「Facebook広告を出したいけど、どんなサイズ・文字数で作ればいいの?」
「Facebook広告はいろんなサイズの画像をたくさん用意しないといけないの?」
このように悩んでいませんか?
実はFacebook広告は汎用的に使える画像サイズで1枚だけ作ればほとんどの広告を出すことができます!
さらに、広告フォーマットごとの推奨画像サイズを理解することで効果的な広告を作成できるのです!
広告代理店の開業を支援するデジマチェーンが、Facebook広告の広告サイズについて分かりやすく解説するとともに、出稿時に注意すべきポイント3点についても紹介します。
この記事を読めば、簡単で効果的なFacebook広告を作成でき、自社の売上アップに貢献できるでしょう!
1.Facebook広告に必要な画像は1枚
結論から言うと、1200×628pxの画像を1枚だけ用意できえれば広告を出すことができます。
なぜなら、上記のサイズであればほとんどのフォーマットでそのまま利用できるからです。
推奨サイズからずれる場合であってもFacbookの自動調整機能が規定のサイズに調整してくれます。
デバイス・配置の都合で一部の画像がトリミングされたり推奨事項と異なる可能性はありますが、ほとんどのマーケティング目的で推奨事項をクリアできます。
このサイズで配信できる場所は以下の通りです。
2.広告フォーマット別の推奨画像サイズと文字数
次に、広告フォーマット別にそれぞれの推奨画像サイズと文字数について解説します。
通常のバナー広告であればサイズが固定されています。
しかし、Facebook広告は画像とテキストがフレキシブルに組み合わされる仕組みです。
そのため、表示方法を完全に把握したい人は、フォーマット別に表示の仕方を把握しておく必要があります。
また、フォーマット別の表示の仕方を知ることはそれぞれのフォーマットの意図や目的を理解し、より効果的な広告を作成することにもつながるでしょう。
ここから、以下の広告フォーマットについて、画像とテキストの推奨項目を解説していきます。
- 画像広告
- 動画広告
- コレクション広告
- カルーセル広告
- スライドショー広告
順番に説明します。
またFacebook広告の種類について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
(1)画像広告
画像広告は、FacebookとInstagramの全ての広告に必要となる、基本の広告フォーマットです。
Facebook広告の中で一番利用される広告形態であるリンク広告は、画像広告にCall-to-actionボタンを付けた形態です。
ボタンを付けることによりユーザを商品ページや自社サイトへ誘導させやすくしています。
画像広告の推奨画像サイズと文字数は下記の通りです。
リンクが含まれる場合の推奨画像サイズと文字数は以下の通りです。
上記の推奨サイズに基づいて画像広告を作成しましょう。
(2)動画広告
動画広告は、ユーザが見ている画面上に広告が現れるタイミングで自動的に動画を再生させる広告フォーマットです。
動画は画像より短時間にさまざまな情報を伝えられるというメリットがあります。
YouTubeをはじめとする動画視聴が一般的になった今、注目を集めている広告形態です。
動画広告の推奨サイズと文字数は下記の通りです。
(※)Instagramフィード・ストーリーズ等ではアスペクト比・長さが異なります。
リンクが含まれる場合の推奨画像サイズと文字数は以下の通りです。
上記の推奨サイズに基づいて動画広告を作成しましょう。
(3)コレクション広告
コレクション広告は、メインビジュアルとその下に関連する商品画像4枚を並べた広告フォーマットです。
広告をタップするとフルスクリーンで表示され、下にスクロールすると最大50枚の商品画像が表示できます。
ユーザは、画像や動画で商品の詳細情報を確認しながら買い物することができる、いわゆる通販サイトよよく似た分かりやすい構成です。
このように広告から購買へとスムーズに誘導させることから、小売業界やEC業界において有効な広告形態です。
コレクション広告に使用する画像や動画のサイズは、広告をタップした後のフルスクリーンに表示されるクリエイティブによって異なります。
コレクション広告の文字数は下記の通りです。
上記の文字数に基づいてコレクション広告を作成しましょう。
(4)カルーセル広告
カルーセル広告は、1つの広告の中に複数の画像や動画を設定し、それぞれにリンクを設定できる広告フォーマットです。
横にスライドさせることでより多くの情報を伝えることができるため、以下のような広告を作ることもできます。
- 複数の商品を紹介
- 4コマ漫画のようにストーリーを展開する
カルーセル広告の推奨画像サイズと文字数は下記の通りです。
リンクが含まれる場合の推奨画像サイズと文字数は以下の通りです。
上記の推奨サイズに基づいてカルーセル広告を作成しましょう。
(5)スライドショー広告
スライドショー広告は、スライドショーの動き・音・テキストを利用して動画のようなストーリー性のある広告を作成できる広告フォーマットです。
その一方で動画広告とは違って安価に作成できることも大きな特徴と言えるでしょう。
Facebookの広告メニューに従って簡単に作成でき、すぐに配信することが可能です。
また、ユーザの通信環境が遅くてもストレスなく閲覧できることもメリットと言えます。
スライドショー広告の推奨画像サイズと文字数は下記の通りです。
上記の推奨サイズに基づいてスライドショー広告を作成しましょう。
3.画像推奨サイズを守らないとどうなるのか?
