「YDNとかヤフーブランドパネルとか、実はなんのことだかわからないんだよね」
「ヤフーブラパネって広告だよね?でも、大企業しか出せない広告でしょ?」
「YDN動画広告がどんどん進化しているって聞いたんだけど、なにが変わったの?」
Yahoo!JAPANは、月間744億回、つまり1時間あたり1億回以上も閲覧されている超モンスターサイトです。
特に、スマートフォン・タブレットのユーザーに限ると、9割のユーザーがYahoo!JAPANを利用しているという調査もあります。
実は、このYahoo!JAPANのトップページに、自社の商品やサービスの動画広告を低価格で掲載できるのです。
それがYDNの動画広告とYahoo!ブランドパネルです。
この記事では、YDNの動画広告とYahoo!ブランドパネルの、表示位置、種類、費用を全部説明します。
1.YDNの動画広告とは?
YDNは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」というYahoo!の広告商品の略称です。
その、YDNの自慢がなんといっても動画広告になります。
YDN動画広告について、以下の項目で説明していきましょう。
- YDN動画広告はスマートフォン版Yahoo! JAPANに表示(基本的には)
- YDN動画広告は最低単価1円から
- YDN動画広告の表示回数は入札価格と広告品質で決まる
- YDN動画広告のターゲティングで狙ったユーザー層に配信
- YDN動画広告に使用できる動画のサイズや種類
- YDN動画広告の特徴まとめ
それぞれ説明していきます。
(1)YDN動画広告はスマートフォン版Yahoo! JAPANサイトに表示(基本的には)
画像引用 https://support-marketing.yahoo.co.jp/promotionalads/ydn/articledetail?lan=ja&aid=12072
YDN動画広告は、スマートフォンでYahoo! JAPANサイトに表示されるタイムラインに配信される広告です。
上記の画面サンプルのように、タイムラインには時系列で記事が並んでいます。
YDN動画広告もタイムラインの他の記事に溶け込んで表示されるので、ユーザーにストレスを与えません。
動画が50%以上画面中に表示されたときに、動画再生が始まります。
また、動画画面をタップすると、全画面に切り替わって再生が始まります。
Yahoo! JAPANアプリや、Yahoo!ニュースアプリ、さらにはChromeやSafariといったブラウザからYahoo! JAPANにアクセスしても表示されます。
動画だけでなく、広告の説明文やクリックを促すボタンなども表示できるので、自社サイトへのアクセス流入増加も狙うことも可能です。
(2)YDN動画広告は最低単価1円から
YDN動画広告の広告費用は、1回の動画広告再生につき1円という驚きの低単価です。
YDNは動画視聴課金という課金形態を採用しています。
YDNの動画視聴課金は、動画が10秒以上再生された回数に応じて、広告主に費用が発生する形態です。
再生されなければ、広告が表示されても費用は発生しません。
また、短時間(10秒未満)しか再生されなかった場合も費用発生しないので安心です。
- タイムライン上では、音声が含まれる場合でも音声なしで再生されます。
- アプリでは、ユーザーの設定によって、自動再生が始まらない場合があります。
- ユーザーが動画を再生せずに、説明文やボタンをクリックしただけの場合は広告の費用は発生しません。
- 長さが10秒未満の動画であれば、最後まで再生された時点で費用が発生します。
10秒以上の再生が1回生じた場合の費用単価は、事前に広告ごとに設定した入札価格によって決まります。
1,000回の動画再生に対して入札価格を設定し、入札価格の下限は1,000回の動画再生に対して1,000円です。
つまり、最低価格は1回の動画広告再生(10秒以上)につき1円という驚きの低単価です。
YDNでは、広告ごとの入札価格だけでなく、1日あたりの広告上限金額も自由に設定できます。
