「LINE広告ってどんなメリットがあるの?」
「LINE広告の仕組みはどうなっているの?」

LINEの広告が他のプラットフォームと比べてどう違うのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

オンライン上の広告と言えばクリック課金型が一般的ですが、実は動画広告が完全に表示されると料金が発生するインプレッションタイプもあるなど、利用者が広告タイプを選べるのです!

本記事では、LINE広告の特徴や配信の仕組み、利用するメリットについて紹介します。

最後に利用時の注意点も紹介するので、この記事を読めば、LINE広告を納得のいく形で運用できるようになりますよ!

LINE広告を広告代理店に運用してもらうことを検討している場合はこちらの記事を参考にしてください。

1.LINE広告とは

LINE広告とは

LINE広告とは、LINEアプリを通してユーザーに向けて広告を配信できるサービスのことです。

LINEユーザー数は2019年12月末時点で8,300万人と言われています。

そのため、LINEに広告を載せることで、大きな宣伝効果が期待できるでしょう。

2.LINE広告の3つの特徴

LINE広告の3つの特徴

LINE広告には、他のプラットフォームにはない特徴がいくつかあります。

LINE広告を利用する上で把握しておくべき特徴は以下の3つです。

  1. 圧倒的なアプローチ力
  2. 豊富な配信メニュー
  3. オンラインで申込みが可能

順に説明するので、LINE広告の特徴を把握しておきましょう。

(1)圧倒的なアプローチ力

圧倒的なアプローチ力

LINE広告の主な特徴の1つが圧倒的なアプローチ力でしょう。

マクロミル社のインターネット調査によると、LINEの利用率は81.3%でどのサービスも利用していない人が10.9%でした。

また、毎日LINEを利用しているユーザーの割合が86%です。

よって、LINEに広告を掲載すれば多くのユーザーに情報を配信できることがわかります。

性別や年齢など、ユーザー情報によってターゲティングをすることが可能なので、見込み顧客の選別にも有効です。

過去の顧客情報から、効率的に広告を載せることができます。

(2)豊富な配信メニュー

豊富な配信メニュー

LINE広告には配信メニューが多数用意されています。

LINE公式アカウントの開設を認知させるためや、友だち追加をしてもらうため、顧客を獲得するためなど企業や店舗の目的に合わせて広告を運用することが可能です。

ユーザー情報と組み合わせて、配信メニューを検討するとよいでしょう。

(3)オンラインで申し込みが可能

オンラインで申し込みが可能

運用型広告を利用するときに、オンラインでスムーズに申し込みをすることができます。

電話などコミュニケーションを取りながら手続きをするわけではないので、自分の都合によって申し込みを進めることが可能です。

少額の予算から利用することができるので、予算を決めたらお手軽に申し込み手続きを行いましょう。

3.LINE広告のおすすめ配信タイプ3選

LINE広告の3つの配信タイプ

LINEでは広告配信タイプを選択することが可能です。

広告の配信タイプは全部で9つありますが、今回は一般的に利用されることが多い3つのタイプを紹介します。

  1. Smart Channel
  2. LINE NEWS
  3. タイムライン

これら3つのタイプは利用者数が多いのが特徴です。

それぞれ順に説明するので、どのような配信スタイルなのか確認しておきましょう。

なお、LINE公式アカウントのトーク機能の使い方については、こちらの記事を参照ください。

(1)Smart Channel

Smart Channel

Smart Channelは、LINEのトークリストの最上部に表示される広告のことです。

トークリストと同じ形で表示されるので、広告を違和感なく画面上に表示させることができます。

表示された広告をクリックすると、商品やサービスのランディングページに移動する仕組みです。

トークの最上部に広告が表示されるため、多くのユーザーの目に留まるだけでなく、広告を不快に思うユーザーに対しても、効果的に商品やサービスをアピールすることができます。

