「LINE@がLINE公式アカウントになって何が変わったの?」
「LINE公式アカウント集客って何から始めればいいの?」
「いつもメッセージ配信だけでマンネリなんだけどいい集客アイデアない?」
「1カ月でLINE友だちを爆増させる方法は?」
日本人の6割以上が利用すると言われるLINE公式アカウントを利用して、集客につなげる企業やお店が急増中です。
しかし、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
LINE公式アカウントの運営には色々とコツがあるものの、リーチ力をじょうずに使えばユーザーにうざがられることなく情報を発信できる宣伝手段です。
飲食店でも、店舗でも、個人でもLINE公式アカウント集客で、ほぼ0コストで新規の集客を獲得して、リピート率の向上、顧客のファン化を簡単に実現しましょう。
デジタルマーケティングを支援するデジマチェーンでは、LINE公式アカウントをフルに活用した広告・集客戦略を弊社会員にシェアしております。
今回は、LINE公式アカウントとは何か、集客に使用するための費用、メリット・デメリット、効果的に使って集客につなげる方法を説明する記事です。
LINE広告を活用する集客手法についての記事をご覧ください。
1. LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、 企業や店舗がLINE公式アカウントを作り、友だちとして登録されたユーザーに 情報を届けることができるサービスです。
日本人の6割以上が利用しているLINEを利用して、売りたい商品やサービスへの関心が高い見込み顧客を直接取り込めます。
LINEは2019年9月時点で、日本国内だけで8,200万人を超えるユーザー数を誇っています。
またユーザー全体のうち、 85%程度が毎日LINEを開いているというデータもあります。
これだけコミュニケーションツールとして一般化しているLINE を、ビジネスに活用しない手はない、ということで用意されたのがLINE@とLINE公式アカウントでした。
(1)2018年の大改革!LINE@とLINE公式アカウントの一本化
もともとはLINE@が中小企業向け、LINE公式アカウントが大企業向けのサービスでした。
LINE@が無料で使用できるのに対し、LINE公式アカウントは初期費用が最低800万円、最低月額250万円と高額設定だったからです。
また、LINE@は、LINE公式アカウントと比較すると使える機能が絞られており、正直使うメリットが分かりにくい状態でした。
しかし2018年にLINE@とLINE公式アカウントは統合され、今はLINE公式アカウントで一本化されています。
ほとんどの機能がエントリープランを含むすべてのプランに開放され、さらにかつてのLINE公式アカウントからは考えられないほどリーズナブルな料金プランに変更されました。
今では37万を超える企業や店舗がLINE公式アカウントを活用し、友だちとして登録されたユーザーに向けてさまざまな情報を伝えています。
(2)LINE公式アカウントの種類と料金プラン
LINE公式アカウントは基本的に、無料でスタート・利用することができます。
アカウントを開設した直後はすべ てのアカウントが「フリープラン」になっており、1カ月に1,000通までのメッセージを無料で送ることができます。
運用していく中で友だちが増えて、1,000通以上のメッセージを送る必要が出てきたら有料プランに切り替えられます 。
LINE公式アカウントの有料プランについて詳しくはこちらにまとめています。
2.LINE公式アカウントで使うべき14個の機能
LINE公式アカウントでは、以下の ような中小企業や個人事業主におすすめの14個のサービスがあります 。
- メッセージ配信
- セグメントメッセージ
- リッチメッセージ
- タイムライン投稿
- リッチビデオメッセージ
- リッチメニュー
- 自動応答・キーワード応答機能
- LINEチャット
- シンプルQ&A
- アカウントページ
- レポート・分析機能
- ショップカード
- クーポン
- プレミアムID
メッセージ配信以外にも、アカウントページでのサービス紹介や、友だち登録をしてくれたユーザーとのチャット機能、タイムラインの有効活用などでユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
それぞれの機能を説明していきます。
(1)メッセージ配信
友だち追加してくれたユーザーに対してメッセージを配信することができます。
メッセージにはテキスト情報以外にも、画像、動画、リッチメッセ―ジ、リッチビデオメッセージ、クーポン、抽選ページが送信可能です。
LINEによるメッセージは、 メルマガなどに比べて開封率が高いことが特徴です。
(2)セグメントメッセージ
送信先 のユーザー層を把握した上で、男女や年齢などの要素(セグメント)を絞り込んでメッセージを配信する ことができます。
自社が紹介したい商品やキャンペーンのユーザー像に合わせて、対象を絞り込んで配信するので開封率や成約率は大きく向上します。
