「Twitter広告にはどのようなメリットがあるの?」
「リスティング広告やSNS広告と比べてどんな特徴があるの?」
広告担当の方であれば、このような悩みを感じたことはありませんか?
実は、Twitter広告はポイントをおさえて運用すればしっかり効果が得られる広告なのです。
そこで今回は、Twitter広告で得られる効果を、他の広告媒体と比較しながら紹介します。
この記事をしっかり理解すれば、Twitter広告の効果をグッと良くすることができるようになります。
Twitter広告の出稿手順についての記事でまとめています。
1.Twitter広告とは?
Twitter広告とは、タイムラインなどTwitterの様々な箇所に出稿できる広告のことです。
インターネット広告の中でも、Twitter広告は特にユーザーに対して違和感なく自然にアプローチできるのが特徴となっています。
なぜなら、Twitter広告は通常のツイートと同じように広告としてユーザーに訴求できるからです。
さらに、Twitterは日本国内だけでもアクティブユーザーが4500万人以上といわれており、誰もがその名を知っているメディアとなっています。
男女比もほぼ半々で20〜30代を中心に幅広い年代層に利用されているため、様々な商材においてコンバージョンの獲得が見込めるでしょう。
性別・年齢や行動履歴などのデータを利用したターゲティング機能も充実しているため、狙ったユーザーに絞って配信することもできます。
なお、Twitter広告には「プロモーション」という記載があるため、広告としてちゃんと区別できるようになっています。
広告費を使わない通常アカウント運用によるTwitter集客についての記事をご覧ください。
2.Twitter広告で見込める3つのメリット
Twitter広告を運用することで、大きく分けて次の3つの効果が期待できます。
これらに共通しているのは、長期的に運用していくことで売上げアップまたはコストダウンが期待でき、次第に費用対効果が改善していくといった点です。
具体的にどのような効果が期待できるのか、それぞれについて詳しく解説します。
(1)話題性を高められる
Twitter広告を配信することで、広告で扱っている内容に関する話題性を高めることができます。
Twitterは「今何が起こっているか」を共有することに特化したメディアです。
つまり、Twitter広告を出稿することで広告の内容が今話題になっているとユーザーに訴求できるのです。
特にTwitterユーザーの約4割はテレビを見ながら利用しているといわれており、TVCMなど他の広告媒体を掛け合わせることでより話題性を高められるでしょう。
独自のハッシュタグを利用して、ユーザー間にハッシュタグを印象づけるのも効果的です。
例えば「#平成の思い出」のようなユーザーにツイートを促すようなハッシュタグの場合だと、より話題性が高まることが見込めるでしょう。
さらにTwitter広告には、プロモトレンドという話題づくりに特化したメニューもあります。
1日1社限定のため、出稿できればトレンドトピックの広告枠を独占することになり、短時間で一気にユーザーの認知度を上げることができます。
もちろん、通常のツイートでもユーザーに対して話題性を高めることは不可能ではありません。
しかし通常のツイートではフォロワーにしか配信されないため、情報の拡散力に限界があります。
そこで広告として出稿することでフォロワー以外のユーザーにも様々な角度でアプローチできるため、より話題性が高まることが期待できるようになるのです。
このようにユーザー間で話題性を高めることができればよりあなたの商材が注目されるようになり、次第に売上もあがっていくことでしょう。
(2)ユーザーと長期的につながることができる
Twitter広告を出稿することで、他のインターネット広告に比べてユーザーとつながりやすいという特徴があります。
Twitterに広告を出稿する際、必ずTwitterアカウントを作成・登録することになります。
これはプロモツイートやプロモトレンドを出稿する際に、ツイート元のアカウントを明確にするためです。
もちろん、プロモアカウントに出稿する際もここで登録したアカウントを訴求することになります。
つまりTwitter広告を出稿することで、コンバージョンを獲りたい商材だけでなくTwitterアカウントも同時に訴求することができるのです。
コンバージョンしたユーザーがその商材を気に入れば、もっと情報がほしいと思って出稿主のTwitterアカウントをフォローすることでしょう。
Twitterアカウントのフォロワーを増やすことができれば、通常のツイートを発信することでユーザーに対してより新鮮な情報が提供できます。
もちろん、通常のツイートには広告費用は一切かからないため、フォロワーが増えれば増えるほどユーザーに対する訴求コストが抑えられるようになるでしょう。
(3)ユーザー間での2次拡散を狙える
Twitter広告の特徴として、ユーザー同士での2次拡散が起こりやすいという点が挙げられます。
Twitterの機能のひとつに、誰かのツイートをそのまま自分のタイムラインに配信するリツイートがあります。
実は、Twitter広告として配信したツイートもリツイートできるのです。
ユーザーに刺さるようなツイートを広告として出稿できれば、それを見たユーザーがリツイートすることでどんどん拡散されることが期待できるでしょう。
もちろん、ユーザー間でリツイートされればされるほど広告内容が広まるため、コンバージョン獲得や売上アップにつながりやすくなります。
さらに、リツイートされた分に対しては一切広告費用が発生しません。
つまりユーザー間で2次拡散されればされるほど、広告効果が高まるうえに広告費用を抑えることが見込めるのです。
ユーザーに共感されやすい内容はリツイートされやすい傾向にあるため、いかにユーザーの心を掴むかがTwitter広告の運用におけるポイントといえるでしょう。
3.他の媒体と比較したTwitter広告の特徴
Twitter広告をはじめインターネット広告にはそれぞれの特徴があるため、目的に応じて使い分けることが重要です。
