「MA化にはHubSpotがおすすめと聞いたけれど、実はHubSpotの使い方をよく知らない…」
「HubSpotがどんなツールなのかを知り、使うからにはしっかり成果を出したい!」
そのようにして、マーケティング業務自動化のツール選びにお困りではないですか?
実は、HubSpotは使い方が簡単なうえ、中核となるHubSpot CRMを完全無料で利用できる便利なソフトです。
ここではHubSpotの特徴や使い方、MA運用を成功させるための3つのポイントを紹介します。
この記事を読めば、顧客・見込み客の情報が一括管理できるので、投資利益率の最大化につなげることができますよ!
1.HubSpotとは
HubSpotは2005年にアメリカで開発された、Hubspot社が提供するCRMツールであり、インバウンドマーケティング実現のためのソフトウェアです。
CRMとはカスタマー・リレーション・シップマネジメントの略で顧客会計管理を意味しますが、HubSpot全体の機能はそれだけではありません。
マーケティング・セールス・カスタマーサポートの各ツールがオールインワンになったプラットフォームがHubSpotです。
顧客との関係構築にかかせない機能すべてがそろっているのはもちろん、これから顧客となりうる「見込み客」に関する情報も一か所に集めることができます。
100万件までのコンタクト登録ができるほか、ユーザー数・ストレージ量などが無制限で利用期限なし、しかも無料で使えるのです。
HubSpotを使えば、データ入力などの面倒な周辺作業の手間が省けるので、顧客を獲得して利益へつながることが期待できます。
HubSpotについて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
2.HubSpotの2つの使い方とその機能
HubSpotを使ってできることは、大きく分けて以下の2つです。
- トラフィックの拡大
- 見込み客の開拓
これらをフルに活用するためには、HubSpotがもつ4つの機能についても知っておく必要があります。
(1)トラフィックの拡大
hubuspotを使って集客し、最終的に利益を上げるためには、以下のツールを利用してトラフィックの拡大を目指す必要があります。
- 広告効果測定ツール
- ブログ作成ツール
- SEO&戦略ツール
- SNSツール
多くの人に見てもらえなければ、集客につながらずせっかくのコンテンツが無意味になってしまうからです。
これらのツールの使い方を知り、まずは自社ホームページへの流入(トラフィック)の拡大を狙いましょう。
#1:広告効果測定ツール
HubSpotには広告効果測定ツールがあり、FacebookやInstagram、Linkedln、Googleなどを利用したすべての広告キャンペーンの管理が簡単な作業で行えます。
つまり、HubSpotと広告キャンペーンがタッグを組むことによって、より多くのトラフィックにつなげることが可能なのです。
それらの中から、最終的利益につながりそうな広告をチェックすれば、有料広告の効果がどのくらい出ているのかを知ることができます。
広告ツールによってトラフィックが呼び込めると多くの訪問者が訪れるようになるため、その人たちがリードと呼ばれる見込み客に育っていくのです。
#2:ブログ作成ツール
HubSpotには、ランディングページと統合されたブログ作成ツールが搭載されているため、質の高いブログがつくれます。
ブログづくりに欠かせない書式設定や編集が行えるのはもちろん、PC操作が苦手な方にも使いやすいテンプレートも用意されています。
ページ上にはアドバイスやToDoリストなどが表示されて一貫した記事作成ができるほか、フィードバック共有や複数人での共同編集も可能です。
読みやすく質の高いブログであれば、ウェブ検索やソーシャルメディアなどさまざまなチャネルを経由して、多くの訪問者獲得につなげることができるでしょう。
その訪問者が読者となり、やがて見込み客へと転換していくのです。
#3:SEO&戦略ツール
HubSpotには、SEO&戦略ツールがついているため、どんなキーワードに対してトラフィックが多いのか特定できます。
このツールはHubSpotが提供しているすべてのコンテンツツールと統合しており、自動でキーワード分析ができて最適なコンテンツ提示がされます。
しかも、コンテンツ作成中であってもキーワードが効果的に使用されているかどうかを確認できるので、効率的に作業が行えますよ。
つまり、ブログ・ランディングページ・広告などに欠かせないSEO対策が、常に最適化された状態でスムーズに行えるのです。
#4:SNSツール
HubSpotのソ-シャルレポート機能を使えば、FacebookやTwitter、Linked InなどのSNSを製品の流通経路として生かすことができます。
手動での直接投稿はもちろん、SNSアカウントとブログの連携による自動シェアも可能です。
さらにHubSpot Marketingを利用すれば、自社に対する発言や会話のモニタリングも可能になるので、やりとりを追跡したうえでSNS投稿を予約することができます。
コンテンツの投稿スケジュールを設定すれば、ベストなタイミングでフォロワーの目に留まるので集客のチャンスが広がりますね。
(2)見込み客の開拓
HubSpotがあれば、プロスペクトと呼ばれる潜在見込み客がウェブサイトを訪問した状況がわかるため、見込み客の開拓へとつなげられます。
サイトを訪問している企業をリアルタイムで把握し、対応すべきプロスペクトかどうかを分析したうえで、以下の2つのツールを利用して働きかけるのです。
- Eメールを利用する
- 電話で営業する
それぞれについて解説します。
#1:Eメールを利用する
集客のため営業電話やEメールを利用する人は多いですが、HubSpotのEメール機能ならリアルタイムでサイト訪問している企業の地域・企業規模・訪問回数までも把握することができます。
