念願の会計事務所を開業したものの顧客が全く来ない、どう集客すればいいか分からない、と集客の難しさに悩んでいる会計事務所は数多くあります。
2020年5月・日本税理士会連合会発行税理士界の概況によると、年々税理士人口が増えており、新規顧客獲得の集客競争は厳しくなっているのが現実です。
集客するためには、ある程度コストを掛けてスピーディに認知されることから始めなければいけません。
と言っても、本業は「税理士業」ですから、営業活動やホームページ制作に時間をかけられないのも事実でしょう。
そこで、コスパが良くて、ターゲットを絞って効率的に集客できるWEB集客が効果的です。
デジタルマーケティングを支援するデジマチェーンが、効果的な税理士の集客方法を13個紹介します。
数ある集客手法の中から、税理士・会計士業界に最適な手法に絞り、具体的に説明していますので、今日から新規顧客を獲得する手を打ち始められます。
「集客とは?集客方法完全解説!失敗しないコツをマーケティング視点で説明」も併せてご覧ください。
1.税理士業界での集客の悩みと難しさ
税理士事務所を立ち上げた時、まずポータルサイトに登録して事務所紹介をするのが多くの方がやっている鉄板の集客施策でしょう。
確かに顧客獲得のハードルが高い創業初期は、税理士の紹介ポータルサイトでの集客は有効です。
しかし、ほとんどの税理士がポータルサイトに登録するため、ポータルサイトでも紹介される税理士数が増えて飽和状態になっています。
そのため、複数の集客方法を組み合わせ、競合と差別化することが重要です。
しかし、日本税理士会連合会は「業務広告に関する細則」を設け、ホームページやSNS、印刷物などを対象に広告の内容を規制しています。
それで、新規開業の税理士事務所・会計事務所が広告で競合への優位性を示すのはなかなか難しい状況です。
さらに、税理士人口は増加傾向にある一方、日本人の労働人口は減少していくため、過当競争になることが見込まれます。
加えて、アメリカのマイケル・A・オズボーン准教授の研究では「税理士を含む702業種もの仕事はAIに奪われる」といった予測結果が出ています。
高確率で近い将来、AIの台頭により税理士の仕事が減少することも予期しなければならないでしょう。
そのような難しい状況の中、税理士・会計事務所がコストを抑えながら効率的に集客を行うための方法比較一覧を以下に紹介します。
2.税理士・会計事務所でおすすめの集客方法13選
デジマチェーンがおすすめする、税理士・会計事務所が新規顧客を増やすための集客方法は以下です。
- リスティング広告
- ポータルサイト
- YouTube動画
- Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)
- ホームページ
- ブログ
- 位置情報広告
- セミナー
- 異業種交流会
- チラシ・ダイレクトメール(DM)
- 前職で培った人脈
全方法の比較一覧、及びそれぞれの手法について以下に説明します。
【比較一覧】税理士・会計事務所でおすすめの集客方法
【リスティング広告】税理士を探しているユーザーに効率良く営業
リスティング広告のおすすめポイント
- クリック課金で確実にホームページへ誘導できる
- 見込み度の高い顧客が狙える
- 予算に応じた広告を出せる
リスティング広告は「検索連動型広告」といわれ、上記画像のようにユーザーがインターネットで何か検索した検索結果の上部の広告枠に広告を出すことができる手法です。
検索しているということは、何かを探しているユーザーですから、検索ユーザーに直接訴えかけるリスティング広告はインターネット広告で最も効率的に新規集客につなげられます。
キーワードによって狙う顧客を選別できるので、顧客のニーズが幅広い会計業界において効果的な集客手法です。
たとえば、相続税に強い事務所なら「相続税 税理士」で、東京都品川区で開業されている方なら、「品川 税理士(もしくは会計事務所)」という地域名を入れたキーワード設定がおすすめです。
代表的なリスティング広告は、なんと言ってもGoogle広告でしょう。
