「自社にセキュリティソフトを導入したいが、どのソフトがおすすめなの?」
「セキュリティソフトを選ぶ際にどのようなポイントで選べばよいのだろう?」

このように悩んでいませんか?

実はセキュリティソフトにはそれぞれ特徴があるため、自社の環境や運用体制に合わせて最適なソフトを選ぶことが重要です。

今回は、セキュリティソフトの概要や選定時の4つのポイントについて解説するとともに、おすすめセキュリティソフト4選も紹介します。

この記事を読んでそれぞれのセキュリティソフトの特徴を理解することができれば、自社にとって最適なソフトを選択でき、自社のセキュリティレベルを高めることができますよ!

1.セキュリティソフトとは

セキュリティソフトとは、ウィルス対策ソフト・アンチウィルスソフト・ワクチンソフトなどとも呼ばれ、コンピューター内に侵入したウィルスを検出し除去するためのソフトウェアです。

セキュリティソフトの主な働きは以下の通りです。

働き 詳細
検出 パターンファイルと呼ばれる判定のための定義ファイルと実際のデータを比較しウィルスを検出する
怪しい挙動が見られるプログラムを見つけウィルスと判定する
駆除 ウィルスを駆除する、もしくは感染元の隔離・削除を行う
上記の方法がとれない場合には感染元へのアクセスを遮断する

ウィルスをはじめとする外部からの攻撃は日々進化するため、セキュリティソフトも攻撃の変化に対応してパターンファイルの更新や脆弱性の修正を行う必要があります。

なるべくこまめに更新や修正を行い常に最新の状態を保つため、現在のセキュリティソフトはそのほとんどがインターネット経由で自動的にアップデートする仕組みをとっています。

企業が情報システムを扱う場合、セキュリティソフトを入れておくことは非常に重要です。

昨今のコンプライアンス重視の風潮から、セキュリティ対策を怠って顧客の情報漏えいを引き起こすようなことがあっては、企業の経営を揺るがすような大問題にも発展しかねないからです。

セキュリティソフトの概要についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

このように、セキュリティソフトはコンピュータの外部からの攻撃をおさえるためのソフトで、こまめにパターンファイルの更新や脆弱性の修正を行うことが大切です。

2.セキュリティソフト選定時の4つのポイント

次に、セキュリティソフトを選定する際に気を付けたいポイントを以下の4つに分けて説明します。

  1. マルウェア対策の性能の高さ
  2. 動作の軽さ
  3. 価格と対応台数
  4. サポート体制の充実度

順番に説明します。

ポイント1.マルウェア対策の性能の高さ

トライアル期間で使いやすさを体感する

セキュリティソフトを選定する際のポイントの1つ目に、マルウェア対策の性能の高さが挙げられます。

マルウェアは、ウィルス・スパイウェア・ワーム・トロイの木馬などの総称で、マルウェア対策はセキュリティソフトの中で一番重要な機能です。

マルウェアの検出率はAV-Comparatives・AV-TEST・MRG Effitas・SE Labsなどといった第三者機関が評価しています。

ノートン・カスペルスキー・ZEROスーパーセキュリティなどが高成績を収めています。

このように、セキュリティソフトを選定する上で重視すべきポイントの1つ目はマルウェア対策の性能の高さで、第三者機関から評価が高いのはノートン・カスペルスキー・ZEROスーパーセキュリティなどです。

ポイント2.動作の軽さ

グループウェアの2つの特徴

セキュリティソフトを選定する際のポイントの2つ目に、動作の軽さが挙げられます。

最近のパソコンはスペックが上がり、セキュリティソフトのせいで動作が遅くなるケースは少なくなってきていますが、古いパソコンやスペックの低いタブレットを利用している場合には動作の軽さも重要なポイントです。

