「ハウスクリーニング開業前に何をしておくべき?」
「独立開業したものの仕事が入ってこない…」
「広告を出したけど、集客効果がよくわからない」
確実に進む高齢化、そして共働き世帯の増加などによって、住宅周りのさまざまな掃除を請け負うハウスクリーニングの需要は日々増加しています。
また、特別な才能や大きな資金がなくても独立しやすい業種として確実に「儲かる」と人気です。
しかし、実は、ハウスクリーニングの集客はただ闇雲にチラシを配って宣伝をすればいいというものではありません。
業種にふさわしい集客方法を連動させて、効果を検証しながら日々工夫していくことが大切です。
正しい集客方法の組み合わせを知ってコツコツ実行すれば、季節や景気の影響を受けずに予約の切れないハウスクリーニング店として地域に欠かせない存在になれます。
このページでは、開業前の資金調達方法や、具体的な集客の方法、そして今後の集客のためにやるべきことをまとめています。
開業経験者によるおすすめブログ一覧も付いていますので、開業前後の行き詰まりを防ぐヒントとして、ぜひお役立てください。
1.なぜハウスクリーニングの需要が右肩上がりなのか
株式会社 矢野経済研究所が行った国内の住まいと生活支援サービス調査によると、2020年のハウスクリーニングを含む生活支援サービス市場は前年比0.5%減の4,746億円との予測値です。
この原因は、新型肺炎の流行によって非対面が望まれる状況で市場拡大に歯止めがかかったためです。
しかし、日経テレコンによるハウジングサービスの業界調査では、2025年には8,000億円市場になるという試算もあります。
これによると、ハウスクリーニングの需要は右肩上がりに成長し2020年予測では、1,820億円規模に膨らみ多くの需要が見込めると想定されています。
これほどの成長幅が見込まれる要因は以下の6つが挙げられます。
上記要因によって、ハウスクリーニングの最大の弱点と言われていたオンシーズン(繁忙期)とオフシーズンの較差が縮まり、一年中をオンシーズンにする動きが速まっています。
従来のハウスクリーニングの繁忙期
- 2月〜4月末の引っ越しシーズン
- 6月〜8月のエアコンシーズン
- 12月の大掃除シーズン
では、ハウスクリーニングが右肩上がりと目されている要因それぞれについて説明します。
(1)少子・高齢化による需要増加
「2025問題」と言って、2025年には4人に1人が75歳以上という超高齢社会が到来することから、ハウスクリーニングの需要増加が予想されています。
高齢になると体が動かせなくなり、これまでできていた家周りの掃除や作業ができなくなります。
例えば、階段の上り下りが億劫になり、腰をかがめて床掃除をすることがつらくなります。
しかし、高齢者の健康を守るために掃除は欠かせません。
散らかっていると転倒して骨折などの大きな怪我につながる恐れがありますし、ハウスダストやダニを吸い込んでしまうことで体調を悪化させるリスクもあるからです。
こうした背景の中で掃除の担い手として、ハウスクリーニングビジネスが台頭してきました。
細かい箇所や高い場所の掃除、庭の草むしりや部屋の片付け、簡単な水漏れ作業、あるいはバリアフリーのリフォームに至るまで、すべてハウスクリーニングに関わった仕事なのです。
(2)晩婚化・未婚化による需要増加
晩婚化・未婚化が進行して核家族や単身者が増えているので、掃除する時間がとれずに外注を検討する方が増えています。
晩婚の場合は、夫婦双方がすでにキャリアを確立しているケースが多いので共働きを選択する夫婦が多いようです。
単身者の場合は、みずから働きに出ているので、必然的に家事を行う時間が短くなってしまいます。
時間がない中で家の状態をきれいに保つためにハウスクリーニングに依頼する核家族や単身者の利用者が増えているようです。
単身者や核家族の場合、日常の掃除は自分で行って、週単位、または月単位で、普段掃除できない箇所をプロに任せる案件も増えています。
(3)共働き家庭の増加による需要増加
妻や母親の立場にある女性がフルタイムで働くケースが増えていることで、家庭内の掃除の担い手が減少してきています。
日本人の平均年収が減少していることもあり、生活費を稼ぐために共働きがスタンダードになっていると言えるでしょう。
夫・妻双方がフルタイムで働いていれば、家事に割ける時間はおのずと減るものです。
