「Twitter広告の運用のやり方がわからない」
「もっと効果的なTwitter広告の運用方法を知りたい」
Twitter広告の運用担当者であれば、このような悩みを感じたことが一度はあるのではないでしょうか?
実際、広告運用には正解がないため、日々の進捗を追いかけながら誰もが広告運用の効果改善に悩まされているものです。
しかし、Twitter広告では、自社商品・サービスの認知度を高めるなど目的に合った方法をとらなければ、費用が掛かるだけでコスパが悪くなってしまいます。
Twitter広告をうまく活用することで、外部ページへの誘導やアプリのインストール、Twitterアカウントのフォロワー増加など様々な活用方法が考えられるでしょう。
しかし、運用の幅が広いからこそ、Twitter広告について正しく理解することが重要となってきます。
デジマチェーンが、Twitter広告をうまく運用していくためのやり方について紹介します。
目的に合ったTwitter広告の運用で、コスパよく運用効果を得られるようになります。
Twitter広告の出稿方法とやりがちなミスを回避する方法についての記事で説明しています。
1.Twitter広告の効果を上げるには広告タイプが重要
Twitter広告とは、その名のとおりTwitter上にて配信できる広告のことです。
今やTwitterは国内だけでも4,500万人以上ものアクティブユーザーを抱えるメディアとなりました。
利用者の年齢層も広く男女比もほぼ半々であることから、幅広いユーザー層に利用されています。
そのうえ、ターゲティング機能やクリエイティブの種類なども幅広く取り揃えられているため、運用の幅が広いのも特徴のひとつです。
実際、Twitter広告を運用しながら思うように効果をあげられていない担当者も多く存在します。
その最大の要因は、Twitter広告の特徴を十分に理解できておらず、適切に使い分けられていないからです。
Twitter広告には、以下の3種類の広告プロダクトがあります。
- プロモツイート
- プロモアカウント
- プロモトレンド
それぞれの広告プロダクトは用途が異なるため、うまく使い分けることができないと、思ったように広告効果が伸びないのです。
言い換えると、Twitter広告の運用において広告の種類を目的に応じて使い分けることは、効果を上げるために非常に有効なやり方となります。
そこで、各広告プロダクトがどのような配信に向いているか、どのように運用すべきか、それぞれ解説します。
(1)リーチを広げる効果を狙う『プロモツイート』
プロモツイートとは、通常のツイートと同じようにTwitterのタイムライン上に表示される広告のことです。
通常のタイムラインに表示される他、Twitter上での検索画面等にも表示されます。
プロモツイートの見た目は通常のツイートとほぼ変わらないため、ユーザーに対して違和感なく自然にアプローチすることができるのも特徴のひとつ。
したがって、ブランディングやコンバージョン獲得など目的を問わず幅広く活用できるため、まずはじめに設定すべき広告プロダクトともいえるでしょう。
(2)フォロワー増加効果を狙うなら『プロモアカウント』
プロモアカウントとは、Twitterページ内のおすすめユーザーの欄にあなたのTwitterアカウントを表示するアカウント形式の広告のことです。
先ほど紹介したプロモツイートがツイート単位で配信される広告であるのに対して、プロモアカウントはアカウント単位で配信される広告となっています。
フォロワーを増やすことに特化した広告であるため、新規アカウントを開設した場合やTwitter上で大きなプロモーションを行う前などに配信すると効果的でしょう。
フォロワーを増やしたあとのアクションが重要になってくるので、Twitterアカウントの運用の一環としてプロモアカウントをうまく活用しましょう。
(3)話題づくり効果を狙うなら『プロモトレンド』
プロモトレンドとは、Twitterページ内のおすすめトレンドの欄に表示される広告です。
トレンド欄に表示されたプロモトレンドをクリックすると、その内容に関するTwitter検索結果画面が表示され、その一番上に関連するプロモツイートが表示されます。
プロモトレンドは1日1社の企業アカウント限定メニューであるため、Twitterのすべてのユーザーに対して同じプロモトレンドが表示されることになります。
