「マーケティングオートメーション(MA)を導入したいが、どのツールを使えばいいんだろう?」
「自社の目的と一致する機能があるツールを一覧で見られたらいいのに」
マーケティングオートメーション(MA)ツールを検索すると、たくさんのサイトが表示されてどれを使っていいか迷ってしまいますよね。
ツールの選定を誤ると営業拡大の効果も得られませんし、マーケティング関連の部署に多大な負担をかけることにもなりかねません。
そこでこの記事では目的別にオススメのツールを3つずつ紹介し、比較表も紹介しています。
ぜひ比較表を活用してマーケティングオートメーション(MA)を導入し、事業拡大に活用しましょう!
1.マーケティングオートメーション(MA)ツールとは?
マーケティングオートメーション(MA)とは、集客の自動化システムのことです。
集客から見込み客の育成、見込み客の行動を分析した適切な営業アプローチを行うことができます。
導入することで自社のマーケティングクオリティを向上させ、自社認知や売上の拡大に貢献してくれるツールです。
詳しくは下記の記事でまとめていますので、ぜひご一読ください。
「マーケティング オートメーション(MA)とは?おすすめツール3選」
なお、以下はマーケティングオートメーションはMAと呼称します。
2.マーケティングオートメーション(MA)ツールの比較一覧
MAツールの比較一覧を作成したので、ツール選定に活用してください。
用途を企業間取引用のBtoBと対消費者取引のBtoCに分けているので、自社の目的と会うツールが見つかるはず。
それぞれの機能や特色と自社のツール導入の目標を想定しつつ読み進めていってください。
(1)BtoB向き
BtoB向けのMAツールを3つ紹介します。
企業間取引においてMAになくてはならない機能は、大量の見込み客情報の中から営業ターゲットとすべき対象を選定する事です。
今回はスコアリングと呼ばれる見込み客の行動分析と選定に長けたツールを選びました。
企業間取引を主に扱う業種の方は、比較表も合わせて参考にしてくださいね。
#1.SATORI(サトリ)
SATORI(サトリ)は国内550社以上で導入されているMAツールでです。
大量の見込み客情報を分析し、それぞれにパーソナライズされたアプローチで見込み客の購買意欲を向上させます。
さらに見込み客の購買意欲の変化をメールマガジンなどへのアクションから読み取り、アプローチの対象として選定することが可能です。
商談が失敗した顧客リストから再アプローチをかける対象を選定する機能もあるので、営業部の負荷を大きく軽減できるでしょう。
無料トライアルも実施しているので、導入前にテスト運用も可能なのも魅力です。
商品名 | SATORI(サトリ) |
最低利用額 | 月額:100,000円 初期費用:100,000円 ※無料トライアルあり |
主な機能 |
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公式HP | https://satori.marketing/ |
#2.Marketo(マルケト)
Marketo(マルケト)は世界6,000社以上で導入されているツールです。
詳細な顧客情報の分析を行い、ユーザーの行動を追跡して購買行動に紐付けるアプローチを自動で行います。
営業担当と顧客がマンツーマンで会話しているかのようなメルマガ・情報の送信などが可能です。
また導入企業の担当のレベルに応じてトレーニングやセミナーを開催してなどサポート体制が充実しているのも魅力と言えます。
商品名 | Marketo(マルケト) |
料金 | 非公開 ※無料トライアルなし |
主な機能 |
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公式HP | https://satori.marketing/ |
Marketo(マルケト)についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
#3.HubSpot(ハブスポット)
HubSpot(ハブスポット)は世界64,500社以上のシェアを誇るMAツールです。
自社認知度を高めるためのWebサイト・SNS運営のツールも備えていて、見込み客の獲得から育成までを幅広くカバーしてくれます。
行動や属性を随時管理、更新することで見込み客の必要な情報を提供し、購買行動に繋げることが可能。
無料で顧客との関係育成ツールを試すことができるので、事前に使いやすさなどを検証できるのもポイントです。
商品名 | HubSpot(ハブスポット) |
料金 | 初期費用:問い合わせ 月額料金:6,000円〜384,000円 |
主な機能 |
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公式HP | https://www.hubspot.jp/ |
HubSpot(ハブスポット)についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
#4:【BtoB向け】3つのツールの比較表
次に3つのツールを以下の基準で比較しました。
- 導入しやすさ
- 運用しやすさ
- 予算感
- 機能
初めてでも導入しやすく、ある程度安価なのはSATORI(サトリ)でした。
プランを柔軟に選びたい場合はHubSpot(ハブスポット)が良いでしょう。
Marketは高機能でツールとしてはシェアも多いのですが、デモなどがないため使用感を確かめられないのがネックです。
特化した機能もそれぞれ違うため、目的に応じて選ぶ参考にしてください。
(2)BtoC向き
次にBtoC向きのMAツールを3つ紹介します。
BtoCビジネスに役立つMAの機能は、決裁者が顧客本人であること、つまり購買者の興味や行動の分析が欠かせません。
メールだけでなくLINEやアプリなども活用したアプローチができる機能が必要です。
最後に比較表も載せていますので、機能面や費用面を一気に比較したい方はそちらも合わせて参考にしてください。
#1:セールスフォース
