「どうすれば効率的な集客ができるんだろう」
「そもどもどんな企画内容にすれば良いのかわからない」

自社でイベントやセミナーを開催する際、このような悩みは尽きないですよね。

良い企画ができても人が集まらなければ意味がありません。

しかし実は、集客は基本的なポイントを抑えるだけでグッと成功率が上がるんです!

そこで今回は、集客を成功させるための具体的な企画内容6選と、基本的な5つのステップについてご紹介します。

これらのことを実践すれば、集客についてのお悩みはなくなりますよ!

1.集客を成功させる具体的な企画案6選

まずは、集客に繋がりやすい、具体的な企画案を6ご紹介します。

  1. 季節イベント
  2. ユーザー交流会
  3. SNSを利用したキャンペーン
  4. セミナー・勉強会
  5. 展示会・体験会
  6. 無料配布会

後ほど述べる集客の目的やターゲットを踏まえ、企画を成功させるためにぜひ参考にしてください!

もちろん、より成功に近づけるために、さまざまな工夫を加えてみることもおすすめします。

(1)季節イベント

集客を成功させる具体的な企画で1つ目は、季節イベントです。

季節イベントはすでに様々な企画が実施されてきているため、過去の事例の研究が容易である点も大きなメリットです。

ほかにも、代表的な季節イベントには以下のようなものがあります。

  • 春:お花見、新生活
  • 夏:梅雨、七夕、夏祭り
  • 秋:お月見、グルメ、ハロウィン
  • 冬:クリスマス、お正月

特に小売業においては、購買意欲の高まっている季節イベントは販促の最大のチャンスです。

季節イベントに関しては、単体でキャンペーン等を行うだけでなく、以下に述べるような他の企画との併用をすることにより、さらに効果的な企画を行うこともできます。

(2)ユーザー交流会

ユーザー同士の交流会を実施することにより、より顧客との綿密なコミュニケーションを取ることができ、サービス向上や新商品のフィードバックを得られやすくなります。

たとえば、高級車のオーナーズクラブなどをがディーラーが主催していることはよく知られていますね。

このように、交流会はユーザー層が限定されている場合に効果を発揮します。

また、Webサイトのユーザー同士による交流会など、形のないサービスを提供している場合であっても、時期を問わずに開催できることが魅力です。

紹介によって他の顧客を獲得する機会にもなりますから、業種を問わずお勧めできる企画です。

(3)SNSを利用したキャンペーン

SNS上で影響力のある人に発信してもらうことで、集客と広報を同時に行える効率の良い方法です。

たとえば、キャンペーンの内容を投稿することを条件として、Twitterのフォロワーが1万人いれば1万円割引とする、といった方法です。

特に飲食店や、旅行代理店などが行なっている事例があります。

SNSの特性(若年層のユーザーが多く、波及効果が高い)こと、集客の目的がうまく合致すれば低価格で大きな効果を出すことができます。

また、SNSは同じ属性や嗜好を持った人々が集まりやすいことから、新規顧客開拓につなげることができます。

(4)セミナー・勉強会

ターゲットが明確になっていれば、セミナーや勉強会を開催することによって、効果的な集客を行うことができます。

ただし、セミナーはどうしても胡散臭いイメージを持ってしまわれがちなので、セミナーの名称や内容、会場の選定などには十分に注意する必要があります。

主に学生やビジネスマンがその対象となりますが、例えば子育ての悩みを解決するための講座などであれば、主婦層の顧客を取り込むこともできるでしょう。

セミナーの開催は最初の集客こそ困難ではありますが、中長期にわたって定期的な集客を見込める企画であるといえます。

セミナーは、無料のものと有料のものに分けることできます。

無料のものであれば、情報収集目的で参加される方が多いことから、直接的な商談等に持ち込むよりも、今後の見込み客を獲得することをメインの目的となるでしょう。

一方、有料である場合は、コストを払って自発的に参加している分セミナーの内容に関する事項について積極性が高く、個別にアプローチすることで商談に持ち込むことも可能です。

(5)展示会・体験会

実際に商品に触れる機会を設けることで、新規顧客獲得のきっかけとなります。

やはり実際に目で見、手で触れることによって得られる訴求効果は絶大です。

特定の製品に特化した企業の場合、単独で展示会を開催することが困難な場合もあると思います。

その場合は、思い切って同業他社と共同で開催するように働きかけることもおすすめです。

「そんなことをしたら他社にユーザーが流れてしまうのでは?」とお思いになるかもしれませんが、同時に他社から自社にユーザーが移ることもあるので、恐れる必要はありません。

同価格帯のスーツショップが並んで出店しているのも、このような意図があります。

展示会も同様に、他社の力を借りつつ集客を行うことで、自社一社では困難な集客力を確保することができるようになります。

(6)無料配布会

最後に無料配布会です。

特に、新商品発表や新店舗の開店の周知に大きな効果を発揮します。

特徴的な販促車にキャンペーンガールが乗り込んだ、エナジードリンクの配布会をご覧になられた方もいらっしゃると思います。

商材の種類にもよりますが、他のイベント会場に参加したり、許可を得た上で公道や駅などのパブリックスペースで行うことにより、集客効果は絶大なものとなります。

また、商材が有形である場合だけではなく、無形のサービスであっても、無料お試し期間や初回契約のみ無料、などのキャンペーン期間を設けることによって実施することができます。

