「事業の集客がうまくいかず、集客コンサルを依頼するか迷っている…」
「集客コンサルって本当に効果があるのか…」
迷っているということは、何か気がかりなことがあるのではないでしょうか。
結論からいうと、集客コンサルを依頼するのはおすすめできません。
デジマチェーンが、集客コンサルと依頼することのメリットとデメリットを紹介します。
この記事を最後に読み終わる頃には「自分で集客をしてみよう」と思っているはずですよ!
1.集客をコンサルタントに任せるメリットとデメリット
集客をコンサルタントに任せることにはメリットもデメリットもあります。
公平にどちらも紹介していきますから、しっかりとメリットとデメリットを頭に入れておきましょう。
(1)3つのメリット
まずは集客をコンサルタントに任せるメリットを3つ紹介します。
集客のプロフェッショナルである集客コンサルタントに集客を任せることで得られるメリットを見ていきましょう。
- 客観的な目線で業務を見られる
- 社内のリソースを使わないで済む
- 専門職に頼んだ方が効率が上がる可能性がある
メリットを知った上でデメリットを見ることで、より客観的な視点で集客コンサルへの依頼の判断を下すことができます。
メリット1.客観的な目線で業務を見られる
集客をコンサルタントに任せるメリットは、客観的な目線で業務を見られることでしょう。
自身で集客を行おうとしても、どうしても主観的な目線になってしまことは否めません。
そのため、客観的な目線で業務を見てくれるコンサルタントを頼むと今までに気づかなかったような新しい集客の切り口を見つけられる可能性があります。
その客観的な目線を得られることが集客コンサルを頼むメリットでしょう。
メリット2.社内のリソースを使わないで済む
集客をコンサルタントに任せると社内のリソースを節約できます。
集客部門に使われていたリソースを他の業務に回すことができ、結果的にリソースの節約になります。
特に人材不足で長時間労働が目立つような企業の場合は、集客コンサルを依頼することで人材不足や社員の労働時間の削減を行うことができます。
集客コンサルの依頼費用と残業代の費用を比較して、節約効果が多ければメリットはあると言えるでしょう。
メリット3.専門職に頼んだ方が効率が上がる可能性がある
集客コンサルを依頼するメリットとしては、集客のノウハウを持つ専門家に依頼した方が効率が上がる可能性があると言うことがあげられます。
集客専門の部署を自社で運営する場合、集客ノウハウを持つ人材を採用する必要があります。
まず集客ノウハウを持った人材を確保するところが難しいので、集客コンサルに依頼することでその手間を省けます。
またその人材を採用した後に、集客部署に配属された社員にノウハウを伝えるとなると時間がかかります。
そういった手間や時間を省いて、最初からノウハウを持つチーム・コンサルに集客を依頼することは集客部門の業務の効率向上に繋がる可能性があります。
(2)4つのデメリット
次に集客コンサルを依頼する4つのデメリットを紹介します。
- 費用が高額
- コンサルは実質資格がない人が多い
- コンサルがいなくなったら集客ができなくなる
- コンサルはリスクを取らない
現在多くの企業や個人が集客コンサルを名乗っていますが、薄い実績や経歴のコンサルも多々見受けられます。
集客コンサルを依頼する前に、コンサルを依頼するデメリットにもしっかりと目を通しておきましょう。
デメリット1.費用が高額
集客コンサルの費用は高額です。
費用面については次で触れますが、時間制でも1時間5,000円から、月額であれば最低10万円からコンサル業務を請け負う会社や個人が多いです。
先ほども紹介しましたが、集客コンサルは成功報酬型でない限りはリスクを負いません。
つまり成果が出なくても、定額はコンサルに支払わなければならないのです。
時間制にしても、最低でも10万円〜20万円程度は月額でかかると言われています。
社員を1人雇うのと同レベルの費用がかかるわけです。
期間限定で成果が出るか未確定のコンサルを雇うか、長く働いてくれる社員を雇うかよく比較してから決定をするべきでしょう。
成果が出なければ、自社の人材にもならない社員に一定期間高額の報酬を支払うことになります。
費用の面でも集客コンサルを雇うのはデメリットがあると言えるでしょう。
