採用・販売・公式サイト・講座など、目的に合わせて作る比較型ホームページ
問い合わせが増えない。商談しても、契約が決まらない。その原因、昔のままのホームページにあるかもしれません。
お客さまは問い合わせる前に、商品を調べ、ほかの選択肢と比べています。そのときホームページから「自分に必要な理由」「ほかとの違い」が分からなければ、問い合わせや契約には進めません。比較型ホームページは、商品や仕事の詳しい説明、ほかとの比較、よくある質問への答え、利用者の声をつなぎ、人にもAIにも正確に伝わる形で、目的に合わせて作るホームページです。
- 目的に合わせた型で作る求職者、お客さま、取引先、受講を考える人。読む人と最後の判断に合わせて、載せる情報と構成を変えます。
- 1日で完成し、稼働できる目的に合わせた比較型ホームページが1日で完成し、AIを使って更新していけるシステムとして稼働できる状態になります。
- AIを使って自社で更新AIを使った更新方法をお伝えし、公開後の更新を少ない負担で続けられるようにします。
問い合わせが少なく、商談しても契約が決まらない状態が続いていませんか
問い合わせがなかなか来ない。来ても商談で「検討します」と言われ、契約が決まらない。多くの会社が抱えているのは、この2つの悩みです。
その解決のために、SNSや動画での発信、Web広告、営業資料づくりには力を注いでこられたと思います。ホームページも、お知らせの更新やデザインの手直しを重ねてこられたでしょう。それでも確かな手応えが得られず、新しい施策を試すたびに、やるべき作業ばかりが増えていくことがあります。
- 数年前に作ったホームページを、お知らせの更新以外ほとんど見直していない。
- 商品の料金や条件は、PDFのパンフレットや画像の中にしか載せていない。
- SNSや営業資料では新しい説明をしているのに、ホームページには以前の説明が残っている。
- 同じような商品を扱う会社と何が違うのか、ホームページのどこにも書いていない。
- 求人や講座の案内も条件の一覧だけで、応募や受講の相談につながらない。
- ホームページのデザインを新しくしたものの、相談の件数は以前と少しも変わらない。
- SNSを毎日投稿し、広告費も増やして反応やアクセスは伸びたのに、問い合わせにはつながらない。
- 動画や説明資料をいくつも用意した結果、相手に合わせてどれを案内すればよいのか整理がつかなくなっている。
- 無料相談や割引の特典で人を集めても、自社に合わない問い合わせが多く、商談の手間ばかりがかかっている。
- 良さを伝えようと情報を足すうちにページが長くなりすぎて、最後まで読んでもらえない。
- 問い合わせはほとんど来ず、来ても「まず資料をください」という連絡から始まる。
- 商談では毎回、会社紹介と商品の基本説明に時間を使い、契約の判断まで進まない。
- 資料や話し方を何度も見直したのに、「検討します」と断られた理由が分からないまま、次の商談を迎えている。
- お客さまが「AIで調べたらこう出てきた」と、事実と違う理解のまま話し始めたことがある。
たとえば、次のような場面で判断が止まっています
当てはまる項目が多いほど、お客さまは御社のホームページで判断を進められずにいるかもしれません。よくある2つの場面を見てみます。
相談しても、商品の基本説明だけで終わってしまう
問い合わせてきた人と話してみると、何をしてくれるサービスなのか、料金はどう決まるのか、ほかの方法と何が違うのか、という基本から説明が必要になります。ホームページやパンフレットに書いてあることを商談でもう一度話しているうちに時間が過ぎ、相手の状況に合わせた提案まで進めません。最後は「社内で検討します」と言われ、そのまま返事が来なくなります。
ホームページはあるのに、判断する材料が一か所にない
商品の説明は営業資料とPDFのパンフレット、SNSの投稿に分かれ、ホームページには会社案内が中心に残っています。書いていないわけではないのに、料金は今も同じなのか、自分は対象に入るのか、ほかと何が違うのかを、お客さまは一か所で確かめられません。資料を探して回るか問い合わせて聞くしかなく、場所によって説明が違えば、どれが正しいのかという迷いも加わります。
問い合わせが少ない。契約も決まらない。その本質は
お客さまの商品理解が足りていないことです
発信を増やしても、資料や話し方を見直しても、選んでもらえない。どの取り組みも「伝える量」は増やしていますが、お客さまが問い合わせる前に何を分からずにいるのかは、まだ確かめられていません。
ここでいう商品理解は、仕様や機能を正確に覚えることではありません。自分の困りごととの関係が分かり、「自分にはこの商品が必要だ」「この中ならこれを選びたい」と納得できている状態のことです。この理解が足りないと、問い合わせと契約の両方が次のように止まります。
- 問い合わせない自分に役立つ理由が分からず、問い合わせる前に離れていきます。
- 問い合わせても、基本説明で終わる理解が浅いまま連絡してくるため、商談は商品の基本説明だけで終わってしまいます。
- 必要性が伝わらず、契約しない必要だと納得していないまま提案を受けるため、売り込みに聞こえ、契約に結びつきません。
問い合わせが来ないことと、来ても決まらないことは、別々の悩みに見えます。しかしどちらも、お客さまが商品を理解できないまま判断を求められている、という同じところから起きていることが少なくありません。
理解が途中で止まると、問い合わせも契約も生まれません
申し込む前に、お客さまの理解は4つの段階を進みます
「自分にはこの商品が必要だ」「この中ならこれを選びたい」という納得は、一度に生まれるものではありません。商品やサービスを申し込む人は、困りごとや商品を知る「認知」、自分に関係がありそうだと感じる「興味・関心」、ほかの方法や商品と比べる「比較検討」を経て、納得したうえで「申込み」に進みます。職場を選ぶときも、講座を選ぶときも、この順序は大きく変わりません。
大切なのは、段階ごとに必要な情報が違うことです。自分に関係があるかを知りたい人に料金表だけを見せても、判断は進みません。比べたい人に自社の強みだけを伝えても、ほかとの違いは分かりません。それぞれの段階で答えが見つかることで、お客さまは「自分にはこれが必要だ」という理解を一段ずつ深めていきます。
申し込むまでの理解の順序と、それに答える情報
- 1 認知
この困りごとは、自分に関係があるのか
商品詳細:課題と場面
- 2 興味・関心
なぜ起きていて、どうすれば変えられるのか
商品詳細:仕組みと使い方レビュー
- 3 比較検討
ほかと比べて、自分に合うのはどれか
比較Q&A
- 4 申込み
費用や条件、申し込んだあとの流れはどうなるのか
商品詳細:料金・条件・流れQ&A
理解が進まないまま問い合わせると、商談は基本説明だけで終わってしまいます
途中の段階で答えが見つからないと、お客さまの多くは問い合わせずに離れます。問い合わせてくれた人も、商品を十分に理解したうえで連絡しているとは限りません。欲しいと決めたからではなく、よく分からないから聞いてみる、という問い合わせです。広告や特典でアポイントや問い合わせの数だけを先に集めた場合も、お客さまは商品の中身も自分にとっての使い道も分からないまま商談に臨みます。
その場合、商談はホームページに書いておけたはずの基本の説明から始まります。必要性が伝わりきらないまま提案を急げば、相手には売り込みに聞こえ、契約には結びつきません。問い合わせの数だけを増やしても、この状態では対応の手間と費用が増えるだけです。反対に、各段階の情報を先に受け取った人は、自分に合うかを確かめたうえで相談に来るため、商談の時間を相手に固有の条件の確認に使えます。
事前の商品理解によって、商談の行き先が変わります
理解が進む前に問い合わせを集めると
- 自分に必要な理由が分からない認知の段階で止まり、自分の課題との関係が見えていません。
- 特典や勧誘をきっかけに問い合わせる事前の理解がないまま、商談が始まります。
- 基本説明だけで時間が終わる具体的な提案まで進めず、売り込みの印象だけが残ります。
- 契約に結びつかない
4つの段階で理解が進んでいると
- 必要な理由と向き不向きを知っている自分の課題にどう役立ち、どんな場合に合わないかを確かめています。
- 「自分に合う」と納得して問い合わせる比べたうえで、確かめたいことを持って商談に臨みます。
- 導入に向けた具体的な相談をする営業担当者は、相手に合わせた提案と判断の後押しに時間を使えます。
- お客さまが納得して契約に結びつく
では、なぜお客さまの理解は途中で止まってしまうのか。背景には、お客さまの探し方が変わったのに、会社の情報の出し方が以前のままになっていることがあります。
お客さまの探し方は変わったのに、情報の出し方が昔のままになっています
ホームページを作った頃は、会社の概要と事業内容、連絡先が載っていれば役目を果たせました。以前は、ホームページで会社を確かめてから電話や問い合わせフォームで連絡し、詳しいことは営業担当者から聞くのが一般的だったからです。ほかの会社と比べるのは、説明を聞いた後でした。その後もお知らせを更新し、デザインを手直ししてきたものの、商品や仕事の説明の仕方は当時から変わっていない。そうしたホームページは珍しくありません。
いまは、問い合わせる前に自分で調べて比べる段階があります。広告やSNS、検索で知った人は、ほかの方法や会社と見比べ、公式サイトで条件を確かめてから、どこに連絡するかを決めます。調べる手段には、対話型のAIや、検索結果に表示されるAIの要約も加わりました。「〇〇と△△は何が違うのか」「うちのような会社にはどれが合うのか」とAIに尋ねてから、候補を絞る人もいます。
商品を理解する場面が、営業担当者との商談から、問い合わせる前のお客さま自身の調べものへ移ったということです。ところがホームページが作った当時のままでは、その段階で理解に必要な情報を渡せません。
問い合わせるまでの流れの変化
以前の前提
- 紹介や看板で知る
- ホームページで会社を確認する
- 電話で問い合わせる
- 営業が商品を詳しく説明する
- 説明を聞いてから比べる
いまの探し方
- SNS・広告・検索で知る
- AIや検索で商品を調べる
- ほかの方法や会社と比べる
- 公式サイトで条件を確かめる
- 候補を絞って問い合わせる
お客さまの理解を妨げる、3つの情報の出し方
理解が進まないまま問い合わせが来たり、途中で離れられたりする原因は、お客さまの側ではなく、会社側の情報の出し方にあることが少なくありません。よく見られるのは、次の3つです。
お客さまの疑問に答える前に、自社の強みばかりをアピールしてしまう
実績や品質の高さは、大切な判断材料です。しかしお客さまがまず知りたいのは、「何ができるのか」「どうやって使うのか」「自分にも役立つのか」という基本的なことです。認知や興味・関心の段階で必要なこの説明を飛ばして「ここが優れています」「うちが一番です」と伝えられても、何を基準に良し悪しを判断すればよいのか迷ってしまいます。自社の良さを主張する前に、お客さまが自分に関係のあることとして理解できる情報を、順序立てて届ける必要があります。
集客の施策がバラバラで、商品の情報が断片的にしか伝わらない
SNSや動画、広告、Webサイトは、どれもお客さまと出会う大切な窓口です。情報がいろいろな場所に分かれていること自体が悪いわけではありません。問題は、問い合わせを増やそうと「とりあえず投稿する」「次は広告を打つ」と場当たり的に進め、担当者も案内先も連動していないために、お客さまに断片的な情報しか届かないことです。お客さまは段階ごとに必要な情報を別々の場所で探すことになり、理解が途中で止まってしまいます。窓口が増えるほど、この途切れは大きくなります。
いま:窓口ごとに情報が途切れる
目指す形:どの窓口からも全体像へ