リスティング広告は、Googleアカウントを取得するだけで簡単に広告を出すことができます。
リスティング広告について、初心者にもわかりやすくメリット・デメリット・はじめ方を掘り下げた記事です。
広告費は、クリックされてはじめて費用が発生するクリック課金型で1クリック数十円から数百円程度がクリック単価の相場となっています。
リスティング広告の費用
リスティング広告の広告費はクリックされて初めて費用が発生しますから、広告出稿しただけでは一切費用がかかりません。
料金は表示するキーワードによって変わりますが、1クリック数十円から利用できます。
また、1日あたり、1ヶ月あたりの上限費用も設定できて費用コントロールできるのがリスティング広告の特徴です。
無料のGoogle広告アカウントを取得するだけで、すぐに始めることができます。
自店舗のターゲット商圏ではない人にも広告が表示されて、無駄に費用がかかってしまうのでは、と心配する方もおられるかもしれません。
リスティング広告は、広告を表示する地域を限定する設定があるので、商圏内の見込み客だけに広告を出すことができます。
地域の他にも、広告を表示する時間帯、ターゲットの性別、年齢層などを自店舗のターゲットに合わせて絞れるので広告の無駄打ちがありません。
リスティング広告の企画・出稿作業・運用を外注したい方は、能力の高いリスティング広告代理店を地域ごとにまとめています。
【ポータルサイト】税理士開業時の必須メディア
ポータルサイトのおすすめポイント
- 初期費用・月額費用がかからない
- 見込み客の集客に強い
- 成約時のみの費用発生
ポータルサイトは、顧客獲得に最も効率的な手法といっても過言ではありません。
税理士として独立・開業したときなど、ポータルサイトが顧問先を増やすサポートをしてくれるので必ず登録することをおすすめします。
大勢の税理士・会計事務所も同じように活用しているのでサイト内に投稿されている質問などにもしっかり対応することで、ユーザーからの信頼を高められるでしょう。
登録にかかる費用は無料ですが、成約時のポータルサイトへの紹介手数料にコストはかかります。
おすすめの税理士紹介ポータルサイトは、以下の4サービスです。
- 税理士紹介センター
- 税理士ドットコム
- 税理士紹介エージェント
- 税理士紹介ラボ
それぞれのサービスについて説明します。
税理士紹介センター
税理士紹介センターは、株式会社ビスカスが運営する1995年創業の歴史ある税理士ポータルサイトです。
これまでの主な実績は以下の通りです。
- 総合満足度92.3%
- 累計14万件以上の相談件数
- 会計事務所登録数3,500所以上
顧問先を紹介してくれるサービスが充実しているので、独立して間もない税理士・会計事務所にとっても心強いサービスです。
登録費用は無料で、成約に至った場合のみ費用が発生する「完全成果報酬型」の料金形態なので、安心して利用できます。
税理士ドットコム
税理士ドットコムは、弁護士ドットコム株式会社が運営する利用者実績NO.1(※ショッパーズアイ調べ 2020年6月調査)を誇る税理士ポータルサイトです。
現時点の主な実績は以下の通りとなります。
- 月間440万PVを超える日本最大級の税理士検索サイト
- 月間280万人以上の経営者と事業主が利用
- 累計相談件数148,000件以上の実績
- 全国5,800名以上の税理士が登録
初期費用や月額費などは一切かからず、「完全成功報酬」で顧問契約が決まったときの紹介手数料のみです。
税理士紹介エージェント
税理士紹介エージェントは、パスクリエイト株式会社が運営する個別対応が充実した税理士ポータルサイトです。
税理士紹介エージェントの主な特徴は以下の通りです。
- 完全成功報酬で紹介手数料がかかるのは初年度のみ
- 専任エージェントによる1対1の個別対応
- 対応地域と得意領域を選べる
初年度しか紹介手数料がかからないため、コストを最小限に抑えることが可能です。
専任エージェントによる個別対応により、紹介後の商談もスムーズに進み成約率の向上につながっています。