ターゲット層が幅広く、少しでも多くの人に広告を見てもらいたい場合におすすめです。

(2)LINE NEWS

LINE NEWS

LINEアプリのニュース欄に表示される広告がLINE NEWSです。

LINEのニュースは、約6,800万人以上のユーザーが利用しているので、効率的に情報を発信することができます。

LINEのニュースは購入意欲が高いユーザーが閲覧している傾向があり、インフルエンサーもチェックしていることが多いです。

新商品情報などリアルタイムで発信したい情報を発信するときに使いましょう。

(3)タイムライン

タイムライン

タイムライン上でダイレクトに情報を伝えることができる広告です。

表示される広告は画面の大部分を占めるので、圧倒的な存在感を出すことができます。

タイムラインのユーザー数も6,800万人を超えており、うち4,900万人以上が1カ月に1回はタイムライン上の広告をチェックしているので、新規顧客の自社サイトへの誘導にも有効です。

特にタイムラインは女性のユーザーが多い傾向があり、10代から60代と幅広いユーザーにアプローチすることができます。

SNSでの拡散が難しい高年齢層に情報を届けたい場合など、タイムラインを利用すると効果的です。

4.LINE広告費用の2つの仕組み

LINE広告を利用するときの費用は2つの仕組みで発生します。

  1. クリック課金タイプ
  2. インプレッションタイプ

広告の配信方法や商品・サービスによって使い分けることができるので、広告の使い方に適したタイプを選択しましょう。

それでは、順に説明します。

(1)クリック課金タイプ

クリック課金タイプ

クリック課金タイプは、ユーザーが広告をクリック・タップして、設定したリンク先のページに移動したときに課金される仕組みです。

表示された広告をユーザーがクリック・タップしてはじめて課金されます。

そのため、Smart ChannelやLINE NEWSなどで広告を表示するだけでは料金は発生しません。

また、ユーザーがクリックやタップをしても、設定したページにアクセスする途中でキャンセルすれば、広告費は無料です。

広告費はある程度かかりますが、気軽に広告を見ることができるので、幅広いターゲット層に情報を発信したい場合に有効でしょう。

しかし、ターゲットの絞り込みが甘く、見込み顧客以外のユーザーにまでクリックやタップをされてしまうと、多額の費用が発生します。

そのため、ユーザーの興味を引く内容にする必要はありますが、どのユーザーに対して情報を発信するのか明確にして、必要以外のユーザーまで巻き込まないようにしてください。

(2)インプレッションタイプ

インプレッションタイプ

インプレッションタイプは、画面上の広告動画が最後まで完全に流れたときに料金が発生します。

インプレッションとは動画が最後まで視聴された状態のことを言い、インプレッションの回数によって課金される仕組みです。

動画投稿サイトのYouTubeなどで見ている動画の途中に、広告が流れてきた経験がある人は多いでしょう。

広告動画をスキップされずに、最後までユーザーから視聴されれば広告費が発生しますが、最後まで視聴されず、99%以下の視聴状態では1回のインプレッションとしては認識されません。

