「Facebook広告流行っているけど難しそう」
「Facebook広告で自社の売上をあげたいけど、何から取り組めばいいかわからない」
広告担当者の方はこのような悩みを抱えてないでしょうか?
しかし実はFacebook広告はやり方さえ覚えれば難しいものではありません。
Facebookは実名制なので、ターゲットに対しての広告出稿の精度が高く、リーチも高いなど大きな広告効果が期待できるのです。
広告代理店の開業を支援するデジマチェーンが、Facebook広告についてと広告の出し方、運用における注意点をご紹介します。
この記事を読めば、Facebook広告について理解し、簡単に広告出稿ができるようになるでしょう!
1.Facebook広告とは?
Facebook広告とは、Facebook上に表示されるインターネット広告のことです。
Facebookといえば、今や世界中の人が利用しているSNSであり、その利用者数は22億人を超えるほど人気があります。
Facebook広告の種類は大きく、タイムライン上に流れてくるものと、画面右側に表示されるものの2種類です。
Facebook広告はターゲティング精度が高いという特徴があり、また利用者の数も多いので、最近では企業での活用が増えてきている広告の1つとして注目されています。
Facebook広告についてさらに知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2.Facebook広告を出すための6ステップ
では、Facebook広告の使用を始めようとした時に、どのような手順を踏めばいいでしょうか。
一般的にFacebook広告は以下のような手順で出すことができます。
- Facebookアカウントの作成
- キャンペーンの作成
- アカウント情報の登録
- 広告セットの作成
- 広告のクリエイティブを作成
- 支払い方法を設定
一見難しそうですが、広告を出す手順を一度経験すれば、そんなに難しい作業ではありません。
以下では、それぞれの手順についてご紹介します。
(1)事前に必要な準備
Facebookの広告を始めるにあたって、Facebookアカウントとページが必ず必要になります。
上記の2点をまだ作成できてない方は、まずはそちらを作成してから本記事の内容を進めてください。
アカウント作成に関しては、こちらの記事を参考にして取り組んでみましょう。
(2)キャンペーンの作成
続いて、キャンペーンを作成する必要があります。
まず、広告マネージャーにアクセスしてみましょう。
Facebookページの右側のタブから、 Facebook広告のボタンをクリックします。
その後、「広告を作成」のボタンをクリックして広告マネージャーを開きます。
広告マネージャのページを開くと、 広告を作成する画面が表示されるので、まずはじめにキャンペーン目的を記入しましょう。
キャンペーン目的とは、広告を配信することで達成したい目的のことです。
現在(2019年4月現在)では11の選択肢があるので、その中から自社の達成目標に沿ったの目的を選んでクリックします。
上記で選んだ目的に合わせて、キャンペーンの名前を設置することでキャンペーンは完成です。
オプションでA/Bテストの作成や予算について設定することができるので、必要に応じて設定しましょう。
全て設定が終わったら、「広告アカウントの設定」をクリックして次に進みましょう。
(3)広告アカウント情報の登録
次に広告アカウントを設定しましょう。
広告アカウントには下記の画像の通り広告アカウント、アカウントの国、通貨、時間帯の4つの項目が必要です。
全て入力が終わったら、右下にある次へをクリックして次に進みましょう。
(4)広告セットの作成
次に広告セットを作成しましょう。
広告セットでは広告の名前、ターゲット層、予算、掲載時期、配置などの設定を行います。
これらは広告を作成する上で、非常に重要な箇所です。
以下でそれぞれの設定方法について解説します。
#1.広告の名前
まず広告セットの名前を設定します。
既存の情報から名前を設定することも可能です。
#2.Facebookピクセル
Facebookピクセルは、広告の効果を測定できる分析ツールです。
Facebookピクセルを利用して、ウェブサイト利用者のアクションを把握したり、狙いどおりのターゲット層にリーチしたりできます。
トラッキングできる内容はあらかじめ用意されている「登録を完了」「お問い合わせ」などやカスタムでの設定が可能です。
