「来月のイベントの集客、どうしよう」
「集客に繋がるアイデアが全く思い浮かばない」
イベントの開催が間近に迫っているのに、このようなお悩みをお持ちではありませんか?考えれば考えるほど、なかなか良いアイデアは思い浮かびませんよね。
しかし、季節イベントを利用すれば、魅力的なイベント企画を作ることは簡単なんです!デジマチェーンが、各季節にぴったりなイベントを21種類と、イベントの開催にあたって抑えるべきコツを4つをご紹介します。
この記事を読めば、イベントのアイデア・ネタが見つかるだけでなく、その運営のコツまで抑えられますよ!
1.イベント集客のアイデア季節別21選
まずは、集客に繋がりやすい具体的なイベントアイデアを21種、ご紹介します。
季節イベントはすでに様々な企画が実施されてきているため、過去の事例の研究が容易である点が大きなメリットです。
また、イベントを例年実施することで、売上げや新規顧客獲得の波を把握することでき、予算計画を立てることが容易になります。
これらのアイデアを通じて、事業にあったイベントを開催しましょう!
春
春は出会いと別れの季節であり、新生活を新しい気持ちで迎えようとする方が多いため、新規顧客獲得の絶好の機会です。
春には積極的にイベントを開催し、新規客を開拓していきましょう!
#1. 新生活応援フェア
新生活を始める人を対象にして、価格割引のキャンペーンを行いましょう。
具体的には、入会から3か月間は価格を10%オフにしたり、入会金を無料にする、などの方法があります。
新生活を新習慣とともにスタートさせたい、と思わせる機会を提供することで、新たな定期的顧客・会員を獲得したい場合におすすめのイベントです。
#2. 歓送迎会割引
飲食店の場合、歓送迎会の予約であれば幹事を無料にしたり、総額から割引をするなどのサービスを提供しましょう。
「歓迎会を開催するのであれば、せっかくなら安い店の方が良い」と幹事の方に思わせることができれば、他の店よりも優位に立つことができます。
歓送迎会などは、お店を決める幹事の人をどのように捕まえるかが重要です。
幹事にどんなメリットがあるかという点をしっかりと伝えるようにしましょう!
#3. 母の日・父の日
母の日(5月の第2日曜日)、父の日(6月の第3日曜日)に来店されたお客様に、無料でカーネーションやバラをプレゼントする企画はいかがでしょうか。
また、プレゼント品の価格割引をしたり、ラッピングやメッセージカードをサービスとして提供することもおすすめです。
#4. 初任給キャンペーン
初任給で誰かにプレゼントをしたり、食事をご馳走する場合に価格割引を行うものです。
「今までお世話になった人に恩返しがしたい」と思う新社会人の方は多いので、飲食店や小売り店など、業種を問わずにおすすめできる企画です。
他にも、お母様に向けて美容室やエステの利用券のプレゼントする企画なども考えられます。
#5. お友達紹介割引き
すでに顧客となっている方に対して、新しい顧客を紹介していただくものです。
紹介者と、新規顧客の方の双方にクーポンや価格割引を提供することで、紹介のインセンティブを付与することができます。
夏
ゴールデンウィークを過ぎ、梅雨に入る頃になると、消費行動が落ち込みがちです。
しかし、7月以降はボーナスの支給があり、また、レジャー活動が活発になるなど、一気に消費が増える時期となります。
売上げに大きく波のできる季節ですが、落ち込みを最低限に抑え、盛り上がりを最大限にするために、イベントの開催によって上手に乗り切りましょう。
#6. ジューンブライドフェア
6月には結婚式が多く開かれるため、うまく便乗することができれば、単価の高い商品であっても販促キャンペーンを行うことができます。
ブライダル関連産業だけではなく、飲食店であれば二次会需要に合わせたサービスや、小売店であればプレゼントを割引価格で提供することなどができます。
#7. 雨の日限定メニュー
雨の日に来店された方に対し、価格割引を行います。
