「自社でメルマガに取り組みたいが、配信方法が分からない」
「メルマガを利用するにあたっておすすめの配信ツールはどれ?」
このように悩んでいませんか?
実はメルマガを開始するにあたっては、自社に最適な配信ツールを利用すると業務が効率化され、マーケティング効果も高まります!
今回は、メルマガの配信ツールを5選紹介するとともに、メルマガ開始時に決める3つの事項や配信ツールの種類についても解説します。
この記事を読んで自社に最適な配信ツールでメルマガを配信することにより、自社の認知度アップや売上アップにつなげてくださいね!
1.メルマガ配信におすすめのツール5選
メルマガ配信は、上述の通り配信ツールを利用することにより業務が大幅に効率化され、マーケティング効果が高まります。
しかし、配信ツールといっても有料・無料いずれのものもあり、含まれる機能もさまざまです。
メルマガを配信したいユーザーの規模やメルマガを使って達成したい認知度アップや売上拡大などといった目的に応じて、金額的・規模的に自社に適したツールを選定する必要があります。
メルマガについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ここからは、実際におすすめの配信ツールを以下の5種類紹介します。
- blastmail
- 配配メール
- WiLLMail
- まぐまぐ
- オレンジメール
順番に説明します。
(1)はじめてメルマガに取り組むなら『blastmail』
blastmailは、顧客導入シェア数9年連続1位を誇るメール配信サービスです。
blastmailはマニュアルなしでも直観的な操作が可能で、予約配信・ターゲティング配信・ワンクリック解除・効果測定など豊富な機能を有します。
また、登録メールアドレス数3000までの場合、初期費用1万円と月額2,000円で利用できるという低い価格設定も魅力です。
ただし、アドレス数が増えると比例して料金が上がるため、大規模な配信ユーザーを抱える企業であれば割高になる可能性があります。
プラン名 | 3,000プラン | 10,000プラン | 50,000プラン |
登録アドレス数 | 3,000件 | 10,000件 | 50,000件 |
月額料金 | 2,000円 | 5,000円 | 25,000円 |
※登録アドレス数5,000~60,000以上にもそれぞれプランあり
※初期費用10,000円が別途必要
7日間の無料トライアルが可能ですので、気になる方はお試しください。
このように、blastmailは顧客導入シェア数トップの直観的な操作と低価格設定が売りの初心者にも使いやすいメール配信サービスです。
(2)管理作業を効率化させたいなら『配配メール』
配配メールは、シンプルな操作性と充実のサポートが売りの6000社の導入実績を誇るメール配信サービスです。
HTMLメールエディタを利用すれば、レスポンシブ対応のHTMLメールがドラッグ&ドロップで簡単にデザインできます。
また、ユーザー(メルマガの読者)の管理機能が充実しており、申込・解約・リスト整理・配信エラー時の分析などといった一連の作業が手間なく行えます。
プラン名 | Lightプラン | Proプラン | Premiumプラン |
初期費用+月額料金 | 別途問合せ | 別途問合せ | 別途問合せ |
最も低価格のLightプランでも初期費用+10,000円からと、他のサービスに比べて比較的高めの価格設定です。
このように、配配メールは充実した機能とシンプルな操作性を兼ね備えた管理業務の効率化に有効なメール配信サービスです。
(3)最適な課金方式を選択したいなら『WiLLMail』
WillMailは、2014年6月にサービスを開始した比較的新しいメール配信サービスでありながら、3年連続売上成長率1位を記録する注目のサービスです。
ステップメールやターゲティング配信を含めた豊富な機能を有し、スマホにも完全対応しています。
また、ドラッグ&ドロップだけでHTMLメールが作れたり、ヒートマップ型の効果測定ツールを使って読者の反応を確かめることもできます。