デメリット2.コンサルは実質資格がない人が多い
集客をコンサルに任せるデメリットとしては、コンサルは実質資格がない人が多いということでしょう。
実際コンサルには特段営業資格はありませんから、誰でも明日からコンサルを名乗ることができるわけです。
実績や経歴をきちんと掲載しているコンサルはありますが、業務に合わないと集客の実力を発揮できないこともしばしばあります。
HPに書いてある実績や謳い文句に乗せられて契約をしたものの、結果集客が上がらなかった…なんてことになったらただの無駄金になってしまいます。
コンサルは実質資格のない人が多くいるということはしっかりと頭に入れておくべきでしょう。
デメリット3.コンサルがいなくなったら集客ができなくなる
集客コンサルを頼む場合のデメリットとして、コンサルが終了したら集客ができなくなる可能性があることがあげられます。
「集客コンサルに依頼をして実際に集客は伸びたが、コンサル契約が終了したら集客が落ち込んだ」
このような事例は多数あります。
実質集客コンサルの手腕に依存した集客方法を取ってしまっているため、コンサルがいなくなると集客が伸び悩むことがあるのです。
ノウハウをしっかりと集客コンサルが社員に伝えておくことが必要なのです。
しかし集客ノウハウをしっかりと伝えられるコンサル・そのノウハウを取得できる社員がいなければ継続した集客は見込めません。
もちろんこれは自社での努力も必要ですが、コンサルに人に教える能力があるかどうかはHPや謳い文句からは読み取れません。
コンサル依存型の集客になってしまうと、継続して集客コンサルを依頼することになるのでそれだけ費用もかさんできます。
コンサル側・社員の双方にノウハウを教える・取得できるスキルがないと一時的な集客で終わってしまうというデメリットがあります。
デメリット4.コンサルはリスクを取らない
集客コンサルを依頼するもっとも大きいデメリットとして「コンサルはリスクを取らない」ということがあげられます。
特に月額〜万円といった、定額制のコンサルの場合は結果が出ても出なくてもコンサルには収入が入ります。
そうなると躍起になって集客をする必要はありませんし、結果が出なくてもコンサルにデメリットはないわけです。
成功報酬型のコンサルであれば、結果を出そうと最大限努力をしてくれる可能性もありますが、デメリット(1)と(2)で紹介したような理由で結果が出にくい事例も多々あります。
もっとも近年は成功報酬型でコンサル業務を請け負う人自体が少なくなっていますから、結果お金だけ払って成果がないということは起きうる事象なのです。
コンサルを依頼する前に、コンサルは責任を取ってはくれないということをしっかりと覚えておく必要があるのです。
コンサル業はリスクをとる職業ではない、ということは大きなデメリットです。
2.コンサルに集客を任せる費用は?
コンサルに集客を任せるのにどの程度の費用がかかるのでしょうか。
コンサルを依頼するには、費用対効果をしっかりと分析してから依頼しましょう。
まずは目安の集客コンサルの依頼費用を紹介するので、本当に必要な投資になり得るか考えてみてください。
(1)顧問契約の場合
集客コンサルを顧問契約として依頼する場合の相場は中小企業の場合は10万円〜30万円程度です。
この料金の差は、経験豊富なコンサルタントかどうかなどによって変わります。
若手は10万円、ベテランは30万円程度とる場合が多いようです。
大手企業に対しては100万円以上の請求をする集客コンサルが多いです。
(2)時間制の場合
時間制で集客コンサルを依頼する場合は相場は1時間あたり5,000円〜10万円とかなり格差があります。
これはコンサルの経験や実績によって大きく変わります。
最低額としても1時間5,000円はかなり高額の出費になります。
利用前に見積もりやどの程度の時間勤務してもらうのかなど、よく検討してから利用するべきです。
費用が安いのはだいたい経験のない若手社員になるので、費用を抑えたいと思うと適切なアドバイスやスキルのない社員を回されてしまう可能性があります。
(3)成功報酬型の場合
最後にもっとも低コスト・低リスクで依頼できる成功報酬型の場合の相場は獲得1件につき500円〜10,000円と大きく差があります。