税理士紹介ラボ
税理士紹介ラボは、株式会社Jリスクマネージメントが運営するお客さま満足度の高さで定評がある税理士ポータルサイトです。
顧客ニーズ別に税理士を探せる利用者目線を重視したサービスは、顧客から多くの支持を集めています。
税理士紹介ラボの特徴は以下の通りです。
- お客さま満足度96.8%
- 初期費用・固定費用が無料
- 全国対応可能
独立したてで実績が少ない税理士・会計事務所でも、税理士紹介ラボを活用することで新しい顧客の獲得を見込めるでしょう。
【YouTube動画】税理士ならではの配信動画で集客につなげる
YouTube動画のおすすめポイント
- アカウントを作成するだけで無料で利用できる
- 士業系のYouTubeチャンネルはまだまだ需要がある
- 集客力のあるプラットホームを活用して顧客獲得ができる
YouTube動画は、Googleが提供するYouTube上に動画を投稿して新規見込み客を集客する手法です。
アカウントを作成するだけで始めることができ、投稿した動画の視聴数とチャンネル登録者数を増やすことが集客に直結します。
YouTube動画のメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 無料で事務所の宣伝ができる
- 顔出しすることで新規顧客に安心感を与えることができる
- 得意分野の情報発信を通して、獲得したい顧客を集客できる
- 公式ホームページへの流入が期待でき、SEO対策にも効果がある
【デメリット】
- 集客効果が出るまでに一定期間が必要
- 発信する内容によって、視聴数などが左右される
- 動画を継続的に投稿する必要があり、チャンネル運用に時間と労力がかかる
士業という専門性を活かしたYouTubeチャンネルは、税分野ということだけで高い注目度が期待できるでしょう。
【Googleビジネスプロフィール】完全無料のマップ上の営業ツール
Googleビジネスプロフィールのおすすめポイント
- アカウント登録してしっかり運用している税理士が少ない
- 検索エンジンでトップページになる機会が増えて選ばれやすい
Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)は、利用者がGoogleマップで検索したときに自身の事務所を検索結果に表示させる方法です。
Googleマップ上での表示だけではなく、インターネット検索(Google)の中でも表示されるのでSEO対策にも効果的が期待できます。
近年はスマートフォンでの検索が主流となり、以下のようなキーワードで検索を行い行き方や目的地までの所要時間を調べるユーザーがほとんどです。
- 税理士 地域名
- 会計事務所 地域名
その際に、自身の事務所が検索結果に表示されれば見込み客の目に触れ、チャンスが広がります。
士業の場合は、検索した後、電話などでの問い合わせが多いため、電話番号の他にも営業時間や営業日などの情報を明記することが重要です。
Googleビジネスプロフィールの登録は完全無料のサービスなので、必ず登録して顧客の集客に活用するのがおすすめです。
Googleビジネスプロフィールについて、初心者にもわかりやすくメリット・デメリット・はじめ方を掘り下げた記事です。
【ホームページ】無休で働くインターネット上の営業マン
ホームページのおすすめポイント
- 新規顧客の信頼獲得に大きな影響力がある
- 顧客目線のホームページ制作は差別化に効果的
ホームページは、インターネット上で24時間365日休まず営業してくれる強力な営業マンです。
税理士として独立・開業をした際には、必ず名刺を作成すると思いますが、ホームページもWEB上で名刺の役割を果たし、信頼を高めることができます。
見た目がよい事以上に、見込み客にとって役立つ情報が載せられたホームページであることがポイントです。
分かりやすく簡潔なホームページは顧客が感じるであろう抵抗感を和らげ、結果的に問い合わせが増え集客につながるでしょう。
ホームページ制作では、下記の情報を必ず掲載してください。
- 料金