さらに、料金体系については実際の配信量に応じた最適プランを選べる点も特徴的です。
プラン名 | シンプルプラン | プレミアムプラン |
月額料金 | 4000円~ | 10,000円~ |
課金体系 | メール配信従量課金 アドレス数定額課金 |
メール配信従量課金 アドレス数定額課金 |
このように、WillMailは機能面・コスト面ともにユーザの満足度が高く、人気急上昇中のメール配信サービスです。
(4)手軽に認知度を高めたいなら『まぐまぐ』
まぐまぐは、1997年サービス開始という長い歴史を誇り、ユーザー数が1000万人を超える日本最大規模のメルマガ配信スタンドです。
本サービスは個人にも多く利用されていますが、ビジネスとして利用することも認められています。
最大の特徴は無料で利用できるという点です。
プラン名 | 無料購読プラン | 有料購読プラン |
月額料金 | 無料 | 購読料の50%を手数料として支払い |
今までに紹介してきたサービスのように、アドレス登録数やメール配信数に応じた月額料金が発生するというものではありません。
また、ステップメールなどマーケティング上必要と言われる機能は搭載していません。
このため、まぐまぐはコンバージョンを目的とせず認知度を高めるためにコストをかけずメルマガを利用したいという企業に向いています。
(5)シンプルで直観的に使いたいなら『オレンジメール』
オレンジメールは、豊富な機能を有しながらシンプルで直観的に使いやすいツールとして、さまざまなメディアでも取り上げられる人気の配信ツールです。
編集画面にはスライド形式のプレビューややドラッグ&ドロップでの編集などといった機能はあえて取り入れず、極力シンプルでキーボードのみで完結できる仕組みになっています。
機能としては、ステップメール・ターゲティング配信・クリック測定・ABテストなどの機能が標準で搭載されており、メルマガの作成だけでなく効果の測定や改善までツール内で対応可能です。
これだけの機能を有しながら100件までのメールアドレス登録であれば無料で利用できます。
有償版は、登録アドレス数に応じて金額が増えていく方式で4種のプランがあり、いずれも100回/日までのメルマガを配信でき、トータルでの制限はありません。
プラン名 | プラン2000 | プラン5000 | プラン10000 | プラン20000 |
登録アドレス数 | 2,000件 | 5,000件 | 10,000件 | 20,000件 |
月額料金 | 2480円 | 3980円 | 4980円 | 9800円 |
※初期費用が別途必要
分かりやすい料金体系で安心なことに加え、プラン2000(アドレス数2000まで)の場合は30日間の無料トライアルがあり十分に機能を試すことが可能です。
このように、オレンジメールはシンプルでマニュアル不要の分かりやすい操作性が特徴の配信サービスです。
2.メルマガ開始時に決める3つの事項
さて、メルマガを開始するにあたっては、以下の3つを決める必要があります。
- メールのスタイル
- 配信方法
- 配信時間
それぞれの項目について詳細を説明します。
(1)メールのスタイル
メルマガを開始するにあたり、まずはメールのスタイルを決定します。
スタイルにはHTMLとテキストの2種類があり、それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。
スタイル | メリット | デメリット |
HTML | デザイン性の高いメルマガが作れる | 作成するには専門知識が必要で手間もかかる |
開封率を確認できる | ユーザの環境によってはうまく表示されない場合がある | |
テキスト | 専門知識がなくても簡単にすぐ作成できる | シンプルな文字を組み合わせただけの文面しか作れない |
ユーザーの利用環境を問わない | 開封率を確認できない |
上記を参考に、自社に適するスタイルがHTML・テキストのいずれなのかを判断しましょう。
また、テンプレートを活用することで統一性のあるメルマガ配信が行えますよ!