予算もコントロールしやすく、長期での運用が可能なのがYDNの魅力です。
(3)YDN動画広告の表示回数は入札価格と広告品質で決まる
YDNの動画広告が表示される回数を決めるのは、入札価格と広告自体の品質です。
YDNの動画広告では、入札価格と広告品質で掲載優先順位(オークションランクともいいます)が決まる「広告オークション」というシステムを採用しています。
オークションと聞くと、絵画を買うような通常のオークションを想像されるかもしれません。
通常のオークションでは、入札価格が高い順に落札されます。
しかし、YDNの広告オークションでは、入札価格に加えて、広告の品質が高いほど、掲載優先順位が上がります。
広告枠を管理しているYahoo!側の立場では、品質の高い広告が配信されるほど、広告枠自体の価値が上がるので、広告の品質は重要問題です。
広告オークションは、ユーザーがスマートフォンでYahoo! JAPANにアクセスするたびに、自動的にシステムが行います。
掲載優先順位が上位の広告が、Yahoo! JAPANサイトに表示されます。
つまり、入札価格と広告自体の品質が高いほど、表示回数が多くなります。
表示される回数が多ければ、広告動画が再生される確率もグンと上がります。
#1.広告の品質は「動画再生率」で評価される
YDN動画広告のオークションでは、広告の品質を「課金が発生した動画再生率」で判定します。
課金が発生した動画再生率とは、広告が表示された回数(インプレッション数といいます)に対して、課金が発生した動画再生数の割合で、以下のような式で算出されます。
課金が発生した動画再生率=10秒以上動画が再生された回数 ÷ 動画広告が表示された回数 × 100
例:広告が50回表示されて、15回動画再生された。そのうち10秒以上再生されたのは12回。
この場合は動画再生率は、12 ÷ 50x100 = 24%になります。
10秒以上観たくなるような動画を制作することが、オークションでライバルに勝利して、表示される回数を増やすための方法です。
(4)YDN動画広告のターゲティングで配信ユーザーを限定
性別や地域などの条件をあらかじめ指定して、特定のユーザーだけに広告を配信できるのが、YDN動画広告のターゲティング機能です。
例えば、販売している商品が女性用アンチエイジング化粧品だとします。
なのに、広告オークションを勝ち上がって広告が表示されたときの受け手が、男性だったり、小学生だった場合は、広告動画を再生してくれる確率がぐんと下がってしまうでしょう。
YDN動画広告のターゲティング機能を使うと、広告が表示されるユーザーを絞り込むことができるので、広告効果が高くなります。
また、ターゲティングでユーザー層を絞ることにより、広告枠を争うライバルの広告主の数を減らすことができるので、あなたの広告が表示される可能性を高くできます。
YDN動画広告で使用することのできる配信ターゲティングは以下です。
ターゲティングは、1種類のみでも、複数の組み合わせでも設定可能です。
#1.性別ターゲティング
広告を配信する閲覧ユーザーの性別を設定します。
#2.年齢ターゲティング
広告を配信する閲覧ユーザーの年齢を設定します。
#3.サイトリターゲティング
過去に広告主のサイトを訪問したことのあるユーザーに広告を配信します。
#4.サーチターゲティング
過去にYahoo! JAPANのメイン検索などでキーワード検索した、ユーザーの検索履歴をもとに広告を配信します。
#5.インタレストカテゴリー
広告を配信する閲覧ユーザーの興味・関心カテゴリーを設定します。
#6.地域ターゲティング
広告を配信する地域を都道府県、および市区郡単位で設定します。
#7.曜日・時間帯ターゲティング
広告を配信する曜日や時間帯を設定します。
#8.デバイスターゲティング
広告の配信先デバイス(スマートフォン/タブレット)を設定。
OSやキャリアなどの項目もあわせて設定します。
(5)YDN動画広告に使用できる動画のサイズや種類
YDN動画広告は長方形、または正方形の2種類のどちらかの動画を表示できます。
動画の再生が終わった後には、静止画像(動画サムネイル画像)が表示されます。
