「Twitter広告に興味があるけどよくわからない」
「ぶっちゃけ、Twitter広告って良いの?」
広告担当者の方、一度はこのような疑問を感じたことはありませんか?
実はTwitter広告は他にはない特徴をもったインターネット広告媒体で、ポイントをしっかりおさえれば理解することは難しくありません。
特にTwitterはSNSの中でも最も人気のあるメディアのひとつであるため、Twitter広告の運用次第であなたのビジネスの売上を飛躍的に伸ばす可能性を秘めています。
そこで今回は、Twitter広告の全体像を理解してもらうための概要を簡単に紹介します。
この記事を読むことで、Twitter広告の基礎をマスターできるようになりますよ!
なお、それぞれの項目についての詳細は個別の記事でまとめていますので、より深く理解したい際にはあわせてチェックしてみてください。
効果的に見込み顧客を惹きつけられるTwitter広告の出稿方法を初心者にもわかり易く説明した、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
https://stg-dejimachainc-staging.kinsta.cloud/twitter-ad-howto/
1.広告担当として再認識したいTwitterのすごさ
Twitterとは、140字以内のテキストや画像・動画などで「今何が起こっているか」を誰もが気軽に発信できるSNSです。
日本国内だけでも月間アクティブユーザー数が4500万人以上、月間アクティブ率70.2%と非常に人気のあるメディアとなっています。
10〜20代の若年層に人気がある印象が強いですが、実際には20〜40代を中心に幅広い年齢層に利用されており、男女比もほぼ半々。
Facebookなどでは承認制であるため友だち同士のつながりが強いのに対して、Twitterでは自由にフォローし合う「緩いつながり」の文化があります。
そのため、インフルエンサーと呼ばれる著名人たちの発言がまたたく間に広まるなど、情報の拡散力が高いという特徴を持っています。
このようにTwitterは幅広いユーザー層と高い情報拡散力を有するメディアとして広告媒体としても注目され、Twitter広告はインターネット広告の中でも人気を集めています。
スーパーフォロー・チケット制スペースなど、Twitter広告以外にも数多くあるTwitterで収益を得る方法については以下の記事で説明していますのでご覧ください。
https://stg-dejimachainc-staging.kinsta.cloud/twitter-ad-income/
2.Twitterに出稿できる3種類の広告
Twitterに出稿できる広告の形態としては、大きく分けて次の3種類があります。
どの種類もTwitterの表示項目の一部として扱われているため、ユーザーに対して違和感なく自然にアプローチできるようになっています。
それぞれどのような特徴があるか、ひとつずつ解説します。
なおこの3種類についての詳細や使い分けるコツについては、こちらの記事を参考にしてください。
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(1)プロモツイート
プロモツイートとは、通常のツイートのように表示される広告のことで、主に以下の箇所に表示されます。
- ユーザーのタイムライン
- Twitter内での検索結果画面
- プロモトレンドをクリックしたときの検索結果画面
- アカウントのプロフィール画面
このようにプロモツイートはTwitter上の様々な場所に表示されるため、幅広いユーザーへ様々な場面において情報を発信することができるのが特徴です。
配信できる広告はテキストだけでなく、画像や動画を添えたり、ハッシュタグをつけることも可能です。
Twitter広告の中でも最もスタンダードな種類であるため、サービスの認知拡大や売上アップ、フォロワー獲得など、幅広い目的に利用できるでしょう。
(2)プロモアカウント
プロモアカウントとは、フォロワーを獲得することを目的とした広告で、主に以下の箇所に表示されます。
- おすすめユーザーの一覧
- アカウント検索結果画面
- タイムライン
プロモツイートと比較すると、プロモトレンドではおすすめアカウントの1つとして紹介される点、リンク先がTwitterアカウントのみになる点が異なります。
また、プロモアカウントでは「フォローする」ボタンをクリックすることですぐにフォローできるため、フォローされるまでの導線が短くなっていることが特徴です。
プロモツイートでもフォロワーを獲得できますが、プロモアカウントのほうがより効率的に増やせることでしょう。
(3)プロモトレンド
プロモトレンドは、トレンドトピックに最大24時間キーワードやハッシュタグを表示できる広告で、主に以下の箇所に配信されます。
- おすすめトレンドの箇所
- タイムライン
プロモトレンドをクリックすると、その話題に関する検索結果ページが表示され、その1〜2番目に広告主のプロモツイートが表示されます。
つまりプロモトレンドに出稿すると、ユーザーに対して広告の内容が話題になっていると見せられ、短時間で一気に認知度を上げることが可能となります。
なお、プロモトレンドは法人アカウント専用かつ1日1社限定のメニューです。