いまの会社は、Instagram、X、YouTube、広告、ホームページ、問い合わせ窓口と、お客さまと接する場所を数多く持っています。窓口が増えるにつれて、場所ごとに伝える内容を変えている会社も少なくありません。たとえば、Instagramではブランドの世界観、広告では商品の販売、Xでは担当者の日々のつぶやき、公式サイトでは企業理念、という分け方です。
少しでも多くの人に知ってもらい、接点を増やそうとすること自体は、悪いことではありません。ただ、商品を買いたい人や、買うかどうかを考えている人は、特定の窓口にだけいるわけではありません。Instagramの投稿を見ている人の中にも、Xや検索結果、YouTubeで情報に触れた人の中にも、ちょうど商品を探している人や、ほかと比べ始めている人がいます。会社が窓口ごとに役割を決めても、お客さまがその順番どおりに窓口を巡ってくれるとは限りません。最初に触れた窓口で商品の話が見つからなければ、買う可能性があった人とも、すれ違ったまま終わります。
窓口ごとに役割を分けた発信と、同じテーマでそろえた発信
窓口ごとに、伝える内容が違う
- Instagramブランドの世界観
- 広告商品の売り込み
- X担当者の日々のつぶやき
- YouTube話題づくりの企画動画
- 公式サイト企業理念と会社案内
何の会社で、自分に合うのかが分からない
同じテーマを、窓口に合う形で伝える
テーマ:〇〇に悩む人にとって、この商品で何が変わるか
- Instagram商品を使う場面を写真で見せる
- 広告課題と解決の要点を短く伝える
- X担当者がよくある疑問に答える
- YouTube使い方を動画で実演する
- ホームページ詳しい説明・比較・Q&A・声をまとめる
どこから見ても、同じ商品の話につながる
必要なのは、すべての窓口に同じ投稿を流すことではありません。写真で見せる、短く要点を伝える、動画で実演するといった表現の形は、窓口に合わせて変えてかまいません。そろえるのは、何のために発信するのか、どの商品のどんな事実を伝えるのかというテーマです。そのうえで発信ごとの役割を整理して案内先をひとつにつなぎ、どの窓口から入っても同じ商品の話としてつながり、判断に必要な情報と商品の全体像、次に確かめる先まで、お客さまが自分で調べられる状態をつくります。
詳しく知ろうとページを見ても、知りたい情報がそろっていない
比較検討や申込みの段階では、料金や条件、使い方を確かめたくなります。ところがリンク先に会社案内しか載っておらず、商品の詳しい内容や料金、利用条件、使い方が見当たらなければ、お客さまは「よく分からないから直接聞くしかない」と問い合わせることになります。前向きに購入を考えている問い合わせと、分からないことを確かめるための問い合わせでは、商談の出発点がまるで違います。ネットに載せておけば個別に答えなくてよい情報まで出さずにいると、Webサイトを見れば解決できるはずの疑問にも、毎回一件ずつ対応しなければなりません。商品の全体像と、自分に合うかどうかを、お客さまがWeb上でいつでも確かめられる場所が必要です。
長く見直していないホームページで起きている、5つの状態
強みの主張が先に立ち、発信はつながらず、確かめる場所もない。これでは4つの段階のどこかで必要な情報が欠け、お客さまは「自分に必要だ」と判断できません。この3つの出し方が長く続いたホームページでは、次の5つの状態が重なっていることがよくあります。自社の主張が先に立てば「情報が足りない」「比べられない」に、施策がバラバラなら「説明がバラバラ」「内容が食い違う」に、確かめる場所がなければ「情報が足りない」「画像の中だけ」になります。
- 情報が足りない:商品は事業紹介の数行だけで、何をしてくれて、何を受け取れるのかが分からない商品ごとに、働き・使い方・提供範囲を文章で説明する
- 説明がバラバラ:詳しい説明はSNSの投稿や動画、営業資料に散らばり、ホームページからたどれない判断に必要な説明をホームページにまとめ、どの窓口からもそこへ案内する
- 内容が食い違う:料金を改定したのに、別のページや資料に古い条件が残っている変更があれば、同じ事実を使う箇所をまとめて見直す
- 画像の中だけ:料金表や導入の流れが画像やPDFの中にしかなく、文章として読み取れない大切な条件は、読み取れる文章と表で示す
- 比べられない:ほかの方法や会社との違い、合わない条件がどこにも書かれていない同じ基準で比べ、向く人と向かない人を示す
これらは、デザインを新しくしたホームページでも起こります。反対に、見た目に古さが残っていても、判断に必要な情報がそろい、正しく保たれていれば、お客さまは比べて選べます。「昔のまま」かどうかを分けるのは作った年ではなく、情報の中身と保ち方です。
AIが御社について答えるときも、材料になるのは見つけられる情報です。料金や条件が画像の中にしかなかったり、ページごとに違っていたりすれば、AIはほかの情報源を頼りにするか、古い内容のまま説明することがあります。その仕組みと根拠は、「人にもAIにも、商品が正しく伝わるホームページへ」の章で説明します。
評判を調べる人には、ばらばらな情報がそのまま会社の印象になります
買う前に口コミや評判を調べる人は少なくありません。窓口ごとに説明が違えば、どこを読んだかで会社の印象が変わり、お客さまはどれが本当なのかを判断できなくなります。
評判には、良い声も厳しい声もあります。厳しい声の中には、実際の不備を指摘したものもあれば、以前の状態を伝える古いもの、話の一部だけが切り取られたもの、事実と違うものもあります。指摘が事実なら、どう対応し、何を改善したのかを示す。古い情報や切り取られた情報、誤った情報なら、当時の事情と現在の事実を説明する。会社が何も示さないままでは、すでに改善したことも、誤解されたままのことも、次に調べる人の判断材料になり続けます。
大切なのは、厳しい声を消そうとすることではなく、事実を確かめて答えることです。会社の答えと現在の事実を確かめられる場所があれば、お客さまは評判と見比べながら、自分で判断できます。
強みの主張が先に立つ説明、窓口ごとに分かれた発信、確かめる先のない情報、まとまらない評判、古い情報にもとづくAIの説明。どれも、自社が確かめた現在の事実を、お客さまが誰でも参照できる一か所の起点がないことから起きています。その起点をどう整えればよいのかを、多くの会社が選ぶ方法から順に確かめます。
よく選ばれる方法の良さと、それでも比較が欠かせない理由
お客さまが4つの段階を進むには、段階ごとに必要な情報を受け取れる場所が欠かせません。その役目を担う手段として、多くの会社はすでにSNS・動画や公式サイトを使い、ホームページを見直すときには見た目のリニューアルや記事の追加などを選びます。どれも条件が合えば役に立ちます。
ただ、商品の正確な情報を並べるだけなら、説明書でも足ります。どれほど正しく書かれていても、それだけでは「自分に必要だ」という納得は生まれません。ここでは、すでに使っている発信の窓口から始めて、ホームページの見直し方まで、前の章で挙げた5つの状態を解消し、お客さまの理解を進められるかという観点で順に確かめます。販売ページ(LP)は発信とホームページの両方にかかわるため、最後に取り上げます。
SNS・動画:興味を持つきっかけにはなるが、全体像が手元に残らない
SNSの投稿や動画は、まだ商品を知らない人と出会い、興味を持ってもらうきっかけになります。認知の段階を支える、大切な窓口です。
ただ、日々の投稿はすぐに流れていきます。関心を持った人が後から料金や条件、ほかとの違いを落ち着いて確かめようとしても、全体像をまとめて読める場所がなければ、理解はそこで止まります。発信した情報が手元に残り、たどって確かめられる場所が別に必要です。
会社案内が中心の公式サイト:安心感は伝わるが、疑問を解消しきれない
公式サイトは、どんな会社なのかを確かめる場所として、お客さまの安心感につながります。
ただ、会社案内が中心で商品の説明が少なければ、比較検討や申込みの段階で出てくる疑問には答えきれません。選ぶために欠かせない詳しい情報まで載せなければ、「直接聞くしかない」問い合わせが残ります。
見た目のリニューアル:第一印象は良くなるが、判断の材料は増えない
デザインを新しくすると、会社の印象が良くなり、スマートフォンでも読みやすくなります。古さの目立つ見た目がお客さまの不安につながっているなら、効果のある見直しです。
ただ、載せる情報が以前と同じなら、お客さまが比べて判断するための材料は増えません。見栄えを優先して文章を減らし、画像で見せる構成にすると、読み取れる情報がかえって少なくなることもあります。見た目を整える前に、何を載せるかを決める必要があります。
ブログやコラムを増やす:出会いは増えても、商品の判断にはつながりにくい
お客さまが抱える課題について記事を書けば、検索を通じて新しい人と出会えます。専門性を伝えることにも役立ちます。
一方で、記事と商品の説明がつながっていなければ、読者は記事を読んで満足し、商品を検討する前に離れてしまいます。記事が増えるほど古い内容の見直しも重くなり、料金や条件の書き方が記事ごとに食い違う原因にもなります。検索結果の画面でAIの要約が答えを示す場面もあり、記事の本数だけに頼るのは難しくなっています。
AI向けの技術的な対策だけを加える:読み取りを助けても、中身は増えない
ページの内容を機械に伝える記述を加えたり、サイトの構造を読み込みやすく整えたりすることは、AIや検索エンジンが情報を正しく読み取る助けになります。
ただ、技術的な対策は、載っている情報を伝えやすくするものです。料金も違いも書かれていないページに加えても、伝わる内容は変わりません。専用の対策にお金をかける前に、伝えるべき情報がそろっているかを確かめる必要があります。
販売ページ(LP)を別に作る:1つの商品は伝わっても、情報は分かれる
1つの商品や募集の魅力を集中して伝えられ、広告から訪れた人を受け止めるページとして使いやすい方法です。
ただし、会社のホームページとは別の場所に説明ができるため、情報がさらに分散し、料金や条件の食い違いも起きやすくなります。自社の良さを伝えることが中心なので、「ほかのやり方と比べてどうなのか」という疑問が残り、自分に合うかは、お客さまが別の場所で調べることになります。複数の商品を扱う会社や、購入後の確認先としてもホームページを使いたい会社には、LPだけでは足りません。
どの方法にも役に立つ場面があります。それでも残るのは、「お客さまが判断に使う情報が、ホームページの中にそろっていない」という点です。
必要なのは、見た目や技術より先に、判断に使える情報をそろえ、つなぎ、正しく保つことです。
その中で欠かせないのが比較です。SNS・動画、公式サイト、販売LPをそろえても、お客さまには最後に「ほかの方法と比べて、自分に合うのはどれか」という疑問が残ります。料金が高いのか安いのか、対応できる範囲が広いのか狭いのかは、ひとつの商品だけを見ても判断できません。ほかの方法や商品と比べたとき、初めて違いが見え、その違いがそのまま自社の強みにも弱みにもなります。強みと弱みの両方が見えるから、お客さまは自分の条件に合うかを自分で判断できます。
判断の材料をそろえるホームページには、次の7つが必要です。商品ごとに何をして何を受け取れるかが分かること。料金や条件を文章で確かめられること。ほかの方法との違いと向き不向きが分かること。よくある疑問に答えていること。条件が変わったときに食い違いを出さないこと。人もAIも読み取りやすい形で書かれていること。そして、営業や購入後の案内にも使えることです。
自社の説明だけでなく、比べられる材料が必要な理由
いまは情報があふれ、AIが作った文章も増えています。どの会社も「高品質」「安心のサポート」「実績多数」と伝えられるなかで、自社の説明だけを読んでも、お客さまはどの情報が自分にとって確かなのかを見分けにくくなっています。自社が発信する一次情報は大切ですが、それだけで判断してもらうのは難しくなりました。
