カフェを開業したいんだけど、何を準備すればいいの?
顧客がまったくリピートしてくれないんだけどなぜだろう?
カフェにぴったりのセンスいい広告手法はなんだろう?
「カフェの開業は何を準備すればいいの?」「顧客がまったくリピートしてくれないんだけど?」「カフェにぴったりの広告手法は?」
自分だけのこだわりの空間で、おいしい料理やコーヒーを提供する。
カフェは、そんな夢を実現することができる人気の業種ですが、激しい競争が続く業界なので、多くの方が上記のような悩みを抱えています。
でも実は、自分のお店のターゲット顧客を見極めて、適した集客方法を組み合わせれば、集客効果を最大限に引き出すことができます。
正しい組み合わせの集客方法を継続すれば、不利な立地や営業時間にも左右されることなく新規顧客を獲得し、自然にリピート顧客へ移行させる安定経営が可能です。
デジマチェーンが、まず開業前に知っておくべきことや、おすすめの集客方法、より高い集客効果を得るための6ステップをご紹介します。
STEP1:カフェの開業に必要な手続きを知る
カフェの開業には、いくつかの資格や届け出が必要となります。
まず必要になるのが、「飲食店営業許可」です。
飲食店営業許可は保健所に届け出を行い、必要な検査を受ける必要があります。
また、「飲食店営業許可」を取るためには「食品衛生責任者」の資格が必要です。
資格を持っていない場合には必要な講習を受けて取得しましょう。
すでに調理師免許を持っている場合、「食品衛生責任者」の講習は必要ありません。
都内での講習会については、東京都食品衛生協会のホームページ を参考にしてください。
カフェの規模が30人以上(従業員を含む)を収容する店舗になる場合には、「防火管理者」の資格も必要です。
防火管理者は消防署の管轄となります。
資格講習については、一般財団法人日本防火・防災協会のホームページを参考にしてください。
他にも、あなたが開業したいカフェの内容によっては、それ以外の許可なども必要になるかもしれませんので、市町村役場や保健所で確認しておきましょう。
一般的な開業手続きや届出は以下の表を参考にしてください。
区分 | 手続き | 関係官公庁 |
個人 | 開業届と青色申告 | 税務署 |
法人 | 健康保険・厚生年金関連 | 社会保険事務所 |
法人 | 雇用保険関連 | 公共職業安定所 |
法人 | 労災保険関連 | 労働基準監督署 |
法人 | 税金 | 税務署 |
STEP2:カフェの開業に必要な資金を知る
どんな事業でも、開業に必要な資金の見通しがなければ、計画倒れに終わってしまうでしょう。
カフェを開業する際に必要な資金のモデル、そして活用できる可能性のある補助金、有利な融資について説明します。
(1)カフェの開業資金モデル
大都市周辺で小規模なカフェを開業する場合、必要な開業資金のモデルは下記のようになります。
なお、店舗を借りるのにかかる費用は、地域や立地によって大きく異なります。
また、内装工事などにかかる費用も、オーナーのこだわり次第で大きく変わってくるところですので、注意しましょう。
最初から固定の顧客がつくか不明ですから、集客が安定するまでの運転資金の確保も重要です。
項目 | 初期投資額 |
店舗取得費用(敷金、礼金なども含む) | 約150万 |
内装工事費 | 約450万 |
家具・設備・機器等の購入費 | 約250万 |
他、開業までに必要な各種費用 | 約60万 |
開業後、経営が安定するまでに必要な運転資金 | 約120万 |
合計 | 約1030万 *地域や個別ケースによって大きく異なります |
(2)開業資金調達に利用できる補助金・融資
カフェの開業資金調達に利用できる補助金・融資を積極的に活用しましょう。
開業に必要なものを購入する資金の調達には、日本政策金融公庫の新創業融資を利用できる可能性があります。
新創業融資は、政府系金融機関である日本政策金融公庫で、無担保・無保証・連帯保証人・スピード融資で融資を受けられる有利な融資制度です。
以下の記事で新創業融資について説明しています。
「新創業融資が初めてでもわかる3つの裏技と審査通過3ポイント解説」