とにかく話題性を高めたい場合や新サービスを大々的に告知したい場合など、大きなプロモーションに向いている広告プロダクトともいえます。
またTwitter広告の種類についてさらに知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2.Twitter広告出稿やり方3つの手順
次に、Twitter広告を出稿するまでの以下の手順について解説します。
- キャンペーンを作成する
- 広告グループを作成する
- クリエイティブを作成する
初期設定はもちろん配信開始後もこの手順を繰り返すことになるので、ひとつひとつしっかり理解しましょう。
これからTwitter広告を運用される方は、実際に設定しながら進めてみてください。
(1)キャンペーンを作成する
キャンペーンでは、主に広告配信全体に関わる設定を行います。
具体的には、キャンペーンの目的、予算、キャンペーンの開始日・終了日があります。
細かい配信調整は次に紹介する広告グループで行うため、例えば1ヶ月単位で運用するための予算と期間を設定するなど、広告配信の全体管理として設定しましょう。
(2)広告グループを作成する
広告グループでは、実際にTwitter広告を配信するための設定を行います。
大きく分けて配信スケジュール、予算、入札、ターゲティングの項目があります。
ただしこの内容は必須項目ではないため、すべてを設定する必要はありません。
ターゲットを絞りたい場合や訴求によって配信ボリュームの強弱を付けたいなど、仮説や運用戦略に合わせて適宜設定・変更しましょう。
(3)クリエイティブを作成する
クリエイティブでは、実際にユーザーに訴求するための広告を作成します。
Twitterの広告として配信できるクリエイティブは、テキストや画像、動画などを組み合わせたものが合計10種類あります。
クリエイティブによってフォーマットが全く異なるため、訴求内容に合わせた適切なフォーマットを選択することが重要です。
またTwitter広告の設定の仕方についてまとめた記事もありますので、ご覧ください。
3.Twitter広告の効果を上げる5つの方法
Twitter広告では、広告プロダクトを適宜使い分けることで広告効果は大きく変わります。
しかし、プロダクトの使い分けよりも重要なのが、Twitter広告運用への取り組み方です。
取り組み方次第で費用対効果の改善が期待できます。
そこで次に、普段のTwitter広告の運用における効果改善のやり方について、以下5つを紹介します。
- キャンペーンの目的を適切に設定する
- ツイートは複数用意する
- クリエイティブを頻繁に更新する
- 共感・共有されやすいツイートを作成する
- 配信結果は毎日確認する
何度もこの内容を振り返りながら、日々の運用に取り組みましょう。
(1)キャンペーンの目的を適切に設定する
キャンペーン作成時に設定する目的は、配信内容に適したものを選択しましょう。
Twitter広告は、キャンペーンに設定する目的を以下のエンゲージメントから選択できます。
- ブランド認知度の向上(CPM)
- ツイートのエンゲージメント(CPE)
- 動画の再生数(CPV)
- フォロワー(CPF)
- ウェブサイトのクリック数とコンバージョン(CPC)
- アプリのインストール数または起動回数(CPI or CPA)
- インストリーム動画(CPV)
このように選択したエンゲージメントによって課金対象も異なるため、KPIに合わせて目的と入札設定を適切に行うことが重要となります。
例えば広くリーチしたい場合は「ブランド認知の向上」で入札単価を低く設定する、ユーザーを獲得したい場合は「アプリのインストール」で高めに入札設定するなどが挙げられるでしょう。
目的の設定だけでも広告最適化のかかり方が変わってくるうえに、予算の消化方法も異なります。
同じ商品のプロモーションでも、マーケティング戦略に合わせた目的のキャンペーンを使い分けるだけで、広告効果は大きく変わるでしょう。
(2)ツイートは3つ以上用意する
キャンペーン用のツイートは複数用意し、最低でも3つ以上作成しましょう。
複数のプロモツイートを用意しクリエイティブを作成することで、広告配信のアルゴリズムがパフォーマンスの高い広告を選びやすくなります。
なぜなら、Twitter広告は、入札単価に加えて「品質スコア」という要素がオークションでの競争力に関わっているからです。