3.Twitter広告のターゲティング9つの方法
Twitter広告が人気である理由の1つに、以下のような豊富なターゲティング機能を有していることが挙げられます。
- 言語ターゲティング
- 性別ターゲティング
- インタレストターゲティング
- フォロワーターゲティング
- 端末ターゲティング
- 行動ターゲティング
- テイラードオーディエンスターゲティング
- キーワードターゲティング
- 地域ターゲティング
ここではそれぞれの内容を簡単に紹介します。
より詳しい活用方法を知りたい場合は次の記事を参照してください。
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(1)言語ターゲティング
言語ターゲティングとは、指定した言語を利用しているユーザーへ配信するターゲティングです。
このユーザーが利用している言語は、プロフィール設定やTwitter上にてやりとりしている言語など、様々な情報から総合的に判断されています。
なお、設定できる言語は次の通りです。
[box class=”blue_box” title=”言語ターゲティング一覧”]
- 日本語
- 英語
- スペイン語
- フランス語
- イタリア語
- オランダ語
- ドイツ語
- ヘブライ語
- フィンランド語
- ノルウェー語
- ポルトガル語
- スウェーデン語
- デンマーク語
- アフリカーンス語
- バハサ語
[/box]
ユーザーによっては複数の言語を使用していると判断されることもありますが、この場合では使用しているすべての言語がターゲティング対象になります。
したがって言語ターゲティングを設定することで、指定した言語を利用しているユーザーにもれなくリーチすることができるのです。
(2)性別ターゲティング
性別ターゲティングとは、ユーザーの性別を指定して配信するターゲティングです。
すべての性別、または男性・女性いずれかを指定することで、該当するユーザーのみに配信を絞ることができます。
ただし、Twitter上で性別情報を入力していないユーザーについては、類似性などに基づいてTwitter側が性別を想定し、広告を配信します。
一部推定データが含まれるため、必ずしも指定した性別のみに配信されるとは限らないことに留意しましょう。
(3)インタレストターゲティング
インタレストターゲティングとは、ユーザーの興味関心カテゴリを指定して配信するターゲティングです。
インタレストターゲティングを利用する際には、25種類のカテゴリと350種類ものサブトピックから配信したい広告に関連のあるトピックを選択します。
これによって、該当するトピックに興味関心をもつユーザーを広くターゲティングできるようになります。
ただし、カテゴリを選択しすぎてターゲットを絞り込んでしまうと、リーチできる幅が狭くなってしまい十分な配信がされなくなってしまう点に要注意です。
(4)フォロワーターゲティング
フォロワーターゲティングとは、特定のユーザーのフォロワーに類似したユーザーに対して配信するターゲティングです。
指定するユーザーは複数登録が可能なので、1つのキャンペーンで30件ほど登録し、そのフォロワーの合計が5万人以上になるようにしましょう。
この際、必ずしもフォロワー数が多い人をターゲットしたほうが良いとは限りません。
なぜなら、フォロワー数が多い分ユーザー属性が多岐にわたり、かえってターゲティングの精度が落ちてしまうリスクもあるからです。
フォロワー数自体は少ないユーザーでも、広告との関連性が強いユーザーを選ぶ方がより効果的といえるでしょう。
(5)端末ターゲティング
端末ターゲティングとは、Twitterにログインしている端末情報を指定して配信するターゲティングです。
具体的に指定できる項目は以下となります。
[box class=”blue_box” title=”端末ターゲティング一覧”]
- OSのバージョン
- 端末の種類
- WiFi接続状況
- 携帯電話会社
- 新しい端末
[/box]
なお、端末ターゲティングでポイントとなるのは、端末ごとにセグメントを分けることです。
例えばiOSユーザーとAndroidユーザーでは異なる反応を示す可能性が高いため、端末ターゲティングによって分けて配信したほうがより高い効果が見込めます。
Twitter広告キャンペーン画面のセグメントレポートでユーザーの端末情報が確認できるため、レポートの内容を踏まえて端末ターゲティングをうまく活用しましょう。
(6)行動ターゲティング
行動ターゲティングとは、検索キーワードやネットショッピング履歴など、Twitter外での行動を元にターゲティングして配信するターゲティングです。
Twitterパートナーからの情報を元に、特定ブランドの購入やライフスタイル、世帯の特色など、様々な行動カテゴリーが用意されています。
自社商品と関連性の高いブランドの商品を購入したユーザーを指定するなどといったプロモーションも可能になるでしょう。
(7)テイラードオーディエンスターゲティング
テイラードオーディエンスターゲティングとは、独自に保有しているユーザーリストを指定して配信できます。
いわゆるリマーケティング広告のことで、自社商品に興味を持ってもらえたユーザーに対して広告を配信できるため、高い広告効果が期待できるでしょう。