加えて、新規事業として開業を検討中であれば、返済義務のない小規模事業者持続化補助金を活用できるかもしれません。
以下の記事で小規模事業者持続化補助金について説明しています。
「小規模事業者持続化補助金の採択率を上げる申請書の書き方5ポイント:不況に負けない!」
STEP3:カフェのビジネスモデルを知る
カフェの運営方法としては以下の2種類が挙げられ、メリット・デメリット・集客方法などが異なります。
それぞれのメリット、デメリットを十分に考慮した上で、あなたの作りたいカフェに合った運営形態を選択しましょう。
(1)経営の自由度が高い独立型
独立型は、あらゆる面で自由度が高いことが魅力です。
独立して経営するわけですから、店の内装や外装、メニュー、店内BGM、イベント開催など、あらゆる面であなたの理想を叶えることができます。
ただしその反面、集客には非常に力を入れなければなりません。
どんなにすばらしいカフェを作っても、集客を行わなければ、お客様にはまったく気づいてもらえないからです。
お店のホームページやブログ、またリスティング広告やグルメポータルサイトなどを活用し、積極的にお店のPRをしていきましょう。
話題性を打ち出すという点では、個性的なキャンペーンを開催するという手もあります。
少し古い例ですが、オーストラリアのあるカフェは、カップルで来店したお客様がキスをしたらコーヒー無料というキャンペーンで話題を呼んで成功しました。
このようなユニークなキャンペーンで知名度を上げて、お店のブランディングをしてみるといいかもしれません。
(2)初期の集客ハードルが低い提携型
提携型は、大手カフェチェーンなどのフランチャイズ加盟店になるので、比較的集客はしやすい方法でしょう。
最初から知名度のあるカフェの名前を使用できるからです。
また、飲食店の経営をしたことがない人でも技術研修などのサポートを受けられます。
デメリットとしては、ロイヤリティの支払いが必要なことや、集客を含めて、運営の自由度が下がることです。
ただし、比較的ロイヤリティが安い会社もありますし、加盟店がある程度自由な運営することを認めている会社もありますから、一概には言えません。
フランチャイズ加盟店になる場合には、初期コスト、ロイヤリティの金額、集客方法の自由度、契約期間の長さ、周辺地域の競合店状況など、さまざまな会社を十分に比較・検討しましょう。
もちろん、フランチャイズ加盟店になったからといって集客が不要なわけではありません。
STEP4:カフェにおすすめの集客方法3選+2
「集客は足し算ではなく掛け算」と言われますから、組み合わせ次第で何倍、何十倍にもなるのが集客力です。
カフェ業界では以下の集客方法の組み合わせがおすすめです。
- グルメポータルサイトがカフェ集客の基本!
- LINE公式アカウントで大きな集客効果!
- Instagramで若い女性へアプローチ
- Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)・フリーマガジンでカフェ集客
それぞれの方法について説明します。
(1)グルメポータルサイトがカフェ集客の基本!
『ぐるなび』や『食べログ』といったグルメポータルサイトへの登録は、カフェ集客の基本中の基本です。
どこの飲食店も登録しているのが当たり前となり、逆に登録していないと、ライバル店にどんどんお客様を取られていってしまうことにもなりかねません。
登録自体は無料のサイトが多いので、まずは無料登録を積極的に行っていきましょう。
また、店舗情報やおすすめポイント、お店や料理の写真などはしっかりと登録しておきたいものです。
代表的なグルメポータルサイトとして以下があります。
- ぐるなびは中年層以上の絶対的支持
- 食べログで幅広い世代の口コミ集客
- ホットペッパーグルメでネット予約集客
- RETTY(レッティ)は信頼の実名レビュー
- エキテンで幅広い層から集客
- トリップアドバイザーで外国人客を集客
グルメポータルサイトにもそれぞれ特徴がありますので、順番に紹介していきます。
#1.ぐるなびは中年層以上の絶対的支持
ぐるなびはグルメポータルサイトとして非常に有名なサイトですが、特に中年層以上への絶大な支持率を誇っています。