設定が完了したら、自社のサイトのヘッダーに生成されたピクセルコードを貼り付けます。
#3.オーディエンス
次に広告を訴求するユーザーのセグメントの設定を行います。
Facebook広告では、かなり細かくユーザー像を設定することが可能なのが特徴です。
基本的にまずターゲットユーザーの地域、年齢、性別、言語を設定し、その後詳細ターゲット設定を行います。
詳細サーゲット設定では、利用者層や趣味・関心、行動をターゲットのセグメントに追加することが可能です。
記入欄の右の参照ボタンをクリックして選択、追加することができます。
#4.配置
次に広告の配置を設定しましょう。
Facebook広告の配置方法は自動配置と独自で配置を設定する2つの方法があります。
自動配置とは、Facebookの配信システムが最もパフォーマンスが高くなる可能性が高い配置を予測し、それに基づいて複数の配置に広告セットの予算が割り当てる方法です。
一方独自で設定する場合、広告の掲載カ所はFacebook、オーディエンスネットワーク、Instagramの中から選択することできます。
Facebookには、その中にも3つの掲載枠があり、さらに細かく設定することも可能です。
ちなみにオーディエンスネットワークは、Facebook内のアプリの下部に表示される広告を指します。
現在では広告のパフォーマンスを最大化するために特に理由がなければ、自動配置が推奨されているのでそちらを選択しましょう。
#5.予算と掲載期間
次に予算と掲載期間の設定を行いましょう。
Facebook広告の予算は、1日ベースか通算ベースで設定することが出来ますが、基本的には1日ベースで配信し、成果を見る事をおすすめします。
毎日の変化を確認することで、細かくセグメントの修正などの変更を加えることが可能になるからです。
また、配信期間に関しては、1日ベースであれば設定する必要はありません。
ただ、初回で必ず設定する必要はありませんが、予算と配信期間ではさまざまなオプション設定をすることが出来るます。
「詳細オプションを表示する」をクリックすると、 広告配信の最適化対象、入札戦略、訴求のタイミング、広告スケジュール、配信タイプなどの細かい設定が可能です。
広告配信に慣れてきたら、この辺の設定し、より広告配信を最適化しましょう。
(5)広告クリエイティブの作成
Facebook広告のクリエイティブは大きく下記の4つの項目で構成されています。
- アイデンティティの設定
- 広告形式の設定
- メディアの種類の設定
- URL・広告文の設定とプレビュー
以下でそれぞれの項目について紹介します。
#1.アイデンティティの設定
アイデンティティとは広告で表示するビジネスアカウントのことです。
選択肢にページがない場合は新しくFacebookページを作成しましょう。
#2.広告形式の設定
広告の表示形式を上記の3つから選択しましょう。
「フルスクリーンエクスペリエンスを追加」にチェックを入れると、モバイルデバイスを使っているユーザーが広告をクリックした場合に、フルスクリーンで 広告を表示できます。
これによりブランドや製品をより印象深くインパクトのある表示することが可能です。
#3.メディアの種類の設定
広告用のメディアは画像と動画/スライドショーの2つから選択することが可能です。
画像を使用する場合、「ライブラリを閲覧」か「無料ストック画像」をクリックすると、オンラインにアップロードされている画像を選べます。
これらの中から画像を使用すれば、特に新しく画像を用意する必要はありません。
新たに画像をアップロードしたい場合は「画像をアップロード」を選びます。
動画/スライドショーを使用する場合は、「動画をアップロード」「ライブラリを閲覧」「テンプレートを使用」「スライドショーを作成」の4つから選択可能です。
基本的には動画をアップロードするか、動画作成キットを使用して画像から簡単に動画素材を作成することができます。
#4.URL・広告文の設定とプレビュー
ここで テキストや リンクを設定すると、 広告プレビューを見られます。
URLは広告に使用するLPや公式HPを利用しましょう。
それらのURLをウェブサイトのURL欄に入力することで、自動で広告文が作成されます。
ただ、インパクトのあるキャッチコピーで広告効果をあげたい場合は、自分で広告文をつくり入力しましょう。
全ての内容の記入が終わったら、右下の実行をクリックします。
(6)支払い方法の設定