仕事で疲れて帰宅してから掃除をするのは負担が大きく、男女共に「できれば掃除は外注したい」という意見が増えています。
共働きの家庭は今後ますます増えていくなかで、在宅クリーニングビジネスの需要は拡大し続けるでしょう。
(4)アレルギー対策による需要増加
ダニ・ハウスダスト・カビ・スギヒノキ花粉などを原因とするアレルギーへの関心の高まりなどにより、「プロによる掃除」への着目度が高まっています。
専業主婦であっても、掃除のプロとして訓練を積んだわけではありません。
「自分で落とせない汚れはプロにお任せする」という考えが一般的になりつつあり、ハウスクリーニングのビジネス需要が伸びています。
赤ちゃんやペットがいる家庭ではなおさら、アレルギーに気を使った方法で掃除をしなければなりません。
最近は洗剤に含まれる化学物質に反応するアレルギーを持つ方も増えているようです。
そのような方に配慮して、低アレルゲンのクリーニング剤を使うハウスクリーニング業者も増えてきています。
(5)企業のコスト削減による需要増加
これまで社員の当番制で回してきた掃除業務を、売上が直接でる営業などのコアビジネスに回して事業効率をあげようとする企業が増えています。
その対策の一環として、オフィスの清掃をハウスクリーニング業者に委託する企業が増加中です。
オフィスが稼働していない早朝や晩の作業を依頼されることも多いので、ハウスクリーニング業者には柔軟なシフト管理が求められます。
(6)民泊の増加による需要増加
新型肺炎流行伴う世界的な旅行需要低下の反動で、国内外からの観光客が増加しホテル不足になることが予想されています。
特に、増加する外国人観光客の受け入れ先として、ホテルに代わって一般の住居を貸し出す「民泊」がますます増加しているようです。
とはいえ、所有している一室を貸し出す民泊の運営はかなりの手間がかかります。
特に部屋をいつでも清潔に保つのはたいへんで、複数の部屋を貸し出している場合はほぼ不可能でしょう。
そのため、民泊を定期的に清掃するためのハウスクリーニングの需要が少しずつ高まっています。
2.ハウスクリーニング開業で必要な資格は?
ハウスクリーニングの開業にあたって、必須となる資格や免許等はありません。
しかし、見込み顧客からの信頼を獲得するためには資格取得は重要です。
次の見出しでおすすめの資格について説明します。
一般的な開業手続きは以下の表を参考にしてください。
区分 | 手続き | 関係官公庁 |
---|---|---|
個人 | 開業届と青色申告 | 税務署 |
法人 | 健康保険・厚生年金関連 | 社会保険事務所 |
法人 | 雇用保険関連 | 公共職業安定所 |
法人 | 労災保険関連 | 労働基準監督署 |
法人 | 税金(所得税・消費税) | 税務署 |
ハウスクリーニング技能士を取得して信頼を得る
ハウスクリーニング開業までの間に意識したいポイントは、顧客からの信頼を得られるかという点です。
ハウスクリーニングは、住宅というプライベートな空間の中で行う仕事。
当然、信頼できない業者に仕事を任せることなどできません。
そのため、「どうすれば顧客から信頼してもらえるか」という点は、開業前から意識しておいたほうが良いでしょう。
技術面の信頼を得るために『ハウスクリーニング技能士』等の資格を取得しておくのも一つの手です。
この資格が、開業後に集客をする上でも大きく役立つことでしょう。
単にハウスクリーニングを開業するだけなら、資格等は必要ありません。
ですが、『きちんとした技術を持っている』をアピールして集客に役立てるためには、資格取得をおすすめします。
【おすすめブログ一覧付き】起業に成功(または失敗)した人の情報を参考にする
ハウスクリーニングで起業した方の多くは、集客にブログを活用しています。
また、起業・独立にあたっての経緯や、集客や経営の参考情報を並行してしてブログの形でまとめている方が多くおられます。
そのようなブログは、これから独立・開業を検討されている方にとって宝のような情報です。
フランチャイズの裏事情・実際の掃除のテクニック・集客の方法など、現場でしか知り得ない情報にあふれています。
ぜひ先達の情報記録を参考にして、自分の起業に役立てましょう。
以下は、比較的頻繁に更新されていて、情報満載でおすすめのハウスクリーニングジャンルのブログです。
