「CMSでおすすめのサービスには何があるの?」
「CMSを選ぶときの何に気をつければいいの?」
CMSの導入を検討している人の中には、どのサービスを選べばよいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
CMSを導入することで運営コストを軽減したり、専門的な知識が必要ではなくなったりしますが、実はCMSのタイプによって企業に適切なサービスは異なるのです!
本記事では、CMSのタイプごとのおすすめサービスやCMS選びのコツを紹介します。
CMS導入時の注意点にも触れるので、この記事を読めば自社に合ったCMSを適切に導入することができますよ!
なお、CMSについての記事で具体的に紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
1.おすすめのオープンソース型CMS3選
オープンソース型CMSのおすすめサービスを紹介します。
オープンソース型CMSの中でも抑えておくべきサービスは以下の3つです。
オープンソース型CMSは初期コストを抑えたり自由にカスタマイズしたりできる特徴があります。
順に紹介するので、オープンソース型CMSの導入を検討している人はチェックしてみてください。
なお、CMSにはオープンソース型CMSの他にも、パッケージ型CMSやクラウド型CMSなどがあります。
以下の記事で詳しく解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。
「CMSは何種類?3つのタイプごとにメリット・デメリットを紹介!」
(1)WordPress(ワードプレス)
WordPress(ワードプレス)は完全無料が特徴的で、世界中の多くの人に利用されているCMSの1つです。
特徴とメリットを以下の表にまとめました。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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WordPress(ワードプレス)はGoogleが推奨しているCMSの1つなので、SEOを意識してコンテンツを運営したい企業におすすめです。
カスタマイズもしやすく、初めてCMSを導入する企業でも使いやすいので、試しに利用してみてはいかがでしょうか。
なお、WordPress(ワードプレス)の使い方について詳しくまとめているので、そちらもあわせてご覧ください。
(2)Joomla!(ジュームラ)
Joomla(ジュームラ)は、SNSの作成やコマースサイトの作成が得意なサービスです。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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日本語の技術情報は少ないですが、コストを抑えながら使いやすさも求めることができます。
Joomla(ジュームラ)は、SNSやEコマースなど情報発信を目的にWebサイトを運営したい企業におすすめしたいCMSの1つです。
(3)Drupal(ドルーパル)
Drupal(ドルーパル)も世界中で高い評価を得ているオープンソース型のCMSです。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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WordPress(ワードプレス)やJoomla(ジュームラ)に比べると、専門的な知識を要するため運用の難易度が高いです。
そのため、いきなりDrupal(ドルーパル)に手を出すのではなく、WordPress(ワードプレス)やJoomla(ジュームラ)で操作性に慣れるか専門的な技術を持っている企業におすすめします。
CMSの中でも拡張性が高いので、将来を見越して導入を検討してみてはいかがでしょうか。
2.おすすめのパッケージ型CMS3選
おすすめのパッケージ型CMSを紹介します。
以下の3つサービスがおすすめです。
パッケージ型CMSはサポート体制を重視している企業に向いています。
順に説明するので、サービス選びの参考にしてください。
(1)Heart Core(ハートコア)
HeartCore(ハートコア)はデジタルマーケティングに役立つ機能が豊富に搭載されています。
主な特徴やメリットは以下の表の通りです。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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2019年度の国内導入実績は550社以上で、多くの企業から評価されていることがわかります。
評価の主な要因に充実したサポート体制が考えられるので、初めてCMSを導入する企業でも安心して利用することができるでしょう。
もし前向きに導入を検討している人は、問い合わせから料金の相談をしてみてください。
(2)RCMS(アールシーエムエス)
RCMS(アールシーエムエス)は拡張性が高く、小規模から大規模のサイトまで対応できます。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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初期費用40,000円、月額利用料10,000円から利用することができるので、容量や利用ユーザー数に合わせてプランを決めましょう。
14日間の無料トライアル期間もあるので、その期間で使い勝手などを体験してみることをおすすめします。
(3)NOREN(ノレン)
NOREN(ノレン)は毎年の継続率が96%以上でユーザーからの評価が高いCMSです。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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CMSの中でも使いやすさが売りのサービスです。
大きな額になりますが1,000万円からプロジェクトを進めることができるので、予算に合わせてプランを選びましょう。
テキスト入力だけでコンテンツを作成できるので、専門的な知識を持つ人が全くいない企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
3.おすすめのクラウド型CMS3選
クラウド型CMSのおすすめを紹介します。
今回紹介するサービスは以下の3つです。
順に説明するので、スピーディーかつランニングコストを抑えたい企業は必見です!