むやみに一斉配信することによる、ユーザーのLINE疲れを防止することができます。
絞り込み可能な属性は以下の通りです。
属性 | 備考 |
性別 | 男性のみ、女性のみなど |
年代 | 10代のみ、20代以上など |
居住地 | 東京都内のみなど |
利用しているOS | iOS、Androidなど |
友だちになってからの期間 | 最初に友だち追加されてからの日数をカウントします 途中ブロックなどを挟んだ場合でも同様にカウントされます |
(3)リッチメッセージ
リッチメッセージは画像にテキストを載せて、トーク画面に大きく表示される画像メッセージです。
LINEならではのフォーマットであるリッチメッセージを活用して、ユーザーがつい開いて読んでしまうメッセージ作りを行いましょう。
リッチメッセージ内は複数のエリアに分割することができ、1つのエリアに対して画像とURLを個別に設定することができます。
画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめて視認しやすくするため、通常のテキストのみのメッセージと比較して高い誘導効果が期待できます。
(4)タイムライン投稿
LINE公式アカウントを開設することで、タイムラインに情報を投稿できるようになります。
タイムラインとは、自分が知らせたいことをテキストや画像、動画を用いて、友だちにリアルタイムで伝えることができる機能です。
タイムラインに投稿すると友だち登録をしている全ユーザーに情報を発信することができ、投稿内容をユーザー間で共有することができます。
タイムラインのメリットは、LINE公式アカウントと直接友だちになっているユーザー数以上の発信力が期待できることです。
たとえば、期間限定のセールイベントや割引商品、新商品情報などを掲載することで、ユーザーの注目度を集めることができるでしょう。
友だち登録をしているユーザーが企業や店舗のタイムラインを見て、自分のコミュニティで拡散すれば、それだけ宣伝効果が発生します。
つまり、ユーザーにとって魅力的な投稿をタイムラインですることで、大きな宣伝効果が期待できるのです。
(5)リッチメニュー
トーク画面下部に表示される上記画像のような固定のメニューはリッチメニューと呼びます。
リッチメニュー も、リッチメッセージと同じく分割されたリンク付きの画像で構成されており、1つのエリアに対して画像とURLを個別に設定することが可能です。
管理画面から期間を指定して表示・非表示を指定することもできるほか、テンプレートから選ぶこともできます。
ユーザーがLINE公式アカウントのトーク画面に移ると、広告のように表示されます。
画面の半分近くを占めるので、ユーザーの目に留まりやすく、自社サイトに誘導しやすくなるでしょう。
(6)リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージはトーク画面に動画としてメッセージ配信することができ、動画再生後に 外部サイトへ誘導することができます。
よくできたリッチビデオメッセージは、開封率を向上させるのはもちろん、メッセージのシェアを引き起こして「バズる」要因となります。
メリットとしては、テキストだけでは伝えづらい事でも、映像なら伝わりやすいというところです。
(7)自動応答・キーワード応答機能
自動応答・キーワード応答機能は、ユーザーからメッセージを受け取った際に、前もって登録してあるテンプレートでメッセージを自動返信する機能です。
あらかじめキーワードを設定しておけば、それに応じて自動返信することもできます。
「よくある質問」などを登録しておいて、ユーザーがメッセージを送った瞬間返答が送られるようにすれば ユーザーはストレスを感じませんし 、企業側も工数を削減することができます。
自動応答機能はメッセージがランダムに送信されるのに対し、キーワード応答機能は店舗検索やクーポン配布など、ユーザーが話しかけた内容について、固定メッセージを完全一致で返信する機能です 。
(8)LINEチャット
LINEチャットは、友だち登録してくれた人たちと1対1のチャットができる機能です。
複数のユーザーグループとの1対1のチャット対応も可能で、トーク記録は最長2カ月保存することができます。
チャット機能には自動返信機能もあるので、常にLINEを見張る必要がありません。
必要によっては自分の好きなタイミングで対応できるので、ストレスなく連絡のやり取りができます。
自動応答モードをオフにした状態で、友だち登録してくれた人が話しかけてきた際に「トーク」タブに相手の名前と内容が表示され、会話を始めることができます。
(9)シンプルQ&A
シンプルQ&Aは、ユーザーからの簡単な質問にLINEのAIを用いて自動返信することができる機能です。
ユーザーから送られてきたメッセージのカテゴリーをAIが判別し、カテゴリーごとに設定された回答メッセージを自動で返信します。
AIによる自動返信が難しい問合せについては、通常の有人チャットに切り替えることができます。
カテゴリーは以下となります。
カテゴリー | 内容 |
一般的な質問 | あいさつ/使い方/お礼/応答不可/クレーム |