画像の推奨サイズが守られない場合、以下のような状態が生じ、意図した通りの広告が配信されない可能性があります。
- 画質が粗くなる
- 意図していない箇所で途切れる
同様に、テキストも推奨サイズをオーバーすると途中で途切れるケースが発生します。
テキストの場合は、商品やサービスのセールスポイントなどの重要事項は左に寄せて書くように心がけましょう。
これだけである程度のリスクが軽減できます。
しかし、意図した内容をそのまま配信させることが一番効果的な広告をユーザへ届けることにつながります。
そのためには、推奨サイズを守ることが一番確実な方法です。
ちなみに、インスタ広告の場合は推奨事項以外に解像度を遵守しないと配信自体をストップされるという制限事項がありますので、特に注意が必要です。
4.Facebook広告を出稿するときに注意すべき3つのポイント
ここからは、Facebook広告を出稿する際に注意すべきポイントを以下の3つに分けて説明します。
- 必ずプレビュー画面で確認する
- 画像内のテキスト量は最低限にする
- Facebookポリシーに従う
順番に説明します。
必ずプレビュー画面で確認する
広告配信前には、必ずプレビューを確認しておかないと以下のような事態が発生することがあります。
- 不自然な改行が発生する
- 意図していない表示画面になる
- 配置によってはニュースフィードリンクや見出しが省略される
プレビューは、広告作成画面の上部にある広告プレビューをONにすることで確認できます。
特に、モバイル端末の表示画面はしっかり確認するようにしましょう。
Facebookを利用するユーザの9割以上はスマホから画面を閲覧すると言われています。
また、モバイル端末画面はパソコンで確認しても実際の画面とイメージが異なります。
モバイル機器でプレビューという機能を使えば、実際のモバイル端末でユーザ目線に合わせて確認できますので、必ず利用しましょう。
意図した通りのクリエイティブを配信するために、必ず配信前にプレビューをチェックするようにしましょう。
画像内のテキスト量は最低限にする
Facebook広告は、広告画像内のテキスト量が多いと段階的に配信量が減らされ、特に多すぎる場合には広告配信されないケースもあります。
Facbookの配信前審査の過程で画像テキスト量が調査され、規定より多い場合に配信量を制限されるルールがあるからです。
テキスト量には、テキストをベースにしたロゴやウォーターマークも含まれます。
このような問題を防ぐため、配信前にテキストオーバーレイツールを使用して画像内のテキスト量が適正かどうかを確認することが可能です。
もしもテキスト量が多いことが判明した場合は、フォントを小さいものを使うなどの対処が必要です。
ちなみに、例外としては、本の表紙やアルバムのカバー・製品画像などが認められています。
しかし、配信前の審査はシステムで自動で行われるため、時に例外に気づかずテキスト量が多すぎると検出してしまう場合があります。
そのため、問題点を通知するお知らせを受け取った場合には、スタッフによる審査をリクエストというオプションを選択することがお勧めです。
最大の広告パフォーマンスを発揮させるため、画像内のテキスト量は20%未満に抑えるようにしましょう。
2020年9月、Facebook広告の「画像内テキスト量制限が撤廃」されました。
「画像テキストの割合が高い広告は表示されない場合があります。」という表記がページからなくなりました。
上記の「テキストオーバーレイツール」が現在では利用できない状態となっています。
Facebookポリシーに従う
Facebook広告では、テキスト量の制限以外にもさまざまな広告ポリシーが示されていますので、これに従いましょう。
全ての広告は掲載前に広告ポリシーに従っているかを審査され、ポリシーに準拠していないと見なされた場合には広告が承認されないからです。
通常審査は24時間以内に終わり、承認された場合には広告の掲載が始まります。
審査される対象としては、広告画像・テキスト・ターゲット設定・広告配置・ランディングページのコンテンツなどが挙げられます。
ポリシーに準拠していない場合には、Facebookから詳細と理由を説明したメールが届きますので、指摘事項を修正して再提出することができます。
ただし、ポリシー内には禁止コンテンツや制限コンテンツが明記されており、これらに抵触する場合には掲載そのものが却下されます。
例えば、禁止コンテンツとしてはたばこ・成人向けコンテンツ・マルチ商法など、制限コンテンツとしてアルコールやオンライン薬局・栄養補助食品などが挙げられます。
該当する商材・サービスの場合には注意しましょう。
手戻りを無くし作成時間を短縮するためにも、あらかじめ広告ポリシーを確認しましょう。
#1.広告ポリシーに関する注意点
広告ポリシーはFacebook社が考える広告掲載の意図を表しているため、そのポリシーに従うのが一番効果的な広告を作る近道です。
作りたい広告を押し通すために、ポリシーの網の目をかいくぐろうとする人もいますが、これはおすすめではありません。
例えばInstagramのニュースフィードで見出しは省略されます。
その理由は、画像中心のInstagramのポリシーに反して「商業的な訴求力が強く、広告を全面に出し過ぎる」のを防ぐためです。
にも関わらず、見出しに表示されない文章を無理やりテキストに含めようとする人もいます。
しかし、これではユーザの目を引く広告にはなりません。
Facebook広告の意図に反することは、逆に成果を落とすことにつながる可能性が高くなります。
ユーザにフィットする広告を作るため、広告ポリシーには従いましょう。
まとめ
この記事では、Facebook広告のサイズと出稿時の30分つの注意点を紹介しました。
Facebook広告のサイズに困ったら、まずは最低限必要な画像サイズ1枚から初めることが可能です。
また、3つの注意点を意識することで、意図した通りの広告を出稿できることがご理解頂けたかと思います。
ぜひこの記事で解説した内容を生かしてFacebook広告を出稿・配信し、自社の売上アップにお役立てください!
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