- 花いちもんめ
名古屋で2000年からハウスクリーニングや引っ越し事業を行っている株式会社花いちもんめの公式ブログです。
基本的にBtoC(顧客向け)のブログですが、ビフォーアフターなどの画像が多く、掃除のテクニックなどの情報も役に立ちます。 - ハウスクリーニング会社 オフィスねこの手
東京都府中市に拠点を置くハウスクリーニング会社 オフィスねこの手の公式ブログです。
洗剤の選び方や清掃会社としての心構えなど、これから起業を検討する方にも読み応えあります。 - 一般社団法人マジ起おそうじビジネス協会
国内約50社のハウスクリーニング会社の開業サポート実績がある一般社団法人マジ起おそうじビジネス協会の社長ブログです。
実際に起業された方の経験談、実際の掃除作業記録などの情報が多めです。 - 42歳でハウスクリーニング業で独立 40代で起業ブログ
実際に独立して、ご自分で開業されたブログ主による、独立に向けたアドバイスや洗剤の選び方などの情報が多く読み応えあります。
公平な情報を提供しているようで、実は特定のフランチャイズのアフィリエイト経路でしかないブログも散見されますので気をつけましょう。(もちろんそのようなブログでも有益な情報はありますが)
3.ハウスクリーニングの開業資金モデル:約400万は必要
以下の表がハウスクリーニングの開業資金の参考モデルです。
額は個別のケースによって大きく異なります。
項目 | 初期投資額 |
---|---|
清掃設備費、技術研修費 | 約150万 |
出張用の車両費(改造費含む) | 約70~100万 |
備品等の購入費 | 約70~100万 |
その他、広告費等 | 約80万 |
合計 | 約370~430万 *地域や個別ケースによって大きく異なります |
開業資金に利用できる新創業融資と小規模事業者持続化補助金
開業に必要なものを購入する資金の調達には、無担保・無保証・連帯保証人・スピード融資の新創業融資の利用を検討できるでしょう。
新創業融資は政府系金融機関である日本政策金融公庫で人気の融資制度です。
以下の記事で新創業融資について説明しています。
「新創業融資が初めてでもわかる3つの裏技と審査通過3ポイント解説」
加えて、新規事業として開業を検討中であれば、返済義務のない小規模事業者持続化補助金を活用できるかもしれません。
以下の記事で小規模事業者持続化補助金について説明しています。
「小規模事業者持続化補助金の採択率を上げる申請書の書き方5ポイント:不況に負けない!」
4.ハウスクリーニングの代表的な経営形態
ハウスクリーニング業を運営すると言っても、その運営形態は大きく以下の2つの形態に分かれます。
- 単独運営
- FC運営(フランチャイズ)
それぞれの運営形態によるメリット、デメリット、集客のしやすさについて説明します。
(1)単独運営
単独での運営は、料金やサービス内容などを自分で決めることができます。
単独運営は、自分一人、あるいは限られた人数で単独の店舗として運営していく方法です。
集客の難度は比較的高いでしょう。
ですが、ハウスクリーニングの腕と集客力に最初から自信がある場合には、こちらの形態のほうがおすすめです。
メリットは、運営の自由度が高いこと。
単独での運営であれば、料金やサービス内容などは経営者として決めることができます。
初期の集客は地道な努力が必須
デメリットは、事業初期は知名度がないので、集客に苦労することです。
どんなに技術に自信があっても、宣伝をしなければ仕事が入ってきません。
そのため、自ら集客方法について考え、実践することが必要になってきます。
(2)FC運営
FC運営は、大手企業等のフランチャイズ加盟店となり、初期の集客は比較的容易です。
大きなメリットとして、本部で用意している技術研修を受けることができます。
ですから、まだ清掃技術に自信がない場合でも開業を目指すことが可能です。
技術研修だけでなく、開業に至るまでのサポートや、開業後に仕事の紹介を受けることが可能な場合もあります。
集客に関しても、本部のほうで宣伝を行っていますから、自分自身で知名度を上げていくステップを省けるのは大きな魅力でしょう。
ロイヤリティ契約は詳細をチェック
反面、加盟店になるとロイヤリティの支払いが必要です。
このロイヤリティの支払いが重荷になり、結果的に経営が苦しくなるというケースもあります。