お店の基本情報 | おすすめ/営業時間/予約/支払い/予算/住所/最寄り駅/Webサイト/電話番号 |
お店の詳細情報 | Wi-Fi/コンセント/座席/禁煙・喫煙/駐車場 |
(10)アカウントページ
アカウントページは、企業やブランド基本情報を掲載できるページです 。
Web上にも公開されるので、会社のポータルサイト、サブ公式ページとしても活躍してくれるでしょう。
(11)レポート・分析機能
レポート機能で、メッセージ配信数、クリック数などのメッセージに関するレポートや友だち数、タイムラインなどの統計情報を確認できます。
また分析では、メッセージ配信・タイムライン投稿の詳細データ、友だち増加の推移やブロックされた数、クーポンやショップカードの利用状況などが確認できます。
レポート内容は以下の通りで、レポート機能による配信数やCTRなどの検証をもとに、メッセージの配信時間や配信対象を最適化 できます。
レポート項目 | レポート内容 |
メッセージレポート | メッセージ配信数/クリック数 |
友だち数レポート | 友だちの増減(一覧+グラフ)/対象期間設定(前日、過去7日、過去30日) |
タイムラインレポート | インプレッション数/クリック数/ユーザーのリアクション(いいね数、コメント数、共有数) |
(12)ショップカード
ショップカードは、LINE上でカンタンにポイントカードを作成・発行することができる機能です。
実店舗を持っている小売やサービス業で、ユーザーが実際に来店した時や商品を購入した時に使用できます。
店舗側が作成したQRコードを、ユーザーがスマホやタブレットで読み取ることでポイントを付与することができます。
ユーザーはポイント付与情報をアプリの管理画面から閲覧できますし 、ポイントの有効期限が近づくとお知らせがくるようになっています。
ポイントを一定数貯めたユーザーに対しては、特典を獲得できるチケットを作成することも可能です。
スマホがポイントカードとして機能するようになれば、ユーザーの定着率が高くなり、リピート強化につなげることが可能です。
また、ポイントカードは集客アップだけでなく、「500円ごとにスタンプ1個」のようにスタンプ条件に金額を設定すると客単価アップも狙えます。
集客や客単価を上げたい店舗におすすめの機能です。
(13)クーポン
LINE友だちに登録してくれたユーザーに対し、様々な設定でのクーポンを発行することができます。
など、使い方はさまざまですので活用してみましょう。
- 友だち登録してくれたユーザーへの割引クーポン
- 定期的な10%割引クーポン
- 抽選で当たるクーポン
- 1,000円以上の利用でワンドリンクサービスクーポン
抽選形式にしてクーポンの配布数を管理することも可能です。
LINE上で使用できるクーポンもあるので、業種に合わせてクーポンを作成することができます。
たとえば、LINE公式アカウントからのメッセージにリアクションしてくれたユーザーに、割引や商品引換券を配布するようにすれば、サイトへの訪問率を上げることもできるでしょう。
クーポンを配ることでユーザーの来店意欲を高めることができるため、ショップカード機能と併用して顧客の定着を図ることが可能です。
また、クーポンの利用率なども管理画面で確認することができるので、ユーザーのリアクションも把握しやすくなります。
(14)プレミアムID
LINE公式アカウントに登録すると、機械的に決められた英数字のID「ベーシックID」が各アカウントに付与されます。
店舗名や商品名など、もっとユーザーに分かりやすいIDに変えたい場合、プレミアムIDを購入することで任意のIDを設定することができます。
3.LINE公式アカウントの費用体系は個人でも使いやすい
LINE公式アカウント集客の、各プランの費用は以下のようになっています。
フリープラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|---|
月額固定 | 無料 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 1,000通 | 15,000通 | 45,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 5円 | ~3円 |
今までのLINE@ではプランによって使えるサービスに制限がありました。
LINE@と統合されてからのLINE公式アカウントはリーズナブルで、フリープランでも無料メッセージを月に1,000通までは完全無料で利用できます。
フリープランでも、メッセージ送信、1:1トーク、ショップカード、クーポン機能も利用可能です。
例えば、週に1回プッシュメッセージを送るなら、友だち登録数は250人で月4回メッセージを送る規模となります。
最初はフリープランで契約して、メッセージを送る数が増えてきたら、有料のライトプランやスタンダードプランに変更する、ということも可能です。
スタンダードプランでは、メッセージの送信数が多くなるほど1通当たりの単価は低くなります。
なお、各プランの詳細、注意点、支払い方法についての記事で説明しています。
課金対象外のメッセージの種類