また、雨の日のみ提供する特別メニューや、次回来店時に使えるクーポン券などを配布するのも良いでしょう。
どうしても消費の落ち込む雨の日ですが、これを逆手にとった企画を実施しましょう。
#8. 七夕キャンペーン
店内に笹飾りを置き、願い事やアンケートを吊るしましょう。
参加したお客様にクーポン券を抽選でプレゼントするなどの他の企画と連携させることで、積極的な参加を促すことができます。
また、短冊の吊るされた笹は季節感があり、店内ディスプレイにもうってつけです。
#9. かき氷の無料配布
店頭などに模擬店を設置し、来店された方にかき氷を無料で配布します。
導入・ランニングコストを抑えつつ新規来店者を獲得することができます。
ただし、実際に運用するにあたっては、必ず事前に各地の保健所に許可の有無を問い合わせるようにしてください。
#10. 浴衣キャンペーン
浴衣を着て来店された方を対象に、割引価格での提供を行います。
夏祭りや花火大会などの他のイベントに便乗することができますし、店内も夏らしく華やかな印象になるため、飲食店などでは特におすすめです。
#11. ビールやアイスドリンクを一杯無料で配布
店頭に一杯無料提供のポップを掲げ、店内に誘導します。
同時に店内でビールやドリンクに合うメニューを提供することにより、他の商品の購入につなげることができます。
歩いているだけで疲れてくる季節ですので、「ちょっとだけ一休みしよう」と来店される方を増やし、そこから他の商品も訴求できるようにしましょう。
#12. うちわの配布
店頭や店内で、店のロゴやキャンペーン情報の書かれたうちわを配布します。
店を出た後でもうちわを使ってもらうことで、まさに歩く広告として周知活動を行うことができます。
ティッシュやチラシの配布と比べて受け取ってくれる割合が高いので、導入コストは掛かりますがおすすめの施策です。
秋
秋には大きな季節イベントが少なく、従来は企画に向かない季節とされていました。
しかし、秋には祝日が集中しており、また、近年はハロウィンが大きなブームとなっているため、積極的にこれらを利用しましょう。
#13. 敬老の日
9月の敬老の日は、シニア層に向けたキャンペーンを行うチャンスです。
60歳以上の顧客に対して割引価格を提示することで、顧客の獲得を期待できます。
9月にはイベントが少ないので、このキャンペーンを1日だけではなく、1週間や1か月単位で行うのも良いでしょう。
#14. お月見の日
十五夜には、お月見にちなんだメニューを提供しましょう。
飲食店であればお団子のサービスや、照明を落としたキャンドルサービスなどもおすすめです。
特に、大きな窓があり月が見えるような店舗であれば、効果は抜群です。
#15. ハロウィン
10月最大のイベントといえば、なんといってもハロウィンです。
今やクリスマスやバレンタインデーとも肩を並べる最大級の販促チャンスですが、若者向け以外のサービスでは、まだまだ取組んでいるところは少ないです。
ハロウィンはユニークなイベントなので、業種業界によって様々なキャンペーンが考えれます。
たとえば、仮装して来店された方に割引価格を提供したり、従業員が仮装して雰囲気を盛り上げることが定番です。
また、お菓子の掴み取りやプレゼントを行うこと、カボチャを使ったメニュー開発、なども効果的です。
9月のお月見で使ったキャンドルを流用して、店内をキャンドルアップするのもおすすめです!
#16. 勤労感謝の日
11月23日の勤労感謝の日には、ビールの無料配布や、会社の同僚との飲み会であれば総額から割引くなどのイベントが考えられます。
また、対外的なものだけでなく、社内での慰労会や社員旅行などの対内的なイベントを実施することにより、社内のモチベーションをアップさせるのはいかがでしょうか。
冬
外出機会が減り、購買意欲が低下する冬季ですが、クリスマスがあり、冬のボーナスやお正月など、最大級のイベントが目白押しです。
この冬こそ、大規模なイベントを企画して成功させましょう!