忘年会などの幹事向けサポートサービスが充実しており、飲み会や宴会などの会場探しに利用されることも多いようです。
そういった需要に対応できるお店であれば積極的に利用していきましょう。
登録自体は無料で行えますが、有料プランもあります。
ただし、中年層の利用者が多いという点から、あなたのカフェのコンセプトと一致しているかをよく検討してみる必要があります。
まずは店舗経営者として無料登録をして、少し様子を見てみるのも良いでしょう。
ぐるなびの加盟店登録はこちらです。
#2.食べログで幅広い世代の口コミ集客
食べログは幅広い世代が利用しているグルメポータルサイトです。
また、どちらかというと、ぐるなびよりもやや若い世代が利用しているイメージでしょう。
食べログの場合、特に口コミの影響が大きく、行く前にこの口コミを参考にしている人は非常に多いといわれています。
ですから、できれば口コミを多く集めたいところです。
食べログに店舗登録をしたら、お店のポスターなどで「ぜひ食べログで当店の感想をシェアしてください」とアピールしましょう。
登録は無料で行えますが、有料プランであれば、食べログ内の検索で有利になり、より高い集客効果を得ることが可能になります。
ただし有料プランにも複数の種類があるので注意しましょう。
有料プランの支払いで経営を圧迫することのないよう、自分のお店の規模なども考えながら検討していきましょう。
食べログのサイト登録はこちらです。
#3.ホットペッパーグルメでネット予約集客
ホットペッパーグルメはフリーマガジンやCMなどでおなじみで、利用者層としては若い層が中心になっています。
特徴は、『クーポン』と『ネット予約』でしょう。
特に、ネット予約の利用の多さを大きな売りとして打ち出しています。
無料で登録することができますが、この『クーポン』と『ネット予約』は、有料プランに申し込まないと利用できません。
ホットペッパーグルメはユーザー側で「ネット予約ができるお店」で絞り込み検索ができます。
ですから、できることなら有料プランに加入してネット予約に対応しておきたいところです。
有料プランについては問い合わせが必要となります。
問い合わせてプラン内容をよく確認・検討しましょう。
ホットペッパーグルメのサイト掲載依頼はこちらです。
#4.RETTY(レッティ)は信頼の実名レビュー
RETTYはレビュー書き込みが実名という、他のサイトとは少し変わったコンセプトを打ち出しているのが特徴です。
実名レビューゆえの信頼性の高さから、最近人気を集めています。
主に利用している層は、20代から40代あたりの男女と言われています。
RETTYのユーザーは、単純なメニュー価格の安さよりも、本当に満足度の高いお店の情報を求めているのが特徴です。
あなたのカフェの、こだわりの空間やメニューをアピールするのに適したサイトと言えるでしょう。
RETTYも、登録自体は無料で行えます。
有料プランの申し込みには事前の問い合わせが必要です。
RETTYのサイト登録はこちらから行えます。
#5.エキテンで幅広い層から集客
エキテンはグルメ専門のポータルサイトではありませんが、非常に幅広い業種のお店が登録されているのが特徴です。
グルメ専門ではないので、展示会や撮影会など、思わぬところからあなたのカフェに興味を持つ見込み顧客が現れるかもしれません。
まずは無料で登録してみるのが良いでしょう。
エキテンのサイト登録はこちらです。
#6.トリップアドバイザーで外国人客を集客
外国人観光客の来店を見込んだ集客なら、トリップアドバイザーがおすすめです。
無料で登録できる上に、外国のお客様にも自分のカフェの魅力をアピールすることができます。
英語で書かれた紹介文の登録が必要になりますが、難しく考える必要はありません。
自動翻訳サイトなどを利用し、自分のカフェのおすすめポイントなどをなるべくシンプルに表現しましょう。
口コミ機能もありますので、お客様に「よろしければ口コミ投稿をお願いします」とお願いすれば、さらなる集客へとつなげていけます。
トリップアドバイザーのサイト登録はこちらです。
(2)LINE公式アカウントで大きな集客効果!