成果が発生しない限りは支払いが発生しない契約を結ぶことができれば、もっとも低リスクの集客コンサルの契約方法でしょう。
しかし、最近は成功報酬型でコンサル業務を受ける会社・個人は少なくなっています。
契約時の交渉で成功報酬型に切り替えることはできますが、よほど自身のある企業でないと成功報酬型の契約を受けてはくれません。
低リスクではありますが、この契約形態自体を請け負うコンサルを探すのは困難と言えます。
3.集客はコンサルに任せないほうがいい3つの理由
集客はコンサルに任せず自身で行うことをおすすめします。
「なぜ?」と思われるかもしれませんので、今からその理由を3つ紹介します。
ここまで紹介した集客コンサルを依頼するメリットを思い返しながら読んでみてください。
(1)費用に対して集客効果が得られる保証がない
もっとも大きいのは費用に対して集客効果が得られる保証がないことです。
集客コンサルは実質集客を依頼したい商品などについては素人です。
もちろん分野として似通った企業を扱ったことがあるコンサルはいるでしょうが、全く同じということはないでしょう。
そのため、対象商品を分析しきれていない場合は適切な集客を行うことができず、結果を出せないということが考えられるのです。
近年成功報酬型でコンサルを受けてくれる企業は少なくなっていますから、結果は出ずに顧問料だけがかかるという事象が起こり得るのです。
費用に対して確実に効果があると保証できるコンサルはどこにもいないのです。
(2)自分で集客したほうが手っ取り早い
次の理由は集客コンサルに依頼をするより、自分で集客をした方が手っ取り早いということです。
集客コンサルは先ほど述べたように、自社製品に対しては素人なのです。
まずは商品内容・近年の売り上げ・顧客傾向を分析してそれから実質のプランを打ち出します。
この工程は、自社で行えば省けるはずです。
自社のことは社員が一番知っているはずなので、集客コンサルを依頼しなくとも”集客ノウハウ”さえあれば自社で集客はできるはずです。
自社の集客なのですから、定額制のコンサルよりも熱意を持って集客業務に着手できるでしょう。
さらに集客コンサルが居なくなってから、集客ができなくなるというデメリットもありません。
自社で確立したノウハウがあるので、そのノウハウを社内で共有すれば継続的な集客が可能です。
このような点から膨大な費用と成果の保証のないコンサルを頼むよりも、自社で集客方法を考えた方が効率的と言えます。
効果的な集客のメソッドについてこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
(3)実力のあるコンサルを探すのが難しい
集客コンサルの依頼をおすすめしない理由としては実力のあるコンサルを探すのが難しいということにあります。
インターネットで「集客 コンサル」と検索すると、多数のサイトが表示されますが本当に実力のあるコンサルはごくわずかです。
たとえ検索1位のページでも、実質の実績は不明瞭なものが多いのです。
今は誰でもコンサルを名乗れる時代ですから、実績や経歴がさほどないのに「個人ブログで20万PVを達成しました」「複数企業の検索順位を10位以内に向上!」なんて文句でコンサルを名乗っている人もいるのです。
実力のあるコンサルを探すまでの時間もかなりかかります。
そうなるとその時間や先ほどの項で述べたコンサルへの自社商品の分析時間を考えると、集客コンサルを依頼することが効率的なのかというのは結果的には疑問があります。
実力のあるコンサルはわずか一握り、その中から自分が依頼したい分野に長けたコンサルを探すのは至難の技と言えるでしょう。
まとめ
集客コンサルを依頼するのは結果的にはおすすめできません。
紹介したような費用面や費用対効果の面でも保証がありませんし、コンサル業を名乗っている人材の中から信頼できる実力のあるコンサルを見つけるのも困難だからです。
集客は業績を伸ばすのに非常に重要な要素で難しい分野ではありますが、自身で決してできない業務ではありません。
自社商品を理解している人材が集客を行うことで、より効率的な集客方法を見出せるでしょう。
この記事で紹介したデメリットを参考に、集客コンサルへの依頼を見直してみませんか?
自分で集客する方法を知りたいという方はこちらの記事もご覧ください。