#17. 忘年会・新年会の下見キャンペーン
忘年会や新年会は、大量の団体客を確保できることから、特に飲食店にとっては欠かせないイベントです。
また、会社単位であれば上司が出席するため、幹事にとっても失敗の許されない重大なイベントであるともいえます。
そこで、幹事の方向けに格安でランチを提供したり、当日使えるクーポン券を配布するのはいかがでしょうか。
実際に店内や食事を下見したい、と思う幹事は多いので、開催当日だけではなく前もってアプローチをかけることで、より確実に団体客確保を狙っていきましょう。
#18. クリスマス
なんと言っても、冬季最大のイベントはクリスマスです。
店内の装飾にこだわったり、スタッフにコスチュームを着せるなど、外見を変化させるだけでも雰囲気を出すことができます。
飲食店であればギターやピアノの生演奏を招待したり、ケーキの提供をするのはいかがでしょうか。
その他、来店者全員にプチプレゼントを配布したり、大規模な抽選会を実施することもおすすめです。
#19. お年玉大抽選会
お正月には、送付したDMのお年玉年賀はがきを用いた抽選会を実施してみてはいかがでしょうか。
また、おみくじと称した抽選会など、店頭で呼び込みのしやすいイベントを実施することができます。
#20. 新成人応援フェア
成人の日の前後では、新成人の団体客に優遇価格を提供したり、 シャンパンサービスなどがおすすめです。
他にも、新成人の方向けだけではなく、新成人の親御さんや学校・職場の先輩からのプレゼントに向けた企画として、プレゼント商品の価格割引なども行うことができます。
#21. バレンタイン・ホワイトデー
バレンタインデーやホワイトデーは、クリスマスと並び、販促や新規顧客獲得の大きなチャンスです。
従来バレンタインは女性が男性にチョコレートを渡す日でしたが、近年は男性から女性へのプレゼントや、友人間での贈答なども行われており、販促の機会が拡大しています。
そこで、カップルやお友達と来店された方に割引価格を提供したり、店内でのフォトサービスを行なったりしてみてはいかがでしょうか。
前もって予約された方にはチョコを用いたデザートのプレゼントや、チョコの掴み取りなどのイベントを行うこともできます。
2.イベント集客のコツ4選
集客を成功させるためには、具体的な企画内容だけを考えるのではなく、集客のコツを抑える必要があります。
企画ばかりが先行してしまうと、的外れなイベントを開催してしまい、せっかくの企画なのに集客につながらない恐れがあるからです。
そこで、以下の集客のコツを踏まえて、季節ごとのイベントをより成功に近づけるようにしましょう!
イベントの目的とターゲットを明確にする
まずはイベント開催目的をはっきりと、具体的にさせましょう。
集客の目的というゴール地点が明確となれば、ターゲティングやアプローチの方法も選択肢が絞られてくるからです。
次に、ターゲットを明確に設定しましょう。
集客するターゲットを明確にしなければ、効果的なイベントを行うことができません。
季節ごとのイベントでは、たとえばクリスマスなどでは多くの人が集客の対象となるため、イベントの方向性があいまいになってしまいがちです。
そこで、はじめに具体的なターゲットを設定した上で、ターゲットに効果的なイベント企画を考えるようにしましょう。
集客の目的の設定とターゲティングの手法については、ぜひ以下の記事も参照してみてください。
ターゲットに合わせた企画内容を考える
企画の内容を考えるとき、参加者であるターゲットが主役であることを忘れないように注意してください。
過去に自社や同業他社がどのような企画を実施し、どのような結果が出たのかをリサーチすることで、ターゲットがどのようなイベントに興味を惹かれるのかを調べましょう。
また、イベントの開催時期・場所も、ターゲットに合わせて設定しましょう。
SNSの活用を視野に入れる
イベントの開催にあたっては、来場者によるSNSの拡散を視野に入れる必要があります。
季節イベントは、一回きりではなく例年行うことができるものです。
来場者がSNSで拡散してくれた場合、その年だけでなく翌年以降の来場者を獲得することができるようになります。
SNSでは同年代・同志向のユーザーが固まっていることから、ひとりのファンから拡散されると爆発的に人気に火がつく場合があります。
そのため、イベントを開催する場合にはTwitterやInstagramで拡散されやすいように、写真映えする装飾やプレゼントを考慮するようにしましょう。
SNSの活用方法については、以下の記事もぜひご覧ください。
集客のアイデアが浮かばない!考えるべき3点と具体的なアイデア7つ
流行に乗る
季節イベントは、典型的なものだけではありません。
つい5年ほど前まで、ハロウィンを用いたイベントはほとんど見受けられませんでしたが、今日では一年でも有数のイベントとなっています。
このように、季節イベントにも流行の波があるため、効果的なイベントにするためには流行に合わせた企画を行うようにしましょう。
そこで、昨年度にはどのようなイベントが開催されていて、SNSではどのような拡散のされ方をしていたのかをリサーチすることをおすすめします。
まとめ
この記事では、季節イベントを成功させるための企画アイデア21選と、集客のコツ4つをご紹介いたしました。
これらのアイデアを用い、さらに応用することができれば、集客は必ず成功します!
この記事を読んで、季節イベントを上手に活用し、年間を通じて集客を成功させましょう。
集客の委託も視野にあるという方はこちらの記事もご覧ください。