「HubSpotを実際に利用している人の感想は?」
「HubSpotを利用することでどのようなメリット・デメリットがあるの?」
これからCRMツールの導入を検討している人の中で、HubSpotが気になっている人もいるのではないでしょうか。
中には、HubSpotは聞いたことはあるけど、実際どんなサービスなのか知らないという人もいるでしょう。
実は、HubSpotはCRMツールの中でも豊富な機能を備えており初心者でも扱いやすいツールなんですよ!
今回は、HubSpotの評判やそれを基にしたメリット・デメリットを紹介します。
最後にはHubSpotの運用に向いている人の特徴も紹介するので、どのCRMツールを導入しようか迷っている人は、ツール選びの参考にしてみてください。
その前に、HubSpotの概要について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
1.HubSpotの評判
ここでは、HubSpotとはいったいどういうサービスなのか、実際に利用している人はどういう評価をしているのか、について紹介します。
これからCRMツールの導入を検討している人にとっては、ユーザーの評価が選ぶ指標になるでしょう。
良い評価に着目しがちですが、改善してほしいと思われている内容にも要チェックですよ。
HubSpotのCRMについてはこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
(1)HubSpotのサービス内容
HubSpotとは、MA(マーケティングオートメーション)ツールの1つで、マーケティングやセールス、カスタマーサービスなど幅広いソフトウェアを利用することができます。
4つのコンテンツを利用することができ、内1つは無料で利用できるツールです。
今回はお試し利用できるように、無料ソフトウェアのHubSpot CRMについて紹介します。
HubSpot CRMは見込み客や顧客を獲得・管理するのに役立つ無料ツールです。
無料にもかかわらず利用できる機能は豊富で、デジタルマーケティングデビューするには十分でしょう。
例えば、ユーザーから質問に答えてもらって情報を集めるのに便利なフォームを作成したり、直接コンタクトをとれるチャットやメール機能がついていたりと、顧客情報の収集に活躍します。
獲得した顧客情報は瞬時に自動的に記録されるのも特徴の1つです。
また、獲得した情報を見やすく管理するために、一括にまとめることで進捗状況を確認できるようになっていたり、チーム内で情報を共有して、顧客からの問い合わせに対して常にリアクションをとれるような体制になっていたりもします。
世界90ヵ国以上、34,000社で導入されているほど実績も十分なので、まずは試しにHubSpot CRMの導入を検討してみると良いかもしれません。
(2)良い口コミ
では、実際にHubSpotを利用している人の声をピックアップして紹介します。
まずはHubSpotに対して高評価の意見です。
twitter上では、HubSpotに対して評価しているコメントは以下のようなものがありました。
MAをpardotからhubspotに移行した社内評判。
「Salesforceで情報を変更したら、反映までpardotは6時間くらいかかってたけどhubspotは30分くらいでめちゃくちゃ早い」とインサイドセールス担当が言っています。— 藤田佳佑 (@sato310sss) February 25, 2019
MAをpardotからhubspotに移行した社内評判。
「メール作成はhubspotの方がしやすい」とインサイドセールス担当が言っています。— 藤田佳佑 (@sato310sss) February 20, 2019
HubSpotを利用したことで、作業スピードが上がったと評価をしていますね。
また、ITreviewというビジネス向けソフトウェアのレビューが集まる Web サイトでは、HubSpot CRMの評価が高かったです。
高評価のコメントをまとめてみました。
- 契約日やメモ、担当者へのメンション、タスクづけなど、当たり前に行うべき内容を記録することでき、顧客へのフォローが会社として可能になる
- 無料CRM部分の機能が豊富で充実している
- ファイル管理などもできるので、とても便利