したがって、インプレッション配信を使えば、見込み顧客のユーザーに絞って効果的に広告を配信することができます。

なお、LINE公式アカウントの料金についての記事で解説しているので、そちらもあわせてご覧下さい。

5.LINE広告の4つのメリット

LINE広告の4つのメリット

LINE広告を使うことでいくつかのメリットがあります。

今回紹介するメリットは以下の4つです。

  1. 配信対象を指定できる
  2. 予約設定ができる
  3. LINE公式アカウントの友だち獲得につながる
  4. 顧客情報が類似したユーザーに配信できる

LINEの広告のメリットを把握して、他のプラットフォームとの違いを把握しましょう。

(1)配信対象を指定できる

配信対象を指定できる

LINE広告は配信対象の指定が可能です。

年齢や性別、地域、興味関心ごとなどのユーザー情報を参考に、配信対象をセグメントします。

セグメントしたユーザーに適した広告を表示することで、費用対効果を高めることができるようになるのです。

たとえば、商品購入履歴からユーザーの趣向を読み取り、類似する商品やサービスを紹介すれば、広告の閲覧から商品購入やサービス利用につながる可能性が高くなります。

LINE広告を使って、ユーザー情報を基に効果的に商品やサービスをアピールしていきましょう。

(2)予約設定ができる

予約設定ができる

配信画面や期間などをあらかじめ設定して配信する予約型広告を利用することができます。

リアルタイムで管理する広告が一般的ですが、LINE広告では前もって予約設定をする広告の出稿が可能です。

予約型広告には3つの配信方法があります。

  • リーチ&フリークエンシー
  • ファーストビュー
  • ブランドリフトサーベイ

それぞれの特徴は、以下の表にまとめました。

配信方法 特徴
リーチ&フリークエンシー 使用頻度が月に1回以上のタイムラインユーザーに優先的に広告を配信できる
ファーストビュー タイムラインを初めて利用するユーザーに表示される(1日1社限定)
ブランドリフトサーベイ 広告接触の有無でユーザーを分類し広告の効果を調査できる

ただ広告を配信するだけでなく、配信方法を使い分けることで目的に沿った広告運用が可能になります。

しかし、配信後の広告内容の調整ができないので、定期的に広告内容の見直して再出稿する必要があるでしょう。

(3)LINE公式アカウントの友だち獲得につながる

LINE公式アカウントの友だち獲得につながる

Cost Per Friends(CPF)というLINE公式アカウントの友だちを獲得するための広告があります。

タイムラインやLINE NEWSで配信した広告から友だち追加に誘導することが可能です。

友だちが追加されるごとに料金が発生する仕組みなので、広告費を抑えられるでしょう。

また、LINE公式アカウントの友だちの中からターゲットを絞って配信することもできます。

LINE公式アカウントの友だちを増やしつつ、ユーザー情報をセグメントできるので、LINE公式アカウントを開設して間もなく、ユーザー数を増やしたい企業や店舗におすすめです。

なお、LINE公式アカウントの作り方についての記事で解説しているので、そちらもあわせてご覧下さい。

(4)顧客情報が類似したユーザーに配信できる

顧客情報が類似したユーザーに配信できる

獲得したユーザー情報に類似したユーザーに広告を配信することも可能です。

成約率の高いユーザー情報を基にLINE内で自動検索し、未接触へのユーザーに接触することができます。

類似性が低ければ配信が無駄になる可能性がありますが、類似性が高い見込み顧客を増やすチャンスなので、配信ユーザー数が少ない場合に利用しましょう。

6.LINE広告運用時の2つの注意点

LINE広告運用時の2つの注意点

LINE広告を運用するときは、以下の2つに気をつけましょう。

  1. 掲載不可の商品やサービスがある
  2. 決められた文言や忌避事項がある

これら2つのルールを守らなければ、広告配信が停止されます。

順に説明するので、しっかり頭に入れておきましょう。

(1)掲載不可の商品やサービスがある

掲載不可の商品やサービスがある

広告の掲載が不可の商品やサービスに該当すると、配信前の審査に通りません。

たとえば、以下のような業種や商材です。

  • 宗教関連
  • ギャンブル関連
  • アダルト関連
  • タバコ
  • 医療・整体関連

他にも、該当するものがあるので、広告を掲載する前にLINE公式HPで確認しておきましょう。

(2)決められた文言や忌避事項がある

決められた文言や忌避事項がある

広告掲載をすることは可能ですが、商材によっては決められた文言や忌避事項があります。

以下の商材は注意が必要です。

  • 通販サイト
  • 古物商
  • アルコール飲料
  • コンタクトレンズ
  • 公営ギャンブル

これらは一部の商材なので、類似する商材を扱う場合は、LINE窓口に確認をとってから広告掲載を依頼しましょう。

まとめ

LINEの広告には、他のプラットフォームにないさまざまな特徴があります。

配信方法は9つありますが、特にSmart Channel、LINE NEWS、タイムラインの3つはユーザー数が多くておすすめです。

また、料金発生の仕組みが2つあるので、配信ターゲットや予算によって使い分けることが可能です。

もし、オンライン上の広告運用を検討している企業や店舗は、今回紹介したメリットや注意点を参考にして、LINE広告を利用してみてはいかがでしょうか。

なお、LINE公式アカウントの詳細の記事で解説しているので、そちらもあわせてご覧ください。

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