そこで役立つのが比較です。他社の商品や、社内で対応する、別の手段を使うといった選択肢と同じ条件で並べると、自社の商品で何ができて何ができないのか、どんな人に向き、どんな人には向かないのかが具体的に見えてきます。お客さまは会社の主張をうのみにせず、自分の条件と照らし合わせて判断できます。比較が自社の強みと弱みを伝えることは先に見たとおりで、情報があふれるいまは、その役割がさらに大きくなっています。
自社の説明だけの場合と、同じ条件で比べた場合
自社の説明だけだと
- 「高品質」「安心」「実績多数」は、どの会社も使える言葉に見える
- 自社に都合のよい点だけを選んでいるように見えやすい
- 自分に合うかどうかは、お客さまが別の場所で調べることになる
同じ条件で比べると
- 何ができて、何ができないのかが分かる
- どんな人に向き、どんな人に向かないのかが分かる
- 会社の説明を、自分の条件で確かめられる
比べる条件をそろえ、確かめた事実で説明する構造は、AIにとっても内容を読み取りやすい形です。ただし、先に考えるのはお客さまの判断です。比較を載せただけで選ばれるわけではなく、自社が合わない人には、そのことも伝わります。それも、納得して選ぶお客さまと出会うための大切な材料です。
ほかの会社や方法まで並べると、お客さまが流れてしまわないか
比較を載せると聞くと、不安に思う方も少なくありません。よく聞かれる3つの不安と、比べて示すことで実際に伝わることを並べます。比較で伝えるのは、ほかと比べたときに見える、自社の強みと弱みです。料金だけでなく、含まれる内容や向いている人まで事実にもとづいて比べると、どの選択肢がどんな人に合うのかが見えてきます。
比較への不安と、比べて示すことで伝わること
よくある不安
- 他社の商品ばかりが魅力的に見えて、お客さまを取られてしまうのではないか
- 単純な安さだけを比べられて、価格競争に巻き込まれるのではないか
- 自社に合わない条件まで見せると、選ばれにくくなるのではないか
比べて示すと
- 違いを通じて、自社の強みと弱みが具体的に伝わる
- 本当に合うお客さまが、相性を確かめて納得して選べる
- 会社の説明を自分で確かめられ、信頼につながる
ほかの商品と比べるからこそ、自社の強みが具体的に伝わります
「高品質」や「丁寧なサポート」といった言葉だけでは伝わりにくい特徴も、料金、含まれる内容、対応できる範囲や使い方を並べて比べることで、具体的に思い描けるようになります。何が含まれ、どんな場面で役立つのかが分かるため、安さだけで比べられることなく、商品の価値を実感してもらえます。
本当に合うお客さまが、納得して選べるようになります
得意な分野だけでなく、合わない条件も隠さずに伝えることで、お客さまは自分の目的に合っているかを落ち着いて確かめられます。合わない人に無理に買ってもらうのではなく、本当に役立つ人に選んでもらうことが、購入後の行き違いや不満を防ぐことにもつながります。
会社の説明が本当かどうかを、自分で確かめられます
ほかの選択肢も同じ基準で比べられるので、お客さまは会社の説明をうのみにせず、自分の目で確かめながら冷静に検討できます。比べる基準をそろえて確かな事実を案内すれば、誠実な姿勢や商品への自信も自然と伝わります。
この3つの強みは、すでに候補を比べ始めている人にとても役立ちます。複数の商品や解決方法を比べ、違いが分かるようにした一般的な比較サイトが力を発揮するのも、この場面です。
判断の材料をそろえるための7つを基準に、ここまで見てきたホームページの見直し方のうち主なものを並べて比べます。
ホームページの見直し方を、同じ7つの基準で比べます
ここで比べるのは特定の会社ではなく、ホームページを見直す方法です。表では一般的な形を想定しています。「会社案内中心のまま」は会社概要と事業紹介が中心で商品の説明が短いもの、「見た目のリニューアル」は載せる情報を大きく変えずにデザインを新しくするもの、「記事・コラムの追加」は既存のホームページに記事を増やしていくもの、「AI向けの技術対策のみ」は載せる情報を変えずに機械向けの記述や構造だけを加えるものです。どの方法も、載せる内容を変えれば評価は変わります。
表は左右にスクロールできます。左端の項目列は固定されています。
| 項目 | 比較型 ホームページ | 会社案内 中心のまま | 見た目の リニューアル | 記事・コラム の追加 | AI向けの 技術対策のみ |
|---|---|---|---|---|---|
| 商品ごとの説明 | ○商品ごとに、働き・使い方・提供範囲を説明する | △事業紹介の数行にとどまることが多い | △載せる情報を見直さなければ、以前と同じ | △記事で触れても、商品の全体像は別に必要 | △載っている説明の範囲は変わらない |
| 料金・条件を文章で確かめる | ○公開できる範囲で、料金の決まり方や条件を文章と表で示す | △PDFや画像、問い合わせ後の案内になりがち | △画像中心のデザインでは、文章が減ることもある | △記事の主題ではないことが多い | △技術対策だけでは、中身は増えない |
| 違いと向き不向き | ○同じ基準で比べ、合わない条件も示す | △自社の説明だけで、比べるのはお客さま任せ | △構成に比較を加えなければ、以前と同じ | ○比較記事を書けば扱える。商品の説明とつなぐ設計は別に必要 | △比べる内容は作らない |
| よくある疑問への答え | ○商談や問い合わせで実際に出た質問に答える | △答えが営業担当者の頭の中にとどまりがち | △質問と回答の欄を作るかどうかによる | ○疑問ごとに記事で答えられる。数が増えると管理が重くなる | △回答の中身そのものは作らない |
| 変更時の食い違いを防ぐ | ○商品ごとに情報をまとめ、変更時に関連箇所を見直す | △更新が止まり、古い情報が残りやすい | △公開時は新しいが、更新の仕組みは別に必要 | △記事が増えるほど、古い記述が残りやすい | △内容の新しさは別に管理が必要 |
| 人とAIが読み取りやすい形 | ○見出し・文章・表で整理し、ページ同士をリンクでつなぐ | △情報が画像やPDFにあると読み取りにくい | ○制作時に見出しと文章を整えれば改善できる | ○文章が中心なので読み取りやすい | ○機械が読み取る助けになる。中身の不足は補えない |
| 営業や購入後にも使える | ○商談で見せる説明や、購入後の確認先として使える | △会社紹介としては使える | △会社紹介としての印象は良くなる | △個別の記事は案内できるが、全体像は別に必要 | △人に向けた使い道は増えない |
○:想定した形で、その項目を主に満たせるもの△:想定した形では一部にとどまり、内容を足すか、ほかの方法と組み合わせる必要があるもの
比較型ホームページは、この7つを最初から満たすように作ります。記事や技術的な対策にも○の項目があり、組み合わせて使うこともできます。比較型ホームページで何を作るのかを説明する前に、比較がどのお客さまに届くのかを確かめておきます。
比較検討層だけでは、お客さまを取りこぼします
ここまで見てきたように、比較は、お客さまが自分の条件に合うかを判断するために欠かせません。ただ、比較をすでに候補を比べている人だけに向けたものと考えると、ホームページが応えられる相手は限られます。
お客さまを、購入の検討がどこまで進んでいるかで「潜在層」「比較検討層」「指名層」の3つに分けて考えてみます。たとえば、潜在層95%・比較検討層4%・指名層1%という構成なら、候補を並べて比べているのは4%の比較検討層です。比べている人だけを相手にすると、課題を抱えながらまだ商品を探していない95%の潜在層は最初から対象の外に置かれ、多くのお客さまを取りこぼすことになります。
検討の進み具合で分けた、お客さまの構成例
- 潜在層95%
- 課題は抱えていても、まだ商品を探していない人です。その課題が解決できることや、商品が自分に必要な理由をまだ知りません。
- 比較検討層4%
- いくつかの商品ややり方を調べ、特徴や条件を見比べて選ぼうとしている人です。
- 指名層1%
- 買いたい商品がすでに決まっていて、利用条件や申込み方法を確かめたい人です。
比較検討層だけを相手にする考え方には、2つの課題があります。購入に近い層に競争が集まることと、その手前にいる人へ届く説明が足りないことです。
購入に近い比較検討層には、各社の競争が集まります
候補を比べている人は購入に近く、どの会社にとっても来てほしいお客さまです。そのため多くの会社が同じ人たちに向けて情報を届けようとし、広告や比較サイトへの掲載が集中して、比較の場には似た商品が並びます。広告費の負担も増えやすくなります。比較の価値そのものは変わりませんが、この層だけを相手にしていると、限られたお客さまを多くの会社で取り合うことになります。
比べる前の人には、料金や仕様だけでは必要性が伝わりません
潜在層の人は、先に見た4つの段階でいえば、比較検討より手前にいます。料金や仕様を並べた表を見せても、自分の課題と結びつかなければ、眺めるだけで終わります。たとえば、問い合わせが少ないことに悩んでいても、その原因がホームページの情報にあるとは考えていない会社の担当者は、ホームページ制作の料金や機能を並べた表を見ても、自分に関係する話だとは受け取りません。
この人たちに必要なのは、比較検討の前にある「認知」と「興味・関心」の段階で、自分の困りごとがなぜ起きていて、どうすれば解決できるのか、そのために商品がなぜ必要なのかを知ることです。比較検討に至るまでの説明が足りなければ、比べる段階にも進めません。
比較型ホームページは、比べる前の人から申込みまでを支えます
比較型ホームページの「比較」は、すでに比べている人のためだけのものではありません。まず商品詳細で、お客さまの課題とそれが起きる理由、解決の方法、そのために商品が必要な理由を説明します。そのうえで、比較とQ&Aでほかとの違いや条件を確かめられるようにし、申込みへ案内します。まだ商品を探していなかった人も、読み進めるうちに自分の課題と必要性に気づき、比べて納得してから申し込めます。比較検討層を奪い合うのではなく、比べる前の人に課題と解決方法から説明し、比較の強みを生かしたまま申込みまで案内する考え方です。
潜在層の人がホームページを訪れるきっかけは、広告やSNSの投稿、知人の紹介、AIへの質問などさまざまです。ホームページを作るだけで、こうした人が自然に集まるわけではありません。比較型ホームページが担うのは、どの入口から来た人の関心も受け止め、ホームページの中で必要性の理解から比較、申込みまで進めるようにすることです。
比べる前の人から申込みまでを一つのホームページで支えるには、4つの段階に必要な情報が、ふだんどこにあるのかを確かめる必要があります。
4つの段階に必要な情報を、発信の起点となる一つのホームページにまとめます
4つの段階に必要な情報は、ふだん別々の媒体に散らばっています
先に見た「認知」「興味・関心」「比較検討」「申込み」では、段階ごとにお客さまが必要とする情報が異なります。多くの場合、きっかけはSNSや広告、詳しい説明は公式サイトや販売LP、ほかとの比較は外部の比較サイト、申込みはまた別のページと、情報が媒体ごとに分かれています。
お客さまは、必要な情報を探して媒体を行き来し、集めた情報を自分で整理しなければなりません。そのため判断までに時間がかかり、途中で検討をやめてしまうこともあります。
4つの段階に必要な情報が、
別々の媒体に分かれていると
SNS・広告きっかけ・関心公式サイト・販売LP詳しい説明一般的な比較サイト見比べる公式サイト・販売LP申込み受付- 認知SNS・広告きっかけ・関心
- 興味・関心SNS・広告きっかけ・関心公式サイト・販売LP詳しい説明
- 比較検討一般的な比較サイト見比べる
- 申込み公式サイト・販売LP申込み受付
お客さまは媒体を行き来して情報を集め、
比較型ホームページなら
