「メルマガで集客できると聞いたけど、どうやって始めればいいのかわからない」
「メルマガで何を発信すれば集客できるの?」
「メルマガを発信しているけど見込み顧客からの手応えがない」
メルマガを集客に活用しようと考えている多くの方が、上記のような悩みをもっているようです。
実は、メルマガは低コストで幅広いユーザー層を効率的にカバーできる強力な集客ツールです。
メルマガで効果的に集客する手法を身につけて、驚くほどの低コストで簡単に新規顧客を獲得して、しかもリピート顧客と濃いコンタクトを保ちましょう 。
デジマチェーンが、初心者がメルマガを始める方法、費用、集客に活用する方法、集客効果を測定する方法を解説します。
1.集客に使えるメルマガとは何か?
メルマガ(メールマガジン)は文字数制限がなく、画像や関連商品の紹介など、SNSでは伝え切れない魅力を存分に表現できるツールなので、強力な集客ができます 。
お客様にメールアドレスを登録してもらい、メールを定期的に発信して購読してもらいます。
自前で見込み顧客のメールアドレスを収集して発信することもできますし、ウェブ上に複数存在するメルマガ配信システム(メルマガスタンドとも呼ばれる)で読者を募集してメルマガを発行することも可能です。
現在、情報発信ツールとしてはSNSが広く使われているのをご存知でしょう。
しかし、メルマガの良いところは、文字数制限が実質ないので、一つの商品について詳しく丁寧な説明が可能なところです。
そのため、メルマガによる集客はSNSによる集客と比較しても成約率が高いと言われています。
ホームページ・ブログ・ランディングページなどへのURLリンク、画像の表示、関連商品の紹介など、メルマガを使った見込み顧客へのアプローチ手法は多岐に渡ります。
ですからメルマガは、SNSだけでは伝え切れない情報を定期的に発信することができ、より強力な集客へとつなげることができるのです。
2.メルマガの費用
メルマガは、メールが媒体なので無料で始められて、コストパフォーマンスに優れています。
メルマガの発行には、主にメルマガ配信システムを利用する場合が多いです。
配信システムを使用せずに自分で読者を募集してメールを出すこともできます。
しかし、初期段階ではメルマガ配信システムの既存の集客力を利用するのがおすすめです。
また、メールアドレスの管理に細心の注意が必要なことからも、自前での発信は最初はあまりおすすめできません。
例えば、読者のアドレスをBCCにせずに送信してしまうと、全読者のメールアドレスが公開されてしまい目も当てられません。
メルマガ配信システムの利用料はどの程度かかるのでしょうか。
さまざまなメルマガ配信システムがありますが、有料のものでは月額2000円前後~約1万円が目安です。
もちろん、無料で利用できるものもあります。
(1)無料メルマガまぐまぐの落とし穴
例えば、無料で配信できるメルマガと言えば「まぐまぐ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
まぐまぐは主に、メルマガでの集客目的ではなく、一般の読み物としてのメルマガを発行するためのサービスとなります。
単に自社の知名度アップが目的であればまぐまぐは有力な選択肢です。
しかし、まぐまぐでは集客のための詳細な分析はできないため注意してください。
配信者は読者数のみを知ることができ、読者のアドレスなどは公開されません。
集客に使うのであれば、配信者自身が読者の管理をできるシステムを利用しましょう。
具体的な成果につなげる集客に使える、おすすめの3社のメルマガ配信システムを4.メルマガ集客の始め方で挙げています。
3.集客におけるメルマガのメリットとデメリット
他の集客方法と同様に、メルマガにもメリットとデメリットがあるので、きちんと把握して集客に生かしましょう。
メルマガのメリットには以下があります。
メルマガのデメリットには以下があります。
メリット、デメリットそれぞれについて説明します。
メリット1.コストパフォーマンスが良い
メルマガの基本的な費用は、メルマガ配信システムの月額料金のみです。
利用する配信システムにもよりますが、1万人の読者に配信したとしても、5,000円程度の利用料でも可能となります。