Twitterでは、無数にある広告主からどの広告を表示させるかオークション形式によって決定しますが、この際に競争力となるのが入札単価と品質スコアです。
この品質スコアは、作成されたクリエイティブひとつひとつに付けられ、共感度や関連性、鮮度などによって決定されます。
つまり、ツイートに今話題になっているネタを取り込み、ユーザーの共感を得られるようなものであれば、品質スコアがあがりオークションに勝ちやすくなるのです。
この際、タイプの異なるツイートが3種類以上あれば、どのようなツイートがユーザーに好まれやすいか比較検証することができます。
広告パフォーマンスをあげるためにも、3種類以上のツイートを作成しましょう。
(3)クリエイティブは最低でも週1回は更新する
なるべくクリエイティブは週に1回以上は更新しましょう。
Twitterでは「いま」起きていることが話題になります。
そのため、鮮度の高いクリエイティブを用意することで、広告効果が改善する可能性が高くなるでしょう。
また、クリエイティブの作成頻度をあげることで、効果の悪いクリエイティブの配信量をおさえ、その分の予算を効果のよいクリエイティブに寄せることもできます。
運用型広告においてクリエイティブ運用は重要な要素のひとつですが、特にTwitterはその影響が大きいため、積極的に取り組みましょう。
(4)共感・共有されやすいツイートを作成する
Twitter広告を作成する際、リツイートされやすくするために共感・共有されやすいツイートを作成しましょう。
具体的には、以下のポイントをおさえておくと、リツイートされやすくなります。
- 人気テーマを扱っている
- 数字が明確である
- 特別感がある
リツイートを狙う理由は、広告として配信したツイートが他のユーザーにリツイートされた場合、リツイート先で起こったアクションには費用が発生しないからです。
つまり、リツイートされればされるほど、低コストでより多くのユーザーアクションが獲得しやすくなるのです。
もちろん、リツイートが増えることで広告主のTwitterアカウントの認知度も高まるため、Twitterアカウントそのもののパフォーマンスもアップします。
リツイートされたかどうかで費用対効果は大きく変わってくるため、共感・共有されやすいツイートを作成し、拡散されることを狙いましょう。
(5)配信結果は毎日確認する
Twitter広告は配信結果を確認しながら運用する広告であるため、進捗を毎日確認することが広告効果を改善するための最大のポイントといえます。
特に広告配信開始直後は最適化が行われていないため、想定どおりに配信が進んでいるか、予算消化が多すぎる・少なすぎることがないか、注意深くチェックしましょう。
これによって、万が一設定ミスによる広告配信事故が起こったとしても、被害を最小限にとどめることができます。
事故が起こらなくとも、毎日配信をチェックすることで後々の広告効果に大きく差が出てきます。
なぜなら、配信結果が想定していたシミュレーションと乖離していないか、効果が悪化している場合はどこに原因があるかを確認することで、改善すべきポイントが明確になるからです。
また、複数のキャンペーンやクリエイティブが設定されている場合、配信進捗を確認して効果の良いものに配信を絞っていくこともおすすめです。
Twitter広告は、日々の細かな調整が積み重なって効果が改善されていくため、こまめにチェックしましょう。
まとめ
この記事では、Twitter広告を効果的に運用するためのやり方について解説しました。
記事内でも紹介したように、Twitter広告は広告プロダクトや配信設定など、非常に多岐にわたるため、それらを適材適所に設定することが重要となります。
もちろん運用型広告という性質上、広告パフォーマンスは様々な要因で日々変化するもの。
したがって、継続して効果をあげるためには普段の運用の中での工夫が必要不可欠であり、そのためには配信結果からPDCAを回し続けることが広告運用において非常に重要になります。
特にTwitter広告の場合だとトレンドが変わりやすく、自社商品や競合他社も含めて今何が話題になっているかを把握することが、効果改善につながることでしょう。
この記事を参考にTwitter広告の効果を改善する運用のやり方を身に付け、自社商品の売上アップを目指してください!
Twitterの通常アカウントを使って集客する方法論についての記事で説明しています。