ただし、直接的な購買活動に繋がりにくい場合もありますので、集客の目的や商材の特徴を踏まえた上で実施する必要があるといえます。

さらにアイデアを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

2.集客成功への企画を考える基本的な5つのステップ

集客を成功させるためには、具体的な企画内容を考える前に、まずはしっかりと下準備を整える必要があります。

企画だけが先行してしまうと、集客に失敗するばかりか、企画そのものも共倒れしてしまう危険性があるからです。

集客は、企画を成功させるための手段にすぎません。

そこで、まずは以下の5つのステップが抑えられているかどうかを確認しましょう。

  1. 集客の目的を明確に持つ
  2. ターゲティングを行う
  3. ターゲットに合わせた企画内容を考える
  4. ターゲットに合わせた開催日時・場所を設定する
  5. 適切なアプローチを探る

それぞれ詳しく見ていきます。

ステップ1:集客の目的を明確に持つ

まずはイベントやセミナーの開催目的をはっきりと、具体的にさせる必要があります。

はじめて集客を行う方が一番陥りがちで、しかも致命的な失敗の原因となるのが、集客の目的を見失ってしまうことです。

そうなってしまうと、ターゲティングやアプローチの方法もあいまいになってしまい、集客も失敗してしまいます。

具体的な目的設定をするために、開発や営業といった別部署の方とも綿密にミーティングを重ね、チーム一丸となって目的を共有しましょう。

集客の目的を明確にするとは?

たとえば、一概に「新規顧客の獲得のために集客をする」といっても、その内容は様々です。

  • その場で購入させる
  • 近々購入する予定である人に対し、訴求する
  • いずれ購入するつもりである人に対し、訴求する
  • 購入予定はないが、商品に興味をもつ人を見込み客にする

集客目的の設定は、営業でいえばクロージングの設定です。

手段としての集客を通じて何を達成したいのかを明確にすることが、集客の目的を定める上で必要であるといえます。

そして、集客の目的というゴール地点が明確となれば、取るべき道筋もおのずから見えてくるはずです。

つまり、集客の目的さえしっかりと持つことができれば、集客は半分以上成功したといっても過言ではありません

ステップ2:ターゲティングを行う

集客の目的が明確になったら、次に集客するターゲットを設定しましょう。

「どんな人でも良いから集まって欲しい!」では、たとえ集客には成功したとしても、企画自体の成功には繋がりづらいからです。

その際、集客するターゲット(=企画の目的の対象)は、具体的なものを設定しましょう。

最も集客したいターゲットモデルであるペルソナを想定すると具体性が増し、他のステップへ進みやすくなります。

たとえば社会人向けのイベントを開催する場合であれば、以下のような項目を上げ具体的な対象を設定しましょう。

基本情報 30代 未婚 都内在住 広告代理店勤務(営業職)
性別 男性
大学レベル MARCHレベル 経済学部
性格 上昇志向が高く、転職を機にキャリアアップを希望している。
趣味 平日は仕事終わりにスポーツジムへ通い、週末は自家用車でドライブ。

対象が法人であれば、事業内容・資本金・従業員数・本店所在地などを絞り込みの材料とすると良いでしょう。

ターゲティングの手法についての記事もご覧ください。

ステップ3:ターゲットに合わせた企画内容を考える

ここまできてようやく、企画の内容を考えます。

さきほど企画の具体的な例を6つご紹介しましたが、集客の目的とターゲティングが明確になっていれば、行うべき企画も随分絞られているはずです。

このとき、企画はあくまで参加者であるターゲットが主役であることを忘れないように注意してください。

自分本位な企画に走ってしまうと、ターゲットの満足度が下がってしまい、せっかく集客したのに企画の目的を達成できなくなってしまうからです。

過去に自社や同業他社がどのような企画を実施し、どのような結果が出たのかをリサーチすることもおすすめです。

独創的な企画を考案することは魅力的な作業ではありますが、すでに良い成果を出している企画があるのであれば、参考にすることで安全に成功率を高めることができます。

ステップ4:ターゲットに合わせた開催日時・場所を設定する

企画の集客を効率よく行うためには、企画の開催日時・場所を考慮しましょう。

この際にも、集客の目的とターゲットをまず第一に意識するようにします。

時期に関しても同様です。

中小企業が新卒向けの就活イベントを開催する場合、大企業と競合してしまう就活解禁時期すぐに行うことは適切であるとはいえません。

開催日時・場所の設定にあたっては、ターゲットの行動パターンを把握し、分析することが必要です。

ステップ5:適切なアプローチを探る

ターゲットに対し、どのようにアプローチするか?という問題は、集客する上で最も難しい問題であるともいえます。

そこで、すでに明確にした集客の目的とターゲティングを前提に、効果的なアプローチが探りましょう。

上述したポイントを抑えてせっかく良い企画を作り上げたのに、それがターゲットに周知されなければ集客は失敗してしまいます。

たとえば、新卒学生向けの就活イベントを開催するにあたり、その周知を新聞の折り込み広告で行っても、効率的とはいえません。

しかし、ターゲットである若い世代が多く利用するSNSを用いたアプローチであれば、ずっと低コストで効果的な周知を行うことができます。

さらに、SNSごとの特徴(Facebookには40代男性が多い、Twitterでは20代ユーザーが多い、Instagramは女性比率が高い、等)も踏まえ、より直接的なアプローチを行います。

このように、ターゲットの属性や好みに合わせたアプローチを取るように心がけましょう

集客のツールに知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

まとめ

この記事では、集客を成功させるための具体的な企画案6つと、集客を成功させる上でおさえるべきステップ5つをご紹介いたしました。

これらのポイントを抑え、企画を組み合わせることができれば、集客は必ず成功します!

繰り返しになりますが、企画を考える際には常に集客の目的とターゲットを意識するようにしてください。

この記事を読んで集客と企画の成功を実現させましょう。

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