そのほかのEメール関連の機能は以下のとおりです。
- Eメールシーケンス
- Eメールトラッキング
- Eメールをパーソナライズ
順に見て行きましょう。
①Eメールシーケンス
HubSpotのEメールシーケンス機能を使えば、潜在的見込み客(プロスペクト)を自動的に検出することができます。
プロスペクトの見逃しがなくなるので、確実性の高い見込み客を顧客へとつなげることができるのです。
指定したタイミングでメールを自動送信できますのでアポイントもれが発生せず、大切な顧客とのつながりを深めながら維持していけます。
②Eメールトラッキング
Eメールトラッキング機能は、見込み客がEメールを開いたときやリンクをクリックしてくれたとき、ファイルをダウンロードしたときなどに瞬時に通知が届くシステムのことです。
これにより、相手にとって理想的なタイミングで効率よくフォローアップEメールを届けることができます。
すると見込み客が求めていた情報が、欲しいときに提供される結果になるため利益につながりやすくなるのです。
③Eメールをパーソナライズ
HubSpotのEメール機能を使えば、自動化して作業効率が上がるばかりではなく、メールを送る相手に合わせた人間味のある文面をつくることもできます。
数多く届くメールの中に埋もれてしまい、一斉送信や同報メールでは開いてもらえない可能性が高まるため、機械的な内容にならないように注意しなければなりません。
そこで大切なのは、メールを送信する相手の名前が書かれているのはもちろん、自分に向けて発信された言葉で書かれたメールが届いたと思ってもらえる内容にすることです。
HubSpotを使えば、あらかじめ企業の詳細情報が参照できますので、各メッセージに詳しい情報をプラスでき、きめ細かなメールが完成します。
パーソナライズされたEメールなら開封率やクリック率が上がりますので、潜在的見込み客との距離をぐんと縮めることができますよ。
#2:電話(コールツール)
営業にはEメールだけでなく電話も使われますが、その際はHubSpotのコールツールが便利です。
HubSpotに電話番号を登録しておけば、ブラウザからすぐに発信できるだけでなく、クリック一つでその記録をきちんと残しておくことができます。
もうメモを片手に営業電話をしなくて良いのです。
さらにセールスコールには優先順位が付けられるため、手ごたえのある営業活動につながるでしょう。
3.HubSpotの運用を成功させる3つのポイント
HubSpotはこれまでに多くの時間を取られていたタスクを自動化し、営業活動をスムーズにしてくれる便利なMAツールですが、MAの運用を成功させるには、次の3つのポイントを押さえておく必要があります。
- HubSpot導入の目的を明確にしておく
- HubSpotで成果を出したいポイントはしぼる
- HubSpotのサポートや運用支援を利用する
一つ一つわかりやすく解説します!
(1)HubSpot導入の目的を明確にしておく
そろそろMA導入したいなと思ったら、できるだけ利用目的を明確化しておくことが大切です。
HubSpotを始めとするMAツールは、仕事の作業効率をアップさせる機能や、潜在的見込み客から顧客へとつなげるための機能が備わっており、導入さえすれば一気に利益が上がる魔法の道具のように考えている人も少なくありません。
HubSpotはMAツールの中でも使いやすく便利なソフトですが、MAツールができることは計画を『実行』して『評価』することです。
利用目的がはっきりしておらず、まったくのノープラン状態ではMAツールの能力が生かしきれません。
Eメール作成や自動配信、Webサイト作成からサイト運用、SEOコンテンツ作成、ランディングページ作成管理などがHubSpotの得意分野ですので、それらを使ってどんなデータを集めてどんなことをしたいのかを決めておきましょう。
(2)ポイントをしぼって計画を具体化
MAツールを導入する目的が定まったら、ツールを使って次のようにさらにポイントを絞ります。
- どんな顧客がターゲットなのか
- どんなタイミングでアプローチするのか
- コミュニケーション手段はどのようにするのか
ターゲットは幅広い範囲になりますが、HubSpotを使うとそれがさらに細分化されます。
それらの中から優先順位をつけて作業するなど、工夫をすることでMAツールのよさが生かされます。
(3)HubSpotのサポートや運用支援を利用する
HubSpotの詳しい使い方や効果的な運用の仕方がわからないときには、サポートや運営支援システムを利用しましょう。
MAツールは日本に流通するようになって2年程度ですので、導入したけれども使用経験者がいない企業もまだ多いのが実情です。
でも導入するからには、ベストな運用をして成果を出したいですよね。
HubSpotについての疑問や悩みは電話・ホームページからのウェブチャット、専用フォームからのメール連絡などで受け付けています。
認定代理店のなかからHubSpotパートナーとつながってビジネスを成長させることも可能です。
運用していくうえでの疑問や悩みが煮詰まる前に、相談して解決の道を探すことをおすすめします。
まとめ
この記事では、おすすめMAツールであるHubSpotについて紹介しました。
仕事の効率化や顧客の拡大、業績をアップさせていくためにMAツールを導入する企業が増えています。
MAツールにはいくつか種類がありますが、世界シェアNo.1で日本法人もあり、完全無料で使うことができるHubSpot CRMがおすすめです。
面倒なコンタクト管理や見込み客の詳細情報取得が簡単にできるので、見込み客を育てて顧客へとシフトさせるリードナーチャネリングの流れがスムーズになります。
この記事の内容をチェックしたうえで、HubSpotのほかの機能を組み合わせて行けば、さらにビジネスの成長が期待できますよ。