- 実績の紹介
- 対応可能な業務の明記
- 目立つ位置に電話番号を記載
- 専門分野及び得意分野の記載
- 代表者の挨拶(顔写真+メッセージ)
- 基本情報(営業日・営業時間・地図付き所在)
ホームページを制作には、初期費用がかかりますが運用コストは低く抑えることができ、費用対効果の高い集客手法と言えます。
ホームページ集客について、初心者にもわかりやすくメリット・デメリット・はじめ方を掘り下げた記事です。
無料でホームページを作成できるサービス一覧
最近では、低コストでテンプレートに沿ってホームページを立ち上げる以下のようなサービスも登場しています。
無料(または低価格プラン)では、独自ドメイン(URLの”ABCD.com”の部分)を使えなかったり、ページ数に上限があるなどの制限があるケースが多いです。
- Wix(ウィックス)
世界で1億人以上のユーザーが利用しているホームページ作成ツールです。 - ペライチ
日本企業発のサービスのため、日本語でのサポートが充実しています。 - STUDIO(スタジオ)
株式会社STUDIOが提供するホームページ作成ツールです。 - Jimdo(ジンドゥー)
KDDIウェブコミュニケーションズが提供するホームページ作成ツールです。 - Weebly(ウィーブリー)
世界で3000万人以上に利用されている、ホームページ作成ツールです。 - Ameba Ownd(アメーバオウンド)
株式会社サイバーエージェントが提供するホームページ作成ツールです。 - BASE(ベイス)
BASE株式会社が提供するECサイト作成ツールです。決済機能やおしゃれなテンプレート、アクセス解析機能も搭載されています。 - Shopify(ショピファイ)
100万ショップ以上で導入されている、世界最大規模のECサイト作成ツールです。簡単に決済機能のついたホームページを作ることができます。 - STORES(ストアーズ)
ストアーズ・ドット・ジェイピー株式会社が提供するECサイト作成ツールで、コーディングの知識がなくてもおしゃれなページを作成できます。
【ブログ】税理士の集客方法に最適で低コスト!
ブログのおすすめポイント
- 検索全盛の時代で強力な集客ツール
- 蓄積した記事は半永久的にアクセス数を集めることができる
- ユーザーの共感を得る記事はコミュニケーションを通して見込み客を育成
ブログはホームページ制作と同じく低コストで行える集客手法の一つです。
信頼感が顧客獲得のカギとなる税理士にとって、ブログは人間性や親しみやすさをアピールするのに効果的な手法といえるでしょう。
ブログを投稿するときのポイントは、税に関する最新情報など顧客にとって有益な情報をわかりやすく発信することでユーザー満足度が上がり、集客効果も期待できます。
ブログの特徴は以下の通りです。
- SNSやYouTube動画への2次利用ができる
- 投稿数を重ねるとアクセス数も増えやすい
- 検索キーワードを盛り込むことでSEO対策の効果がある
- 投稿した記事は蓄積されるため、継続した集客を仕組み化できる
ブログのはじめ方は、大きく2つの方法があります。
無料ブログサービスを使う際は、以下のことに気をつけてください。
- 予約用の問い合わせ先を記載すること
- ブログ内にホームページやSNSへのリンクを設置すること
ホームページを持っている場合は、SEO対策の効果もあるWordPress(ワードプレス)というブログソフトウェアを使った有料ブログがおすすめです。
ブログを使って効果的に集客を開始する方法については、以下の記事で詳しく説明しています。
【Facebook】40代~50代の経営者層に直接訴求できる
Facebookのおすすめポイント
- 40代~50代の経営者層との繋がりができる
- 登録・利用が無料で始めやすい
Facebookは、ネット上で社会的繋がりを作れる人気のソーシャルメディアです。
40代~50代の経営者層の利用も多いため、見込み客やクライアント獲得が期待できるツールのひとつです。