セールスフォースは世界No.1のCRM(Customer Relation Management)と言われています。
顧客との密な信頼関係を築く機能に特化していて、個人とのコンタクトを通して見込み客を育成する機能が揃っているツールです。
顧客の行動分析をリアルタイムで反映し、アプリの通知やメールの送信などで顧客の欲しい情報を提供して購買につなげることができます。
また営業担当が外出先からも顧客情報を更新できる機能があり、全社で営業状況を把握して次のアクションに繋げやすい営業支援の機能にも特化しているのが特徴です。
商品名 | セールスフォース |
最低利用額 (1ユーザー) |
3,000円〜36,000円(月額) ※無料トライアルあり |
主な機能 |
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公式HP | https://www.salesforce.com/jp/ |
セールスフォースについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
#2:b→dash
b→dashは近年話題になっている純国産のプラットフォームです。
分析機能に特に優れいているので、自社サイトに訪問したユーザーや見込み客の行動を追跡・分析した上で適切な広告や通知を送信します。
またBtoCならではのLINEアプリの活用にも優れており、LINEでのコミュニケーションや広告の配信も可能です。
通常プランは価格非公開ですが、最新のLiteプランでは月額5万円と比較的低価格で利用できます。
商品名 | b→dash |
料金 | b→dash Lite 初期費用:0円 月額:5万円b→dash 非公開 |
主な機能 |
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公式HP | https://bdash-marketing.com/ |
#3:Kairos3
Kairos3は低価格で導入しやすいMAツールです。
膨大な見込み客リスト、顧客リストを常に分析して営業アプローチをするべき対象をスコアリングして、営業支援をしてくれます。
またメールマガジンの開封率などの分析から特別クーポンや広告配信をする機能がついているので、顧客のニーズに沿った情報提供で販促効果が見込めるでしょう。
Web広告の効果測定も可能なので、出稿している方広告のFBも1つのツールにまとめられます。
商品名 | Kairos3 |
料金 | 初期費用:10,000円 月額費用:5,000円〜(ユーザー数に応じた従量課金制) ※オンラインデモあり |
主な機能 |
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公式HP | https://www.kairosmarketing.net/ |
#4:【BtoC向け】3つのツールの比較表
3つのツールの比較表を紹介するので検討材料にしてください。
もっとも予算や導入しやすさのバランスが取れているのはセールスフォースです。
基本的MAツールの機能を一通り使用してみたい方はKairos3が安価で導入できるのでオススメ。
b→dashはLINEを使用してより顧客と密なコミュニケーションをとりたい企業が利用すると良いでしょう。
今回紹介した以外にもMAツールを紹介してまとめていますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
3.適切なマーケティングオートメーション(MA)ツールを選ぶための3つのポイント
次に適切なMAツールを選びための3つのポイントを紹介します。
- 自社のマーケティング目的と昨日の一致
- 予算感
- ツールの使いやすさ
MAの効果を最大限に感じるためにも、まずはツール選びのポイントを知っておきましょう。
(1)自社のマーケティング目的と機能の一致
適切なMAツールを選ぶ1つ目のポイントは自社のマーケティング目的と機能の一致です。
自社の目的とツールの機能が一致しなければ、MAツールを導入した意味がありません。
自社認知の拡大、見込み客の育成、営業部門の業務軽減など目的を把握した上でツールを導入するようにしましょう。
それに合わせて機能の備わったツールを選べば、設定した目標を達成できます。
(2)予算感
適切なMAツールを選ぶ2つ目のポイントは予算感です。
先ほど紹介した表にも予算を掲載していますが、プランや利用ユーザー数によってはこれ以上の金額になることがあります。
またツールを運用するにあたり、専門性のある人物を雇用したりチームを新設する場合は、それによってもコストが変わるでしょう。
総合的にツールの予算とそれに伴って発生する費用を計算し、予算内で収まるツールを選定してください。
(3)ツールの使いやすさ
適切なMAツールを選ぶ3つ目のポイントはツールの使いやすさです。
ツール運用は担当部署以外にも営業部や関連部署の人物全てがすることになるので、複雑で専門知識が必要なツールはうまく運用できない可能性があります。
実際にMA導入の失敗談を見ると「うまく自社で運用できず、無用の長物と化した」という回答も多いのが現実です。
そこで選ぶべきは出来るだけ設計が簡単で、直感的な操作ができるもの。
今回紹介したツールの中には体験ができるものがほとんどなので、一度関連部署でテストをして操作感を比較してから導入してください。
まとめ
中小企業で利用すべきMAツールを目的別に3つずつ紹介しました。
企業間取引なのか消費者との取引なのかによっても、ツールに必要な機能は異なります。
またツールを実際に操作してから導入を決めることも大切なので、いくつか候補を絞って体験版を社内でテストしてみることも重要です。
しっかりと検討した上で導入したツールであれば、必ず営業部署の負担を軽減して効率の良い集客や宣伝広告を行うことができます。
早速紹介したツールの公式サイトにアクセスして資料請求をしてみましょう!
ツールを導入した後の結果を見て、マーケティングオートメーションの効果に改めて驚くはずですよ!