- 企業規模によるが中小の中くらいまでの規模ならこのCRMの機能でおおむねカバーできると思う
- 全てのビジネスフローに対して一気通貫でできる
ITreviewレビューページより引用
これだけ高評価なのは、無料にもかかわらず事業に活用するのに十分な機能を備えていることでしょう。
一般的には無料であればお試し程度の機能しかついておらず、肩透かしに遭うことが多いですが、HubSpot CRMの場合は期待が外れることはなく、「こんなに便利な機能が利用できるのに無料なの?」といった驚きがあるのかもしれませんね。
(3)悪い口コミ
良い口コミもあれば悪い口コミもあるものです。
しかし、調査したところ、HubSpotに対する悪い口コミは見当たらず、twitter上では以下のような投稿くらいでした。
HubSpotはほぼ全ての顧客とZoomで打ち合わせなのでリアルで会う事があんまりない。なので実際に会うとたまに芸能人に会ったかの様に反応して頂くことがある。いいのか悪いのかは別として、ただただ恐縮です。#カスタマーサクセス
— かわむら | HubSpot プリンシパルカスタマーサクセス (@takuji_kawamura) July 26, 2019
HubSpotの機能が便利な分、マイナスに捉えれば、このような意見があっても仕方がないのかもしれませんね。
ちなみに、ITreviewでは以下のような改善点が挙げられていました。
- 初めて使う人にとっては慣れるまで時間がかかる
- サポート体制があまり良くないので、引き継ぎ時や退職後は困る
- 1担当者につき1人しかアサインできないので、コンタクト履歴の管理はあまり向いていないように思える
- リンクから飛んだ瞬間に英語になってしまうなどの部分はできれば日本語コンテンツを用意してほしい
- バージョンアップが早いので、せっかく慣れた管理画面が頻繁に変わってしまう
- モジュールによってプランがあるため、すべて導入するとなると相応の価格になります
ITreviewレビューページより引用
全体の評価は高いのですが、細かく見ると改善点を挙げる人が多いのも確かです。
レビューのコメントを見てみると、無料というアドバンテージが強く効いている分、デメリットとまではいかないが、小さな不満を抱えながら使っているのでしょうね。
2.HubSpotのメリット・デメリット
HubSpotについての評判を紹介しましたが、参考にしやすいように、HubSpotを導入するメリットとデメリットに置き換えてみました。
自分がHubSpotを使っているイメージを持ちながら、改めてHubSpotを導入するメリットがあるのかどうか考えてみてくださいね。
それでは、メリットとデメリットを紹介します。
(1)HubSpotを導入するメリット
HubSpotに対する評価は高いので、どうやらメリットの方が多そうですよね。
今回紹介した口コミを基にすると、4つのメリットがありました。
- 作業効率が上がる
- 質の高い顧客対応が可能になる
- コストパフォーマンスが高い
- 顧客情報の管理が簡単になる
いずれも無料のHubSpot CRMを利用している人の意見です。
それでは、順に紹介します。
#1:作業効率が上がる
HubSpotのサービス内容でも触れましたが、機能が豊富なので作業効率がアップします。
特に、マーケティングで重要な顧客情報の収集に関する機能が豊富で、自動的に記録してくれる機能は、営業担当者からすると作業の負担は減り嬉しいポイントではないでしょうか。
メールや電話、チャットなど顧客とのコンタクトツールも多く、周辺作業のサポートをしてくれるので、一人ひとりの作業負担が少なくなるのは大きなメリットと言えます。
#2:質の高い顧客対応が可能になる
HubSpotには潜在顧客の中からリード(見込み客)を見極めるために便利な機能があるので、顧客を絞って対応をすることができます。
優先順位をつけて顧客対応をすることができるので、重点的に顧客になりうるリードを対象にセールスできるのです。
業績をアップさせるには、いかにリードから顧客に発展させられるかが重要なので、効率良く結果を出したいなら必要な機能ではないでしょうか。
#3:コストパフォーマンスが高い
中小企業の業務をカバーできるくらいの機能を無料で利用できるため、コストパフォーマンスが高いのは言わずもがなでしょう。