こちらもAV-Comparatives・AV-TESTなどの第三者機関が評価しており、ESETやマカフィーが動作が軽いという評価を受けています。

このように、セキュリティソフトを選定する上で重視すべきポイントの2つ目は動作の軽さで、評価が高いのはESETやマカフィーなどです。

ポイント3.価格と対応台数

料金を比べて予算内に収める

セキュリティソフトを選定する際のポイントの3つ目に、価格と対応台数が挙げられます。

セキュリティソフトの必要性は理解できても、なるべくコストを抑えたいのが正直なところでしょう。

しかし、コストを下げることで必要な機能やサポートが削られてしまうと、せっかくのセキュリティ対策に抜け道ができてしまい、セキュリティレベルが下がってしまいます。

コストばかりを重視するのではなく、削った機能を他のソフトで補強したり、サポートがない分自社で専門的な体制を用意することができるかのバランスを見て自社に適切なソフトを判断しましょう。

また、各社のライセンス体系により1台あたりの価格が大きく変わってきますので、自社に必要な台数を安価に購入できるソフトはどれかという視点での検討も大切です。

このように、セキュリティソフトを選定する上で重視すべきポイントの3つ目は価格と対応台数で、自社の環境や体制に応じた適切なソフトを選定しましょう。

ポイント4.サポート体制の充実度

広告運用後も無料でバックアップしてくれる

セキュリティソフトを選定する際のポイントの4つ目に、サポート体制の充実度が挙げられます。

初期設定時や問題発生時にはサポート窓口に問い合わせしたいことが出てくる可能性があるため、サポート体制が充実していることも望まれます。

特に外部からの攻撃を受けた際にはすぐにでも対処を行う必要があるため、24時間365日の電話対応を受け付けてくれたり、メール返信が速いという口コミの多い企業を選ぶと安心です。

手厚いサポートを受けられるソフトの例としては、ウィルスバスタークラウド+デジタルライフサポートプレミアムオプションやESET+プレミア安心パックなどが挙げられます。

これらのサポートを選択するとその分高額になりますが、初心者やIT知識に疎い方にはおすすめです。

このように、セキュリティソフトを選定する上で重視すべきポイントの4つ目はサポート体制の充実度で、初心者やIT知識に疎い方には手厚いサポートを有するソフトをおすすめします。

3.有料ソフトと無料ソフトの違い

Twitter広告

セキュリティソフトには無料で提供されているものもありますが、有料ソフトに比べると機能面やサポート面で劣る傾向にあります。

無料ソフトの提供会社は、ソフトをインストールしたコンピューターに広告を表示させることで広告収入を得たり、無料ソフトから有料ソフトへの切り替えを促すことで収益を得る仕組みです。

広告が表示されるタイプのソフトは都度広告が表示される煩わしさがあり、有料ソフトへ切り替えられるタイプのソフトは有料版に比べて機能が限定されています。

そして、いずれの場合でも無料ソフトは有料ソフトに比べて機能面やサポート面が劣るのが一般的です。

ITに関する深い知識があり自社内での運用も徹底できる場合であれば無料のソフトをうまく組み合わせて高いセキュリティ水準を保つことは可能ですが、初心者やITに疎い方はまずは有料版を利用するのが無難です。

無料のセキュリティソフトについてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

4.おすすめセキュリティソフト4選

最後におすすめのセキュリティソフトを以下の4種類紹介します。

  1. ESET インターネットセキュリティ
  2. カスペルスキー セキュリティ
  3. ノートン360 デラックス
  4. ZERO スーパーセキュリティ

順番に説明します。

(1)スペックの低い機器なら「ESET インターネットセキュリティ」

おすすめのセキュリティソフトの1つ目は、ESET インターネットセキュリティです。

ESET インターネットセキュリティは、世界中で1億1000万人以上もの利用者数を誇るセキュリティソフトです。

多層防御機能によりマルウェアやランサムウェアに高い性能を発揮し、特に未知のウィルスに対する検出率には定評があります。

また、高性能でありながらも動作が軽く、第三者機関であるAV-Comparativesからも他社ソフトに比べて高い評価を獲得しています。

価格的には、5台3年版が非常にお買い得です。

ソフト名 ESET インターネットセキュリティ
使用期間 3年
価格 1台の場合 5,980円
5台の場合 7,880円
対応OS Windows,Mac,Android