つまりメルマガの送信コストは、1件あたり0.5円です。
直接郵便を出すダイレクトメールが1件あたり100円~200円であるのを考えると、メルマガは、破格のコストパフォーマンスと言えます。
メリット2.カバーできるターゲット層が広い
メルマガはメールアドレスさえ持っていれば購読できるので、スマホや携帯が普及した現代においてほとんどすべての人が受信可能と言えます。
SNSを利用していない方も少なくないので、SNSでは取り込めない層にアプローチできるという点もメルマガの大きな強みです。
メリット3.配信後の集客効果の分析が容易
配信されたメルマガに対する読者の対応を知ることができるため、配信後の分析により今後の改善を図ることができます。
改善を繰り返すことにより、より成約率の高い集客へつながります。
集客効果の測定については、「6.メルマガの集客効果を検証する」で説明します。
デメリット1.スパムメールと判断され受信されない
配信したメルマガは、大量送信される性質上、スパムメールとして処理されてしまい受信されないことがあります。
メルマガ配信システムでは、配信エラー率(システムによって呼び名は異なる場合があります)としてその割合を示してくれますが、配信者としては少なくしたいところです。
実績のあるメルマガ配信システムを利用すれば、その会社で培ったノウハウにより受信先の規制にかかりにくくなります。
もちろん、登録読者に受信可能ドメインの指定をお願いするのも大切です。
デメリット2.ネタ切れに陥りやすい
メルマガは、当たり前ですが毎回新しく書いていかなければなりません。
定期的に配信していこうとする場合、いわゆるネタ切れに陥りやすくなります。
読者にアンケートを取るなどして、双方向の交流が持てば、ネタ切れになるどころか話題が広がり、読者とも良い関係を築くきっかけとなるでしょう。
また日頃から、メルマガのネタを探すことを習慣づけることは重要です。
集客にブログを併用しているのであれば、ブログの記事の後日談や関連記事を書くようにすればネタ切れも防げますし、ブログの読者の増加も狙えて連動性が高まります。
4.メルマガ集客の始め方
目的にあった配信サービスを選んで登録すれば、個人であっても、企業であっても、誰でもメルマガを始めることができます。
一般的に、メルマガの登録者が多くなると月額利用料が高くなりますので、規模の大きなメルマガを作る場合は、あらかじめ費用の確認が必要です。
以下がオススメの配信サービス3社になります。
それぞれの特徴を説明します。
#1.blastmailは法人の人気が高い
blastmailは、法人のメルマガ利用シェアNo.1の大手サイトです。
月額利用料は最低2,000円から利用でき、登録メールアドレス数は3,000件からになります。
初期費用として10,000円かかりますのでご注意ください。
配信数の制限がなく、1時間あたり100万通のメルマガ配信が可能な強固なシステムで、コストパフォーマンスの高い人気システムです。
#2.配配メールは管理者の負担少ない
配配メールは、配信リストの整理や新規読者の受付や解約処理など、メルマガ運営に伴う事務作業が自動化されています。
管理者の負担を軽くすることができ、利用者からの評価の高いサービスです。
他のサポートも厚く、大手企業での導入実績も少なくありません。
月額利用料は10,000円からと割高ですが、時間と手間を節約したい方にオススメです。
こちらも初期費用が別途発生しますのでご注意ください。
#3.MailChimpは無料で機能充実
MailChimpは、アメリカ「ロケット・サイエンス・グループ」という企業が提供する、全世界で1200万人以上が利用している大手サービスです。
公式サイトや、管理画面がすべて英語なので、英語に抵抗がある方にはハードルが高いかもしれません。
しかし、初期費用、利用料が無料にも関わらずシステムが充実しているのが特徴です。
最大2,000件までメールアドレスを登録できますし、無料でステップメール機能が利用できます。
ステップメールとは、特定のタイミングを起点として、あらかじめ用意しておいたメールを決められたスケジュールで自動配信する機能です。