ですから、集客の容易さとロイヤリティの負担のバランスを検討しましょう。
そしてフランチャイズ契約の拘束期間を良く検討することも必要です。
5.ハウスクリーニングにおすすめの集客方法5選
「集客は足し算ではなく掛け算」と言われますから、組み合わせ自体で集客効果は何倍、何十倍にもなります。
ハウスクリーニングには以下の集客方法の組み合わせがおすすめです。
- チラシポスティングを使った地元での集客
- 業界特化型ポータルサイトでのレビューが次の集客につなげる
- ブログ、ホームページを利用した集客
- ハウスクリーニングでリスティング広告も実績がある
- ジオターゲティング広告で足場がため
それぞれの集客方法について説明します。
(1)チラシポスティングを利用して地元での集客を行う
ハウスクリーニングを開業したら、まずは配布エリアを細かく指定したチラシポスティングでの集客がおすすめです。
一人や少人数での開業の場合、出張できる範囲にも限りがあるでしょう。
ですから、できるだけ事務所や自宅から近場のお客様を獲得するほうが良いでしょう。
チラシポスティングは、配布する地域を細かく指定できることが特徴です。
より細かい指定を行うことで、費用を抑えつつ、ピンポイントで地元のお客様に情報を届けることができます。
そうして、近場のお客様にお店の存在を知ってもらい、最初の仕事につなげていくのです。
資格や過去の経験がある場合には、ぜひアピール材料としてチラシに記載しましょう。
まずはとにかく、最初の仕事を受けることが肝心になります。
評判は仕事をしたあとに発生するものです。
ですから、最初の仕事を受けないことには、後に続く集客方法も使いにくくなってしまいます。
まずはチラシを入り口に、集客を始めていきましょう。
チラシ のデザインからポスティングまでをウェブ上でワンストップで完結してくれるラクスルというサービスもあります。
(2)ブログやホームページを組み合わせて集客につなげる
ハウスクリーニング業の集客のためには、見込み顧客から信頼してもらえるホームページやブログもしっかりと作っておきましょう。
口コミからお店を知った人も、ポストに入っていたチラシを見た人も、おそらく多くの人が、あなたのお店の名前をネット検索するはずです。
ネット検索の結果にお店のホームページやブログが表示されないと、それだけで「このお店は信頼できるのかな?」という疑問を持たれてしまいます。
逆に、きちんとしたホームページが表示されれば、「このお店は信頼できそうだ」と依頼を検討してもらえるかもしれません。
ホームページやブログの良いところは、掲載できる情報量が多いことです。
チラシの場合、どうしても掲載できる情報量には限界があります。
すべての料金プランや、クリーニング実績などを掲載するのは無理があるでしょう。
ホームページやブログならば、必要な情報をすべて掲載することが可能になります。
ホームページによる集客のメリット・デメリット、開始方法についての記事を参考にしてください。
#1.ホームページに掲載すべき内容
ホームページはレイアウトの自由度も高いので、掲載する情報を注意深く選択しましょう。
- 作業内容の説明と、価格の内訳
たくさんの料金プランがあっても、細かい作業内容の説明と、価格の内訳等を掲載することができます。
- 『お客様からの声』や『クリーニング前後の写真』
お客様からの許可がもらえるようであれば、ぜひ『お客様からの声』や『クリーニング前後の写真』も載せておきましょう。
検討中の見込み顧客も、どんな風に仕事をしてもらえるのかのイメージがわきやすくなるのでおすすめです。
- 『会社概要』や『店舗概要』
ホームページをチェックする見込み顧客は、『会社概要』や『店舗概要』のページを必ず確認します。
そのページに代表者の名前、電話番号、所在地が記載されてなかったら、まずは信頼されません。
個人事業主の方で『会社概要』を使いにくいのであれば『事業概要』として、正確な情報を明示しましょう。
- 会員番号や会員証の写し
業界団体の会員であれば、必ず会員番号や会員証の写しを掲載すべきです。 - 賠償保険加入の記載
ハウスクリーニングの賠償保険に加入しているのであれば、その旨を明記することで見込み顧客の信頼を得ることができます。