このように、ESET インターネットセキュリティは機能の高さと動作の軽さを両立できるセキュリティソフトで、スペックの低いパソコンやタブレットをお使いの方に特におすすめです。

(2)多くのデバイスを所有するなら「カスペルスキー セキュリティ」

おすすめのセキュリティソフトの2つ目は、カスペルスキーセキュリティです。

カスペルスキーセキュリティは、第三者機関であるAV-Comparativesの性能比較テストにおいて7年連続1位を獲得した非常に性能の高いセキュリティソフトです。

また、マルウェア対策はもちろん以外でもネット決済保護機能やフィッシング対策機能でも高い評価を獲得しています。

ライセンス体系としては、本人もしくは同一世帯の家族までも無制限で使用できるプレミアライセンスがあるのが特徴的です。

ソフト名 カスペルスキーセキュリティ
使用期間 3年
価格 1台の場合 7,770円(キャンペーン期間中)
5台の場合 12,375円
プレミアライセンス 14,412円
対応OS Windows,Mac,Android,iOS

このように、カスペルスキーセキュリティは非常に性能の高いセキュリティソフトであり、同一世帯内で多くのデバイス(パソコン、タブレット、スマホなど)を所有する方に特におすすめです。

(3)高いセキュリティ水準にこだわりたいなら「ノートン360 デラックス」

おすすめのセキュリティソフトの3つ目は、ノートン360 デラックスです。

ノートン360 デラックスは、世界売上シェア1位を誇るセキュリティソフトです。

多くのユーザーから収集したデータによる評判・評価(レピュテーション)機能を始め、ネットワーク保護・ファイル保護・ふるまい検知機能などさまざまな機能において高評価を獲得しており、完成度が高いソフトと言えます。

また、ノートン製品を利用したユーザーがウィルスに感染した際にノートンの専門家がウィルスを駆除できかったら全額返金するという保証がついています。

ただし、価格面では数あるセキュリティソフトの中でも高額です。

ソフト名 ノートン360 デラックス
使用台数 3台
価格 1年の場合 6,028円
3年の場合 14,388円
対応OS Windows,Mac,Android,iOS

このように、ノートン360 デラックスはさまざま機能が高評価を獲得する完成度の高いソフトであり、価格が高くてもセキュリティ水準の高いソフトを使用したい方におすすめです。

(4)コストを抑えたいなら「ZERO スーパーセキュリティ」

おすすめのセキュリティソフトの4つ目は、ZEROスーパーセキュリティです。

ZEROスーパーセキュリティは、更新料不要であることが最大の特徴のセキュリティソフトです。

インストールした機器を利用しつづける間は、途中でOSをバージョンアップしてもずっと同一のソフトを使い続けることができます。

ただし、短期間で機器を買い替える場合にはあまりお得ではありません。

また、Bitdefender製のエンジンを使用し、マルウェア検出率も高いのが特徴です。(同一メーカーのZERO ウイルスセキュリティはさらに安価な一方で性能は低い)

ソフト名 ZERO スーパーセキュリティ
使用期間 無制限(更新料不要)
価格 1台の場合 3,780円
3台の場合 5,780円
対応OS Windows,Mac,Android,iOS

このように、ZEROスーパーセキュリティは更新料不要のセキュリティソフトで、ある程度のセキュリティ水準を保ちながらも価格を低く抑えたい人におすすめです。

まとめ

この記事では、セキュリティソフトの概要と選定時の4つのポイント、おすすめのセキュリティソフト4選について紹介しました。

セキュリティソフトはそれぞれ特徴があるため、自社の環境や運用体制に合わせて最適なソフトを選ぶことが重要です。

ぜひこの記事を読んでセキュリティソフトの特徴を理解し、自社に合う最適なソフトを選択して、自社のセキュリティレベルを高めましょう!

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