「メルマガでテンプレートを使用する3つのメリットと6つの注意点」
(2)配信方法
メルマガを開始するにあたり、配信方法を決定します。
配信方法には定期配信とステップメールの2種類から選択します。
それぞれの特徴は以下の通りです。
#1.定期配信
定期配信は、毎週火曜日・毎月1日などといったタイミングを決めてメルマガを配信する方式です。
ユーザーとの関係をつなぐためにはある程度高い頻度で配信できることが望ましいでしょう。
しかし、その一方で内容が充実していないメルマガを送ってしまうとユーザーの印象を悪くし逆効果になってしまう可能性があります。
このため、ユーザーに興味・関心を持ってもらえるような質の高いコンテンツを用意できる頻度でメルマガを配信することが大切です。
#2.ステップメール
ステップメールは、ある行動を起点としてあらかじめ決めた順番にメルマガを配信する仕組みのことを言います。
例えば、メルマガ登録を起点にすぐに1通目を送り、2通目は翌日の10時、3通目は1週間後の10時といった送り方が設定できます。
この方法であれば、ユーザーには必ず1通目のメールから届くことになり、あらかじめ設定しておけば途中から登録ユーザーが増えていく場合でもツールが自動的に1通目から順番にメールを配信してくれるため手間がかかりません。
ちなみに、定期配信の場合は新規ユーザーが登録したタイミングが5通目の配信時だった場合には4通目までのメルマガは届きません。
このように、あらかじめ設定したシナリオ通りにメルマガに目を通してもらいたい場合にステップメールは非常に有効です。
(3)配信時間
メルマガを開始するにあたり、配信時間を決める必要があります。
配信時間は、開封率を高める上で非常に重要です。
忙しい時間にメールを送られてもすぐに確認することができず、そのまま未開封のまま忘れられるケースが多いからです。
具体的な配信時間は、メルマガのターゲット層に合わせて決定するのが良いでしょう。
例えばビジネスパーソンをターゲットとする場合は通勤時間(7時から9時ごろ・19時から21時ごろ)やランチタイム(12時から13時ごろ)がねらい目です。
一方主婦をターゲットとする場合は家事の一段落する時間(13時から15時ごろ)や家事の終わる時間(21時から23時ごろ)に配信した方が開封率が高くなります。
このように、メルマガの配信時間はターゲット層がメールを開いてくれそうな時間帯に設定することが重要です。
3.メルマガ配信に利用する2種類のツール
実際にメルマガを配信するにあたり、ツールを利用することでその業務を格段に効率化することができます。
今回は、代表的なツールとして以下の2種類を紹介します。
- メルマガスタンド
- メール配信ソフト
順番に説明します。
(1)メルマガスタンド
メルマガスタンドは、メルマガを配信したり発行することができるシステムで、メルマガ配信システムとも呼ばれます。
メルマガスタンドはクラウドサービスとして提供され、自社にハードウェアやソフトウェアは所有せずにインターネットを介したサービスとして利用します。
今回の記事ではじめに紹介したおすすめ5選は全てメルマガスタンドです。
メルマガスタンドには有料・無料いずれのものもあります。
無料のメルマガスタンドは、言うまでもなく無料で利用できるのがメリットですが、有料版に比べて機能が限定されたり、関係のない広告が表示されてしまう場合があるなどといった点がデメリットです。
有料のメルマガスタンドは、コストが発生してしまうもののその分配信機能や管理機能・サポート等が充実しています。
まずは手軽なツールで自社の認知度アップを目的にメールを配信したいという場合には無料のツールからスタートし、登録数・配信数が増えたりステップメールなどの機能も使ってマーケティングにも利用したい場合には有料のものを使うのがおすすめです。
このように、メルマガスタンドを利用する場合は、有料・無料それぞれのメリット・デメリットを理解した上で自社に適するシステムを選びましょう。
(2)メール配信ソフト
メール配信ソフトは、パソコンにインストールすることで一度に高速で大量のメールを送信することを可能とするソフトです。
自社のパソコンにインストールするため、知識があればカスタマイズして自社に合った形で利用することができます。
その一方で、パソコンの性能や通信環境によっては配信数や配信スピードが落ちる場合があるため、適切な環境を整備することが大切です。
また、メール配信ソフトの場合には短い期間に大量のメルマガを配信することが原因で、プロバイダ側が発信元のIPアドレスからのメールを受信拒否してしまう可能性があります。
メルマガスタンドの場合であれば複数IPから並列処理するなどといった対策を立てているためこのようなリスクはありません。
さらに、自社のパソコンにユーザーの個人情報が蓄積されることになりますので、万一の情報漏洩に備えてセキュリティ対策は万全に行う必要があります。
このように、メール配信ソフトをインストールして使用する場合には、リスクがあることも踏まえてしっかりと運用できる体制を確保しておくことが大切です。
まとめ
この記事では、メルマガの配信ツール5選やメルマガ開始時に決める3つの事項、配信ツールの種類について紹介しました。
自社に最適な配信ツールを利用してメルマガを配信すれば、効率が上がりマーケティング効果も高まります。
ぜひこの記事を読んで自社に適した配信ツールでメルマガを配信し、自社の売上アップにつなげてください!