(1)WIX(ウィックス)
WIX(ウィックス)は海外製のクラウドCMSで、世界190カ国で1億人以上から利用されています。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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専門的な知識を持っていなくても、無料でハイクオリティのデザインにすることができます。
世界中から評価されているCMSなので、試してみる価値はありますよ。
(2)Jimdo(ジンドゥー)
Jimdo(ジンドゥー)も数ステップで簡単にWebサイトを作成できます。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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数回のクリックだけで簡単にWebサイトを作成できるほど、構築工程が簡略化されています。
全部で180種類以上のデザインを使用することができるので、オリジナル性を出したい企業に向いているでしょう。
無料プランもあるので、試しに利用してみてください。
(3)Weebly(ウィーブリー)
Weebly(ウィーブリー)は操作が簡単で使いやすい特徴があります。
特徴 |
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メリット |
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おすすめ企業 |
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Weebly(ウィーブリー)も操作性が簡単にもかかわらずテンプレートが豊富です。
一番安くて月額約500円から利用することができます。
ただし、日本語サービスがないので、英語ができる人が複数いる企業は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
4.CMS選びの4つのコツ
CMS選びのコツを紹介します。
抑えておくとよいポイントは以下の4つです。
順に説明するので、これらのコツを参考にして自社に合うサービスを選んでみてください。
(1)サイトの目的を把握する
サイトの目的を把握することが重要です。
CMSにはさまざまな機能が搭載されているものがありますが、機能が豊富でも導入目的を達成できるものでなければ意味がありません。
コーポレートサイトやECサイト、コミュニティサイトなど構築したいWebサイトによって必要とする機能が異なります。
運営するWebサイトの方向性を明確にして、最適なCMSを選びましょう。
(2)Webサイトの規模を確認する
Webサイトの規模も確認しておきましょう。
大規模のWebサイトにサーバースペックが低いCMSを使うと、アクセス集中に耐えられず正常にページが表示されないことがあります。
また、小規模のWebサイトにサーバースペックが高いCMSを使うと、無駄なコストを使うことになるでしょう。
サーバーが正常に稼働するために、Webサイトに適した容量のCMSを選ぶことをおすすめします。
(3)サポート対応を比較する
初めてCMSを導入する場合は、サポート体制が整っているCMSを選ぶのが無難です。
操作方法などわからないことが発生したりトラブルに巻き込まれたりすることがあります。
連絡を取ったときにすぐに対応してもらえるサポート体制があるCMSを選びましょう。
(4)セキュリティ面に不安がないか確認する
セキュリティ面に不安がないか確認しておきましょう。
インターネットを介して情報を発信するので、不正アクセスや情報漏洩のリスクがあります。
機密情報を扱う企業ほどセキュリティ面が強化されたCMSを選んだ方がよいでしょう。
5.CMS導入時の3つの注意点
CMS導入時に気をつけるべきことを紹介します。
注意点は以下の3つです。
順に説明するので、導入後に困らなくてよいように注意しましょう。
(1)アップデートに不具合が生じることがある
アップデートに不具合が生じる可能性があります。
CMSは定期的にアップデートをしなければならないのですが、自動アップデートをした際にエラーが生じて正常に稼働しないことがあるのです。
アップデートをするときは試しのサーバーでアップデートを行い、問題がないことを確認してから本番サーバーで実行しましょう。
(2)コンテンツの更新責任者を決めておく
コンテンツの更新責任者も決めておくことをおすすめします。
Webサイトの運用はコンテンツごとに行うことになるので、1人の責任者が管理するよりもコンテンツごとに責任者を設けた方が作業効率が上がるのです。
管理者の負担の軽減にもつながるので、誰がどのコンテンツを担当するのか決めましょう。
(3)導入後のコストも見込んでおく
導入後のコストまで見込んでおきましょう。
初期費用や月額費用などに注目しがちですが、Webサイトの運用には人員にかかるコストまで発生します。
Webサイト自体のランニングコストだけで予算を組んでしまうと、予算オーバーになる可能性が高いです。
導入後の教育やマニュアル作成、運用の人件費など含めたランニングコストまで把握しておきましょう。
まとめ
CMSにはオープンソース型やパッケージ型、クラウド型などさまざまなタイプがあるので、導入目的に合わせて選ぶ必要があります。
CMSを有効活用するためには、導入目的や運営するWebサイトの特徴の把握が重要です。
今回紹介した選ぶコツや導入時の注意点を参考にして、自社のWebサイトに適したCMSを選びましょう。