場合によっては、異なる広告媒体それぞれに出稿することで効果が高まることもあります。
しかし広告を使い分けるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが必要不可欠です。
そこでTwitter広告を効果的に運用するためにも、他のインターネット広告と比べてTwitter広告にはどのような特徴があるのか詳しく見てみましょう。
もしTwitter広告を出稿するべきか悩んでいる際には、このポイントについて意識してみてください。
(1)リスティング広告との比較
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などで検索した際に検索キーワードに連動して表示される広告のことです。
オークション形式で検索キーワードに関連した広告が表示されるため、ユーザーの興味関心にマッチした広告が表示される特徴があります。
Twitter広告にもキーワードを指定して配信できる機能があるため、一見すると同じように思うかもしれません。
しかしリスティング広告とTwitter広告とでは、実は大きく違います。
なぜなら、リスティング広告は検索したその瞬間しか表示されないのに対して、Twitter広告は過去のツイートや検索履歴も含めてターゲティングし配信するからです。
さらにTwitter広告では、広告やキーワードに対するユーザーの反応をツイートやコメントから見ることができます。
ユーザーの反応を見ながら運用できる点は、一方的にキーワードを指定することしかできないリスティング広告に対して大きな強みといえるでしょう。
ただし、キーワードに対するユーザーのモチベーションは、リスティング広告のほうが高くなりがち。
その分CPCが高騰傾向にあるリスティング広告と比べると、Twitter広告の方がCPCが安い傾向にあります。
(2)アドネットワークとの比較
アドネットワークとは、インターネット上にある様々なメディアの広告枠をネットワーク化してひとつの商品としている広告メニューです。
Twitter広告に比べると、アドネットワークは多彩なメディアに出稿できるため、非常にリーチ力が高いのが特徴となっています。
認知度を上げたいなどの施策では、幅広いユーザーにリーチできるアドネットワークのほうが向いているといえるでしょう。
しかしアドネットワークの最大のデメリットは、どの媒体に広告が表示されるかわからない点です。
効果が悪かったり商材ブランドを損ねる質の低い媒体に出稿される可能性もあるため、媒体の精査が必要となりより多くの工数が発生しかねません。
そんなアドネットワークと比べると、Twitter広告は出稿先がTwitterのみであるため、必要以上の工数をかけずに日々の運用に集中できるメリットがあります。
さらにアドネットワークで使えるターゲティングデータは、独自データや第三者からの提供など様々なケースがあり、精度が一定ではありません。
それに対してTwitter広告で使えるターゲティングデータはTwitterの登録情報や行動履歴に基づいているため、広告との相性が非常に良いです。
一定数のコンバージョンを安く獲得したいのであればTwitter広告のほうが高い費用対効果が見込めるでしょう。
(3)Facebook広告との比較
Facebook広告とは、Facebookにおけるタイムラインなどに出稿できる広告です。
SNSに出稿できる広告という点では、Twitter広告と似ていると思われるかもしれません。
広告記事のシェアや「いいね!」ができる、コンバージョンだけでなくアカウントのフォローも獲得できるなど、Twitter広告との共通点は多くあります。
Facebook広告とTwitter広告との大きな違いは、ユーザーがそれぞれのメディアを利用する頻度にあるといえるでしょう。
Facebookはプロフィール項目も多く、ひとつの投稿に対して情報量が多くなりがちであるため、一度Facebookを開くとじっくり利用する傾向にあります。
それに対してTwitterは1つの投稿が140文字までと文字数が少ないため、短時間で手軽にサクッと利用される傾向になりがちです。
情報量の違いという観点では、Facebookの方がプロフィール情報が多いためターゲティングに使えるデータの幅も広く、精度も高くなっています。
しかし知り合い同士でつながるFacebookよりも、不特定多数にフォローされやすいTwitterの方がすぐにリツイートされやすいため拡散力が高いでしょう。
これらを踏まえると、Facebook広告はじっくりコンバージョンを狙っていくのに対し、Twitter広告ではインパクト勝負で話題性を高めるのに向いているといえます。
Facebook広告についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
まとめ
この記事では、Twitter広告で見込めるメリットと、他のインターネット広告と比較したTwitter広告のメリット・デメリットについて解説しました。
Twitter広告では広告運用とSNSアカウントの運用が求められるため、数あるインターネット広告の中でも独特な特徴を持つ広告メニューになっています。
そのため、他のインターネット広告でうまくいったノウハウがTwitter広告ではあまり有効でないケースもあります。
しかし、Twitterが持つ特徴をしっかり理解しながら運用することで、少しずつ広告効果が得られるようになるでしょう。
Twitter広告は、はじめたての頃は思うようにうまく効果が得られないかもしれません。
しかしTwitterが持つ拡散力を考慮すると、運用を続ければ続けるほど費用体効果が改善する見込みが高くなります。
この記事を参考にTwitter広告についてしっかり理解し、広告効果を改善することで売上げアップを目指しましょう。
スーパーフォロー・チケット制スペースなど、Twitter広告以外にも数多くあるTwitterで収益を得る方法についての記事で説明していますのでご覧ください。