Twitterを集客に使いたいけど何から始めればいいの?
ツイッターでの集客は難しいって聞くけどどうして?
Twitterで集客するコツはずばり何?
Twitterを活用した集客、販売促進が人気ですが、うまく活用しきれずに、上記のような悩みを持つ方も多いようです。
Twitter(ツイッター)は、始める際と運用する際のハードルの低さゆえにユーザー数が多く、多くの集客を見込めるSNSです。
Twitterは日本国内でユーザー数がもっとも多いSNSで、だいたいFacebookは国内で2,800万人程度、Instagramが3,300万人程度であるのに対し、Twitterは約4,500万人です。
月間アクティブ率(実際に使用しているユーザー)が7割を超え、利用頻度が高いです。
Twitterは、手軽に、そしてダイレクトに潜在顧客や見込み顧客にアプローチできる可能性を持った強力な集客ツールと言えるでしょう。
デジタルマーケティングを支援するデジマチェーンが、Twitter集客のコスト、メリット、デメリット、効果的な使用方法について解説します。
Twitterで広告収入・収益を得る5つの方法についてまとめていますので、この記事のあとでチェックしてください。
1.なぜTwitter集客は難しいと言われているのか?
現在Twitterは、共通の趣味や仕事の業種を持つ個人のユーザーどうしが、コミュニティ内部での濃い情報をやり取りするツールの色合いが濃くなっています。
以前のような、外部からの目新しい情報を目ざとく収集するツールという色は比較的薄くなっているようです。
2011年の東日本大震災以降は、重要コミュニケーションインフラにも数えられ、既にSNSとして成熟期を迎えていることが原因でしょう。
ですから、知名度の高くない企業がいきなりTwitterに参入して短期で集客に結び付けることは正直困難です。
第1段階のコミュニティを形成するというハードルでつまずいてしまうに違いありません。
では、Twitter集客は不可能なのか?というと実はまったく正反対です。
Twitterユーザーはターゲティングが容易
共通の思考を持つユーザーグループが既に形成されているということは、見込み顧客のターゲット化が容易ということに他なりません。
「企業」単位ではなく、「個人」単位であれば、意外にコミュニティにすんなり入れますし、企業に属する裏付けがあることは、コミュニティの中でも信頼を勝ち取る有効な手段でしょう。
特にBtoB業種であればTwitter集客は効果絶大です。
自社のバックグラウンドに裏付けされた濃いつぶやきを行うことによって、驚くほど簡単にTwitter上で成約につなげることができます。
濃いターゲティングを狙えるTwitter広告
数多くあるSNS広告の中でも、Twitterはコストが低いにもかかわらず濃い見込み顧客を狙い撃ちできて高リターンが狙える領域です。
ターゲティングが最重要ファクターとなるWEB広告において、プラットフォーム内で自分の属性を明確に打ち出して活動するユーザーが多いのはTwitterの大きな魅力です。
検索アクションでユーザーを絞ってコンバージョン率を上げるGoogle広告に対し、Twitter広告はターゲットを属性で絞って広告の無駄撃ちを最低限に抑えられます。
Google広告とTwitter広告のターゲティング思想の違いをまとめると以下のようになります。
- Google広告 → ユーザーが既に行なった検索アクションで広告表示ユーザーのウォンツを絞る
- Twitter広告 → ユーザーの濃い嗜好・趣味で広告表示ユーザーのウォンツを絞る
さらに、Twitterは短いテキスト主体のSNSなので、クリエイティブ製作コストが低く済みます。
また、代表的な画像系SNSであるインスタグラムと異なり、つぶやきからの直接リンク設置が可能なので遷移率が段違いに高いのも特徴です。
この記事では、広告費がかかるTwitter広告ではなく、アカウント運用によるTwitter集客について説明しますが、Twitter広告の運用方法について説明していますのでご活用ください。
Twitter集客のメリットとデメリット
Twitterを最大限活用するためには、以下のようなメリット、デメリットの両面を知っておく必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
つぶやき連投してもノイズになりにくい | 発信する情報の情報量に140字の制限がある |
リツイートでフォロワー以外にも拡散する | 投稿が埋もれやすい |
写真や動画を投稿する必要はないので、簡単に投稿できる | 投稿回数を増やさないと見られない |
フォローされやすく、フォローを外されにくい(Instagramなどの画像系SNSと比較すると) | 同内容の宣伝投稿をし過ぎると印象が悪い |
2.Twitter集客の始め方
Twitterは、公式ウェブサイト、またはスマホアプリからアカウント登録すればすぐに始めることができます。
スマホアプリ(アンドロイド)はこちらからダウンロードできます。
iOSはこちらからダウンロードできます。
Twitterのアカウントを作るために必要な情報は「メールアドレス」か「電話番号」だけです。
登録時はユーザー名、名前、パスワードを登録すれば、簡単にアカウントを作成できます。