Facebookでは、自分のページで情報を発信することはもちろん、顔見知りでなくても同じ趣味や興味のある人とつながれるグループ機能が存在します。
税理士を必要としていそうな経営者がいるグループに入ることで、見込み客とのつながりを増やせるでしょう。
登録・利用ともに無料で課金要素もないのでリスクなく挑戦ができます。
ただし、こまめに見込み客とコミュニケーションを取って繋がりを増やしていくことが重要なため、クライアント獲得までの手間がかかる場合があるので注意が必要です。
Facebookで効果的に集客を開始する方法について詳しく説明しています。
【Twitter】20代の若年層や個人事業主への情報発信に役立つ
Twitterのおすすめポイント
- 若年層の個人・個人事業主との繋がりができる
- 登録・利用が無料で始めやすい
- 対象に有益な情報を発信することで信頼を獲得できる
Twitterは、不特定多数の方に情報を発信できる人気SNSです。
主に10代や20代の若年層の利用が多く、Facebookのように個人とのやり取りというよりは、幅広い方に情報を発信するのに向いています。
個人や個人事業主の利用も多いため、法人ではなく個人をターゲットにしたい方には特におすすめです。
確定申告関連の注意点など税理士目線からユーザーが知りたい情報を発信すれば「いいね」や「リツイート」が増え、知名度アップやクライアント獲得にも繋がるでしょう。
登録・利用ともに無料で、課金要素もないため気軽に始められます。
Teitterで知名度アップやクライアント獲得のためにはこまめな情報発信が欠かせないため、一定の手間はかかると言えるでしょう。
Twitter集客について、初心者にもわかりやすくメリット・デメリット・はじめ方を掘り下げた記事です。
【位置情報広告】商圏やユーザー属性で顧客を絞り込む
位置情報広告のおすすめポイント
- 広告の受け手を絞れるので無駄打ちを避けられる
- 場所や時期も絞ればユーザー属性をセグメント可能
ジオターゲティング広告とも言われる位置情報広告は、スマートフォンから取得したGPS・Bluetooth・Wi-Fi等の位置情報データをもとに受け手を絞って配信される広告です。
行動履歴をもとに特定のエリアに訪れたことがあるターゲットに、ピンポイントで広告を打つことができます。
例えば、以下のようなターゲティングが可能です。
- 確定申告の始まる前に税務署を訪れる人
- 自分の事務所から半径5kmに居住する人
- 過去半年で100回以上、最寄り駅を利用した人
ジオターゲティング広告は新店舗の認知促進や、潜在層の掘り起こしに効果的な広告手法です。
ジオターゲティング広告(位置情報広告)の仕組み、メリット・デメリット、主なプラットフォームについて説明しています。
【セミナー】見込み客に直接話して顧問先を獲得
セミナーのおすすめポイント
- 顔を合わせて直接話を聞いてもらえる
- 直接会って話すことで人柄や実力をアピールできる
税理士のクライアントの多くはまずは税理士の先生に会って、どんな方か、信頼ができるかを判断してから決めたいと考えます。
そういったクライアントの要望に応えられるのが、セミナーでの集客です。
セミナーでは、顔を合わせて話をする中で「私はこういう人柄です」「このような実力があります」とアピールでき、信頼性を高められます。
最近では、公認会計士や税理士が講師登録をしてセミナー集客の機会を提供してくれる学校もあります。
以下で、セミナー開催をサポートしてくれる学校についてご紹介します。
経理実務の学校
経理実務の学校には公認会計士や税理士が講師として登録し、セミナーを開催できる講師登録機能があります。
経理実務の学校は、ジャスネットコミュニケーションズ株式会社が運営しており、企業の担当者が経理実務を学べるwebサイトです。
経理実務の学校でのセミナーは、全国50,000名以上の経理パーソンに専門知識を届けられる他、税理士としての実力や信頼感をアピールできる場でもあります。
セミナーをきっかけに、新たな見込み客やクライアントを獲得することもできるでしょう。
セミナーの開催に際して、以下のサポートを受けられるのも魅力です。