認知 → 興味・関心 → 比較検討 → 申込み
問い合わせの前に理解が進むので、商談を具体的な相談と判断に使えます
比較型ホームページでは、課題を入口にした説明、商品の詳しい内容、ほかの選択肢との比較、申込み前の疑問への回答が、一つのホームページの中でつながっています。お客さまは訪れた先で、認知から申込みまでに必要な情報を確かめられるため、媒体を行き来して情報を集め、整理する手間がかかりません。すでに候補を比べている人も、申込み条件だけを確かめたい人も、自分に必要なところから読み始められます。
こうして理解が進んだ状態で問い合わせてもらえるので、営業は商談で基本的な説明を一から繰り返す必要がありません。お客さまも判断に必要な材料をそろえたうえで話を進められるため、商談の時間を、導入に向けた具体的な相談と判断に使えます。
4つの段階で、5つの媒体の役割を比べます
SNSや公式サイト、販売LP、一般的な比較サイトにも、それぞれ得意な役割があります。比較型ホームページを加えた5つを、4つの段階ごとに同じ基準で並べると、どの媒体がどの段階を担い、どこを別の媒体で補う必要があるのかが分かります。先の7つの基準の表がホームページの見直し方を比べたのに対し、この表ではお客さまと出会う媒体の役割を比べます。評価はそれぞれの一般的な使われ方を想定したもので、作り方や組み合わせによって担える役割は変わります。
表は左右にスクロールできます。左端の項目列は固定されています。
| 項目 | 比較型 ホームページ | 一般的な 比較サイト | SNS | 会社案内中心の 公式サイト | 販売LP |
|---|---|---|---|---|---|
| 認知 | ○抱えている課題をきっかけに、解決方法や商品を知る | △すでに探している人との接点が中心 | ○新しいきっかけをつくりやすい | △会社や名前を知っている人が中心 | △広告やSNSからの案内が必要 |
| 興味・関心 | ○課題の解決と商品の関係が分かる | △もともと関心があることが前提 | ○投稿などを通じて関心を持ってもらえる | △会社の安心感は伝わるが、商品の説明が短いと関心を深めにくい | ○一つの商品を深く知ってもらえる |
| 比較検討 | ○違いや条件をじっくり確かめられる | ○複数の候補を並べて見比べられる | △ほかの商品との詳しい比較は別途必要 | △比べる情報を載せているかによる | △比べる情報は構成によって限られる |
| 申込み | ○納得したうえで次の行動へ進める | △外部の販売先へ案内することが多い | △申込みページへ案内する必要がある | ○そのまま問い合わせや申込みができる | ○購入や申込みへ直接案内できる |
○:主な役割として使いやすいもの△:補助的な役割、またはほかの情報や案内と組み合わせる必要があるもの
表のとおり、比較型ホームページは4つの段階を一つのホームページで支えられるように作ります。ほかの媒体をやめる必要はありません。SNSや広告、販売LPから来た人が、違いや条件を確かめる先として組み合わせて使えます。
ただし、この表は媒体ごとの得意な役割を示したもので、お客さまがこの順番どおりに媒体を移っていくという意味ではありません。先に見たとおり、実際にはどの媒体にも、商品を買うかどうかを考えている人がいます。だからこそ、どの媒体から来た人も同じ事実にたどり着ける起点が必要になります。
目的を持ったホームページを、発信の起点にします
分かれた情報をまとめる場所として、ホームページの役割があらためて大きくなっています。ただし、会社案内と企業理念を載せただけのホームページでは足りません。誰の、どんな判断を助けるのかという目的を決め、その判断にいま必要な情報をそろえたホームページが必要です。
ホームページには、ほかの窓口にはない自由があります。SNSには文字数や表示の形に決まりがあり、投稿は時間とともに流れていきます。ホームページなら、長い説明も比較の表も、Q&Aも利用者の声も、目的に合わせて並べ、互いにつなげられます。YouTubeの動画やSNSの投稿も、掲載の許可や公開範囲を確かめたうえで、関係する説明と組み合わせて載せられます。動画で雰囲気をつかんだ人は文章で条件を確かめ、文章を読んだ人は動画で実際の様子を見られます。
目的に合う窓口を選び、同じテーマで発信します
ホームページを起点にするとは、SNSからホームページへ人を送り込むだけの一方通行のことではありません。まず、目的と、お客さまが判断に必要とする情報を決め、ホームページに整えます。次に、その目的に合う窓口を選びます。すべてのSNSを使う必要はなく、届けたいお客さまがいて、伝えたいテーマを表現しやすい窓口を選べば十分です。選んだ窓口では、同じテーマをそれぞれに合う形で発信します。
発信した先からは、質問や感想、ときには厳しい評判が返ってきます。それを確かめてホームページへ戻し、直した情報をまた届ける循環の進め方は、公開後の運用の章で説明します。
比較型ホームページは、この発信を支える情報の土台です
目的を決め、判断に必要な事実をそろえ、比べられる形で示し、戻ってきた声で直していく。比較型ホームページは、この流れの起点になるホームページとして作ります。どの窓口で何を発信し、評判にどう答えるかは御社が決め、比較型ホームページはその答えと最新の事実を確かめられる場所になります。公開後はAIを使った更新方法をお伝えするので、寄せられた声や変わった事実を、少ない負担で反映し続けられます。
では、比較型ホームページは何をどう組み立てるのか。ホームページの中に用意する4つの情報と、そのつなぎ方から説明します。
目的に合わせて作る、判断材料のそろったホームページ比較型ホームページ:お客さまが比べて選べる情報を、ホームページの中にそろえます
比較型ホームページは、商品や仕事の詳しい説明、ほかの選択肢との比較、よくある疑問への回答、利用者の声をそろえ、互いにつなげたホームページです。採用、販売、公式サイト、講座など、目的ごとに型を変えて作り、お客さまが問い合わせる前に理解して選べるようにします。同じ正確な情報を、AIも参照しやすい形で載せます。
デジマチェーンは、この比較型ホームページを、AIを使って更新していく仕組みと組み合わせた一つのシステムとして提供します。1日で完成して稼働する提供の形は後の章に譲り、ここではホームページの中に何をどうそろえるのかを説明します。
お客さまにもAIにも、商品を選ぶ理由が伝わるように作ります
いまは、AIに商品の違いや自社に合う方法を尋ねて候補を探し、候補を知ってからホームページを訪れる人がいます。AIが候補を挙げるときの材料も、訪れた人が自分に合うかを決める材料も、見つけられる情報です。比較型ホームページでは、この2つを別々に用意せず、ホームページの同じ場所に整えます。
どちらにも必要なのは、商品を選ぶ理由です。具体的には、誰に向けた商品か、どんな悩みを解決するのか、ほかの方法と何が違うのか、どんな場合に向き、どんな場合に向かないのか、料金や対象などの条件は何か、実際に確かめられた事例はあるか、という点です。選ぶ理由は、ほかの選択肢と並べたときにはっきりします。「比較型」という名前は、商品の説明を、ほかの方法との比較と切り離さずに作ることを表しています。
これらの理由は、4つの情報に分けて載せます。対象や悩み、条件は商品詳細で、違いと向き不向きは比較で、個別の場合の疑問はQ&Aで、事例はレビューで示します。
何を作るのか:商品詳細を中心に、4つの情報をつなぎます
認知から申込みまでの各段階でお客さまが確かめたいことは、おおむね4つの情報で答えられます。中心は「商品詳細」です。何のための商品か、何をしてくれて何を受け取れるのか、料金や条件、申込みの流れまでを説明し、認知と興味・関心を支えます。そこに、ほかの方法や商品との違いを示して比較検討を支える「比較」、申込み前後の疑問に答える「Q&A」、実際の利用者の経験を伝え、どの段階でも使う場面を思い描く助けになる「レビュー」をつなげます。
大切なのは、4つを並べて置くことではなく、お客さまの関心に合わせて次に読む情報へ案内する設計です。課題に反応して読み始めた人には必要性の説明から、比較に関心がある人には違いから読めるようにし、いまいる段階から興味を持って読み進められるように組み立てます。比較から入った人は商品詳細で中身を確かめ、Q&Aから入った人は比較で違いを見直せます。どの入口から来ても、気になったところを確かめながら全体像に戻れる構造です。4つの情報を4つのページに分けるとは限らず、1ページに収めるか、ページを分けるかは、目的と情報の量で決めます。
- 商品詳細:「何をしてくれて、自分に必要か」に答える
- どんな悩みを解決できるのか、なぜその方法が必要なのか、どんな人に合うのかから、仕組み、使い方、提供範囲、料金・条件、申込み後の流れまでを説明します。商品の全体像を確かめる中心で、認知と興味・関心の段階では必要性を理解してもらい、申込みの段階では条件と手続きを確かめてもらいます。行き来の例商品詳細を読んで気になった条件はQ&Aで調べ、実際の使い方はレビューで確かめられます。
- 比較:「ほかと比べて、自分に合うか」に答える
- ほかの商品やこれまでのやり方と同じ項目で比べ、合わない条件も示します。違いから御社の商品の強みと弱みが見えるため、比較検討の段階でお客さまは自分に合うかを判断でき、それが選ぶ理由になります。他社の名前を出さず、方法どうしを比べる形でも作れます。行き来の例比較で違いを知った人が、商品詳細へ移って料金や申込み方法を確かめられます。
- Q&A:「この場合はどうなるか」に答える
- 商談や問い合わせで実際に寄せられた質問をもとに、結論と条件を答えます。申し込む前の条件や自分に合うかどうかから、使い始めてからの活用法まで、知りたいと思ったときにお客さまが自分で疑問を解消できるようにし、申込みの直前に残る不安をその場で解消します。行き来の例商品詳細で気になった条件をQ&Aで確かめ、納得したら商品詳細に戻って申込み方法を確認できます。
- レビュー:「実際に使った人はどうだったか」に答える
- 掲載の許可を得た利用者の声や口コミ、体験談、開発者の話、SNSや動画の投稿などを通じて、実際の使い心地や役立つ場面を思い描けるようにします。使っている人の率直な感想と作り手側の解説は、語った人の立場と条件を分けて紹介します。まだ集まっていない段階では作らず、集まってから加えます。行き来の例商品詳細を読んだあと、実際の使い方をレビューで確かめられます。
決まった読む順番を押しつけるのではなく、お客さまそれぞれの気になる点に合わせて、自然と理解を深められる案内をつくります。
扱う商品が1つなら、その商品に絞って作ります。何百もの記事を増やして集客することを前提にしないため、その商品の4つの情報を深く、正確にまとめることに力を注げます。更新するときも、管理する情報はその商品に関わる範囲に絞られます。商品が複数あれば、会社案内やトップページから各商品へ進めるようにし、商品ごとに同じ組み立てを用意します。
課題から説明を始めると、比べる前の人にも届きます
この組み立てで特に大切なのが、最初の入口です。まだ商品を探していない人に読み始めてもらえるかどうかは、説明をどこから始めるかで決まります。商品に関心がない人は、比べる必要も感じていません。「〇〇おすすめ比較」から始まる説明は、すでに商品を探している人には役立ちますが、そうでない人には自分と関係のない話に見えます。人が思わず反応するのは、ふだん困っていることや、負担に感じていることを言い当てられたときです。比較型ホームページは、そこから説明を始めます。勤怠管理システムを例に、説明の入口と順序の違いを見てみます。
商品から始める説明
「勤怠管理システムおすすめ比較」
システムの導入を決め、製品を選んでいる人には役立ちます。一方、いまのやり方で勤怠を集計している経営者には、まだ自分に関係のある話に見えません。
課題から始める説明
