「アフィリエイト広告の出稿ってどのくらいの費用がかかるんだろう…」
「アフィリエイト広告で余計な費用はかけたくない。」
このような悩みから、アフィリエイト広告の出稿に踏み出せずにいる企業担当者も多いのではないでしょうか。
実はアフィリエイト広告の出稿はあなたが想像するより低い費用、そして低リスクで始めることができるのです。
ここでは、自社商品の売上アップに向けて、アフィリエイト広告運用にかかる費用、メリットとデメリットについて解説します。
この記事を読めば、アフィリエイト広告を効率的に運用し始めることができますよ!
1.アフィリエイト広告とは
アフィリエイト広告とは、成果に対して広告費を支払うインターネット広告です。
ユーザーが広告をクリックし、商品購入や資料請求、サービス申込みなど成果があがった際に、広告主からアフィリエイターに報酬を支払うのがアフィリエイトの仕組みと言えます。
このとき、自社と、自社製品を代わりに販売してくれるアフィリエイターをつなぐ役割をするのが、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)です。
このASPの存在により、広告主はアフィリエイターと直接やり取りすることなく、たくさんのサイトに広告を掲載することができます。
ASPで扱う広告は「成果報酬型広告」とも言われ、費用対効果が高いこの手法で多くの広告主が新規顧客の獲得や売上アップを実現しています。
(1)アフィリエイト広告出稿の仕組み
アフィリエイト広告を出稿する広告主は、成果に応じて、アフィリエイターに報酬として広告費を支払います。
アフィリエイト広告の成果としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 商品の購入
- サービス利用の申し込み
- 資料請求、問合せ
- 会員登録
ユーザーがアフィリエイターのサイトを通して上記のような行動をすると、広告主が課金され、アフィリエイターに報酬が渡る仕組みです。
成果報酬額や購入や申込みなどの成果地点は、事前に広告主が自由に設定することができます。
アフィリエイト広告による収益獲得までのステップ5つが紹介されているので、是非参考にしてみてください。
2.アフィリエイト広告出稿のメリット3つ
アフィリエイト広告の出稿には、どのような効果があるのでしょうか。
アフィリエイト広告出稿には、以下の3つのメリットがあります。
- 低費用・高コスパで運用できる
- 新規顧客の開拓ができる
- 業務効率化を図ることができる
ここからは、3つのメリットについてそれぞれ解説します。
(1)低費用・高コスパで運用できる
アフィリエイト広告出稿の1つ目のメリットは、低費用・高コスパであることです。
アフィリエイト広告を出稿するにあたり、どのASPも大きく差はなく、必要経費は固定費のシステム利用料と初回の登録費のみです。
月々の支払いは固定費のほかに、ユーザーが商品購入や会員登録などのアクションを起こして、成果が出た時のみ広告費を支払うシステムです。
このようにアフィリエイト広告出稿は、想定外の広告費が発生することは基本的になく、他の広告媒体と比べて費用対効果が高い手法といえるでしょう。
(2)新規顧客の開拓ができる
アフィリエイト広告出稿の2つ目のメリットは、新規顧客の開拓ができることです。
アフィリエイト広告の運用をスタートすると、様々な媒体に広告が掲載され、認知度を高めることができます。
たとえアフィリエイト広告から成果が出なくても、企業や商品の認知度が拡大すると、自社への問い合わせが増え、関連キーワード検索数が増える可能性が高まります。
そうなると、アフィリエイターとは関係ないサイトからもユーザーが流入し、予想外の新規顧客の開拓が期待できる場合もあるでしょう。
またASPは出稿した広告に応じて適切なアフィリエイターを選択してくれるため、「広告を出しているのに反応がなくて…」といった需要と供給のミスマッチが起こる可能性も低めです。
このことからアフィリエイト広告出稿は、セールスにおいて高い集客効果が期待できる手法と言えます。
(3)業務効率化を図ることができる
アフィリエイト広告出稿の3つ目のメリットは、業務効率化を図ることができることです。
アフィリエイト広告出稿の際にASPを利用すれば、アフィリエイターとの細かいやり取りや報酬の支払い手続きを任せることができるため、自社対応の業務を削減することができます。
また、ASPのデータを通じて、「いつ、誰に、どの商品やサービスが」売れたかを正確に把握できるメリットもあります。
アフィリエイト広告出稿を使わず、SNS広告など別の方法を使って集客するとなると、ユーザーへのアピール方法を工夫したり、広告業務に必要以上に時間を費やしたりと、担当スタッフへの負担が大きくなります。
アフィリエイト広告出稿はこうした手間や時間を省くことができ、業務効率化の促進に活用できる手法です。
3.アフィリエイト広告出稿のデメリット3つ
認知拡大や費用対効果が高いアフィリエイト広告ですが、実はデメリットも存在します。
アフィリエイト広告出稿のデメリットは、以下の3つです。
- 広告の効果がなくても費用が発生する
- 効果が出るまで時間を要する
- リスク管理が難しい
アフィリエイト広告の出稿にあたって、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
(1)広告の効果がなくても費用が発生する
アフィリエイト広告出稿のデメリットの1つ目は、広告の効果がなくても費用が発生することです。
ASPを利用するアフィリエイト広告では、成果が発生しなければ費用は支払う必要がありませんが、初期費用や月額の固定費用がかかります。
ASPによっては、預かり金であるデポジットが必要な場合もあります。
また、6ヶ月以上など最低契約期間が定められている場合もあるので、契約の際には事前の確認が必要です。
こうした月々の固定費などの広告費用は、売上の有無に関わらず発生するので、あらかじめ見積もっておく必要があります。