以前はLine@と呼ばれていたビジネス向けの『LINE公式アカウント』の機能が、無料で集客に使えるようになりました。
「LINEでお友達登録をするとクーポンがもらえます」というサービスを行っているお店は、あちこちでよく見かけますね。
ですが、LINEでの集客をここで終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。
『LINE公式アカウント』は2019年4月に無料化した、ビジネス向けのサービスです。
2019年4月以前は有料契約しなければ使えなかった機能の数々が、ほとんど無料で使えるようになりました。
無料化によって活用の幅が大きく広がり、アイデア次第で大きな集客効果を得られる可能性が出てきています。
これからカフェを開業し集客していくならぜひ活用しましょう。
LINE公式アカウントは非常に機能が多いのですが、特に集客に効果的な機能をご紹介します。
クーポン機能
お客様に配布するクーポンをLINEで作成することができる機能です。
紙で作る必要がない分、紙代や印刷代の削減にもつながります。
このクーポンを他の機能と組み合わせることで、集客の可能性が大きく広がっていくのでおすすめです。
メッセージの一斉配信機能
お友達登録をしているお客様に、こちらから一斉にメッセージ送信できる機能です。
作成したクーポンの配布にも使用できますし、イベントやセールの告知にも良いでしょう。
また、メッセージに返信してくれたお客様と個別に連絡を取り合うこともできるので、簡単なクイズを送信して、正解したお客様にクーポンをプレゼント、という使い方もできます。
ショップカード機能
以前は紙で作るのが当たり前だったスタンプカードなどを、LINEの機能で作成することが出来ます。
店舗側のコスト削減になるだけではなく、お客様としても「スタンプカードを持ってくるのを忘れた」ということを防げるので無駄がありません。
ショップカードを作成したら、店舗内のポスターや、ホームページ、ブログ、SNSなどでも積極的に告知していきましょう。
使い方次第で大きな集客効果を発揮できるLINE公式アカウントですが、まずはお友達登録をする人が増えないと、なかなか効果が実感できません。
お店の公式アカウントがあることをさまざまなところでアピールしましょう。
「お友達登録している方にクーポン配布中!」、「クーポンがもらえるクイズキャンペーンにぜひご参加ください!」と、顧客のメリットを強調してお友達登録を促せます。
(3)Instagramで若い女性へアプローチ
20代から40代あたりの女性にアプローチするなら、Instagram(インスタグラム)を活用しない手はありません。
今や若い女性たちは、行きたいカフェを、雑誌やネット検索よりも、Instagramで選んでいるほどです。
Instagramでアカウントを開設し、早速利用してみましょう。
無料のビジネスプロフィール(ビジネス用のアカウント)を登録しておくことです。
ビジネスプロフィールを登録しておくと、お店の電話番号へ直接電話がかけられるといった個人アカウントとは違うメリットを得ることができます。
また、一目でお店のアカウントだとわかるのも良い点です。
お金をかけずに効果的に行えるインスタグラム集客の基本の記事で説明しています。
顧客の投稿を促す仕組み
Instagramを始めたら、お店のアカウントから投稿するだけでなく、顧客からも投稿してもらえる仕組み作りをしましょう。
まずは店内のポスターやPOPなどでInstagramへの投稿を促進します。
「当店で撮った写真にハッシュタグ『#○○○ 』(○○○はお店の名前や愛称)をつけて、Instagramに投稿してみてください!」と書かれたポスターが店内にあれば、顧客が投稿してくれるかもしれません。
さらに、「○日から○日までの間に『#○○○』をつけて投稿してくれたお客様にお得なクーポンをプレゼントします!」というキャンペーンを行うのもおすすめです。
告知を見た人が思わず投稿したくなるような、そんなおもしろい企画になれば、話題性も生まれるでしょう。
なお、お店のアカウントの知名度を上げるためにも、自分のお店のホームページやブログ、またチラシなどにInstagramのアカウントを忘れずに載せておきましょう。
「フォロワー様限定のクーポンを配布中!」や「当店のイベント情報をいち早くお届けします」などのおすすめポイントを記載しておくのも効果的です。
(4)Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)・フリーマガジンでカフェ集客
その他にも以下の集客手法は、カフェと親和性が高いです。
あなたの事業ステージによっては大きな力を発揮してくれるでしょう。
#1:Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)の活用
無料で行えるGoogleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)に登録すると、上記のサンプル画像のように、Googleの検索画面で地図とともにお店の情報が表示されます。
Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)に登録していると、Googleでの検索結果で圧倒的に有利になりますから利用しない手はありません。