「毎月の勤怠集計に、まだ丸一日かかっていませんか」
タイムカードや表計算ソフトで毎月集計している経営者や担当者は、ふだん感じている負担を言い当てられ、「うちのことだ」と読み始めます。
読み始めた人は、まず集計に時間がかかる理由を知ります。タイムカードの記録を表計算ソフトへ手で写し、残業や休暇を一件ずつ確かめているからです。そのうえで、負担を減らす方法には勤怠管理システムのほかに、給与計算ソフトの勤怠機能を使う、集計を外部に委託するといった選択肢もあると分かれば、「どの方法が自社に合うのか」を比べる理由が生まれます。そこで初めて、方法ごとの違いや、各サービスの料金・操作・対応できる勤務形態を比べ、自社に合うものを選んで申し込みます。4つの段階に重ねると、次のような流れです。
課題に反応してから、比べて申し込むまで(勤怠集計の例)
- 1 認知
自分の課題を言い当てられて、読み始める
ふだん感じている負担を言い当てられ、自分に関係のある話だと気づきます。
毎月の手作業の集計に、丸一日かかっている
- 2 興味・関心
時間がかかる理由と、解決の方法を知る
なぜ時間がかかっているのか、それを減らす方法には何があるのかを理解します。
勤怠管理システム給与計算ソフトの勤怠機能集計の外部委託
- 3 比較検討
方法とサービスを比べる
特徴や使い方、条件の違いを見比べ、自社に合う選択肢を確かめます。
料金・操作・対応できる勤務形態を比べる
- 4 申込み
自社に合うものを選んで申し込む
不安や疑問を解消したうえで、相談や申込みへ進みます。
導入の手順や支援の内容を確かめて申し込む
商品を並べて見せる前に、「なぜ比べる必要があるのか」に納得してもらうところから案内します。この説明は、すでに商品を探し始めている人にも役立ちます。たとえば、勤怠管理システムを調べていた人が従業員数や勤務形態を整理してみたら、給与計算ソフトの勤怠機能で足りると気づくこともあります。最初に思い浮かべていた方法が本当に自社に合っているかまで確かめられます。何に関心を持ってもらい、どうしてその商品を選ぶのか。その一連の流れを、御社の商品に合わせて組み立てます。
例:工場向けの設備保守サービスなら
勤怠の例は、理解が進む順序を示すものでした。次は、4つの情報にそれぞれ何を載せるかを、工場の生産設備を点検・修理する保守サービスを扱う会社を想定した構成例で見てみます。昔のままのホームページでは、「設備保守事業」として数行の紹介と、画像の対応エリア地図だけが載っている状態です。比較型ホームページでは、次のように組み立てます。
- 商品詳細
- 「突然の設備停止で生産が止まる」という悩みから、定期点検で防げる故障と防げない故障、点検の頻度と内容、緊急時の対応、契約の単位を説明します。
- 比較
- メーカーとの保守契約、社内の保全担当による対応、自社のサービスを、対応できる機種の範囲、緊急時の駆けつけ、費用の決まり方、点検記録の残し方で比べます。
- Q&A
- 「対応エリア外の工場はどうなるか」「古い機種でも点検できるか」といった実際の質問に答えます。
- レビュー
- 了承を得た導入企業の声を載せます。
こうしておけば、お客さまは問い合わせる前に、自社の設備と体制ならどの方法が合うかを考えられます。AIに「中小規模の工場の設備保守は、メーカー契約と外部業者のどちらがよいか」と尋ねられたときにも、説明の材料になる情報がホームページの中にそろっています。
人にもAIにも伝わるように、書き方をそろえます
特別なコードに頼るのではなく、読み手が人でもAIでも誤解しにくい書き方を、制作の段階でそろえます。AI向けの特別な対策を加えるより先に、正確な情報を読み取れる文章で載せることが土台になるためです。
制作時にそろえること
- 大切な料金や条件は、画像の中ではなく、読み取れる文章と表で示す
- 見出しだけで、その節に何が書いてあるか分かるようにする
- 商品名、料金、対象などの事実は、ページをまたいでも同じ表現にそろえる
- 関連する説明同士をリンクでつなぎ、どこから入っても全体像に戻れるようにする
- 分からないことや対応できないことは、推測で埋めずにそのまま示す
営業にも、購入前後のお客さまにも使えます
課題の入口から申込みまでの説明が一つにまとまり、4つの情報がつながった比較型ホームページは、新しいお客さまを迎えるためだけのものではありません。営業担当者もお客さまも、商品に関する同じ正確な情報を確かめられる拠点になります。使う人によって、役立ち方は次のように変わります。
- 営業:商談の場で、必要な説明をすぐに見せられます
- 商品詳細、比較、よくある質問への回答、利用事例が一か所にそろっていれば、提案のたびに資料を作り直す必要がありません。商談の前にお客さまへ商品詳細や比較のページを送り、基本の説明を読んでおいてもらえます。商談の場でも同じページを見せながら、相手に合う条件や事例へ案内できます。社内に散らばった資料を探さなくても最新の説明がそこにあるため、基本的な説明を繰り返す時間を減らし、具体的な導入や活用の相談へ進められます。
- 購入前のお客さま:自分に本当に必要か、納得いくまで確かめられます
- まだ商品を探していない段階の人も、ふだん抱えている課題を自分のこととして読み始め、その解決に商品がどう関係するのかを知ることで、なぜ必要なのかが分かります。すでに検討を始めている人は、ほかとの違いや条件、利用事例をじっくり確かめられます。問い合わせる前から自分のペースで確かめ、相談や申込みへ進むかどうかを落ち着いて考えられます。
- 購入後のお客さま:疑問をその場で解消し、より便利な使い方を学べます
- Q&Aで詳しい使い方や困ったときの対処を調べ、レビューからほかの利用者の工夫を学べます。使い始めてからも繰り返し役立つ案内になり、購入後の顧客サポートとしても使えます。個別の相談には問い合わせで対応しながら、多くの方に共通する疑問への回答をホームページにためていけます。
購入後の声は、次に検討する人の判断材料になります。すでに使っている人が知りたい情報は、これから購入を考えている人にも役立ちます。実際の使い方やつまずきやすい点が事前に分かれば、購入後の業務や生活を具体的に思い描け、購入前の不安を和らげる材料にもなります。
情報の組み立ては共通でも、誰が読み、何を比べ、最後に何を判断するかは目的によって違います。次に、目的ごとの型を説明します。
採用・販売・公式サイト・講座。目的に合わせて型を変えます
比較型ホームページは、1つの決まった形ではありません。商品詳細・比較・Q&A・レビューという情報設計は共通で、誰が読み、最後に何を判断するかに合わせて、載せる内容と見せる順を変えます。
ここでは代表的な4つの型を、よくある困りごとの例で紹介します。読む人がどこで判断に迷っているのか、その型でどんな情報とページに変えるのかを、図とあわせて確かめてください。
採用ページの例
給与や休日は比べられても、入社後の働き方が比べられない
例えば、ほかの会社と同じ求人サイトに募集を出している場合です。給与や休日、勤務地をきちんと整えて載せても、応募が集まらない。採用できた人からは、入社後に「思っていた仕事と違った」と言われる。求職者は応募する前に、ほかの求人と見比べて候補を絞っています。
求職者が見比べている求人の例
なぜ、応募を決められないのか
給与・休日・勤務地は、どの会社も同じ項目で載せるため、横に並べて比べられます。ただ、条件の近い求人が並ぶと、その行だけでは決め手になりません。求職者が本当に知りたいのは、一日をどう過ごすのか、忙しいのはいつか、仕事を誰にどう教わるのか、自分に向いた職場なのかという点です。
こうした情報は、会社ごとに載せる場所も書き方も違うため、応募の前に並べて比べられません。求職者は条件だけで選ぶか、応募を見送ります。条件だけで選んだ人は、入社してから働き方のずれに気づくことになります。
採用ページの型では、こう変えます
働き方の違いが出る情報を、仕事の詳細・比較・Q&A・社員の声に分け、同じ項目で書き出します。日勤と交替勤務の2つの働き方がある製造現場なら、構成は次のようになります。
- 仕事の詳細
出勤してから退勤するまでの流れを、時間の順に説明します。どこで、誰と、どんな作業をするのかに加え、忙しくなる時期と、その時期の休みの取り方も書きます。
- 比較
日勤と交替勤務を、一日の流れ・忙しさの波・教え方・向く人と向かない人という同じ項目で並べます。求職者は、自分がどちらで働くかまで思い描きながら比べられます。
- Q&A
「未経験でも始められるか」「一人で任されるまで、誰が教えてくれるのか」など、面接でよく聞かれる質問に応募の前から答えます。
- 社員の声
掲載の了承を得た社員の声を、入社した時期や担当している仕事とあわせて載せます。
条件だけでなく、働き方が自分に合うかを確かめたうえで、応募するかどうかを決められます。合わないと分かった人は応募の前に気づけるため、入社後の「思っていた仕事と違った」を減らすことにもつながります。
販売ページの例
○と△の比較表を載せても、どれが自分向きかを決められない
例えば、自社のサービスとほかの2つのサービスを、料金・機能・支援で並べた比較表を販売ページに載せている場合です。表の内容は正確で、訪れた人もしっかり目を通している。それでも、申込みの手前で離れていきます。
販売ページによくある比較表の例
なぜ、申込みを決められないのか
表が答えているのは「どこが違うか」までです。費用を抑えたい人と、導入後の支援を重く見たい人とでは、同じ表を見ても選ぶべきサービスが変わります。ところが、自分の状況ではどの違いを重く見ればよいのかは、読む人に任されたままです。
そのため、どのサービスも一長一短に見えて決めきれません。分かりやすい料金の行だけで選ぶか、選び方を探してほかのページへ移り、そこで示された基準で比べ直すことになります。
販売ページの型では、こう変えます
比較表はそのまま生かし、その前に選ぶ基準を置きます。図の3つのサービスなら、表の前で次のように示します。
比較表の前に置く「選ぶ基準」の例
- 費用を抑えたい。社内に、運用を任せられる担当者がいる料金が○のAが候補になります
- 初めての導入で、立ち上げの支援を重く見たい支援が○のBとCを、支援の中身で比べます
- 比較
○と△には、そう評価した理由と、合う人・合わない人を添えます。表の結果を、読む人が自分の条件に当てはめられるようにするためです。
- 商品詳細
比較のすぐ後で、自社のサービスで何を受け取れるのか、料金はどう決まるのか、申し込んだ後はどう進むのかを説明します。
- Q&A
「うちの規模でも使えるか」など、商談で実際に聞かれた質問に、結論と条件を添えて答えます。
自分の条件ではどれが合うのかを、理由とともに判断できます。自社のサービスが合うと分かった人は申込みや相談へ進み、ほかのサービスが合う人も、商談の前にそれに気づけます。
公式サイトの例
会社のことは分かっても、商品を確かめる材料が見つからない
例えば、取引先から紹介された会社の担当者が、社内で検討するために公式サイトを開いたとします。最初に目に入るのは会社案内で、扱う商品は事業紹介の中に数行あるだけ。料金は画像の表、詳しい説明はPDFの資料、最近の案内はSNSの投稿にあり、お知らせ欄は数年前で止まっています。
情報が分かれた公式サイトの例
なぜ、確かめる先として使えないのか
担当者が確かめたいのは、どの商品が自社に関係し、何を受け取れて、料金や条件は今も同じなのかという点です。会社案内は、会社そのものを確かめるには役立ちますが、この問いには答えていません。
答えの手がかりは画像やPDF、SNSの投稿に分かれ、どれがいちばん新しいのかも分かりません。担当者は社内で説明できる材料をそろえられず、「まず資料をください」と問い合わせるか、情報のそろった他社のページと比べ直すことになります。
公式サイトの型では、こう変えます
会社案内は残したまま、商品ごとの事実を一か所で確かめられる場所を加えます。