課金の対象になるサービスは、主に「一斉送信」に関するものが対象で、課金の対象にならないサービスもありますので、以下を参考にしてください。
一斉配信時は、最大3つの吹き出しまで1配信としてカウントされます。
ですから、テキストとスタンプを分けて送るのではなく、1配信にまとめて送ると通数が抑えられておすすめです。
#1.課金対象となるサービス
- メッセージ配信(セグメント配信含む)
- Messaging APIの「Push API」
#2.課金対象にならないサービス
- チャット機能(1:1トーク)
- 自動応答メッセージ
- キーワード応答メッセージ
- 友だち追加時のあいさつ
- Messaging APIの「Reply API」
4.集客におけるLINE公式アカウントのメリットとデメリット
LINE公式アカウントでの集客は、他の集客方法と同様にメリットとデメリットがあります。
LINE公式アカウントを集客に活用するメリットは以下の4つです。
LINE公式アカウントはSNSと性質が異なる分、以下のようなデメリットもあります。
それぞれのメリット・デメリットの点を以下から説明します。
メリット1.ユーザー数が多い
LINEは、 Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSよりも国内ユーザー数が多いメディアです。
そのぶん、多くの人とつながれるチャンスが転がっています。
メリット2.直接メッセージを送るので集客効果が高い
また、LINEはFacebookなど のSNSと大きく性質が異なります。
一般的な SNSが、投稿したメッセージを他のユーザーが見に来るのに対して、LINEは直接メッセージを送れるツールです。
ユーザーとしても、「SNSでの投稿は、自分に向けて投稿されたものではない。不特定多数に向けられた投稿を見ている。」のに対し、「LINEのメッセージは、自分に対して直接メッセージが送られている。」という意識が強いでしょう。
メリット3.メッセージを見ないと未読メッセージが残る
LINEはメッセージを見ないと未読で残る点もメリットです。
未読のメッセージが残るのは気持ち悪さがあるので、早い段階でメッセージが開かれます。
また、LINEユーザーの85%程度が毎日LINEを開いているので、多くの場合その日のうちにはメッセージを見てもらえるでしょう。
メリット4.タイムラインで登録ユーザー以外にも見てもらえる
タイムラインに投稿されたメッセージは、友達ユーザー以外にも公開できます。
ますます拡散される可能性も高くなります。
デメリット1.拡散スピードがメジャーSNSと比較すると遅い
LINE公式アカウントは、TwitterなどのSNSに比べるとの情報拡散スピードは遅いです。
LINE公式アカウントは、友達になったユーザーに直接メッセージを送れるので、集客効果は高いといえます。
ですが、手軽で迅速なリツイート機能が使えるTwitterと比較すると、メッセージを拡散する機能が少ないと言えます。
タイムラインを使えば、TwitterなどのSNSに近い形で投稿を拡散可能なのですが、LINEのメイン機能はあくまでもメッセージです。
タイムラインをあまり使用しないユーザーも多く、メッセージを見るついで程度にしかメッセージを見ないというユーザーも多いでしょう。
LINEの拡散力の遅さをカバーするためには、他のSNSと併用するのがベストです。
デメリット2.友達を解除される可能性が高い
LINE公式アカウントからのメッセージは、ダイレクトにメッセージが届く分、少しでも不要だと感じるメッセージは排除したいというユーザー心理が働きかねません。
多くのLINEユーザーはメッセージを本当に必要なものだけに絞りたいと考えているので、魅力的なメッセージでないと友達を外されてしまいます。
友達を解除されないためには、お得なクーポンを配信するなど、ユーザーにとって魅力的で、読みたいと思わせるメッセージが必要です。
5.LINE公式アカウント集客の始め方
LINE公式アカウントを新規で始めるには、こちらの公式ページにアクセスします。
通常のLINEアカウントを事前に取得しておくことが必要です。
ページ内の指示に従って操作を進めると、LINE公式アカウントが作成できます。
もし、すでにLINE@を取得していて、LINE公式アカウントに移行する場合は、こちらの公式ページを参照してください。
LINE公式アカウントのアカウントの種類と必要な設定について以下で説明します。
なお、各ステップを画面付きで説明した詳細記事に掲載していますのでご覧ください。
(1)アカウント種別について
出典元https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190726/
LINE公式アカウントには、上記の公式説明のように、認証済アカウントと未認証アカウントがあります。
2種類のアカウントで基本的な機能は変わりませんし、無料プランを含めて価格も変わりません。
認証済アカウントは、LINE事務局の審査を通過することで取得できるアカウントです。
青色のアカウントバッジが付与され、LINEアプリ内での各種検索結果に表示されるので、集客効果が高まります。