ただし、有料サービスが他にあるということは、制限されている機能もあるということなので、顧客の数やチーム内の人数が多くなるほど機能面で不満に感じることが出てくることはあり得ます。
有料サービスを利用すれば、結果によってはコストパフォーマンスが悪くなる可能性もあるでしょう。
#4:顧客情報の管理が簡単になる
集めた顧客情報は、ダッシュボードで一元化して管理することが可能です。
チーム内で共有しやすくなるので、顧客対応の見落としを防ぐこともできます。
顧客対応は素早く対応することが求められるので、顧客情報が見やすくなるのは助かる人も多いのではないでしょうか。
(2)HubSpotを導入するデメリット
HubSpotを導入することで得られるメリットは多いのですが、デメリットとなりうる点も紹介しておきます。
考えられるデメリットは以下の通りです。
- 慣れるまでに時間がかかる
- 日本語に違和感を抱くときがある
メリットも重要ですが、人は悪い印象の方が残りやすいので、デメリットも踏まえてCRMツールを選びましょう。
#1:慣れるまでに時間がかかる
機能性が高い分、初めて使う人は慣れるまで時間がかかります。
慣れてしまえば便利なのでしょうが、頻繁に部署異動や退職があると、業務を引き継ぐときに苦労するかもしれません。
引き継ぎ相手が使い方を知らなければ、業務内容が上手く伝わらないということもあるでしょう。
そのときは、根気強く周りがサポートしてあげてください。
#2:日本語に違和感を抱くときがある
HubSpotを利用しているとたまに違和感のある日本語を目にするときがあります。
もともと英語製品なこともあり、無理やり日本語に翻訳しているので、読み進めていると意味が分かりづらい表記があるかもしれません。
また、ヘルプページでは日本語変換されておらず、英語表記のままになっていることもあります。
慣れてしまえば気にならなくなりますが、使い始めの内は英語が気になる人もいるかもしれませんね。
日本用のコンテンツを望んでいる人も多いのは確かでしょう。
3.HubSpotが向いている人(企業)の2つの特徴
これまでHubSpotの評判やメリット・デメリットを紹介しましたが、まだ導入を迷っている人もいるかもしれないので、HubSpotが向いている人の特徴を紹介します。
HubSpotの導入をおすすめしたい人は以下の2つのタイプです。
- コストを抑えたい
- MAツールを導入していない
順に説明していきます。
(1)コストを抑えたい
コストを抑えてCRMツールを導入したい人におすすめです。
デジタルマーケティング初心者で、いきなり結果を求めるよりもお試し感覚でツールを利用して様子を見たいという人はHubSpotを利用してみてください。
無料のCRMには初心者からすると十分な機能が備わっていますが、もう少し機能の幅を増やしたいという人は、6,000円/月で利用できるスタータープランという有料版もあります。
コストを抑えながら現在の課題をクリアしたい人は、試しに使ってみると良いでしょう。
(2)MAツールを導入していない
初めてMAツールを導入する人は、HubSpotから使い始めることをおすすめします。
他のMAツールからHubSpotに変更したことで作業効率がアップしたという口コミがあるように、全体的に他のMAツールよりも評価が高く、実績も申し分ありません。
そのため、他のツールを導入しても最終的にHubSpotに移る可能性が高いと言えます。
また、マーケティングやセールス、カスタマーサポートなどMAツールの全てが揃ったオールインワンパッケージなので、一度にまとめて導入できる点も初心者にとって嬉しいポイントです。
MAに必要な機能を自分で揃えるにはハードルが高いので、初めて使う人こそHubSpotから利用した方が良いでしょう。
MAツールについてまとめた記事があるので、こちらをご覧ください。
まとめ
HubSpotは、高評価をしている人の方が多いです。
確かに、豊富な機能や英語製品による不具合で困惑する場面があるかもしれません。
しかし、どちらも使っていればゆくゆくは慣れるものなので、最初は根気強く利用しましょう。
電話やメールなどサポート体制はしっかり整っているので、もし悩みがある場合はすぐに相談してみてください。
今回紹介した内容を参考にして、業績アップに繋がるCRMツールを導入しましょう!
HubSpotの詳しい使い方についてはこちらの記事をご覧ください。