- 商品詳細
会社案内や事業紹介から、商品ごとの詳細へ進めるようにします。何を受け取れるか、料金や条件、申込み後の流れを、画像の中ではなく本文と表で示します。料金表の画像やPDFは、持ち帰りやすい資料として残せます。
- 比較
扱う商品同士の違いと、ほかの方法との違いを同じ項目で示し、どの商品がどんな会社に合うのかを分かるようにします。
- Q&A
取引の始め方や対応できる地域など、会社全体に共通する質問に答えます。SNSや営業資料で伝えた説明も、ここへ案内すればたどる先が一つになります。
自分に関係する商品と窓口を見つけ、社内で説明できる材料をそろえたうえで、次に読むページや問い合わせ先を決められます。営業担当者の案内やSNS、AIの回答から来た人にとっても、正しい情報を確かめる先になります。
講座ページの例
動画やウェビナーを重ねても、受講料と違いが相談の直前まで分からない
例えば、講座の案内で無料登録を受け付け、登録した人に動画を順に届け、ウェビナーを経て個別の相談へ案内している場合です。関心を高めてから話す流れを作ったのに、相談の場で受講料を聞かれ、「一度考えます」と言われる。
受講を決める材料がそろう時期の例
なぜ、受講を決められないのか
相談までの間、受講を考える人は、費用の見当も、独学やほかの講座との違いも、自分が対象に入るのか、仕事と両立できる時間なのかも確かめられません。待つ時間が長いほど、その間にほかの講座のページを調べ、別の講座が示した基準で比べ始めます。
相談の場で初めて全体を知った人は、その場では決めきれず、持ち帰って比べ直します。講師や担当者の側も、限られた相談の時間の多くを基本の説明に使うことになります。
講座ページの型では、こう変えます
登録や動画、ウェビナーの流れはそのまま生かし、受講を決めるための材料を、登録の前から読める講座ページに置きます。
- 講座の詳細
対象となる人と解決したい課題、学ぶ内容と順序、前提となる知識、必要な時間、受講料と支払いの条件を説明します。
- 比較
独学や書籍、ほかの講座と、費用・学ぶ順序・質問できる相手・続けやすさといった同じ項目で比べ、向かない人の条件も示します。
- Q&A
「仕事をしながら続けられるか」「途中で受講を休めるか」など、相談でよく聞かれる質問に答えます。掲載の了承を得た受講者の声は、受講前の状況とあわせて加えます。
登録する前から受講料と条件、ほかの学び方との違いを確かめ、自分の課題と使える時間に合うかを判断できます。動画やウェビナーは、比べたうえで関心を深める場になり、相談の時間は、その人の状況に合うかの確認に使えます。
- 商品詳細
- 比較
- Q&A
- レビュー
ここに挙げた4つは代表的な例で、型はこれに限りません。読む人と最後の判断がはっきりしていれば、ほかの目的でも同じ情報設計から型を組み立てます。1ページにまとめるか、複数のページに分けるかも、型ごとに決まっているわけではなく、目的と載せる情報の量から決めます。
目的に合う型が決まったら、次は作り方と、公開後に情報を正しく保つ方法です。
1日で完成し、AIを使って自社で更新できるシステムとして稼働します
ホームページは、作ったあとに古くなることで、判断の材料として使えなくなります。料金を改定した、よく聞かれる質問が増えた、比べる相手が変わった。こうした変化を反映できないままでは、お客さまにもAIにも古い説明が伝わり続けます。比較型ホームページでは、作ることと、正確に保ち続けることを一つの仕組みとして考えています。
完成したホームページと更新の仕組みを、一つのシステムとして提供します
デジマチェーンが提供するのは、目的に合わせて完成させた比較型ホームページと、AIを使ってそれを更新していく仕組みを組み合わせたシステムです。目的別の型にもとづいて組み立てるため、1日で完成し、システムとして稼働できる状態になります。
御社が受け取るのは、1日で完成して稼働できる比較型ホームページと、正確な情報を保ちながらAIを使って更新していくための仕組みと方法です。作って終わりにせず、更新のたびに制作会社へ頼み続けなくても、情報を新しく保てるようにすることが目的です。
AIを使った更新方法をお伝えするので、公開後の負担を少なくできます
公開後の更新を御社の手で進められるように、AIを使った更新のしかたをお伝えします。料金や条件の変更、新しい質問への回答、比較の条件の見直しといった更新を、AIで下書きを作り、御社が事実を確かめてから公開する手順です。少ない負担のまま、自社で情報を新しく保てます。どの場面でどう使い、何を判断して直すのかは、公開後の運用の章で説明します。
進め方と、御社と当社の役割
今のホームページをすべて作り直すとは限りません。既存のホームページに商品ごとのページを加えたり、今ある商品ページを改修したりする形でも進められ、どちらにするかは最初の段階で決めます。今ある商品資料や営業資料、SNSや動画での発信、窓口に届く質問、お客さまの事例を材料に、足りない情報、散らばっている情報、食い違っている情報を整理するところから始めます。どこまで詳しく載せ、どの範囲まで作るかは、商品の特徴や手元にある情報に合わせて決めます。
正式に進める前には、御社の素材をもとに組み立てを形にし、お客さまがどこから訪れ、どんな情報を知って申込みへ進むのかを一緒に確かめます。
- 目的と素材を確かめる
目的に合う型を決め、商品資料、今のホームページ、SNSや動画での発信、営業資料、よく受ける質問、お客さまの事例を確認します。
- 組み立てを形にし、流れを確かめる
素材をもとに、商品詳細の見せ方と比較・Q&A・レビューの組み合わせを形にします。お客さまの流れと、営業や購入後の案内にも使えるかを確かめたうえで、正式に進めるかをご判断いただけます。
- 1日で完成し、稼働できる状態にする
誰にどの順番で伝え、何とどの基準で比べるかを型にそって組み立て、比較型ホームページを完成させて、システムとして稼働できる状態にします。
- 更新方法をお伝えする
AIを使って文章を直し、Q&Aを加え、比較の条件を見直す手順をお伝えします。
- 公開後に改善する
寄せられた質問や反応を見て、伝わりにくい説明を一つずつ直します。
組み立てを形にした段階で確かめること
- 商品の魅力や、なぜそれが必要なのかが伝わるか
- 比較、Q&A、レビューから商品詳細へ迷わず移れるか
- 日々の営業活動や購入後のサポートでも無理なく使えるか
比べる基準は、お客さまが実際に迷う点から決め、自社に有利な項目だけを並べることはしません。他社や別の方法の良さも残し、公開情報で確かめられないことを「対応していない」とは書きません。お客さまが比較の内容を自分で確かめられるようにするためです。
御社
- 仕様・料金・条件など、事実の確認
- 商品資料や事例、よく受ける質問の共有
- 利用者の声を掲載する許可の確認
- 公開後の更新と、公開前の事実の確認
当社
- 目的に合う型の選定と、伝える順序の設計
- 全体の構成と原稿の作成
- 比較の対象と基準の設計
- 図とページの制作、ページ同士をつなぐ案内リンク
- AIを使った更新方法のお伝え
体制に合わせて相談し、決めること
- 公開後の更新・改善を、どちらがどこまで担うか
- 当社が支援する範囲と頻度
公開したあとは、寄せられた質問や反応をもとに説明を直していきます。そのときの進め方を説明します。
公開後は、お客さまの質問と声を反映して説明を直し続けます
質問や声を反映し、情報を新しく保ちます
営業にもお客さまにも使う情報だからこそ、古いままにしておくと、変わった条件や解決済みの疑問がそのまま伝わってしまいます。商品の仕様や条件の変更はもちろん、新しく寄せられた質問や利用者の工夫を反映し、いつでも今のお客さまに役立つ状態を保ちます。目的は、集客のために記事の数を増やすことではありません。商品をよく知ってもらうために説明を新しくし、足りない情報を補い、伝わりにくい部分を手直しすることです。商品と関係の薄い話題へ、むやみに広げる必要はありません。
商品が必要な理由や、どんな人に合い、どんな人には合わないのかという条件まで分かれば、お客さまは問い合わせる前に自分に合うかを確かめられます。問い合わせの数だけを追うのではなく、自分に合うと納得した人との商談を増やすために、ホームページを起点に発信し、戻ってきた声で直す流れを繰り返します。
ホームページを起点にした発信は、送り出して終わりではありません。発信した先からは、質問や感想、ときには厳しい評判が返ってきます。その内容が事実かを確かめ、答えや改善をホームページに反映し、新しくなった情報をまた発信します。これを繰り返すほど、ホームページには最新の事実がそろい、どの窓口の発信も同じ事実に支えられるようになります。
ホームページを起点に、発信と声が行き来します
目的誰の、どんな判断を助けるか
- 商品詳細
- 比較
- Q&A
- レビュー
- 動画・投稿
目的に合う窓口を選び、同じテーマを窓口に合う形で発信する
質問・声・評判を確かめ、答えや改善を反映して再び発信する
- X
- YouTube
- 広告
どの窓口にも、買うかどうかを考えているお客さまがいます
- 1ホームページをつくる
商品詳細・比較・Q&A・レビューの4つの情報と、分かりやすい案内の流れを整えます。
- 2関連する情報を発信する
SNSや動画、広告で、お客さまが抱える課題や商品に関連する情報を発信し、ホームページへ案内します。
- 3訪れて、商品の良さを知ってもらう
説明を読んでほかと見比べ、自分に合うかを確かめてもらいます。
- 4質問や利用者の声が集まる
商談や購入、日々の利用のなかで寄せられた質問や感想、目にした評判から、改善の手がかりを得ます。評判は、事実かどうかを確かめてから扱います。
- 5集まった手がかりをホームページへ反映する
商品詳細・比較・Q&A・レビューの内容を新しくします。どの声をどこへ反映するかは、下の図のとおりです。
- 6新しくなった情報を再び届ける
手直しした内容を改めてSNSや動画、広告で発信し、次に出会うお客さまの理解につなげます。
集まった声は、それぞれの情報へ反映します
- 繰り返し聞かれた疑問Q&Aに追加
- 使ってくれた方の工夫掲載の了承を得てレビューに掲載
- 他社との違いがうまく伝わっていない比較の内容を見直す
- 料金や条件が変わった商品詳細を更新し、同じ事実を使う箇所もそろえる
発信の量や集める人数をむやみに増やすのではなく、契約を判断する人に必要な情報を足し、直していく循環です。発信と再発信には、御社がすでに使っているSNSや動画、広告などの窓口を生かします。
一度に変えすぎず、質問と反応を見て説明を直します
比較型ホームページは、公開したら終わりではありません。問い合わせや商談で出た質問、相談に来た人の理解の深さを見ると、伝わりにくい説明や足りない比較が見えてきます。ただ、気づいたことを一度にすべて直すと、何が効いたのかが分からなくなります。先に見た6つの段階のうち、集まった質問や声を反映する場面では、次の4つを順に判断します。
比較の軸をどう選ぶか
お客さまが実際に迷っている点はどこかを、問い合わせや商談の質問から確かめて、比較の項目を決めます。自社の強みだけでなく弱みも見える項目か、各選択肢について確かめられる情報があるかも確認します。確かめられない項目を「なし」と書くことはしません。
何を変えるか
見出し、比較の項目、説明の順序、向いていない条件の書き方など、変える箇所は一度に一つに絞ります。複数を同時に変えると、変化の理由を振り返れなくなるためです。
どんな条件で試すか
変えた日と箇所、同じ時期にあった広告や価格の変更、季節による需要の動きを記録しておきます。条件が分かっていれば、次に同じ判断をするときの手がかりになります。
結果をどう読むか
問い合わせの数だけでなく、寄せられる質問の中身や、相談に来た人の理解の深さの変化も見ます。変えたこと以外の理由の候補も並べたうえで、続けるか、さらに変えるか、元に戻すかを決めます。