(2)効果が出るまで時間を要する
アフィリエイト広告出稿のデメリットの2つ目は、効果が出るまで時間を要することです。
アフィリエイト広告は、導入してすぐ集客ができたり、売上をアップさせることはできません。
そのため、短期のプロモーションで効果を上げるのは困難です。
もし効果が出るまでの期間を短縮したいなら、アフィリエイター向けに広告掲載ボーナスを用意したり、限定報酬アップなどのキャンペーンを打ち出したりする工夫が求められます。
このようにアフィリエイト広告は、中〜長期に適した広告手法であることを覚えておきましょう。
(3)リスク管理が難しい
アフィリエイト広告出稿のデメリットの3つ目は、リスク管理が難しいことです。
イメージに合わないサイト、内容が好ましくないサイトに掲載されてしまうと、自社のブランドイメージが悪くなってしまう可能性があります。
一度商品やサービスについて悪いイメージがついてしまうと、そこから脱却することは至難の技です。
多くのサイトに広告を掲載できるのがメリットである反面、広告主自身がその掲載サイトをすべて確認することはほぼ不可能です。
しかし、イメージダウンなどリスク回避対策として、アフィリエイト広告出稿時に、ASPを通じて媒体のジャンル設定を行うなど、対策をとることが可能であることは覚えておくと安心です。
4.アフィリエイトで費用対効果upさせる方法4つ
アフィリエイト広告で成果を上げるためには、アフィリエイターとの連携、広告の掲載促進、分析などさまざまなシチュエーションでの対策が重要です。
アフィリエイト広告で費用対効果upさせる方法は、以下の4つです。
- ターゲットを明確にする
- 商品または報酬で、競合との差別化を図る
- アフィリエイター、ASPと連携をしっかりと
- 自社のホームページを見やすく整理する
順に説明します。
(1)ターゲットを明確にする
アフィリエイトで費用対効果upさせる1つ目の方法は、対象となるターゲットを明確にすることです。
ターゲットをピンポイントに絞った上で、効果測定をしながら仕様を変更していくことが、最も効率的かつ、無駄のないアフィリエイト広告の出稿方法です。
自社のアフィリエイト広告が多くのアフィリエイターから選ばれると、幅広いアプローチでプロモーションをかけることができます。
加えて、ネットに親和性のある年代、法人向け、また、高齢者向けなど訴求したいターゲット層を明確に決めておけば、高い成果率を見込むことができるでしょう。
(2)商品または報酬で、競合との差別化を図る
アフィリエイトで費用対効果upさせる2つ目の方法は、商品または報酬で、競合との差別化を図ることです。
アフィリエイターは、より効果がある広告、より売れる広告を常に求めています。
たくさん利益を獲得するためには、人気が出そうな商品やサービスを紹介したいと考えるのが当然でしょう。
そのためアフィリエイターが目を留める出稿広告とは、競合と差別化を図ってあるかどうかです。
- 目立った特徴や強みがある
- クオリティが高い
- 独自性がある
アフィリエイト広告を成功させたいなら、上記のように、商品、サービスにおける自社ならではのこだわりを打ち出す必要があります。
またユーザーの立場からも、商品、サービスを使っているところを想像できたり、写真をみて「私もあのようになりたい」と思わせたりすることで、広告をクリックしてくれる確率も上がるでしょう。
このように収益効果のアップをお考えなら、オリジナリティある商品や魅力的な報酬設定など、競合に秀でるものが必要であることが言えます。
(3)アフィリエイターやASPと連携をしっかりとる
アフィリエイトで費用対効果upさせる3つ目の方法は、アフィリエイター、ASPとしっかり連携をとることです。
アフィリエイト広告の効果を高めるためには、クオリティの高いサイトに掲載してもらうことが大切だからです。
反対に、見づらい、動作環境が悪い、情報が間違っているといった信頼性の低いサイトは、すぐユーザーは離脱してしまうなど広告への反応が悪くなります。
現状では、広告主が意図していない、また、商品やサービスの内容とマッチしないサイトに広告が載ることもあり得ます。
とはいっても、アフィリエイターを1人1人把握して管理することは困難なので、「想定していないサイトで掲載された…」など困ったことはASPに連絡してすぐ解決するようにしましょう。
その際、広告案件ごとの承認ルールや禁止事項をまとめたレギュレーションを決めておくと効率よく話が進みます。
アフィリエイターが増えれば集客をする仕掛けが増えると同時に、優秀なアフィリエイター、ASPと提携できれば、驚くほどの成果を得られる可能性があります。
(4)自社のホームページを見やすく整理する
アフィリエイトで費用対効果upさせる4つ目の方法は、自社のホームページを見やすく整理することです。
せっかくアフィリエイターが自社の商品ページへリンクを貼って誘導してくれても、申込みボタンや購入ボタンがわかりにくいと商品を売ることができません。
ですから、ホームページの導線を整理し、ユーザーが悩まずに申込み、購入できるようにしておくことが大切です。
ホームページを見やすく整理しておくことで、ビジネスにおいて痛手となる機会損失を防ぐことができるでしょう。
ここまで簡単にアフィリエイト広告について解説しました。
よりアフィリエイト広告について知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
当記事では、アフィリエイト広告を出稿する側として、知っておきたいアフィリエイト広告のメリット、デメリットを紹介しました。
低い費用、そして低リスクで始めることができるアフィリエイト広告は、今勢いのある広告手法の一つです。
現在では、さまざまなジャンルや規模の企業が、新規顧客の獲得や売上アップのためにアフィリエイト広告を活用しています。
好感度の高い商品やサービス、ターゲットの設定、ASPやアフィリエイターとの連携など工夫をしながら、自社商品の売上を上げていきましょう。