Twitterは1人で複数のアカウントを持てるので、個人用と会社・店舗用のアカウントを使い分けることも可能です。
会社公式アカウントとは別に、経営者個人アカウントも併設して集客する方法について、「経営者個人アカウントから発信する」で説明しています。
Twitter集客に必要な費用
Twitter集客に費用はかかりません。
Twitter広告を出稿しないかぎり、アカウント作成も投稿も無料です。
うまく活用すれば無料で投稿が拡散され、不特定多数のユーザーに見られる可能性があります。
それが集客、販売につながる投稿であれば、直接的に実績につながるのです。
つぶやく前にプロフィール設定
Twitterのアカウントを取得したらプロフィール写真を設定します。最初のつぶやきを行う前に設定しましょう。
見た目にインパクトがあり、他のアカウントと差別性のある写真を設定しましょう。
Twitterユーザーは毎日多くのツイートを受信するので、一目でその店舗や会社だとわからなければならないからです。
プロフィール設定のコツは、「プロフィールとプロフィール画像でキャラクターと目的を明確に」で詳しく説明しています。
最初のつぶやき
プロフィール設定まで済んだらさっそくツイートして情報を発信しましょう。
ビジネスアカウントですから、簡単な開設連絡と自己紹介がふさわしいでしょう。
最初のつぶやきをする際のコツは、Giveスピリットを忘れないで説明します。
フォロワーを増やすにはまずフォロー
最初のつぶやきだけでいきなりフォロワーが急増する確率は低いので、見込み顧客になってくれそうなユーザーをフォローしましょう。
最初の一人のフォロワー選び方については、「主要プレイヤーのフォロワーをフォロー」で詳しく説明します。
3.Twitterで効果的に集客する9個のコツ
Twitterで効果的に集客するためには以下について知っておく必要があります。
- 主要プレイヤーをもれなくフォロー
- 経営者個人アカウントから発信する
- Giveスピリットを忘れない
- 投稿数はやはり重要
- 最大効果を狙える時間帯に投稿する
- プロフィールでキャラクターと目的を明確に
- ハッシュタグは2つまでが基本
- 便利な無料ツールを活用する
- 動画投稿で差別化
それぞれを説明します。
主要プレイヤーのフォロワーをフォロー
まずは、自社の業界内でたくさんのフォロワーを持つ先行プレイヤーを探しましょう。
そして重要なこととして、その先行プレイヤーではなく、彼(または彼女)のツイートにいいねやリツイートをしているユーザーをフォローしましょう。
そのユーザーは自社の業界に興味があり、なおかつTwitter上でアクティブなプレイヤーです。
Twitterでは、自分をフォローしてくれたアカウントをチェックして問題なさそうであれば、フォロー返しと言って自分も相手のフォロワーになる一種の「習慣」があります。
このフォロー返しの習慣をうまく利用して、自店舗のフォロワーを増やしましょう。
Giveスピリットを忘れない
Twitter集客で重要な点は、可能な限り相手に利益を与える精神です。
いきなり精神論的な話になり、しかもビジネスにおいて不利になるような話ですが、Twitter集客を成功させるために最も重要なことはGIVEスピリットを持ち続けることにほかなりません。
もちろん集客というビジネス目標があるとしても、まずは受け手へ利益を与えましょう。
そして、見返りを求めないことです。
「自社の商品やサービスを宣伝しないと!」と考えすぎると、Twitterのコミュニティでは浮いてしまいます。
受け手にもたらす利益と言っても、クーポンや割引ではなく、自社が持っているノウハウ・知識・情報のことです。
自社商品を直接宣伝するわけじゃなくても、商品開発やプロモーションの段階で得たノウハウも人気を集めるつぶやきになりえます。
発信する情報が有益ならば、受け手はあなた(とあなたが属する会社)に対して信頼感と期待感を抱くようになるでしょう。
経営者個人アカウントから発信する
会社公式アカウントとは別に、本名・顔写真付きの個人のアカウントを公開して集客に活用している経営者も多くいます。
Twitterユーザーの中には、会社の公式アカウントというだけでフォローを敬遠するユーザー層もいますので、個人ユーザーとしてTwitterに参加するのは効果的です。
もちろん、会社アカウントでのツイートをリツイート(転送)する役割も果たせますし、経営者個人の人柄やビジネス理念を明らかにできるので幅広いユーザーからのコンタクトを期待できます。
投稿数はやはり重要
Twitterは短文の投稿が基本なので、投稿数で勝負するのが王道の手法です。
とはいえ、もちろんまったく中身のない投稿を増やしても意味がないどころか、フォローを外されかねません。
集客につながるような投稿数を増やす必要があります。
#1.なぜコンスタントな投稿が重要なのか
Twitterは投稿が時系列になっていて、他のユーザーの投稿に埋もれてしまう仕様です。
投稿作業にかかる1日当たりの負担はそれほど大きくないかもしれませんが、投稿の質を保ちながら継続するとなると大変でしょう。
多くの方は、特定の日のみ多く投稿して、それ以外の日は投稿しない、といった手法を取っています。
しかし、他のユーザーの投稿に埋もれてしまわないためには、短期間で一気に投稿数を増やすより、コンスタントに投稿することの方が重要です。
#2.1日に何回投稿すべきか?