判断した修正は、AIで下書きを作って進めます
何をどう直すかが決まったら、提供時にお伝えしたAIを使った更新方法で修正の下書きを作ります。たとえば、次のような場面で使います。
- 料金や条件が変わったとき
- 変わった事実をもとに、商品詳細、比較表、Q&A、申込みの案内など、同じ事実を使っている箇所の修正案をAIで作ります。1か所だけを直して、ページの間で説明が食い違うことを防ぎます。
- 新しい質問が寄せられたとき
- 問い合わせや商談で出た質問をもとに、Q&Aに加える回答の下書きをAIで作り、関連する商品詳細や比較にもつなげます。
- 比べる条件を見直したいとき
- お客さまが迷う点が変わってきたときに、比較の項目や説明の案をAIで整理し、どこを変えるかを決めてから直します。
料金や条件が変わったときに、あわせて確かめる箇所
どの場面でも、AIが作るのは変更の候補と文章の下書きです。AIが自動でページを書き換えたり、確認なしに公開したりするわけではありません。商品の事実や料金、比較の内容が正しいかは、御社が確かめてから公開します。確認する役割を人が担うことで、作業を速く進めながら、載せる情報の正確さを保ちます。
自社だけでは判断に迷う改善は、デジマチェーンに相談できます。支援の範囲と頻度は体制に合わせて決めるもので、無期限・無制限に無償で対応するものではありません。
この流れは、先にお伝えしたAIを使った更新方法と組み合わせて進めます。一つの改善にかかる作業が小さくなるので、少ない負担で続けられます。記事の本数を増やすことが目的ではなく、お客さまの判断に必要な情報を足し、古くなった情報を直すことに絞れるのも、比較型ホームページの特徴です。
質問や反応を集め、結果を読みながら説明を直していく進め方の土台には、デジマチェーンが比較サイトの制作と広告運用で集客を支援してきた経験があります。その代表的な事例を紹介します。
比較サイトを活用した集客の支援事例
代表の西 和人とデジマチェーン事務局がこれまでに担当した、比較サイトの制作と広告運用による集客の支援事例から、代表的な3件を紹介します。いずれも、比較型ホームページの考え方の土台になった、従来の比較サイトでの実績です。
オールインワンゲル通販
月間の購入件数が150件以上に増えました
商品購入の件数(1か月あたり)
改善前10件/月
改善後150件以上/月
商品比較サイトを制作し、広告の自動最適化と組み合わせて集客した支援事例です。商品購入は月10件から150件以上へ増えました。
専門鍼灸院
10年間、同じ比較サイトで集客し、いつも2か月先まで予約が埋まっています
集客に使うのは同じ比較サイトだけ10年間
広告費月1万円以下
いつも予約が埋まっている状態2か月先まで
10年間、集客に使うのは同じ比較サイトだけで、広告費は月1万円以下。いつも2か月先まで予約が埋まる状態を続けている支援事例です。
オンライン英会話教室
登録件数が約2.6倍になり、1件あたりの獲得単価も下がりました
登録件数
1か月目281件
6か月目742件
1件あたりの獲得単価
改善前2,174円
改善後1,121円
英語に関心のある人を広告から比較サイトへ案内し、成果データをもとに配信を最適化した支援事例です。登録件数は1か月目の281件から6か月目には742件へ増え、1件あたりの獲得単価も2,174円から1,121円へ下がりました。
このほかの支援事例は、レビューページで紹介しています。
ほかの事例をレビューページで見る →
これらの事例は、人が比較サイトを読んで選ぶ場面での成果です。いまは商品を調べて比べる場面に、AIも加わりつつあります。
人にもAIにも、商品が正しく伝わるホームページへ
比較型ホームページは、お客さまに商品を理解してもらうためのホームページです。そして同じ情報は、AIが商品について答えるときの材料にもなります。人にもAIにも商品の理解を進める場所として役立つ理由を、3つの観点から説明します。
AIは整理された情報を参照しやすく、公式の情報が足りないと誤った説明につながるおそれがあります
Microsoftは、検索エンジンBingのAIによる回答に向けた公式の案内で、内容が分かる見出し、短くまとまった節、表やFAQの形式で情報を整理することを勧めています。比較を求める質問に対しては、比較表のような形式も挙げています。Googleも、AIを使った検索機能に向けて、重要な内容を文章で用意し、サイト内のリンクで見つけやすくすることを基本に挙げています。商品詳細・比較・Q&Aを文章と表で整理する比較型ホームページの構成は、こうした方針に沿ったものです。
反対に、公式の情報が足りなかったり古かったりすると、AIの説明が事実とずれることがあります。AIを使った検索では、質問に関連する複数の情報源をもとに回答がまとめられ、どこを参照するかは質問やサービスによって変わります。公式サイトが必ず最初に参照されるわけではなく、関係する情報がすべて集められるとも限りません。そのため、公式サイトに料金や対象、ほかとの違い、最新の商品情報や採用情報、問い合わせ先が書かれていなかったり、途中で更新が止まって古い料金や条件が残っていたりすると、AIは比較記事や口コミ、以前に登録したポータルサイトや古い紹介記事など別の情報源をもとに回答を組み立てたり、古い内容をそのまま伝えたり、その会社を候補として挙げなかったりすることがあります。料金や条件がすでに変わっていれば、お客さまは誤った前提のまま検討を進めることになります。
Googleも、質の高い情報が少ない話題では、AIによる概要が適切でない情報源を参照した例があったと説明しています。Microsoftも、内容を正確かつ最新に保ち、媒体の間で食い違いがないようにすることを求めています。
ここで誤解されやすいのは、AIに正しく伝えるために特別なプログラムや専用のコードが欠かせないわけではない点です。Googleは、AIを使った検索機能に向けて特別な最適化は必要なく、これまでの検索向けの基本がそのまま当てはまると説明しています。見直すのは、情報の中身と、それを読み取れる構成です。先に挙げた書き方を制作の段階でそろえ、変更があれば同じ事実を使う箇所をまとめて見直すのは、そのためです。
検索からサイトへの流入が、実際に減っています
Similarwebが米国のニュースサイトを対象に行った調査では、GoogleがAI Overviews(AIによる概要)を導入した後、自然検索、つまり検索結果からサイトへの訪問数が26%減りました。検索結果の画面にAIによる回答が表示されるいま、検索からの流入を増やすことだけに集客を頼るのは難しくなっています。
そのため、記事の本数やアクセス数といった数だけを追う施策では足りません。集客とあわせて、訪れた人が商品の必要性やほかの方法との違いを理解し、「自分に必要だ」「これを選びたい」と納得して申し込めるように情報を設計することが重要になります。
GoogleのAI Overviews(AIによる概要)導入後の変化
26%減検索結果からサイトへの訪問数
国内でも、商品を比べるときにAI検索を使いたい人は62.8%です
野村総合研究所の国内調査では、「複数商品のスペックや特徴を比較する」ときにAI検索を利用したいと答えた人が、「積極的に」と「必要に応じて」を合わせて62.8%でした。日本でも、商品を比べる場面でAIの説明を参考にしたいと考える人は多くいます。お客さまがAIに「〇〇と△△の違いは何か」「うちのような会社にはどれが合うか」と尋ねる場面を、前提として考えておく必要があります。
「複数商品のスペックや特徴を比較する」とき
62.8%が利用したいと回答
- 積極的に利用したい 13.9%
- 必要に応じて利用したい 48.9%
人が理解して選べ、AIにも正しく伝わる拠点になります
ここまでの3つの点を踏まえ、比較型ホームページでは商品詳細・比較・Q&A・レビューを一か所にそろえます。そのうえで、商品が必要な理由から、ほかの方法との違い、選ぶ理由までを、お客さまが順に確かめられるように説明をつなげます。
お客さまが理解して選べるように整えた情報は、そのままAIが商品について答えるときの参照元にもなります。人のための情報とAIのための情報を、別々に用意する必要はありません。
こうして情報を整理しておくことは、AI検索に向けて情報を整える取り組み(AIO)を考えるうえでも確かな土台になります。ただし、AIがどの情報をどのように回答に使うかは、それぞれのサービスの仕組みによって決まります。比較型ホームページは参照されやすい土台を整えるもので、AIの回答への掲載や引用を約束するものではありません。
こうした情報を、誰がどのように整えるのか。費用の考え方と、提供する会社の経験を紹介します。
費用が決まる要素と、提供する会社
費用は、目的と情報の量によって変わります
費用は、選ぶ型と目的、扱う商品や情報の量、今ある資料の状態、今のホームページに加えるのか新しく作るのか、比較のために調べる対象の数、公開後に当社が支援する範囲によって変わります。具体的な金額は、このページには掲載していません。
御社の側では、原稿に書く事実の確認と資料の共有に時間を見込んでおいてください。料金や提供範囲など、正確さが判断を左右する情報ほど、御社の確認が欠かせないためです。
企画から制作、更新方法のお伝えまで、デジマチェーンが担当します
デジマチェーン株式会社は、代表取締役の西 和人が、Webマーケティング会社、株式会社オプト、大和ハウスグループでの実務を経て、2014年に法人化した会社です。広告やSEO、コンテンツマーケティング、比較・紹介型メディアに取り組み、比較サイトの制作と、そこへ人を集める広告運用の両方に携わりながら、数多くの比較サイトを作ってきました。その経験から、お客さまがどこで迷い、何を比べて決めるのかを整理し、ホームページの説明に落とし込みます。
Webマーケティング会社・株式会社オプト
Webマーケティング会社を経て、株式会社オプトでは運用型広告に携わりました。広告を通じて商品を知ってもらい、ページへ案内する集客の実務を経験しています。
大和ハウスグループ
ネット広告と新規事業の実務に取り組みました。広告や集客に加え、商品やサービスを事業として届ける側での経験もあります。
- 2014年10月23日 設立
デジマチェーン株式会社
広告、SEO、コンテンツマーケティング、比較・紹介型メディアの制作や運用を手がけてきました。ページの制作と、そこに人を集める広告運用の両方に取り組んでいます。
誰に、何を、どう伝えるかを一緒に整理します
自社の商品に詳しい方ほど、初めて検討するお客さまがどこでつまずき、何に迷うのかは見えにくくなりがちです。当社では、お客さまの目線に立って悩みを紐解き、ほかの選択肢との違いや選ぶ決め手、購入後に必要となる説明までを整理して、比較型ホームページの企画・設計・制作に落とし込みます。
これまでに培った比較サイトの制作と広告運用のノウハウを生かし、お客さまが御社の商品をしっかり理解して選べるページを作ります。作ったホームページは、集客だけでなく商談の場や購入後の案内にもそのまま使えるように整えます。公開後も、お客さまの反応や新しい質問を取り入れながら見直しを重ねられるよう、AIを使った更新方法をお伝えし、当社が支援する範囲は体制に合わせて相談して決めます。
- 会社名
- デジマチェーン株式会社
- 代表取締役
- 西 和人
- 所在地
- 〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田1丁目2番2号
- 設立
- 2014年10月23日
- 事業内容
- 比較型ホームページ運用システムの導入支援
広告・メディア運用
依頼を考えるときに出てきやすい疑問にもお答えします。
比較型ホームページについてのご質問
商談で詳しく説明しても契約になりません。比較型ホームページで何が変わりますか?