しっかりと作り込まれたホームページやブログがあれば、ポスティング用のチラシで集客する際や、ポータルサイトで集客する際にも役立ちます。
#2.ホームページの制作に活用できる補助金
ホームページの制作には、返済義務のないIT導入補助金を活用できる可能性があります。
IT導入補助金の補助率は2分の1で、補助下限額は40万円、上限額は450万円です。
ただし、一方的に情報を発信するだけのホームページは補助金の対象とはなりません。
ユーザー側からも入力することができるホームページの作成が、IT導入補助金の対象になります。
例えば、オンライン見積もりをホームページ上で行えるようなシステムであれば対象です。
IT導入補助金についての詳細は下記の記事を参考にしてください。
「IT導入補助金申請の採択率アップ!ホームページ制作も対象?!」
(3)業界特化型ポータルサイトでのレビューが次の集客へとつながっていく
ハウスクリーニングの業界に特化したポータルサイトの活用は、集客の入り口として、そしてよいレビューの拡散のために有効です。
ハウスクリーニングの業界でよく使われるポータルサイトとして、以下があります。
どれも無料で店舗登録できますので、集客の入り口として活用しない手はありません。
これらのポータルサイトは、店舗の紹介から価格の確認、予約、レビューの投稿までできるサービスです。
お客様がそのサイトによいレビューを投稿してくれれば、次のお客様を呼び込む糸口にもなります。
ハウスクリーニングをした後に、以下のような一声をかけるだけでも、レビューを書いてもらえる確率は上がるはずです。
「もしよろしければこのサイトから感想をお寄せください。ほんの数分で終わりますので。」
なお、口コミというのは、良い口コミだけでなく、悪い口コミが広がってしまう可能性もあります。
当たり前のことではありますが、一つ一つの仕事をきちんと行い、ミスをしない、お客様に丁寧な対応をするなどの基本を忘れないようにしましょう。
(4)リスティング広告はハウスクリーニング業界で実績豊富
リスティング広告とは、上記のようにGoogleやYahoo!などの検索結果ページに連動して表示される広告です。
ユーザーの検索ワードに対応した広告が、自然検索より上部に表示されるため、クリック率が高く効果を得やすくなります。
例えば、あなたの営業エリアが広島市内だとすると、「ハウスクリーニング 広島市」という広告キーワードを事前に設定できるでしょう。
そうすれば、広島市付近のハウスクリーニングに関心を持って検索している人に対して、広告を表示させることができます。
また、あなたの広告がクリックされた時に支払う目安単価となる最高入札価格も設定します。
リスティング広告は、広告がクリックされた時点で広告費を支払う、「クリック課金型広告」と呼ばれる仕組みです。
リスティング広告のメリット・デメリット、始め方、予算設定の方法についての記事を参考にしてください。
(5)位置情報広告で顧客を絞り込む
ジオターゲティング広告とも言われる位置情報広告は、スマートフォンから取得したGPS・Bluetooth・Wi-Fi等の位置情報データをもとに受け手を絞って配信される広告です。
店舗型経営に強い集客方法なので、ハウスクリーニングでも威力を発揮するでしょう。
自社の商圏内の見込み顧客に、ピンポイントで広告を打つことができます。
ジオターゲティング広告は新店舗の認知促進や、潜在層の掘り起こしに効果的な広告手法です。
ジオターゲティング広告(位置情報広告)の仕組み、メリット・デメリット、主なプラットフォームについての記事で説明しています。
まとめ
ハウスクリーニングは、今後さらに需要の拡大が見込まれている業界です。
同時に、業者間の激しい競争が避けられない業界であるとも考えられます。
この競争の中で生き残るためには、他店との差別化や技術力の向上が欠かせません。
そして効果的な集客方法の組み合わせを模索することがどうしても必要です。
以下の2点を常に意識して、本当に効果のある集客を目指していきましょう。
- 集客は掛け算!集客方法の「組み合わせ」を間違えない
- 集客効果は必ず「見える化」できる仕組みをつくる
これらすべてを完璧に継続的にこなすのが難しい場合には、外部の専門家に一部を委託するという選択肢もあります。
必要な時には外部の人々の力を上手に借りて、継続的な集客を目指していきましょう。