それぞれの動画のサイズ、種類、サムネイル画像のサイズ、種類について表で説明します。
#1.長方形の動画
長方形の動画を選ぶ場合は、以下の表に従って動画を作成します。
種別 | 詳細 |
アスペクト比 | 16:9 |
ピクセルサイズ(横×縦) | 640pixel × 360pixel ※広告配信時にトリミングなし |
ファイルサイズ | 最大 30MB |
#2.正方形の動画
正方形の動画を使う場合は、以下の表のように動画を作成します。
種別 | 詳細 |
アスペクト比 | 1:1 |
ピクセルサイズ(横×縦) | 600pixel × 600pixel ※広告配信時にトリミングなし |
ファイルサイズ | 最大 30MB |
#3.長方形・正方形の動画共通
以下は、長方形、または正方形のどちらを選んでも適用されます。
種別 | 詳細 |
動画フォーマット(拡張子) | .mp4 |
音声コーデック | AAC LC |
動画コーデック | H.264 ※プログレッシブスキャン(インターレース不可) |
コンテナタイプ | .mp4 |
メジャーブランド(ftyp) | mp42、M4V |
最小映像ビットレート(推奨値) | 1Mbps以上 |
最小音声ビットレート(推奨値) | 128kbps以上 ※音声ビットレート値が0kbpsの場合、音声なし動画と判断されます。 |
最大フレームレート | 最大 30fps |
再生時間 | 5~60秒 |
音声 | 音声あり、音声なし選択可能 |
最大ボリューム(db) | -3dB以下 |
moov atom位置指定 | ファイル先頭 |
#4.動画サムネイル画像
動画サムネイル画像にはリンクURLを埋め込むことができます。
動画の再生が終わった後に表示されるサムネイル画像は、以下のように作成してください。
Yahoo! JAPANの広告全体のルールとして、会社名・ブランド名・商品名・サービス名のいずれかのロゴマークの表記、または「提供:○○」などの表記を入れる必要があります。
種別 | 詳細 |
アスペクト、ピクセルサイズ(横×縦) | 動画で選んだ正方形、または長方形と同じサイズに合わせます |
ファイルサイズ | 150KB以内 |
ファイルの種類 | JPEG(RGBのみ):拡張子「.jpg」「.jpeg」 GIF89a:拡張子「.gif」 PNG:拡張子「.png」 |
透過処理 | 不可 |
代替テキスト(ALT属性) | 不可 |
画像の枠線 | 不可 |
リンク先URL | 1024文字以内 半角英数記号(RFC3986) |
タイトル | 20文字以内 |
説明文 | 90文字以内 |
リンク先設定 | 1か所のみ |
表示URL | 文字数 29文字以内 使用可能文字 半角英数記号(RFC3986) www.yahoo.co.jp などのようにドメイン拡張子を含む |
リンク先URL | 文字数 1024文字以内 使用可能文字 半角英数記号(RFC3986) www.yahoo.co.jp などのようにドメイン拡張子を含む |
ボタン | プルダウン選択式 |
(6)YDN動画広告の特徴まとめ
YDN動画広告の主要な特徴を以下の表にまとめました。
スマートフォン(iOS/Android)掲載面 | Yahoo! JAPAN トップページ(アプリ/ウェブ) Yahoo!ニュースなど、Yahoo! JAPANが提供する他のサービス |
タブレット(iOS/Android)掲載面 | Yahoo! JAPAN トップページ(アプリ) |
掲載位置 | タイムライン上 |
掲載本数(タイムラインに同時に掲載される本数) | 最大3本 |
動画再生時間 | 5〜60秒 |
課金方式 | 動画視聴課金(再生が10秒を超えた場合) 10秒未満の動画は、動画が最後まで再生されたタイミングで課金されます。 |
入札価格の設定 | 1,000回の動画再生に対して入札価格を設定 下限は、1,000回の動画再生に対して1,000円 |
ターゲティング設定 |
|
2.YDN動画広告2019年の大改革!