商談の前に、「自分に必要な商品なのか」「ほかの方法より自分に合うのか」をお客さまが確かめられる場所ができます。必要性を理解した状態で商談に臨んでもらえるため、基本説明から始まりがちだった商談を、相手の状況に合わせた導入の相談と判断の場に変えられます。
広告を出しても問い合わせが増えません。比較型ホームページは役立ちますか?
広告から訪れた人が、商品の必要性や自分との相性を判断できずに離れているなら役立ちます。まずは、広告の届け方と、訪れたあとの説明のどちらに問題があるかを確かめます。広告の配信や運用そのものは、比較型ホームページの提供内容には含みません。
普通の比較記事と、比較型ホームページは何が違いますか?
違いは、比較の前後まで説明を設計するかどうかです。比較型ホームページでは、商品の必要性に気づくところから、違いを比べ、条件を確かめて申し込むところまでを、一つのホームページでつなぎます。
比較型ホームページに向いている商品と、向いていない商品はありますか?
説明を受けて初めて必要性が分かる商品や、使い方・条件によって相性が変わる商品、仕事、講座に向いています。一方、買うものがすでに決まっていて、価格や在庫だけを確かめたい場面では、短い商品ページで十分なこともあります。
扱う商品が1つだけでも、比較型ホームページがよいですか?
営業や購入後の確認にも長く使う情報の拠点が必要なら、商品が1つでも役立ちます。1つの商品に絞れば、その商品の4つの情報を深く正確にまとめることに力を注げます。扱う商品の数よりも、お客さまが判断するためにどんな説明が必要かを確かめます。
本当に1日で完成し、稼働できるのですか?
はい。比較型ホームページは1日で完成し、AIを使って更新していけるシステムとして稼働できる状態になります。目的別の型と作り方をあらかじめ整え、それにそって組み立てるためです。正確な内容にするために、御社には商品資料やよく受ける質問の共有と、載せる事実の確認をお願いしています。
公開後の更新は、自社でできますか?
自社で進められるように、AIを使った更新方法をお伝えします。料金や条件の変更を関連する箇所へ反映する、新しい質問をQ&Aに加える、比較の条件を見直すといった更新を、AIで下書きを作り、事実を確かめてから公開する手順で進めます。自社だけで判断に迷う改善は相談できますが、範囲と頻度を決めて行うもので、無期限・無制限に無償で対応するものではありません。
「システムとして提供」とは、何を受け取れるということですか?
完成した比較型ホームページと、正確な情報を保ちながらAIを使ってそれを更新していく仕組みを、一つのシステムとして受け取れるということです。当社の作り方が速いという意味だけではなく、1日で完成した時点から、ホームページを使いながらAIで更新していける状態になることを指します。使うAIや更新手順の細かな形は、御社の体制に合わせて確かめます。
採用・販売・公式サイト・講座以外の目的でも作れますか?
作れます。4つは代表的な例で、型はこれに限りません。読む人、比べて迷うこと、最後に判断することが決まれば、同じ情報設計から型を組み立てます。1ページにするか複数のページに分けるかも、目的と情報の量で決めます。
募集や講座の運営、広告などで人を集める施策まで任せられますか?
お任せいただけるのは、ホームページの制作と、AIを使った更新方法のお伝えです。求人媒体の運用や応募の受付・選考、講座の開催や講師、動画教材の制作、集客のための広告は含みません。ホームページは、そうした活動から来た人が判断に使う場所として作ります。公開後の改善をどこまで当社が支援するかは、社内の体制に合わせて相談して決めます。
AI専用の対策をしないと、AIに正しく伝わらないのではありませんか?
特別な専用コードが欠かせないわけではありません。Googleも、AIを使った検索機能に向けて特別な最適化は必要ないと説明しています。まず大切なのは、正確で新しい情報を、読み取れる文章と表で載せることです。技術的な整備は、その中身を伝えやすくするために必要に応じて行います。AIの回答に掲載されることや引用されることは、どの方法でも約束できません。
今のホームページは、全部作り直す必要がありますか?
必要とは限りません。今のホームページに商品ごとのページを加える形や、今ある商品ページを改修する形でも進められます。今お持ちの商品資料やSNS・動画での発信、営業資料、お客さまの事例も材料として使います。デザインや構造に大きな問題がある場合は、作り直しも含めて、最初に今の状態を確かめて相談します。
ほかの会社や方法まで比較に載せると、お客さまが流れてしまいませんか?
お客さまは、ホームページに比較がなくても、ほかの場所で比べています。自社のホームページで同じ基準の比較を示せば、違いを自社の説明の中で確かめてもらえます。合わない人が商談の前にそれに気づくことは、成約につながらない商談を減らすことにもなります。他社の名前を出さず、「メーカーとの契約」「社内で対応」といった方法どうしで比べる形でも作れます。
利用者の声や事例がまだありません。それでも作れますか?
作れます。レビューは、実在する声や事例が集まり、掲載の許可が得られてから加えます。それまでは商品詳細・比較・Q&Aを中心に作り、声がないことを架空の感想で埋めることはしません。
比較型ホームページが合わない場合に、どの方法を選べばよいかも整理しておきます。
状況によっては、ほかの方法が合う場合もあります
比較型ホームページは、お客さまが比べて選ぶための情報の拠点を作る方法です。比較の表で△が付いた方法も、目的や条件が違えば十分に役立ちます。ご自身の状況に近いものを確かめてください。
- 短い商品ページで足りる場合
- 買うものがすでに決まっていて、価格や在庫、申込み方法だけを確かめたいお客さまが中心なら、要点をまとめた短い商品ページで十分です。
- 見た目のリニューアルが合う場合
- 判断に必要な情報はすでにそろっているのに、スマートフォンで表示が崩れる、文字が読みにくいといった表示の問題が中心なら、まずデザインを直す方が早く改善します。
- 記事・コラムの追加が合う場合
- 商品の説明がすでに整っていて、課題を抱える人と検索で出会う入口を増やしたい場合に向いています。記事から商品詳細へつなげば、比較型ホームページと組み合わせて使えます。
- 販売ページ(LP)が合う場合
- 広告から来た人に、1つの商品や募集だけを集中して伝えたい場合は、要点を絞った販売ページが使いやすい方法です。比較型ホームページとつなげば、LPから来た人が違いや条件を確かめる先にもなります。
- AI向けの技術対策が合う場合
- 情報の中身がそろったうえで、読み取りの仕組みを整えたい場合の仕上げとして役立ちます。
お客さまが商品を理解し、納得して選べるホームページへ
問い合わせが来ない。来ても契約が決まらない。応募や受講の相談につながらない。その本質は、お客さまが商品を「自分に必要だ」「これを選びたい」と理解できていないことにあります。お客さまが問い合わせる前に調べ、比べ、AIにも尋ねるようになったのに、ホームページが作った当時のまま、判断に使える情報を載せていなければ、その理解は進みません。見た目の刷新や技術的な対策だけでは、この不足は埋まりません。
比較型ホームページは、採用、販売、公式サイト、講座など目的に合わせた型で、商品詳細・比較・Q&A・レビューをホームページの中にそろえます。1日で完成してシステムとして稼働でき、公開後はAIを使った更新方法で、少ない負担のまま情報を正確に保てます。お客さまは自分に合うかを確かめてから問い合わせ、営業は基本説明の代わりに具体的な相談に時間を使えます。同じ正確な情報が、AIが商品について答えるときの材料にもなります。
特に、機能の一覧や価格表を並べるだけでは「なぜそれが必要なのか」が伝わりにくい、説明して初めて良さが伝わる商品では、ふだんの困りごとや解決の方法から順を追って説明し、ほかの選択肢と比べられる場を用意することが効果的です。次のような会社に向いています。
- 商品の仕組みや特徴が複雑で、なぜ役立つのかを口頭で説明するのに時間がかかっている
- ほかのやり方や競合商品との違い、どんな人に合うのかがうまく伝わらない
- お客さまが今の不便を当たり前だと思っていて、改善できることや商品の必要性に気づいていない
- 条件によって向き不向きが変わる仕事や講座を扱っている
- 問い合わせが少ない、または商談が基本説明から始まり、契約まで進みにくい
- 複数の商品の案内や購入後の確認先として、長く使えるホームページが必要
- 料金や条件、ほかとの違いを、公開できる範囲で整理して示したい
- 公開後の更新を制作会社に頼み続けるのではなく、自社で少ない負担で続けたい
- 原稿に書く事実の確認や資料の共有に、社内で時間を割ける
御社のホームページで、まず確かめたいこと
依頼するかどうかを決める前に、今のホームページを次の点で見直してみてください。当てはまらない項目が多いほど、比較型ホームページで補える部分が大きくなります。
見直しのポイント
- 誰に読んでもらい、最後に何を判断してほしいのかが決まっているか
- 主な商品や仕事について、何をして何を受け取れるかが文章で書かれているか
- 料金や条件が、画像やPDFの中だけになっていないか
- SNSや営業資料とホームページで、説明が食い違っていないか
- ほかの方法との違いと、合わないお客さまの条件が書かれているか
- 商談でよく受ける質問への答えが載っているか
今お持ちの商品資料や日頃の発信、お客さまの事例をもとにどんなホームページが作れるかは、正式に進める前に組み立てを形にして確認できます。作るものと提供の範囲は比較型ホームページの説明と提供の形と進め方で、公開後の更新は公開後の運用で、これまでの取り組みは支援事例で、費用の考え方は費用が決まる要素で確かめられます。依頼を考えるときの疑問はこのページのご質問で、ほかの疑問はQ&A一覧でカテゴリから探せます。