そのため、自社で利用できるユーザーリストがあれば、積極的に利用することをおすすめします。
注意点としては、万が一タグの設置に不備があると、意図しないユーザーが含まれることでリストとしての精度が下がってしまい、広告効果が悪化してしまいます。
そのため、テイラードオーディエンスターゲティングの利用を希望する場合は、正しくタグが設置されているか配信前に確認しましょう。
(8)キーワードターゲティング
キーワードターゲティングとは、タイムラインや検索に使用されたキーワードを指定して広告を配信できるターゲティングです。
特にTwitterでは「今」を表す発言が多くされているため、キーワードを指定して配信することでアクティブなユーザーにリアルタイムにアプローチできるでしょう。
なお、キーワードのターゲティングにはフレーズ一致と部分一致のいずれかを選びます。
(9)地域ターゲティング
地域ターゲティングは、ユーザーの所在地を指定して広告を配信できるターゲティングです。
国はもちろん、地域によってはさらに小さい単位まで配信することができます。
詳細な地域をターゲティングできるエリアは、次のとおりです。
アルゼンチン | 23州 |
オーストラリア | 8州/1,812都市/2,643件の郵便番号 |
ブラジル | 27州/332都市 |
カナダ | 10州/1,638件の郵便番号 |
チリ | 15地域 |
コロンビア | 32県 |
フランス | 25地域/330都市圏/6,000件の郵便番号 |
ドイツ | 16都市 |
インドネシア | 34州 |
イタリア | 20地域/110州/8,000都市 |
日本 | 47都道府県 |
メキシコ | 32州/2,449都市/6,000件の郵便番号 |
オランダ | 12州/4,040件の郵便番号 |
ニュージーランド | 16地域/66都市 |
ノルウェー | 428市町村 |
シンガポール | 5地区 |
スペイン | 19自治州/50県/8,352都市/6,000件の郵便番号 |
英国 | 9地域/5都市圏/9,000件の郵便番号 |
米国 | 50州/200都市/12,000件の郵便番号 |
複数のエリアを選択するとOR指定となるため、広い地域とそのエリアに該当する狭い地域を選択した場合は広い地域が優先される点に注意しましょう。
4.Twitter広告に必要な費用
Twitter広告は主に従量課金制であるため、実際の広告配信量や発生したアクションに応じて費用が発生します。
広告予算は自由に設定できるため、目標とする成果単価から逆算して算出するのが一般的です。
例えば、1人あたり50円のコストで月間5,000人をサイト誘導したいとなった場合、単純計算すると予算は250,000円となります。
もちろんKPIによって予算は様々ですが、相場としては最低でも月間30,000円以上に設定しましょう。
Twitter広告を効果改善しながら運用するにあたって、1日あたり1,000円以上の配信データが必要といわれています。
そのため、月間予算が30,000円を下回るようであれば、運用改善に十分な配信データが得られなくなってしまいます。
なお、Twitter広告の費用面に関する詳細を知りたい場合は、次の記事をチェックしてみてください。
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5.Twitter広告を出稿する条件
Twitter広告を出稿するためには、Twitterアカウントが必須です。
ただし、すべてのアカウントが利用できるわけではなく、所定の審査をクリアしなければなりません。
まず、Twitter広告を利用するにあたってアカウントのステータスが非公開、削除済み、凍結のいずれにも当てはまらないことが条件となります。
新規に開設したアカウントでも利用することは可能ですが、この場合ではアカウントが最低でも2〜3週間ほど可動している実績が必要となるため注意しましょう。
そしてTwitter広告を利用するにあたって、アカウントがTwitter広告品質ポリシーに準拠している必要があります。
審査対象となるのは主に以下のポイントです。
[box class=”blue_box” title=”Twitter広告品質ポリシー”]
- GIF画像以外のプロフィール画像が設定されている
- GIF画像以外のヘッダー画像が設定されている
- 自己紹介にウェブサイトが記載されている
- 記載されているウェブサイトが実際に存在し、コンテンツにアクセスする際に登録を要求しない
- 記載されているウェブサイトにTwitter広告を利用して宣伝するブランドや商品、サービスに関する説明がある
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つまり、アカウントが広告出稿主としてふさわしい品質を保っていることが求められます。
これらの条件をクリアすることで初めて出稿できるようになります。
広告出稿主としての条件クリア後の具体的な手順についてはこちらの記事をチェックしてください。
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6.Twitter広告の効果とメリット3点