最低でも1日1回は投稿するようにしましょう。
企業や店舗によっては1日に10回以上投稿している企業もあります。
ただしユーザーの反応を見て、明らかに投稿がスルーされているようなら投稿数を多少減らした方が良いでしょう。
例えば、インプレッション数が少なかったり、リツイート数が減少するようであれば見直しが必要かもしれません。
いくら投稿がユーザーの目に留まっても、迷惑に思われたら本末転倒です。
ユーザーの目に投稿が触れて、興味や親近感を持ってもらうこと、そこから集客につなげることが目的です。
最大効果を狙える時間帯に投稿する
Twitterによる集客は、潜在顧客や見込み顧客がTwitterを使用しているリアルタイムの時間で投稿しなければ効果が上がりません。
Twitterはユーザー数、一人あたりの投稿回数ともに多く、投稿が埋もれやすいからです。
潜在顧客や見込み顧客がTwitterを実際に使用している時間に投稿することで、投稿が埋もれてしまう前にユーザーの目に触れる確率が高くなります。
ピンポイントでユーザーの見ているタイミングを狙いましょう。
その時間帯を見極めるのに役に立つ2つの統計がこちらにありましたので説明します。
#1.投稿に適している時間帯は?
Twitter投稿作業の狙い目は11時~12時ごろ、14時~16時ごろ、20時~21時ごろになります。
以下のグラフは、平日のツイート数の時間別推移です。
引用元 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000022240.html
このグラフから、1日のうち最もツイート数・投稿人数が増加するのは21時台であることがわかります。
2番目のグラフは、平日のリツイート数の時間別推移です。
引用元 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000022240.html
このグラフから、5時・11時・15時・20時のツイートが最もリツイートされる可能性が高いことが分かります。
この時間帯は、どちらかというとTwitterを受動的に見ているユーザーが多いのでしょう。
ですから、具体的には11時~12時ごろ、14時~16時ごろ、20時~21時ごろが投稿作業の狙い目です。
もちろんこの時間帯を狙って投稿している企業は多いのでその分競争率は高いと言えます。
しかし、Twitterは時系列で投稿が表示されるので、時間帯をずらして投稿するメリットは薄いです。
ユーザーがTwitterを見ているタイミングに投稿するのがベストです。
プロフィールとプロフィール画像でキャラクターと目的を明確に
プロフィールで重要なのは以下のように、信頼性・方針・親しみやすさの3点です。
- 信頼性
自身の所属会社、どんなサービス・商品を提供しているのかを明確に記載しましょう。
実績を示す部分には必ず「数字」を入れてください。数字は目に留まりやすくインパクトも大きいです。
- アカウントの方針
このアカウントが読者に何を与えられるのか明確にしましょう。 - 愛嬌と親しみやすさ
趣味・出身地・年代・居住地域・欠かせない習慣・好きな食べ物・経歴など、一見ビジネスに関係ない情報を盛り込みましょう。出身地が同じで年代が同じと言うだけで一体感や親近感が湧くものです。
また、Twitterユーザーは、プロフィール画像でそのアカウントを記憶していることが多いです。
キャラクターが印象づくような画像を設定しましょう。
ハッシュタグは2つまでが基本
ハッシュタグは、その投稿の種類やカテゴリーを表すキーワードで、「#キーワード 」で投稿内に記載します。
多くのTwitterユーザーは、一般的なワード検索による検索結果は幅広すぎると感じ、ハッシュタグによる検索を多用します。
ですから、ハッシュタグのないツイートよりもハッシュタグのあるツイートの方が、エンゲージメント率が2倍近くに上がると言われるほどの効果があります。