今までスマートフォンだけに表示されていたYDN動画広告が、2019年2月からパソコン版のYahoo!JAPANトップページにも表示されるようになりました。
しかも、YDNの柔軟でお得な課金形態はそのままです。
PC版Yahoo!JAPAN の広告枠は「Yahoo!ブランドパネル」と呼ばれます。
次はYahoo!ブランドパネルについて説明していきましょう。
3.Yahoo!ブランドパネルとは
Yahoo!ブランドパネルは、Yahoo! JAPANのトップページに上記のサンプル画像のように表示されます。
正式名称は「Yahoo!ブランドパネル」ですが、「ヤフーブラパネ」と略されたり、「ブランドパネル」、またスマートフォン版に対して、「PCブランドパネル」と呼ばれることもあります。
Yahoo!ブランドパネルは、広告主の予算や、配信したい広告の種類に応じて、表示パターン・動画や静止画を選ぶことができます。
Yahoo!ブランドパネルの表示パターン・種類(動画/静止画)・メリット・デメリット・利用方法を紹介していきます。
(1)Yahoo!ブランドパネルの代表的な表示パターン
トップ画面右上のブランドパネルを中心として、トップ画面の両端やトップ画面の上部なども一体化させて、より視覚に訴える広告を表示させることも可能です
代表的な画面構成プランをサンプル画面で紹介します。
#1.最も一般的なYahoo!ブランドパネルトリプルサイズ
Yahoo!ブランドパネルトリプルサイズがもっとも一般的なプランです。
以下の赤い部分に広告が表示されます。
#2.Yahoo! JAPAN ブランドパネル トップゲートビジョン
Yahoo! JAPAN ブランドパネル トップゲートビジョンは、もっとも広告表示面積が大きいプランです。
以下の赤い部分に広告が表示されます。
#2.Yahoo! JAPAN ブランドパネル トップインパクト
Yahoo! JAPAN ブランドパネル トップインパクトは、画面中のさまざまな場所に広告を表示できるプランです。
以下の赤い部分に広告が表示されます。
画面サンプル引用:https://marketing.yahoo.co.jp/service/premium.html
(2)Yahoo!ブランドパネルの動画はすっきりスタイル
Yahoo!ブランドパネルの動画広告のファイル種類は、スマートフォンでYDN動画広告を配信する場合と基本的には同様です。
スマートフォン版の動画広告と同じく、まずは長方形と正方形の2種類から選ぶことができます。
動画の再生が終わった後にはスマートフォン版の動画広告と同じく、動画サムネイル画像(静止画像)が表示されます。
ただし、スマートフォン版の動画広告(YDN)と異なり、動画のそばにテキストの説明文は表示されず、動画だけが表示されるすっきりしたスタイルです。
(3)Yahoo!ブランドパネルは静止画も対応
Yahoo!ブランドパネルは制作期間が短く、制作費用も少なくて済む静止画広告も配信することができます。
Yahoo!ブランドパネルの静止画広告は、静止画像としてはごく一般的でシンプルな入稿スタイルです。
600ピクセル四方の正方形で、ファイル形式もよく使われるJPEGやPNGを使用できます。
静止画像にはリンクURLを埋め込むことができるので、自社のホームページや商品ページへのリンクを埋め込むことができます。
以下の表で、Yahoo!ブランドパネルの静止画広告について説明します。
種別 | 詳細 |
ピクセルサイズ(横×縦) | 600pixel x 600pixel |
ファイルサイズ | 150KB(153,600byte)以内 |
ファイル形式 | GIF 89a、JPEG、PNG |
代替テキスト(ALT属性) | 不可 |
4.Yahoo!ブランドパネルの料金・費用プランは3種類
Yahoo!ブランドパネルへの広告掲載は、広告主の予算や必要性、掲載する広告の種類に応じて、以下の3つのプランから選ぶことができます。
それぞれの広告手法、課金形態について紹介します。
(1)インプレッション保証型のYahoo!プレミアム広告は中小企業にもおすすめ
Yahoo!プレミアム広告は、中小企業や個人事業主でも、積極的に利用してほしいインプレッション保証型です。
インプレッション保証型は、契約期間中に広告が表示される回数を保証してくれます。
そしてYahoo!プレミアム広告は、地域密着型事業を展開している中小企業が広告を出しやすい、地域限定プランができました。
多くの場合、インプレッション保証型は、TVコマーシャルや新聞チラシなどと組み合わせて、特定の期間に大規模キャンペーンを展開する際に使われることが多い広告手法です。
今までは、日本を代表するような大企業が、Yahoo!プレミアム広告プランを使って、500万円から1,000万円以上の出稿費用を使ってYahoo!ブランドパネルに広告を出稿するケースがほとんどでした。
しかし、2016年12月以降、広告を配信する地域を市区郡単位で絞るプランが登場したことで、地方の中小企業が、Yahoo!プレミアム広告プランでYahoo!ブランドパネルに広告を出しやすくなっています。