Twitter広告によって得られる効果やメリットは、大きく分けて次の3点が挙げられます。
これらに共通しているのは、時間が経つに連れて費用対効果の改善が期待できる点です。
具体的にどのような効果が期待できるか、それぞれについて解説します。
なお、Twitter広告の効果や他媒体と比較したメリットについてはこちらの記事に詳しくまとめてあるので、あわせてチェックしてみてください。
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(1)話題性を高められる
Twitter広告を配信することで、広告で扱っている内容に関する話題性を高めることができます。
Twitterは「今何が起こっているか」を共有することに特化したメディアであるため、Twitter広告を出稿することで広告の内容が今話題になっているとユーザーに訴求できるのです。
もちろん、通常のツイートでもユーザーに対して話題性を高めることは不可能ではありません。
しかし通常のツイートではフォロワーにしか配信されないため、情報の拡散力に限界があります。
そこで広告として出稿することでフォロワー以外のユーザーにもアプローチし、話題性を高めることで売上アップに繋がりやすくなるのです。
(2)ユーザーと長期的につながることができる
Twitter広告を出稿することで、他のインターネット広告に比べてユーザーとつながりやすいという特徴があります。
Twitterに広告を出稿する際、必ずTwitterアカウントを作成・登録することになりますが、これは広告発信元のアカウントを明確にするためです。
つまりTwitter広告を出稿することで、コンバージョンを獲りたい商材だけでなくTwitterアカウントも同時に訴求することができるのです。
コンバージョンしたユーザーがその商材を気に入れば、もっと情報がほしいと思って出稿主のTwitterアカウントをフォローすることでしょう。
Twitterアカウントのフォロワーを増やすことができれば、通常ツイートで発信し続ける限りユーザーに商材を継続して利用してもらえるようになります。
(3)ユーザー間での2次拡散を狙える
Twitter広告の特徴として、ユーザー同士での2次拡散が起こりやすいという点が挙げられます。
Twitterの機能のひとつに、誰かのツイートをそのまま自分のタイムラインに配信するリツイートがあります。
実は、Twitter広告として配信したツイートもリツイートできるのです。
ユーザーに刺さるようなツイートを広告として出稿できれば、それを見たユーザーがリツイートすることでどんどん拡散されることが期待できるでしょう。
ユーザー間でリツイートされればされるほど広告内容が広まるため、コンバージョン獲得や売上アップにつながりやすくなります。
7.Twitter広告に向いている3つの広告案件例
Twitter広告には様々な機能や特徴があるため、扱いに慣れていないと具体的にどのように活用できるかイメージが難しいかもしれません。
そこでどのような商材が向いているのか、具体例を3つ紹介します。
(1)スマートフォンアプリ訴求
スマートフォンアプリは、Twitter広告でもよく利用される商材のひとつです。
なぜならTwitterユーザーの約8割がスマートフォンで利用しているため、Twitter広告はスマートフォンアプリのインストールを獲得しやすくなっています。
Twitter広告にもスマートフォンアプリ向けのクリエイティブフォーマットが用意されており、アプリインストールまでの導線が短いのも要因のひとつです。
スマートフォンアプリのインストールを増やしたいのであれば、Twitter広告の利用は必須といえるでしょう。
(2)高校生・大学生向けの商材
Twitter広告は、高校生・大学生をターゲットとした商材ととても相性が良いです。
Twitterユーザーの年齢層は20〜40代が中心ですが、人口比でみると10〜20代では50%を超え、30代以上は4割以下となっています。
つまり若年層では2人に1人がTwitterを利用していることになるため、ユーザー間でTwitterの内容が話題に上がりやすいのです。
したがって、アルバイト求人のような高校生や大学生を狙った広告をTwitterで配信すると、またたく間にターゲット層に拡散されることが期待できます。
(3)プレゼントキャンペーン
Twitter広告の応用として、よく利用される手法にリツイートやハッシュタグを利用したプレゼントキャンペーンが挙げられます。
これは、特定のツイートをリツイートしたりハッシュタグを含むツイートを行うと、抽選でプレゼントがあたるというものです。
ユーザー間で情報を拡散してもらい宣伝を拡大させることが狙いですが、そのキャンペーンの告知にTwitter広告を利用するとより多くのユーザーに拡散されることが見込めるでしょう。
まとめ
この記事では、Twitter広告の全体像と特徴についてポイントをまとめて紹介しました。
Twitter広告は様々な特徴があるため、一見すると難しく感じてしまうかもしれません。
しかしうまく活用すればユーザーとコミュニケーションを取り続けるきっかけになるため、中長期的に売上を拡大させてくれる可能性を秘めているのです。
アイデア次第で様々な活用ができるため、この記事を参考にしながらぜひTwitter広告にチャレンジしてみてください!