ただし気をつけたいのは、ハッシュタグを3つ以上含めると自己顕示欲の強すぎる、ウザい投稿と見られ逆効果ともいわれています。
複数のキーワードを設定する場合、半角、もしくは全角のスペースで間隔を空けます。
ハッシュタグは検索数の多そうなキーワードで設定する必要があります。
しかし、人気すぎる(検索数が多すぎる)キーワードでは、投稿数も多いため投稿がタイムラインの下の方に埋もれてしまいがちです。
なるべく検索数がそこそこに多くて、なおかつ投稿数が多すぎないハッシュタグを選びましょう。
Twitterの高度な検索機能を使うと、特定の期間に、特定のハッシュタグでどれくらい投稿されているのか、どのような投稿がされているのか調べることができます。
便利な無料ツールSocialDogを活用する
SocialDogという無料ツールを活用して、効率的に投稿作業、投稿作業に必要な情報収集、フォロワー分析を行いましょう。
SocialDogには以下のような代表的な機能があります。
- ツイートの予約投稿
- フォロワー数の推移分析
- 指定キーワードが含まれるつぶやきの取得
- 見込み客となり得るユーザーを自動フォロー
- フォロワーの反応率が最も高い曜日・時間帯の分析
さまざまな機能が追加される有料プランも月額980円からと高くありませんので、14日間の無料トライアルをお試しください。
動画投稿で差別化
ビジネス系アカウントでは、まだまだ文章での投稿が多いTwitterなので、ビジネスに関連する動画の投稿をすると競合のツイートと差別化できます。
特に、インスタグラムを活用するほどは「映えない」と思われている業界のちょっとした光景の動画は思わずバズるケースも多いです。
例えば、製造業スタッフのちょっとした職人技や、新製品の動きを示すショート動画はリツイートされやすいですし、つぶやき検索にも引っかかりやすく、企業ブランディングにも効いてきます。
4.Twitterでよく用いられる用語
Twitter集客でよく用いられる指標は以下です。
それぞれ説明します。
フォロワー数
フォロワー数とは、自分のアカウントをフォロー登録している人の数です。
Twitterでは、基本的にフォロワー全員に投稿が見える仕組みになっているため、フォロワーの数が多ければ多いほど、そこから集客につながる可能性が高くなります。
もちろん、単純にフォロワー数と集客数が比例するわけではなく、フォロワーの量、質ともに重要です。
インプレッション数
インプレッション数はユーザーがツイート(投稿)を見た数です。
ツイートごとにインプレッション数が表示されます。
リツイート数
リツイート数はユーザーがツイート(投稿)をリツイート(拡散)した数です。
RT数と表示されることもあります。
ツイートごとにリツイート数が表示されるので、拡散力の高い投稿の種類を見極めることが可能です。
リンククリック数
リンククリック数は、ツイート(投稿)内のリンクURLをクリックした人の数です。
プロフィールクリック数
プロフィールクリック数は、ツイート(投稿)から投稿者のプロフィールをクリックした人の数です。
プロフィール欄にはサイトURLや集客に直接つながるリンクを貼ることができます。
そのため、プロフィールクリック数が伸びると集客につながりやすいです。
まとめ
Twitterは集客に効果的なツールで、なおかつ拡散されて爆発的な威力を発揮してくれます。
普段の投稿や集客の仕組みを見直すことは重要なのですが、焦らずに長期的に運用していくこともTwitter運用のコツです。
日々投稿していればタイミングがうまくマッチしてバズったり(話題が広がったり)、そうでなくても徐々に効果を発揮してくるものです。
Twitter集客は、手軽にほぼコスト0で始められる事がメリットですが、日々の業務に加えてTwitterの継続的な発信・運用に取り組むには時間も労力も必要です。
事業全体のコストパフォーマンスを考えると、Twitterマーケティングのノウハウが豊富な専門家へ運用を代行してもらうことを検討してもいいでしょう。