最後に支払いの設定をしましょう。
まず国名をクリックし、支払い方法を選択します。
日本の場合は現在はクレジットカード・デビットカード・Paypalから選ぶことが可能です。
クーポンを利用する場合は「広告クーポンコードを入力」にチェックを入れますが、その他の支払い方法は設定しなくてはいけません。
必要項目を記入して「次へ」をクリックすれば、広告の設定は完了です。
3.Facebook広告を出す際の4つの注意点
ターゲット精度が非常に高い、Facebook広告ですが、その運用時に注意すべきことがいくつかあります。
注意事項を守らず広告を出稿すると、適切なユーザーにリーチできなかったり、広告の表示がされないかもしれません。
- 広告画像内のテキストの占有率が適切か
- 広告ポリシーに違反していないか
- 適切なセグメントの設定が行われているか
- 間違えて個人アカウントで運用していないか
以下では、Facebook広告を運用する際の注意点を4つ紹介します。
(1)広告画像内のテキストの占有率が適切か
Facebook広告では、広告画像内のテキスト量が多すぎると、広告のリーチが限られたり、広告が配信されない可能性があります。
画像内テキストとは広告画像やクリエティブ内にある画像のことを指し、広告本文は含みません。
現在では広告システムは、広告画像内のテキスト量によって広告のリーチが異なる設定になっています。
画像内のテキストが多いと判断された場合は、最悪広告が配信されない可能性もあるのです。
こちらのFacebook上のツールなどを利用して、画像内のテキストのチェックをしてから広告を出稿するように心がけましょう。
2020年9月、Facebook広告の「画像内テキスト量制限が撤廃」されました。
「画像テキストの割合が高い広告は表示されない場合があります。」という表記がページからなくなりました。
上記の「テキストオーバーレイツール」が現在では利用できない状態となっています。
(2)広告ポリシーに違反していないか
Facebook広告には広告ポリシー存在し、このポリシーに反すると広告審査に通らず、広告が配信されません。
広告ポリシーは以下のようのものがあります。
- 違法な商品やサービス
- 差別的な行為
- 第三者の権利の侵害
- 誤解を招くコンテンツや虚偽のコンテンツ
この他にもFacebook広告で禁止されている内容として複数のポリシーが存在するので、広告作成後にこちらから確認するようにしましょう。
(3)適切なセグメントの設定が行われているか
セグメントの設定が適切でないと、Facebook広告の最大の効果を発揮できません。
Facebook広告は、 ユーザーの性別や年齢、学歴や職種、属性・地域などを細かく設定して、ターゲットを絞って配信が可能です。
ターゲットが適切に設定されていないと、想定とは異なるユーザーに広告が配信される恐れがあります。
このような状態では、設定したビジネス場での目標を到達することが難しいです。
広告費用を無駄にしないためにも、商品を訴求するべきセグメントは日々適切なものへと設定する必要があります。
広告配信後は成果を確認をして、インプレッション数・CV数などに応じて、セグメントが適切であるか判断し調整しましょう。
またFacebook広告のターゲティングについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
(4)間違えて個人アカウントで運用していないか
個人アカウントで広告を投稿してしまうミスには注意しましょう。
最近ではFacebookの個人アカウントをほとんど方が持っていると思います。
なので、間違って個人アカウント名で広告を配信してしまうことも、多いです。
そこで、個人でもビジネスアカウントを作成している人は、 広告作成前に、広告作成メニューの「アイデンティティ」が個人アカウントになっていないか確認しましょう。
企業用の広告アカウントが選択されていれば大丈夫ですので、広告作成に取り掛かりましょう。
4.まとめ
今回はFacebook広告についてと広告の出し方、運用における注意点お伝えしてきました。
Facebook広告の設定手順は少し複雑なところもありますが、慣れてしまえばそこまで難しい作業ではありません。
またFacebook広告の基礎を理解すれば、ターゲットへの精度が高い広告を出稿することが可能になります。
ぜひこの機会にFacebook広告を理解して、自社の売上、ブランド認知を高めましょう!