「初めてのリスティング広告で抑えておくべき指標は何?」
「運用レポートを受け取ったけど何を見れば正しい効果がわかるの?」
実はリスティング広告にはさまざまな運用方法があり、自社に合った方法を使いながらうまくPDCAサイクルを回し試行錯誤すれば高い費用対効果が期待できます!
「デジマチェーン」が、運用時に効果測定するために重要となる3つの指標項目の意味と使用方法を解説します。
この記事を読んでリスティング広告をうまく運用することができれば、自社製品・サービスの売上アップにつながる効果的な広告が配信できます。
リスティング広告運用の基本から説明した【決定版】リスティング広告始め方は以下です。
リスティング広告の効果測定で重要となる3つの指標
リスティング広告を運用するにあたり、まず覚えておきたい重要な用語を以下の3語紹介します。
- コンバージョン数(CV数)
- クリック単価(CPC)
- 顧客獲得単価(CPA)
これらの数値は、いずれもGoogle広告やYahoo!広告から出力することのできるレポートにより簡単にチェックすることができます。
順番に説明します。
コンバージョン数(CV数)で直接的な効果を測定
リスティング広告を運用するにあたり重要となる用語の1つ目に、コンバージョン数(CV数:Conversion数)が挙げられます。
コンバージョン数とは、広告をクリックして自社のWebサイトを訪問したユーザーが実際に広告の目的を達成した数のことです。
広告の目的には例えば以下のようなものがあります。
- 商品の購入
- サービスの利用
- 会員登録
- お問い合わせ
ちなみにコンバージョン率(CVR)という言葉もよく使われますが、こちらは自社のWebサイトを訪れたユーザーのうちコンバージョンに至ったユーザーの割合を指します。
リスティング広告はクリックされただけでは企業にとって何のメリットもなく、コンバージョンできてはじめて利益がもたらされますので、コンバージョン数は重要な指標と言えます。
クリック単価(CPC)でコスト効果を知る
リスティング広告を運用するにあたり重要となる用語の2つ目に、クリック単価(CPC:Cost Per Click)が挙げられます。
クリック単価とは、1回クリックされるためにかかった費用のことで、以下の計算式で求められます。
- クリック単価 = 広告コスト ÷ クリック数
クリック単価は、業界や商材、企業の知名度、時期などさまざまな要因によって変動します。
Google広告の場合には「キーワードプランナー」というツールを、Yahoo! 広告なら「キーワードアドバイスツール」というツールを利用して予想値を確認することが可能です。
クリック単価とコンバージョン数を元にして広告に投入すべき予算を算出するため、クリック単価も重要な指標と言えます。
実際のクリック単価が高い場合には、キーワードの選定や広告文に改善の余地がある可能性が考えられます。
リスティング広告の予算の立て方について、さらに詳しく知りたい方は参考にしてください。
顧客獲得単価(CPA)で長期的な効果測定
リスティング広告を運用するにあたり重要となる指標の3つ目に、顧客獲得単価(CPA:Cost Per Action)が挙げられます。
顧客獲得単価とは、広告を利用して1人のコンバージョンを獲得するためにかかった費用のことで、以下の計算式で求められます。
- 顧客獲得単価 = 広告コスト ÷ CV数
もしもクリック単価は低く抑えられているにも関わらず顧客獲得単価が高いままであれば、以下のような課題が考えられます。
- コンバージョンにつながりにくいユーザーがクリックする傾向にある
- クリック後のサイトが使いにくくユーザーが離脱しやすい
顧客獲得単価は、広告の目的であるコンバージョンを達成するためにかかった費用を表すため、この数値をいかに引き下げることができるかが広告運用の最終的な課題であると言えます。
リスティング広告の効果を正確に知ってPDCAサイクルを回す!
この記事では、リスティング広告の運用時に重要となる3つの項目について紹介しました。
リスティング広告にはさまざまな運用方法があるため、自社に合った方法を使いながらうまくPDCAサイクルを回し試行錯誤することで高い費用対効果が期待できます。
ぜひこの記事を読んでリスティング広告をうまく運用することにより、自社製品・サービスの売上アップにつなげてください!