを指定して広告を配信できるターゲティングです。
特にTwitterでは「今」を表す発言が多くされているため、キーワードを指定して配信することでアクティブなユーザーにリアルタイムにアプローチできるでしょう。
なお、キーワードのターゲティングにはフレーズ一致と部分一致のいずれかを選びます。
地域ターゲティングで所在地別にアプローチ
地域ターゲティングは、ユーザーの所在地を指定して広告を配信できるターゲティングです。
国はもちろん、地域によってはさらに小さい単位まで配信することができます。
詳細な地域をターゲティングできるエリアは、次のとおりです。
アルゼンチン | 23州 |
オーストラリア | 8州/1,812都市/2,643件の郵便番号 |
ブラジル | 27州/332都市 |
カナダ | 10州/1,638件の郵便番号 |
チリ | 15地域 |
コロンビア | 32県 |
フランス | 25地域/330都市圏/6,000件の郵便番号 |
ドイツ | 16都市 |
インドネシア | 34州 |
イタリア | 20地域/110州/8,000都市 |
日本 | 47都道府県 |
メキシコ | 32州/2,449都市/6,000件の郵便番号 |
オランダ | 12州/4,040件の郵便番号 |
ニュージーランド | 16地域/66都市 |
ノルウェー | 428市町村 |
シンガポール | 5地区 |
スペイン | 19自治州/50県/8,352都市/6,000件の郵便番号 |
英国 | 9地域/5都市圏/9,000件の郵便番号 |
米国 | 50州/200都市/12,000件の郵便番号 |
なお、これらの地域は複数のエリアを指定して配信することもできます。
複数エリアを選択した場合はOR指定となるため、広い地域とそのエリアに該当する狭い地域を選択した場合、広い地域が優先される点に注意しましょう。
3.ターゲティングによる広告効果をあげる3つのコツ
このように、Twitterには様々なターゲティング手法があり、目的に合わせて様々な使い方ができるものばかりとなっています。
しかしターゲティングを闇雲に使っていても、なかなか思うように効果は上がらないでしょう。
そこで次に、ターゲティングを効果的に使うための3つのコツについて紹介します。
- ターゲティングは複数利用する
- オーディエンスリストは積極的に貯める
- ターゲティング毎に広告グループを分ける
それぞれのポイントについて説明します。
ターゲティングは複数利用する
広告配信に設定するターゲティングはなるべく複数利用しましょう。
なぜなら、様々な角度からターゲティングを行ったほうが、単一のターゲティングよりも効果が上がりやすいからです。
実際に配信を開始してみると、思わぬところでコンバージョンがあがることはよくあることです。
配信設定が多いほうが、効果の良い配信に出会える可能性が高くなるため、少しでも可能性があると思ったら積極的に活用しましょう。
ただし、少ない予算の中で無数に広告グループを作成してしまうと、1つの広告グループあたりの配信ボリュームが少なくなってしまい、効果があるかどうかわからなくなってしまいます。
全体の広告予算を加味しながら、効果検証できる配信ボリュームが確保できるように広告グループを設計しましょう。
オーディエンスリストは積極的に貯める
テイラードオーディエンスターゲティングに活用できるオーディエンスリストは、早い段階でタグを設置して積極的にデータを貯めましょう。
ユーザーのモチベーションから考えて、自社のページまで訪れたのに離脱した人が最もコンバージョンに対するモチベーションが高い状態にあります。
このようなユーザーを取り逃すことは、広告運用の観点から非常にもったいないです。
特にユニバーサルウェブサイトタグであればひとつのタグで複数のページのデータを取れるため、ページごとにタグを発行する手間も必要ありません。
Twitter広告アカウントを開設したら、すぐにでもオーディエンスリストを貯められる状態にしましょう。
ターゲティング毎に広告グループを分ける
ターゲティング毎に広告グループを分けましょう。
運用型広告において最も重要なのは、配信した広告がどのようなパフォーマンスをあげたか把握する点にあります。
いくら配信前にシミュレーションを立てたところで、実際に配信してみないと何が良かったかはわかりません。
そこで、ターゲティング毎に広告グループを分けて、並行して配信することをおすすめします。
広告グループを分けて設定しておけば、ターゲティングごとの効果の差が一目瞭然です。
さらに効果の良いターゲティングに予算を寄せることで、配信量を調整するなどの対応も簡単になります。
配信開始してから広告グループを分けるのは非常に手間がかかるため、はじめは工数をかけてでも配信内容に応じて複数の広告グループを用意しましょう。
4.まとめ
この記事では、Twitter広告におけるターゲティングについて解説しました。
Twitter広告のターゲティング機能は、目的に合わせて様々な設定ができるようになっているため、効果的に使いこなすためにはひとつひとうがどのような特徴を理解することが重要です。
これらを理解するためには、ヘルプを読むよりも実際に配信してみることが最も早いでしょう。
慣れないうちから積極的に配信に活用することで、独自の運用ノウハウを蓄積しながら売上アップを目指しましょう!