#1.中小企業でも10万円~でYahoo!ブランドパネルに広告を表示できる
Yahoo!プレミアム広告では、Yahoo!ブランドパネルに広告を配信する市町村エリア(都道府県エリアもあり)、配信する日時などを制限して設定することで、広告費用(最低出稿費用)は最低10万円まで抑えることができるようになりました。
公式仕様書ではYahoo!ブラパネのインプレッション単価は1.0円~です。
広告を配信する地域設定や、広告の種類(動画・静止画)によって、最低出稿価格、インプレッション単価は異なります。
例えば、最低出稿価格が10万円、インプレッション単価1.0円の地域に静止画広告を出稿すると、Yahoo! JAPANのトップページに10万回広告が表示される計算です。
地域に密着した事業を展開している中小企業や個人事業主であれば、自分の商圏内に効果的に広告を配信できます。
#3.Yahoo!プレミアム広告のメリットとデメリット
以下にYahoo!プレミアム広告のメリットを示します。
- 契約期間内に表示される回数が保証されるので、広告効果をシミュレーションしやすい
- クロスメディア広告(他のメディアでの広告との組み合わせ)に利用しやすい
- 地域限定など、ターゲティングを行うことで安価になる
以下にYahoo!プレミアム広告の主なデメリットを示します。
- 他のプランより高額(ただしターゲットを限定することで対処可能)
次はインプレッション課金型のYahoo!プレミアムDSPを説明します。
(2)インプレッション課金型のYahoo!プレミアムDSPはビッグデータを活用できる
インプレッション課金を採用しているYahoo!プレミアムDSPは、膨大なビッグデータの助けで、より精密にターゲットを限定して広告を配信することができます。
インプレッション課金とは、広告が表示された回数分だけ広告費用が発生する課金形態です。
インプレッション保証型と異なり、比較的長い期間に渡って、配信するターゲットを調整しながら効率よく広告を掲載する手法です。
Yahoo!プレミアムDSPでは、Yahoo! JAPANサイトが蓄積している膨大なマルチビッグデータを活用できます。
膨大なビッグデータから、ユーザーの行動予測を立て、もっとも購入しそうなタイミングのユーザーに広告を配信することが可能です。
#1.ユーザーの行動予測とは?
ユーザーの行動予測を使えば、ユーザーが特定の広告にもっとも大きな関心を持つタイミングを見極めて、広告を配信することができます。
例えば、20代女性向けの化粧水を宣伝する場合を考えてみましょう。
ターゲットとなる20代女性が、(仕事のためではなく)個人的な買い物のためにネットを利用しているのはどの時間帯でしょうか?
さらには、化粧水や同カテゴリ商品を実際に購入するユーザーは、どのサイトで情報を集めてから購入ステップに移行するのでしょうか?
Yahoo!プレミアムDSPであれば、上記のような質問に対する答えをもとに、Yahoo!ブランドパネルに広告を配信するための、より効果的なタイミング設定や配信先設定を行うことが可能です。
Yahoo!プレミアムDSPは、ビッグデータを用いてターゲットをより精密に絞って広告を配信するため、運用には知識や技術がある程度必要です。
しかし、Yahoo!プレミアムDSPでは、機械によるターゲット設定だけではなく、専任担当者がついて、広告の最適化を助けてくれます。
#2.Yahoo!プレミアムDSPベーシックの料金は?
Yahoo!プレミアムDSPベーシックの広告費用は月額300万円です。
月額100万円のYahoo!プレミアムDSPライトというプランもありますが、残念ながらYahoo!ブランドパネルには対応していません。
#3.Yahoo!プレミアム広告のメリットとデメリット
Yahoo!プレミアムDSPの主なメリットは以下のとおりです。
- インプレッション課金なので、広告効果の対費用効率が高い
- ビッグデータの使用で、広告表示するターゲットを精密に設定できる
- 専任担当者が広告の最適化を実施してくれる
逆に、Yahoo!プレミアムDSPのデメリットは以下のとおりです。
- 広告運用の技術・知識が必要(専任担当者のアシストあり)
- 高額(ライトプランはYahoo!ブランドパネル非対応)
次はクリック課金型のYDNを説明します。
(3)クリック課金型のYDNは1円~で広告配信
YDNはスマホ版のYDN動画広告と同様、クリック課金型を採用しており、1円~という低価格で広告を配信することが可能です。
YDNのYahoo!ブランドパネル広告では、表示された広告の静止画像がクリックされた回数、または動画であれば10秒以上再生された回数に応じて広告費用が発生します。
クリック(または再生)されなければ、広告表示されても費用は発生しません。
動画の場合、広告枠の50%以上が画面に表示されている場合、広告は自動再生され、画面スクロールによって50%未満の表示になると再生は一時停止します。
クリック課金型のYDNを用いるYahoo!ブランドパネルへの広告配信は、2019年2月からスタートしました。
では、そもそもどのような基準でYahoo!ブランドパネルに広告が表示されるのでしょうか?