また、店舗などで展示するオフィシャルの販促用ポスターなどを手に入れることができるので、認証済アカウントの開設がおすすめです。
審査は通常10営業日程度かかります。
利用中の未認証アカウントを認証済アカウントに移行する場合は、LINE OFFICIAL ACCOUNT MANAGERから変更を申請可能です。
(2)LINE公式アカウントに必要な設定
出典元 https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-3/
アカウントを作成した後は、LINE公式アカウントの管理画面であるLINE Official Account Manager(上記画面サンプル)で必要な設定を行います。
LINE公式アカウントには下記の初期設定が必要です。
- アカウント名
- ステータスメッセージ
- プロフィール画像
- 背景画像
- あいさつメッセージ(ユーザーが友だち追加してくれた際に自動的に送られるメッセージ)
- 応答メッセージ(ユーザーがメッセージを送った際に自動で送られるメッセージ)
6.LINE公式アカウントで効果的に集客する方法
LINE公式アカウントで集客するために必要なことは以下です。
それぞれ説明します。
なお、LINE公式アカウントを活用した集客の事例についての記事で紹介しています。
友達を増やす
LINEを使った集客は、まず友達を獲得しないことには何も始まりません。
主な友達獲得方法は以下です。
店舗でのPOPや掲示物による告知とスタッフからの声がけ
LINE公式アカウントのIDや友だち追加用QRコードを印刷したポスター・チラシ・パンフレット・名刺を用意しましょう。
自店舗での掲示はもちろん、取引先に置かせてもらうのも効果的です。
ウェブサイト・メルマガ・SNSで登録を促す
自社のウェブサイト・ブログには「友だち追加ボタン」または「QRコード」を設置しましょう。
「友だち追加ボタン」、「QRコード」は管理画面の「友だちを増やす」で取得できます。
メルマガ・SNSにはLINE公式アカウントのIDや友だち追加URLを記載しましょう。
登録を促す際には、友だちになった場合のメリットを忘れずに記載します。
友だち登録キャンペーンを実施
「友だち登録した画面を見せれば会計10%オフ」などのキャンペーンはメリットがわかりやすいので、登録促進に効果的です。
ユーザーにメリットのあるメッセージを送る
友達登録をしてくれたユーザーにとっても、メリットのあるメッセージを送り続けましょう。
たとえばプレゼント情報、キャンペーン情報、割引情報、などが効果的でしょう。
クーポン、抽選機能を利用する
クーポン、抽選機能はLINE上で使用できるクーポン、抽選を作成する機能です。
作成したクーポン、抽選はメッセージでもタイムラインでも配信できます。
多くのユーザーがつい利用してしまう機能なので活用しましょう。
7.LINE公式アカウントの集客効果を検証する
LINE公式アカウントからの集客効果は管理画面であるLINE Official Account Manager で分析可能です。
集客のために、LINE公式アカウントを含めて複数の施策を取り入れた場合、どの施策がどれだけ集客につながったのかよくわからないことがあるかもしれません。
LINE Official Account Managerでは、例えば、日々の友だち追加数やブロックされた数を確認することができます。
またメッセージの配信数やクリック数が確認できます。
タイムラインについても、投稿のインプレッション数やクリック数、いいねの数が確認できます。
メッセージやタイムラインで配信されたもののクリック数やいいねの数などの反応が良くない場合は、メッセージであれば冒頭文(多くのユーザーがプレビューで閲覧する部分)のインパクトが弱いのかもしれません。
タイムラインであれば、投稿時間の調整が効果的な場合もあります。
または、友達の層と、狙っている顧客層にずれがあるのかもしれません。
LINE Official Account Managerでは、発行したクーポンごとの開封者数や使用者数も確認できますので、集客のためにクーポン戦略を取った場合の成果も確認可能です。
ほとんどの統計値で、表示期間の指定とCSV形式のファイルダウンロードが可能なので、季節ごと、イベント前後、新サービス発表前後の推移などを細かく分析できます。
まとめ
LINE公式アカウントは、見込み顧客に個人的にメッセージを送れるので、ダイレクトに集客につなげやすいツールです。
その分拡散スピードに弱みがあるので、他のSNSとの組み合わせが重要になります。
LINE公式アカウントはすぐに始めることが可能ですが、もっとも集客に効果的な運用を行うこと、継続的にメッセージを送ることなどは時間も労力も必要です。
コストパフォーマンスを考えると、SNSマーケティングのノウハウが豊富な専門の事業者に運用を代行してもらうか、セミナーやオンラインレッスンに参加することが好ましいでしょう。
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