- 集客サポート
- 企画立案サポート
- 会場の貸し出しサポート
【異業種交流会】見込み客と新規クライアントを同時に開拓
異業種交流会のおすすめポイント
- 見込み客・新規クライアントとの繋がりができる
- 様々な業界に人脈ができる
- ビジネスパートナーの獲得にも役立つ
直接対話をして見込み客やクライアントを獲得したい場合は、様々な業界の方が集って交流をおこなう異業種交流会に参加するというのも手段のひとつです。
税理士向けの交流会には以下のような種類があります。
- 地元の中小企業の経営者が多く参加する地元商工会主催の交流会
- 税理士・弁護士などの士業のみが集まる士業交流会
交流会では様々な業界の方と知り合い人脈を広げることが主な目的です。
交流会は参加して終わりではありません。
知り合った方と交流を深めるために連絡を取りあうなど、こまめなやり取りを通して信頼を勝ち取りましょう。
新たな顧客開拓へと繋がるでしょう。
地元商工会は年会費2万円程、士業交流会はワンコインから数千円ほどなど、費用には幅があります。
【チラシ・ダイレクトメール(DM)】税理士を必要としている人に直接訴求
チラシ・ダイレクトメール(DM)のおすすめポイント
- 自分で制作すれば初期コストを大幅に抑えられる
- 自身の商圏内のターゲットにまとめてアプローチできる
- 一度デザインを制作すればランニングコストを抑えられる
ターゲットに対し確実に訴求したい場合は、チラシ・ダイレクトメールを送ってアプローチを行う方法があります。
自身の商圏で開業したばかりの企業や法人表記した企業をリスト化しましょう。
税理士を必要としている人にピンポイントで訴求できるので、顧客獲得に強い手段のひとつです。
チラシ・ダイレクトメールの制作方法としては、「自分で作る」「デザイナーに依頼する」の2パターンがあります。
初期コストは、テンプレートをもとにWebサイトやオンラインサービスを使って自分で作る場合は無料での制作も可能です。
フリーランスやクラウドソーシング、デザイン会社への依頼は幅がありますが数千円~15万円程度で制作ができます。
デザインを一度制作すれば、その都度必要な分だけ印刷をして配布すれば良いため、ランニングコストを抑えられるでしょう。
【前職で培った人脈】信頼関係が確立している顧問先からクライアントを獲得
前職で培った人脈のおすすめポイント
- 初期コストやランニングコストがあまりかからない
- 前職での人脈を生かすため、クライアント獲得の可能性が高い
以前どこかの税理士事務所に所属しており、新しい事務所に移った場合や独立して事務所を立ち上げた場合は、前職で培った人脈からクライアントを獲得するのも手段のひとつです。
クライアントにとっては、事務所というより税理士個人を信頼して依頼するパターンが多くみられます。
ですので、以前の職場でクライアントと強い信頼関係を築けていれば、新しい場所に移っても依頼をしたいという方も出てくるでしょう。
ただし、税理士事務所の中にはクライアントの引き抜きを禁止しているところもあるので注意が必要です。
前職で培った人脈を利用したクライアント獲得であれば、顧客獲得費用に初期コスト・ランニングコストともにあまりかかりません。
ただし、人脈だけでの集客には限界があるので、Webを活用した集客方法と合わせておこなうのがおすすめです。
税理士の集客方法まとめ
オフラインでの対面集客はもちろん今でも使える集客方法ですが、スマホ利用率80%に届く現代ではネットを活用した集客方法がかなり重要になっています。
税理士の専門知識を必要としているユーザー層は多岐にわたります。
その中で、必要な情報を大勢に向けて発信できるWeb集客はクライアント獲得のためにも知名度アップのためにも有効な手段です。
オフラインとは違い、ターゲット層にまとめて訴求できるというのも大きなポイントです。
手段によっては無料で始められるものもあるのでリスクもかなり低い、またはほとんどありません。
Web集客は今からすぐに始められますので、ぜひ試してみて自社に合った方法を見つけてください。