#1.オークション形式で決まるYDNのYahoo!ブランドパネル広告
クリック課金型のYDNでは「広告オークション」という制度を採用しており、入札価格と広告品質の高い広告が優先して配信されます。
広告の品質とは、動画であれば、10秒以上動画が視聴された「動画再生率」で評価され、静止画像の場合は、表示された広告をユーザーがクリックした率で評価されます。
広告オークションに勝ち上がった広告が、YDNに割り当てられたYahoo!ブランドパネルに広告を表示することができます。
ここで気をつけるべき点は、Yahoo!ブランドパネルの枠は、Yahoo!プレミアム広告→Yahoo!プレミアムDSP→YDNの順で優先的に割り当てられる点です。
インプレッション保証型のYahoo!プレミアムが最優先で配信され、次にインプレッション課金型のYahoo!プレミアムDSPが配信され、残りの空き枠がYDNに割り振られます。
YDNに割り当てられる枠の割合は相対的には少なくなりますが、もともと1時間あたり1億回以上の閲覧回数があるYahoo! JAPANトップページですから、実際に割り当てられる回数は膨大です。
#2.YDNは静止画像、動画ともに最低入札価格なし
YDNでは、静止画像、動画ともに最低入札価格は設定されていませんので、広告予算の少ない中小企業も気軽に利用できます。
YDNでYahoo!ブランドパネルに広告を掲載するには、Yahoo! JAPANの正規代理店を利用する必要があります。
逆に言えば、広告運用の知識や経験がなくても、信頼できる広告代理店と契約を結べば、低価格でYahoo!ブランドパネル枠に広告を載せる道がひらけます。
以前は静止画像には最低入札価格が設定されていましたが、2019年5月から廃止されています。
先ほど説明したYDNの配信ターゲティング機能を使って、配信ターゲットを絞ってオークションのライバルが少ない状況を作り出せば、1円で広告を配信することも理論上可能です。
#3.YDNのメリットとデメリット
以下にクリック課金型YDNのメリットを示します。
- 最低入札価格がないので低価格から広告掲載できる
- クリック(または動画再生)されなければ費用は発生しない
- ターゲティングを使用して、広告表示をコントロールできる
以下がクリック課金型YDNの主なデメリットです。
- オークション形式なので、広告掲載が保証されない
- 広告の運用に知識が必要(Yahoo!正式広告代理店を使用)
広告予算を大量に持っていない中小企業や個人事業主にも、YDNは使いやすく、広告効果も見込めます。
5.2019年Yahoo!のもう一つの大改革はPPCアフィリエイト
2019年Yahoo!のPPCアフィリエイト完全廃止は、YDNがPC版ブラパネに開放されたことと並ぶ大改革です。
手間と時間を掛けずに安定した収益を生み出すお勧めの収入源といえばの、あのPPCアフィリエイトです。
PPCアフィリエイトは、GoogleやYahoo!など検索広告をメインに使用し、PCとネット環境さえあれば始められます。
ひとりでやるため人件費もほぼかかりませんし、売上も安定しやすいビジネスです。
初心者でも、アフィリエイトの原理を把握していれば大コケしません。
目安でいうと、月およそ10時間の作業で月50-60万の利益を生み出せるPPCアフィリエイトをはじめてみませんか?
少しの先行投資で確実に収益を上げることができるPPCアフィリエイト手法について参考にしてください。
まとめ
2019年2月にクリック課金のYDNがYahoo!ブランドパネルに対応したことで、ますますYahoo!ブランドパネルは熱い広告枠になっています。
人気枠ゆえに広告表示を争う競争は激しいですが、PC・スマホ・タブレットを問わない圧倒的なリーチ力は他に類を見ません。
以下の2点を常に意識すれば、広告激戦区であっても効率よく広告を配信することができます。
- Yahoo! JAPANが準備しているターゲティング機能を活用する
- 観たくなる(クリックしたくなる)広告を制作する
公式のアフターフォローもきめ細かいですし、公式認定広告代理店の存在も頼もしいばかりです。
さまざまな機能追加や変更が続々と入って、ますます使いやすく、ますます存在感を増しているYahoo!ブランドパネルにあなたの会社の広告を載せてみるのをお勧めします!
YDN広告の申込みは公式サイトから可能です。