登録も無料で行えます。
普段グルメポータルサイトやSNSを利用しない人でも、Google検索を利用する機会は多いはずです。
特に、外出先などで一休みできるカフェを探したい場合「地名 カフェ」などで検索する人が多いでしょう。
その際、あなたのカフェが検索結果ページ上部に表示され、営業時間やメニュー、お店の外観や料理の写真などの情報が充実していたらどうでしょうか。
今すぐカフェを利用したいという人が来店してくれる可能性が高くなります。
カフェの場所が少しわかりにくい場合でも、Googleマップには経路検索機能がありますから、行き方をうまく説明できない場合にも役立つでしょう。
また、Googleビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)は利用者からの口コミの投稿も可能です。
店内ポスターなどで「ぜひ口コミや写真などで当店の感想を教えてください」とアピールできます。
#2:フリーマガジンを利用した集客
ホットペッパーやぱどなど、時にはフリーマガジンなどの紙媒体に広告を掲載してみるのもおすすめです。
普段あまりネットを見ない、見る時間がないという人でも、たまたまフリーマガジンで見かけてあなたのお店に興味を持ってくれるかもしれません。
フリーマガジンにもたくさんの種類がありますから、ターゲット顧客に訴求できるフリーマガジンを選ぶことが重要です。
例えば子育て世代に来店してほしい場合には、子育て中の家庭向けのフリーマガジンに広告を出すことも検討しましょう。
また、来店してもらえる確率を上げるためにも、広告にはぜひクーポンをつけておきたいところです。
ただし、クーポン目当てのお客様ばかりにならないよう、「フードメニュー1点以上ご注文のお客様にはコーヒー1杯分サービス」など、クーポン内容を工夫することも忘れないでください。
STEP5:顧客を知り集客に活かす
カフェの顧客層は非常に幅広く、すべての年代をターゲットにした集客を行うのは現実的ではありません。
そのため、いかに狙う客層を絞り込めるかが重要なポイントとなってきます。
(1)客層に合わせた集客方法を意識する
カフェ集客を効果的に行うためには、『どんな人に来てほしいのか』というイメージをはっきりさせることが大切です。
若い女性がおしゃれなスイーツを食べに来るカフェなのか、忙しいビジネスパーソンがパソコンを持ってやってくるカフェなのか、はたまた子供連れの若いママ友が集まるカフェでしょうか。
カフェ業界の競争は今後もますます激しくなることが予想されるので、客層のイメージをはっきりさせないままでは、なかなか集客効果は上げられないでしょう。
まずは、集客したいターゲットをしっかり設定し、それから、最適な集客方法の組み合わせを決めていきます。
若い女性をターゲットにするならInstagramを中心に、子育て世代をターゲットにするならグルメポータルサイトに加え、子育て世代向けの情報サイトに広告を出すのも良いでしょう。
なお、客層の絞り込みが難しいと感じる場合には、時間帯ごとに異なる顧客層をターゲットにするという方法もあります。
昼間は子供連れのママ友が集まるカフェ、夜は会社帰りの大人たちが夕食を食べに来るカフェなど、時間帯によって異なる顔を持つカフェにするということです。
ただし、たくさんのお客様を呼び込もうとむやみにターゲットを広げるのはよくありません。
あくまでも自分のカフェのコンセプトを大切にしながら、コンセプトから外れない客層へアプローチしていくことが大切です。
STEP6:カフェで集客力を可視化する
自分のカフェの顧客層をしっかりと定めたら、次は集客効果を可視化(見える化)する仕組みを作っていく必要があります。
カフェの集客方法はたくさんありますが、効果のない集客方法を続けていても、お客様は増えていきません。
あなたのカフェで最も効果的な集客方法はどれなのかを、きちんと見極めましょう。
集客効果を可視化(見える化)する方法の一例としては、Instagramの活用があります。
Instagramで『○月○日の○時から○時まで、限定タイムセールやります!』という画像やポスター写真などを投稿してみましょう。
この画像をカフェでの注文時に見せてもらうようにすれば、何人のお客様がInstagramを見て来店してくれたのかがわかります。
ここでたくさんの反響を得ることができたなら、次回もまた、内容を変えながらいろいろなキャンペーンをやってみるのも良いでしょう。
Instagramなど、ネットを利用した集客であれば、準備にかかる時間が少なくて済みます。
そのうえ集客効果も把握しやすいので、一度は試してみるのがおすすめです。
まとめ
カフェ業界は日々激しい競争が続いていますが、あなたのカフェの魅力を最も深く語れるのはあなたしかいません。
あなたのカフェの魅力をより多くの人に知ってもらうために、集客のための努力と工夫は常に忘れないようにしましょう。
そのためには、下記の2点を日頃から意識しておくことが大切です。
- 集客は掛け算!集客方法の「組み合わせ」を間違えない
- 集客効果は必ず「見える化」できる仕組みをつくる
これらを意識していても集客に行き詰まりを感じたら、外部の専門家に相談してみるのも良い方法です。
一人で思い悩むより、ぜひ積極的に相談してみましょう。
あなたのカフェの魅力が、より多くのお客様に伝わっていくことを応援しています。