例えば、メルマガを登録してくれた方に、登録の3日後に新製品の資料を送信する、さらに3日後にその新製品に関するセミナーについて送信する、というふうに活用できます。
見込み顧客ごとに適切なタイミングでメールを届けることができますので、見込み顧客の育成につなげることができる機能です。
5.インスタグラムで効果的に集客する方法
ホームページ、SNS、購入時の案内などを使ってメルマガの存在をアピールして、読者を獲得しましょう 。
どんなに素晴らしいメルマガを発行しても、それだけでは集客につながりません。
読者がいて初めて集客につながりますので、「メルマガの発行」と、「読者の獲得」はセットです。
サイト上やSNSにメルマガの登録フォームを設置したり、商品の購入時にメルマガの案内を一緒に送るなどして、興味を持ってくれる方にメルマガの存在をアピールできます。
メルマガ限定の割引制度やサービスを盛り込むことで、読者の獲得つなげるのも効果的です。
SNSはコミュニケーションの取りやすいツールですので、はじめはコツコツとお客様との関係を築きましょう。
そして、十分な信頼関係ができたところでメルマガに展開するのも良いでしょう。
実店舗があれば、店内にメルマガ登録フォームへのQRコードを設置して、アクセスを促す方法も効果的です。
配配メールやblastmailは、QRコードの作成も行ってくれます。
6.メルマガの集客効果を検証する
メルマガの集客効果は、開封率とクリック率を分析して、それぞれに向上対策を立てましょう 。
メルマガで集客効果を上げていくためには、配信したメルマガの反応分析が必須です。
配信されたメルマガから成約に至るまでには、下記のそれぞれのステップと効果確認方法があります。
どのステップがネックになっているのかを数字で示し、どこを改善すれば良いかを示せるのが、メルマガ集客ならではの強みです。
ステップ | 読者アクション | 測定指標(使用するシステムによって呼び名は異なる場合あり) |
1 | 読者の受信ボックスにメールが配信される | 配信エラー率 |
2 | 読者がメールを開封する | 開封率 |
3 | メルマガ内のリンクをクリックしサイトを訪問してもらう | クリック率 |
4 | サイトから購入や問い合わせなどのアクション | リンク先の商品ページの売上数や問い合わせ数 |
#1.配信エラー率が高い
もし配信エラー率が高いようであれば、読者がメルマガを登録する際に受信可能ドメインの指定をお願いする文言を強調することが必要かもしれません。
またメルマガ配信システムによっては受信先の規制にかかりにくくなるノウハウを持っているので相談できます。
#2.開封率が低い
もし、何度メールを送っても開封しない人が配信リストの大半を占める、つまり開封率が低いなら、より確度の高い読者を集めるか、配信するメルマガの内容を大きく変える必要があるかもしれません。
または、メールタイトルに問題があり、目を引く、読みたくなるタイトルをつけることで開封率を改善できるかもしれません。
#3.クリック率が低い
クリック率が低い場合は、メール本文からホームページや商品ページへの誘導がうまくいっていないので、メルマガ本文をもっと魅力的に改善する必要があるでしょう。
思わずクリックしたくなるアンカーテキスト(リンクを埋め込んだテキスト)にするよう工夫したり、洗練された見やすいレイアウトにしたりすると改善されるかもしれません。
#4.売上が上がらない
ホームページや商品ページへは誘導できたが、購入などのアクションには至らない場合はどうでしょうか。
さらにもうひと押しで購入してくれそうなお客様には、個別で再度メールを送ることもできます。
まとめ
メルマガは非常にコストパフォーマンスが良く、低価格で始められますので、売上げでお悩みの方も、また初心者の方も試しやすい集客方法です。
特にSNSやホームページと併用することで相乗効果が期待できるでしょう。
メルマガ集客は、すぐに始められる事がメリットではありますが、日々の業務に加えてメルマガの継続的な発信・運用に取り組むには時間も労力も必要です。
コストパフォーマンスを考えると、マーケティングのノウハウが豊富な専門の事業者へ運用を代行してもらうことを検討してもいいでしょう。